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カテゴリー「2010年」の検索結果は以下のとおりです。

映画「インセプション」感想

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映画「インセプション」観に行ってきました。
レオナルド・ディカプリオ主演のSFアクション作品。

この映画の冒頭はいきなりわけの分からないストーリー進行から始まります。
実は冒頭部分の話の繋がりは物語終盤付近で明らかとなるのですが、序盤はあえて観客に何も分からせないまま、次のシーンへと向かいます。
そこでいよいよ主人公コブが生業としている、人が見る夢(潜在意識)の奥深くに入り込んでアイディアを盗む、一種の産業スパイまがいの駆け引きと抗争が展開されます。
この場面が、映画の宣伝などでもよく使われていた部分なのですが、実はこの一連のシーン、映画全体から見たら5分の1程度もあるかどうかの長さしかないんですよね。
しかもそのミッションにしてからが、渡辺謙が扮する依頼主サイトーが主人公に課した試験のようなもので、試験に合格した後にやってくる次の依頼こそが本当の目的となるわけです。

サイトーの真の依頼内容。
それは、サイトーのライバル企業の御曹司ロバートに「自分で父親の会社を潰す」というアイディアを植えつけること。
この「植えつける」という行為が作中では「インセプション」と呼ばれており、これが映画のタイトルにもなっているわけです。
映画の宣伝を素直に信じて映画を観ると、ここで早くも「おや?」「おお!」となってしまうところですね。

依頼内容が「アイディアを盗む」よりもはるかに至難の業であることから、主人公は様々な特技を持つ仲間を集め始めるのですが、その過程で主人公の前にしばしば現れ、仕事を妨害する主人公の妻モルの問題が浮上します。
実は主人公の本当の妻はとある理由ですでに死んでおり、夢の中に出てくるモルは、妻の死に深刻な罪悪感を抱いた主人公が生み出した偽りの存在だったりします。
何故主人公が妻の死に対して罪悪感を抱いているのか?
これも物語終盤で明らかとなるのですが、これを見ていく過程も真相もなかなか面白かったですね。
ちなみに、主人公が妻と子供を愛し、かつ妻の死について葛藤と罪悪感を抱くというパターンは、「インセプション」と同じくレオナルド・ディカプリオが主演していた映画「シャッターアイランド」にも全く同じものが存在します。
その葛藤と罪悪感の内容と真相は当然ながら全く異なるのですが、この「妻と子供を巡る主人公の葛藤」って、最近のレオナルド・ディカプリオ作品があえて狙っているテーマなのでしょうか?

この映画、CGメインで頭脳戦ばかり強調していたような宣伝に反して、ハリウッド映画のスタンダードである派手なアクションシーンも少なからず存在しますし、ミステリー的な謎の解明と手に汗握る緊張感も相まって、なかなか秀逸な出来に仕上がっています。
映画「タイタニック」以降、レオナルド・ディカプリオ作品は「泣かず飛ばず」「どうもパッとしない」的な印象が多々ありましたし、私が以前に観た「ワールド・オブ・ライズ」「シャッターアイランド」も今ひとつな出来というのが感想だったのですが、「インセプション」はそのネガティブなイメージと評価を見事に覆した作品と言えるのではないでしょうか。
映画「インセプション」は、洋画部門における今年度最優秀候補作品として数えられることになりそうですね。

映画「エアベンダー」感想

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映画「エアベンダー」観に行ってきました。
中国的な世界観を舞台にした冒険アクション物。
この映画、元々は「Avatar:The Last Airbender」という名前のTVアニメ作品だったのですが、実写映画化する際、ジェームズ・キャメロン監督製作映画「アバター」が先に公開されたために「The Last Airbender」に作品名が改名されたという経緯があります。

映画「エアベンダー」の世界には、少林寺拳法を想起させる構えと踊りで気・水・土・火それぞれの力を操る「ベンダー」という存在がいます。
そして、4つの力全てを操る能力を持つものは特に「アバター」と呼ばれ、何度も転生を繰り返す上、精霊と会話し、世界を調和する「唯一の」存在であるとされています。
これから分かるように、作品的に重要な位置付けになっているのはあくまでも「アバター」の方で、「エアベンダー」というのは単に「気の力を操るベンダー」という意味しか持ち合わせていません。
作中では主人公を除き絶滅状態で文字通り「ラスト」な存在になってしまっている「気(エア)」は除外するにしても、「ベンダー」ならば作中には水・土・火の力を操る者がたくさん存在しているわけですし、「気」単体にはことさら他の力を圧倒できるだけの要素が特に秘められているわけでもないのです。
にもかかわらず、変に名前が他作品とかぶってしまったために、サブ的な位置付けに過ぎない「エアベンダー」を作品名として強調しなければならなくなったわけで、作品的には何とも不幸な話ですね(T_T)。

気・水・土・火それぞれの力を操るベンダー達の構えと踊りの描写は、少林寺拳法のそれがすぐさま連想されるようなシロモノ。
力が発動される描写も相まって確かに派手といえば派手ではあるのですが、ハリウッド映画的なスピード感&迫力という点では今ひとつでしたね。
まあ、ある意味スローモーションで流暢な動きを売りにしているような中国系の描写に、ハリウッド映画的なものを要求するのは酷なのかもしれませんが。

ストーリーは、100年前に突然アバターがいなくなった混乱に乗じて好き勝手やりはじめた火の国の侵略行為を、アバターである主人公の力を使って撃退するというもの。
実はその「100年前のアバター」というのはまさに主人公自身のことで、主人公はアバターの責務に耐えられなくなって逃亡し、自らを氷で固めて100年以上もの眠りについていたという設定だったりします。
そのせいで火の国の侵略行為が始まり、世界が混乱することになったわけですから、作中の世界的な混乱はまさに主人公のせいである、という論理も実は成り立ってしまうんですよね。
実際、そのせいで主人公の師匠的な人物も敵に殺される非業な結末を迎えたりしているわけですし。

物語後半の城塞戦はどことなく映画「ロード・オブ・ザ・リング」のそれを髣髴とさせるものがありましたね。
あれを中国的な建造物に変更し、かつ少林寺拳法を導入した感じ。
ラストは火の国の王が自分の娘に時間稼ぎを命じるところで終わっており、明らかに続編が作られることを前提にしています。

Wikipediaで調べてみた限りでは、どうもこの作品は3部作構成のようなのですが、この不況のご時世にちゃんと続編が製作できるのか、不安に駆られるところはありますね。
何しろ映画「エアベンダー」は、前評の高い映画「借りぐらしのアリエッティ」と同日の公開なわけですし、他にも「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」「トイストーリー3」といった人気映画を相手取って客の争奪戦を勝ち抜かなければならない立場です。
作品の出来を見ても、何とも間の悪い時期に公開された映画、という感は正直言って拭えませんね。

映画「プレデターズ」感想

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映画「プレデターズ」観に行ってきました。
過去2作品が製作された「プレデター」シリーズの続編。
作品の性格上、当然のように残虐シーンが存在するため、この映画はPG-12指定されています。
こちらも「踊る大捜査線」シリーズと同様に知名度の高いシリーズかつ初日ということもあってか、スクリーン内は満席状態でした。

作中では、南米グアテマラで「プレデターと戦い、ただ一人生還した特殊部隊の男」のエピソードが語られています。
これは1987年公開映画「プレデター」に繋がるもので、シリーズを通しで観ている人は過去作との連続性を確認することができます。
ただ、過去のシリーズ作品である「プレデター」「プレデター2」は、公開日時が古いこともあって私は観たことがないんですよね。
私が「プレデター」の存在を知ったのは、「プレデター」の派生作品である「エイリアンVSプレデター(AVP)」シリーズで、こちらは過去2作品共に観ています。
ちなみに「エイリアンVSプレデター」と今作品は全く無関係。

ストーリーは、世界各国から選ばれたプロの軍人やヤクザ・死刑囚達が、地球とは異なる惑星に謎の閃光によって飛ばされ、プレデター達と戦っていくというもの。
アメリカではお約束なのか、刀を振るってプレデターと戦う日本人もいたりします。
プレデター達の武装や特徴については「プレデター」「エイリアンVSプレデター」いずれかのシリーズを観ていれば事前に分かるので、「未知の恐怖」というのはあまり感じられませんでしたね。
まあこれはシリーズ作品の宿命なのでしょうけど。

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」感想

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映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」観に行ってきました。
1911年のフランスを舞台にした作品。
作中に微妙な入浴シーンがあるためか、この作品はPG-12(12歳未満は親または保護者同伴必須)指定されています。

この作品は、双子の妹を救うべく奮闘する、破天荒で型破りな性格の持ち主である女性ジャーナリスト・アデルの物語となります。
妹の名前はアガット。
姉とのテニスの試合中にボールが頭にぶつかり、その際にアデルから借りていた髪留めが外れて後頭部から額まで貫通し、以来5年近くも植物人間と化したという設定です。

全体的にはアクションよりもコメディ色が強いストーリー進行。
特にアデルが物語の重要な鍵を握っている教授を収監されている刑務所から救うべく、色々な変装を行って何度も刑務所に潜入しては失敗を繰り返すシーンは、なりふり構わぬアデルの性格とコメディタッチなノリが上手く融合していましたね。
……刑務所の人間も、アデルが同じ日に同じ手段を何度も繰り返している段階で、いちいち中に潜入を許していないで少しは門前で変装について疑えよと(苦笑)。

そして物語の最後に、アデルはとある船に乗り込むのですが、その船というのが「誰もが知っている【悲劇で有名な】あの豪華客船」。タイタニック号。
序盤でアデルにしてやられた悪役達が港で「良い旅を」などと皮肉をつぶやいたところで終わっているところから考えても、この作品、続編を匂わせるものがありますね。
次があるとしたら一体どんな物語になるのか、少々気になるところではあります。

映画「ザ・ウォーカー」感想

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映画「ザ・ウォーカー」観に行ってきました。
北斗の拳のごとき秩序なき滅亡後の世界を舞台に、1冊の本を西へ運ぶ男の物語。
テーマが複雑なためか、流血はないものの残虐シーンがあるためか、この映画はPG-12指定されています。

世界が滅びたのは、戦争中に空に大きな穴が開き、大量の紫外線が降り注いで地表にあるもの全てが焼き尽くされたため、という設定。
一昔前ならば核の応酬で、ということになったのでしょうけど、そこは現在の環境問題とリンクさせたのでしょうか。
長いこと荒廃した時代が続いているためか、作中に登場する人間の大多数は文字も読めなくなっているようで、「文字が読める」というだけで重要な人材扱いされています。

本の正体は「大多数の日本人には馴染みがないけど誰もが知っている」有名な書。聖書。
戦争の原因とされ、その1冊を除いて全て処分された本、という設定となっています。
物語中盤頃に、主人公の発言内容からその正体と中身が明らかになります。
あの世界における一般庶民の識字率および教養レベルであれば、確かに使い方次第で世界の命運を握れる本とは言えますね。

ちなみに男の最終到達地はアメリカ本土西部。カリフォルニア州。
こちらも「そこそこには名の知れた有名な場所」ですね。アルカトラズ島。

映画「アイアンマン2」感想

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映画「アイアンマン2」観に行ってきました。
同名のアメコミ実写映画化作品シリーズ第二弾で、前作から半年後が舞台。

前作もそうでしたが、主人公トニー・スタークの自宅で展開されている人工AIや空間3D投影などといった超先進技術は凄いの一言に尽きますね。
作中で、他の国や企業がアイアンマンを製作するには5~10年はかかる、という主人公の発言がありましたが、あの自宅の描写を見ればそれも頷けるというもの。

それに対し、一応主人公トニー・スタークが経営するスターク社のライバル企業という設定らしいハマー社の実態は、それと比較してもあまりに悲惨としか言いようがありません。
アイアンマンに対抗するための兵器を製造している工場は、現代でも普通に見られるようなパソコン端末でシステム管理されている上に、「アイアンマンもどき」を製造するために牢獄から脱獄させたトニー・スタークの敵であるイワン・ヴァンコに、いともあっさりとセキュリティを破られている始末。
ライバル社がこの惨状ではスターク社の経営は安泰もいいところで、あまりに桁外れな両者の技術格差は悲劇を通り越して喜劇的とすら言えるほど。
あの映画の世界では、スターク社に技術的に対抗しえるだけの企業は世界中どこを探しても存在しえないようです(T_T)。

まあその割には、企業の後ろ盾もない個人の技術者があっさりと「アイアンマンもどき」を造れてしまったりしていますし、そもそも「アイアンマン」自体がトニー・スタークひとりで造ったようなものでしたけど(苦笑)。
ひとりの天才の前には国や企業の存在意義など儚いものだ、という気分を味わいたい方は、「アイアンマン」シリーズはオススメな映画と言えそうですね。

映画「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」感想

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映画「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」観に行ってきました。
時間を巻き戻す禁断の秘宝「時間の砂」を巡る物語。

作品世界の舞台は一応ペルシャとはなっているものの、アケメネス朝なのかパルティア王国&ササン朝なのか、はたまたイスラム教系のアッバース朝なのかは作中の描写からは全く読み取ることができません。
また一方では「ハッサンシンの城」という、明らかに11世紀末期以降の十字軍時代に恐れられた暗殺者集団の根城が登場していることなどを考えると、作品世界の歴史考証は相当なまでにデタラメなレベルと言って良いでしょう。

それと、あの終盤付近のラスボス、あの時点ではすでに邪魔者は完全に消え去っている状態だったのですから、わざわざ「時間の砂」にこだわる必要はなかったのではないかと思うのですが。
主人公が「時間の砂」を使うのを止める、というのであればともかく、何か必死になって自身で時間を巻き戻そうとしていましたし。

しかし、貧民街出身の主人公が街中を逃げ回る際に披露していた曲芸を想起させるアクションシーンと、冒頭シーンのモノローグがラストシーンに繋がる演出はなかなか上手かったですね。
まあ駄作ではない出来の映画ではあろうと思います。

映画「パリより愛をこめて」感想

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映画「パリより愛をこめて」観に行ってきました。
題名通り、フランスのパリを舞台にしたアクション物。
アクションシーンで流血シーンが複数回登場するためか、「ウルフマン」と同じくR-15指定されています。

アメリカの駐フランス大使館員で特殊部隊の隊員志願というエリート官僚が、スキンヘッドのプロ特殊工作員に振り回されながら進行するストーリー。
主人公はナンバープレートの取替えや盗聴器の設置といった工作の実績はあるものの直接人を殺した経験はなく、スキンヘッドの工作員と行動を共にする過程でそのような事態を初体験することになります。いわば「ペーペーの特殊工作員見習い」といったところでしょうか。
95分という短い上映時間でありながら、主にスキンヘッド工作員が中心になって繰り出すスピーディなアクションシーンとストーリー進行は良く出来たものでした。

ただこの映画、熊本では「シネプレックス熊本」というシネコンでしか上映されていなかったので、わざわざそこまで足を運ばなければならなかったのが玉に傷でしたね(T_T)。
個人的にはもう少し高い評価を受けても良い映画だったと思うのですが、世間一般的には「マイナー映画」と見做されていたということなのでしょうか。

映画「グリーン・ゾーン」感想

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映画「グリーン・ゾーン」観に行ってきました。
2003年に勃発したイラク戦争における大量破壊兵器の捜索を巡る物語。

全体的には、当時のアメリカ側が大義名分として掲げていた「大量破壊兵器の破棄」という「正義」を糾弾するスタンスで、主人公は開戦要因の真相を暴く立場になります。
作中では、アメリカ軍の占領に対してイラク人が反感を抱き、「イラクの統治はイラク人がやる」「嫌なら出て行け!」などといった反米ナショナリズム的なスローガンを、イラクの傀儡政権とアメリカ政府の高官に対して声高に叫ぶシーンもありました。
作中のイラク軍関係者達は「大量破壊兵器はなかった」と堂々と公言していましたし、作中の登場人物全てがその発言が事実であることを前提に動いていたところから見ても、相当なまでにイラク寄りなスタンスで描かれている映画、という感じでしたね。

「グリーン・ゾーン」は、エンターテイメントの部分もおろそかにはなっておらず、盛り上げるところではきちんと盛り上げていましたが、やはり舞台が舞台ということもあってか、結構政治色が強い映画ではありましたね。
個人的にはその手の映画は嫌いではないのですが、人によって好みが分かれるところかもしれません。

ただ、創竜伝13巻および薬師寺シリーズ7巻であれほどまでにアメリカのイラク戦争遂行および大量破壊兵器疑惑に対し、ストレス解消も兼ねた反米批判を声高に叫びまくっていらっしゃった田中芳樹御大には、是非ともオススメしたい一品であるとこれは確実に断言できます(苦笑)。
ハリウッド映画に関する認識が「インディペンデンス・ディ」辺りで確実に止まっている上、その一作だけを根拠に「アメリカ人のセンス」とやらを揶揄していた田中芳樹は、こういう映画の存在を果たして受け入れられるのでしょうか(爆)。

映画「ウルフマン」感想

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映画「ウルフマン」観に行ってきました。
19世紀末のイギリスを舞台にした、狼男を巡る悲恋の物語。R-15指定を受けているだけあって「血や肉片が飛び散る」残虐シーンが多々あります。

また、作中で登場する狼男は、顔も歩き方も狼というよりはキング・コングを彷彿とさせるものがありました。
変身シーンや長い爪、素早い動きなどは確かに狼男なのですが、ロンドンで暴れ回っていた際の走り方と、ラスト付近で映し出されていた顔面アップの表情がキング・コングそのものだったんですよね。
変身後の顔も、あまり「狼」がイメージできるようなものではありませんでしたし。

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