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カテゴリー「映画ニュース」の検索結果は以下のとおりです。

映画「47RONIN」の監督が制作費用の掛け過ぎで降板

キアヌ・リーブス主演の映画「47RONIN」で、製作費用の掛かり過ぎが原因から監督が降板させられてしまったそうです。
製作費は既に2億2500万ドルにも上っており、映画会社が危機感を持ったとのこと↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0046168
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] キアヌ・リーヴス主演で「忠臣蔵」をハリウッドリメイクした映画『47RONIN』の編集作業から、お金を掛けすぎたとしてカール・リンシュ監督が外されてしまったことがわかった。TheWrap.comが報じている。
>
>  関係者によると、3Dで製作されている
『47RONIN』の費用はすでに2億2,500万ドル(約180億円)まで膨れ上がっており、そのことに危機感を持った映画会社ユニバーサル・ピクチャーズが、本作が長編映画デビューとなるリンシュ監督を編集作業から外したとのこと。現在は編集作業のかじを、ユニバーサルの社長であるドナ・ラングリーが取っているようだ。
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>  本作は1週間ほど前に、キアヌにクローズアップしたシーンの追加撮影をロンドンで終えたばかり。同関係者はプロダクションの進行具合を「悪夢のようだ」と語っているという。
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>  
もともと全米公開は今年11月の予定だったが、4月にはVFXに思わぬ時間がかかったことを理由に公開日を2013年2月に延期。さらに8月には、再撮影とVFXの調整を理由に2013年12月に再び延期している。本作には主演のキアヌのほか、柴咲コウ、赤西仁、真田広之、浅野忠信、菊地凛子といった日本の俳優陣が多数出演している。(編集部・市川遥)

気合を入れて映画製作にかかるのは良いとしても、遅延が続いて費用もかさむのでは問題ですね。
2億ドル以上もの製作費用というのは、映画でもちょっとやそっとの大ヒットでは回収できないというレベルの巨額です。
2012年4月に日本で公開された映画「ジョン・カーター」などは、製作費2億5000万ドルに販促費が加わって総計3億5000万ドルものカネがつぎ込まれた影響もあってか、北米以外ではそれなりのヒットだったにもかかわらず「赤字映画」になると報じられる始末でしたし。
「47RONIN」の製作費用が現時点で2億2500億ドルに到達するということは、最終的には「ジョン・カーター」のそれをすら上回る可能性が充分にありえることをも意味するわけです。
映画の内容が内容だけに、日本以外で受けるかどうかも微妙なところですし、そりゃ映画製作会社が危機感をつのらせるのも理解できようというものです。
映画の公開が遅れたからと言って出来が良くなるとは限らないどころか、むしろ逆に悪くなる危険性すらあるわけですし。
ちなみに「47RONIN」は、日本では2011年の10月頃から映画館などで宣伝が行われているのですが、公開が延期に延期を重ねた挙句に、今ではいつのまにやら2013年12月に全米公開となっているようで。
日米同時公開とか日本先行上映とか言ったサプライズでもない限り、洋画の日本公開はアメリカよりも数ヶ月単位で遅れるのが常なのですから、実際には2013年内に日本公開が実現するのか否かすら微妙な情勢ですね。
公開スケジュールも映画の内容も本当に大丈夫なのかと、懸念のひとつも抱きたくなってくるところなのですが……。

映画館のCMで記者会見の映像が何度も流れていた当時は結構期待できるものがあっただけに、優秀な出来で無事に日本公開を果たしてもらいたいのですけどね。

映画「イノセンス・オブ・ムスリム」の出演者が製作者を提訴

イスラム諸国で反米暴動が頻発する発端となった映画「イノセンス・オブ・ムスリム」に出演していた女優が、制作者に対し損害賠償を求める訴訟を起こしたようですね。
映画の内容を詐称して映画出演させたことで精神的苦痛を受けたからなのだそうで↓

http://megalodon.jp/2012-0920-1908-32/sankei.jp.msn.com/world/news/120920/mds12092011460001-n1.htm
>   イスラム教預言者ムハンマドの侮辱映像に出演した女優シンディ・ガルシアさんが19日、制作者に古代エジプトの冒険映画だとだまされて出演し、精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求める訴えをロサンゼルス郡地裁に起こした。
>
>  動画投稿サイトに掲載された映像を閲覧できなくするよう要請したのに拒否したとして、同サイトを運営するグーグルにも損害賠償を求めた。それぞれ具体的な損害額は明示していない。
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>  訴状によると、ガルシアさんは制作者による役者募集の広告に応じて出演。使われた台本にはムハンマドを侮辱する内容はなかった。
映像には出演者のせりふを撮影後の編集で入れ替えた形跡がはっきりと残っている。映像が注目を集めるようになった後、ガルシアさんには「殺害する」との複数のメッセージが届いたといい、女優としての名誉を傷つけられたと訴えている。(共同)

映画「イノセンス・オブ・ムスリム」の出演者達が偽りの映画内容に基づいて撮影に臨んでいた、という話は以前にもありましたが、とうとう来るべきものが来たという感じですね。
「イノセンス・オブ・ムスリム」に出演した俳優さん達は、結果的に芸歴に傷をつける羽目となってしまったわけですし、元々訴訟大国であるアメリカで被害者達が泣き寝入りするはずもなかったのですが。
制作者は製作者で、セリフにわざわざ手を加えていたりする辺り、最初から確信犯で反イスラム教な映画を作ったのか明々白々なわけですし
利益を度外視し、訴えられるリスクを犯してまで、そんな映画を作らなければならないものなのかと。
宗教的なイデオロギーに基づく動機なのでしょうが、日本人的には何とも異様な映画製作の実態ではあります。
ここまで話題になると、逆に見てみたい気もしないではないのですが、日本ではやはり無理な話なのでしょうねぇ(T_T)。

ハリウッド映画版「ゴジラ」がまたしても制作されることが決定

ハリウッドで日本映画の「ゴジラ」がまたもや制作されることになったようですね。
しかも今度は3Dにまでなるのだとか。

http://www.cinematoday.jp/page/N0046041
>  [シネマトゥデイ芸能ニュース] 7月12日から15日までカリフォルニア州サンディエゴにて開催されていたコミコンで、告知なしに予告編を紹介し話題となったハリウッド版映画『ゴジラ』が3Dで制作されることが明らかになった。全米公開日も、2014年5月16日に決定し、制作が本格始動しているという。
>
>  今回のハリウッド版『ゴジラ』でメガホンを取るのは、『モンスターズ/地球外生命体』を手掛けたギャレス・エドワーズ監督。ハリウッド版『ゴジラ』には、1998年にローランド・エメリッヒ監督が手掛けた映画『GODZILLA ゴジラ』があるが、こちらは「ゴジラがまるでイグアナのよう」と不評を買うことに。エドワーズ監督は、コミコンで制作を発表した際、「(ゴジラによるパニックが)実際に起きたらどうなるか、現実的に描きたい」と語っており、その手腕に注目が集まっていた。
>
>  Hollywood Reporterによると、今回、共同で映画を製作するワーナー・ブラザーズとレジェンダリー・エンターテインメントは、
「キャラクターを原点回帰させ、リアリティーのあるアクション映画にする」とコメントを発表。さらに、「3Dカメラを使って撮影するのか、撮影後に3D変換をするのかはいまだ決定していない」と補足した上で、3D映画とする予定であることを明かした。果たして今度の“ゴジラ”は日本人も納得するものとなるのか? 完成を待ちたい。(編集部・島村幸恵)

1998年公開映画「GODZILLA」における酷評の嵐で、ハリウッドは懲りていたのではなかったのですかねぇ(苦笑)。
「GODZILLA」の内容そのものはそこまで悪いものではなかったのに、「ゴジラ」を名乗ったのが災いして酷評を受ける羽目になったのですし。
あの映画は、ハリウッドで怪獣映画が製作されにくくなった遠因にまでなっていたりするのですが、そこまでして「ゴジラ」にこだわらなければならない理由が、ハリウッドにはあったりするのでしょうかね?
また原作レイプな「ゴジラ」が出てこようものならば、全世界から失笑を買う羽目にもなりかねないのですし。
ただでさえ、日本のエンタメ作品とハリウッドは相性最悪だというのにねぇ(-_-;;)。
まあ制作すると決めた以上はきっちり制作してもらい、それなりの出来になることを期待したいところではあるのですが、果たしてどうなることやら。

映画「イノセンス・オブ・ムスリム」の謎だらけな制作工程と意図

その上映が中東のイスラム諸国で反米暴動を頻発させ、リビアでは駐アメリカ大使ら4名の殺害事件を引き起こすに至った、アメリカの反イスラム映画「イノセンス・オブ・ムスリム」。
この映画は、イスラム教では禁忌とされているムハンマドを、それも反イスラム的に描いたことでイスラム教国から猛反発を受けているわけですが、その制作過程にも色々とキナ臭い要素が漂いまくっているみたいですね↓

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091401240003-n1.htm
>  【ニューヨーク=黒沢潤】リビアの米領事館襲撃事件など、中東での反米デモのきっかけとなった米映画だが、その制作の過程や背景は謎に包まれている。
>
>  ネット上で公開された14分間の映像は、イスラム教では描くこと自体がタブーとされている預言者ムハンマドを暴力的で好色な人物として描いている。
>
>  AP通信などによれば、
同映画は約100人のユダヤ人から500万ドル(約4億円)の寄付を募り、3カ月かけて制作された。59人の俳優が出演し、今年初めにハリウッドの映画館で1度だけ上映された。
>
>  また、米紙ロサンゼルス・タイムズによると、先週になってアラビア語版がネット上に掲載され、エジプトのテレビ局が取り上げた。また、
せりふが差し替えられるなど撮影時とは異なった作品になっており、出演者は激怒しているという。
>
>  肝心な制作に関わった人物について情報は錯綜(さくそう)しているが、
AP通信は13日、米当局者の話として米カリフォルニア州在住の55歳の男性が映画制作者だと報じた。男性はエジプトのキリスト教の一派であるコプト教徒で、エジプト系米国人の可能性があるという。ただ、イスラエル系米国人との説もある。
>
>  一方、動画投稿サイト、ユーチューブを傘下に持つグーグルは13日までに、問題の映像にリビアとエジプトでアクセスできないよう措置をとったと発表した。アフガニスタン当局も同日、ユーチューブの無期限遮断を同国内の全てのプロバイダー(接続業者)に命じた。

映画の製作費の観点から言っても上映回数から見ても、「イノセンス・オブ・ムスリム」は大作映画とは到底言い難いですね。
1ドル=80円レートで換算して4億円程度の製作費であれば、日本でさえ中規模以下の映画と見做されるレベルですし、映画の上映回数自体もハリウッドの映画館でたった1回って……。
この映画がこれほどまでに騒動の種になっているのは、映画の内容そのものよりも、映画の宣伝やネットの影響が大きいのではないでしょうか?
上映回数が1回、それもハリウッドの映画館限定というのでは、実際に映画を観た人もかなり少ないものがあるでしょうし、ましてやイスラム教徒で実際に観賞した人なんて果たしてどれほどいたのかと。
まあ、映画の宣伝動画が過激極まりないものであれば、それだけでもイスラム教徒にとっては激怒もののシロモノにはなりえるのでしょうけど。
出演者まで騙し、撮影の後にセリフの編集を行うなど、映画の製作者は一体何を考えてこのような映画を作ったというのでしょうか?
たった1箇所1回の上映で500万ドルの制作費を全て回収するなどまず不可能でしょうし、すくなくとも興行収益の獲得を狙っての映画製作ではないようなのですが……。

ここまでイスラム諸国で紛糾の種になり、暴動まで引き起こした経緯を鑑みると、映画「イノセンス・オブ・ムスリム」が日本で劇場公開になることはまずなさそうですね。
単純に内容を見ても、日本とはあまりにも縁がない上に政治的・宗教的要素が濃いテーマですから、興行収益が期待できないという問題もありますし。
下手に映画を劇場公開してイスラム教徒の恨みを買う、という事態も、映画館側としては避けたいところでしょうしねぇ。
レンタルDVDでも観賞できるか否か微妙なところですし。
個人的には「怖いもの見たさ&ネタ収集」の観点から観賞してみたいと考えなくもないところではあるのですが、日本公開の行方は果たしてどうなることやら。

ドラゴンボールの実写映画化企画がまたもや進行中

かつて世界中から大不評の嵐を受けたハリウッド実写映画版「DRAGONBALL EVOLUTION」とは別の「ドラゴンボール実写映画化企画」が立ち上がっているみたいですね↓

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1209/10/news082.html
>  クラウドファンドサイト「indiegogo」で、真の「実写版ドラゴンボール」を作ろう! というプロジェクトが話題になっています。目標額の3500ドルはすでに達成済みで、今後は公開に向け正式に動いていく模様。
>
>  「ドラゴンボール」の実写映画化と言えば、もはや完全に別モノとなってしまった映画「DRAGONBALL EVOLUTION」の悪夢が思い出されますが、公開されている映像を見るかぎり、こちらは原作のキャラクターをかなり忠実に再現しようとしていることがうかがえます。
>
>  登場人物の顔ぶれから、どうやらストーリーはサイヤ人襲来編が中心になるみたいですね。ピッコロやチャオズの再現度からも、制作陣の本気ぶりが伝わってきます。
>
>  
制作しているのはイギリスの小さな映画制作会社k&k productions。あくまでファンムービーという位置づけではありますが、今から完成が楽しみな本作。今後の進展については公式サイトで随時告知していくようです。

2009年のハリウッド実写映画版「DRAGONBALL EVOLUTION」は、あまりにも原作を改変し過ぎていて、映画の興行的な成功よりも「ジャパンバッシング」と「ドラゴンボールシリーズのイメージダウン」が目的としか思えなかったようなシロモノでした(爆)。
予告編を見た時点で「原作レイプ」と分かる映画も珍しいのですが(苦笑)。
アレに比べれば、今回立ち上がったプロジェクトは、すくなくとも「原作に似せよう」という努力の痕跡がまだ伺えますね。
ただ、この手の実写映画化で本当に問われるのは「ストーリーや設定や演出をいかに原作に近づけるか?」にあるので、表面的なキャラ造形だけではまだ中身が良質か否かの判断材料にはなりえないわけですが。
ハリウッド映画へのあてつけになるだけの完成度になれば面白いことになりそうなのですが、果たしてどうなることやら。

中国に「配慮」を示すヘタレなハリウッド映画業界

北朝鮮がアメリカに侵攻し、アメリカ軍を壊滅させて西半分を制圧するなどという、およそありえないレベルの非現実的な映画が、アメリカで公開されるのだそうです。
映画の原題は「Red Dawn」。
元々は1984年公開映画のリメイク作品で、旧作の敵役がソ連とキューバの連合軍だったのが、ハリウッド映画業界の「大人の事情」から北朝鮮になったのだそうです↓

http://megalodon.jp/2012-0808-1900-37/sankei.jp.msn.com/wired/news/120808/wir12080810290000-n1.htm
http://megalodon.jp/2012-0808-1901-00/sankei.jp.msn.com/wired/news/120808/wir12080810290000-n2.htm
>   北朝鮮が米国に侵攻する映画が公開される。ソ連とキューバの連合軍が米国に侵攻する1984年の『若き勇者たち』のリメイクだ。
>
>  米国の小さな町に、北朝鮮の空挺部隊が降下。対抗する米軍は崩壊する。北朝鮮の装甲車両が街を進む。もはや歯向かうのは、ゲリラとなった若者たちの一団のみ。
>
>  これはゲーム好きのティーンエイジャーによる夢ではない。1984年のカルト映画『若き勇者たち』(英語原題Red Dawn)のリメイクとして11月に公開される予定の映画『Red Dawn』の一場面だ。
>
>  オリジナルの『若き勇者たち』では、ソ連とキューバの連合軍が米国に侵攻し、若く魅力的な米国の若者たちが「ウルヴァリン」を組織してこれに抵抗した。オリジナル版が、当時強大な敵とされていた交戦中のソビエト連邦に対する大衆の恐怖心をベースにして成功したのに対し、今回のリメイクでは、
観客が北朝鮮を現実的な脅威として真剣に受け止めることが期待されている。
>
>  今週末にネットにアップされた予告の映像からは、
北朝鮮が長距離輸送機の大部隊を所持するという、不思議なことになっていることがうかがえる。そしてもちろん、その輸送機の一団が、米軍のジェット戦闘機3,000機をどうくぐり抜けてきたのかとも、誰もが思うだろう。
>
>  実際の北朝鮮は、人口2,400万人で、国内総生産(GDP)はノースダコタ州と同じくらいという国だ。飢える人も多く、現代的兵器を持ちグローバルに軍隊を運用する能力には欠けている。
オリジナルの脚本では、侵攻してくるのは中国だった。中国は、少なくとも73億ドルのGDPと、現代化が進む約200万人の軍隊を擁している。しかし、世界で最も成長している映画市場のひとつを、残忍な世界征服者として描くのはビジネスとしてまずい。そのためプロデューサーが、チケットの販売を当てにされていない北朝鮮に切り替えたのだ。
>
>  北朝鮮が米国を侵攻したという内容の軍事アドヴェンチャーゲーム『HOME FRONT』のシナリオを書いたのは(異論がないわけではないが)オリジナルの『若き勇者たち』の脚本を担当したジョン・ミリアスだった。ミリアス氏は今回のリメイク版の脚本を見て、「(リメイクは)愚かな企てだ」と述べたと伝えられている。
>
>  ※HOME FRONTは2011年3月発売。朝鮮人民軍によって西半分が占領された2027年の米国が舞台になっている。
元々の敵国は北朝鮮ではなく中国だったが、発売前に切り替えられたとされる。韓国では発売禁止タイトルに指定されている。

映画の中とは言え、敵役は素直に中国にしていた方が、国家的なパワーバランスの観点から見てもまだ一定のリアリティが保てたのではないですかねぇ(苦笑)。
北朝鮮が特殊工作員をアメリカ国内に潜入させてテロないしはホワイトハウスの占拠を行うとか、アメリカへ向けてミサイルを発射するとかいった軍事活動ならば、現実的に考えても想定しえる事態であるかもしれません。
しかし、アメリカ相手に長距離輸送機を大量に飛ばして西半分を制圧するって、それはいくら何でも現実離れしすぎとしか評しようがないでしょう。
第一、旧作の敵役がソ連とキューバの連合軍だったのであれば、新作の敵役はそのバランスの兼ね合いを考えても「中国と北朝鮮の連合軍」辺りが妥当だったでしょうに、それを北朝鮮単独にしてしまうって……。
旧作とのバランスを考えても、とてつもないスケールダウン以外の何物でもありませんね。

かつてのハリウッド映画には、2001年公開のトンデモ反日映画「パール・ハーバー」を日本向けに大々的に宣伝・公開し、しかもそれで(半ば酷評・嘲笑・ネタにされながらも)大ヒットを勝ち取ってのけたほどの度胸と興行的な勝算があったものだったのですが……。
アメリカの対中感情も決して良好というわけでもなく、中国を敵役として描いたところでアメリカ世論の反発も少なくて済むでしょうに、中国にビビッた挙句、無理筋なストーリーにしてまで敵役を北朝鮮に変更してしまうとは、ハリウッド映画もずいぶんと堕ちたものですねぇ。
日本のトンデモ映画たる「ファイナル・ジャッジメント」でさえ、名称は架空のものに変更しながらも「中国モデルの残虐な軍による日本侵攻」を描いていたというのに。
どうせフィクションなのですし、リメイク映画版「Red Dawn」でも同じことができなかったのですかねぇ(-_-;;)。
今回の件は、ハリウッドの映画業界ですらも中国頼みにならざるをえなくなってしまった証左と言えるのではないでしょうか?
映画の世界ですら強者として振る舞えず「大人の事情」に配慮せざるをえないって、どこまでヘタレになっているのかと。

アメリカのアニメーション映画における3D映像の敬遠傾向

アメリカのアニメーション映画で3D版の観賞割合が減少の一途を辿っているとのことです。
ディズニー/ピクサー社の製作による映画「メリダとおそろしの森」では、3D観賞の割合が34%に留まっているそうで↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0043266
> [シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『メリダとおそろしの森』が全米ナンバー1ヒットを記録している中、同作の観客は3Dを重視しないというデータが出ている。Varietyによると、北米における同作のオープニング興行収入のうち、3D観賞はわずか34パーセントにとどまっている。
>
>  ディズニー / ピクサーにとって初の3D公開作品は、2009年の映画『カールじいさんの空飛ぶ家』。同作の北米オープニング興収は約6,811万ドル(約54億4,880万円・Box Office Mojo調べ)であり、内53パーセントが3D観賞によるものだ。ピークを迎えたのは翌年の『トイ・ストーリー3』で、3D観賞による興収は60パーセントにまで跳ね上がった。だが、同年に公開されたドリームワークスの映画『ヒックとドラゴン』の同数値は64パーセントであり、3Dブームに応じて多少の増減はあるものの、他社作品に比べると3D観賞の占める割合は低くなっていることがわかる。
>
>  Varietyによると、ピクサーの3D映像スーパーバイザーを務めるボブ・ホワイトホールは、映画『カールじいさんの空飛ぶ家』が公開される前後に3Dブームに言及。
同社は3Dのような新技術ではなく、あくまでもストーリーを重視しているため、3D公開には慎重に構えていることを明かしている。
>
>  そうした会社としての姿勢がピクサーブランドを揺るぎないものにしていることは間違いない。だが
見方を変えれば、同社が3D公開で他社に遅れを取っているということにもなる。今後同社は『ファインディング・ニモ』をはじめとする過去作を3Dで再公開していく予定であり、3D公開がアニメーション作品における一つの可能性であることは重々承知しているようだ。
>
>  
北米ではピクサー作品だけでなく、アニメーション作品全般で3D鑑賞者の割合が減少しており、ただ3Dというだけで観客を惹(ひ)き付けることができた時代が終わったことを感じさせる。映画業界における3D公開の今後を占う上でも注目しておきたい話題だ。(編集部・福田麗)

さすがのアメリカでも、3D映像の人気に陰りが見えてきた、ということになるのでしょうかね?
ただ、一方では「アメリカでは映画ファンの70パーセント以上が2Dよりも3D映画を好む」という調査結果が出たという発表が行われていたこともあり、この辺りのチグハグさは何とも微妙なところではあるのですが。
まああの調査結果も、よく見てみると「これって逆にあまり受け入れられていないという逆の証明になっているんじゃ?」とも言えてしまうシロモノではあったのですけど。
邦画作品でも3D映像は激減(というよりも、映画「貞子(3D版)」以降は3D公開予定の邦画自体を全く見かけなくなった)していますし、個人的には、映画料金ボッタクリの元凶でしかない3D映像は、是非ともこのまま消えていってもらいたいところです。
復活するにしても、裸眼で3D映像を安価で再現可能な技術と施設を確立し、かつボッタクリ以外の何物でもない上に3D嫌いを増やす元凶にすらなっている料金徴収システムを抜本的に改善してからの話ですね。

2012年における映画館の映画観賞事情

gooリサーチの調査で、昨今の映画館における映画観賞の実態が明らかになりました。
それによると、最近の映画は洋画よりも邦画が優勢にあり、その理由としては「好きな俳優が出演しているから」「好きな原作(小説・漫画)の映画で興味があったから」が挙げられているとのこと↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0043266
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] gooリサーチが、5月下旬に全国の10代から70代までの男女3,189名を対象にしてインターネット上でアンケートを実施、「映画館での映画鑑賞」に関する調査結果を発表した。直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人(以下、映画館鑑賞者)は全体の45.3%であるなど、映画館での映画鑑賞の今が明らかになった。
>
>  映画館鑑賞者が観た映画ジャンルについては、「邦画のみ観た」が36.0%、「邦画と洋画どちらも観た」が43.2%、「洋画のみ観た」が20.9%。邦画鑑賞が洋画鑑賞を15ポイントも上回るなど、
近年の洋画に対する邦画の優勢を象徴している。
>
>  
洋画よりも邦画を好む理由としては、「好きな俳優が出演しているから」「好きな原作(小説・漫画)の映画で興味があったから」などが挙げられている。原作ものばかりで面白くなくなったといわれることも多い邦画だが、この類いの映画は根強い人気のようで、今後も「原作の映画化」は続きそうだ。
>
>  
直近1年とその前年の映画館鑑賞本数の変化を見ると、「増えた」が10.3%に対して「減った」が29.9%と、減少が増加の約3倍となった。減った理由としては「観たい映画がなかったから」が37.7%で最も多く、魅力的なコンテンツ不足がユーザーの映画館離れを進めているといえる。
>
>  いよいよ大作ぞろいの夏が到来するが、この状況を打破できる作品は現れるのだろうか? この夏観たい映画の1位に輝いたのは、22.5%で『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。海外では大躍進中の『アベンジャーズ』はわずか3.6%にとどまった。ちなみに「年12本以上鑑賞」のヘビーユーザーのみに絞ると、全体では5位だった『ダークナイト ライジング』が48.1%で一番人気となっている。(編集部・市川遥)

昨今の邦画に勢いがあることは、年に何十本も映画を観ることもあって当然知ってはいましたが、それでも一昔前とはやはり隔世の感がありますね。
邦画が最底辺に落ち込んだ1990年代などは、映画の本数も作品の質も集客能力も興行収益も、全てにおいて洋画に大差をつけられ、存在価値すらも消失する寸前にまで至るありさまだったのですから。
個人的にもこの時期の邦画は「ゴミの宝庫」「駄作の代名詞」以外の何物でもなく、映画館どころか、レンタルでの観賞でさえも論外でしたし。
シネコンの台頭や洋画作品の低迷、原作の実写化映画が多く上映されるようになったことなど、邦画の隆盛は色々な要因があるのでしょうが、原因がどんなものであるにせよ、邦画の質の向上と集客増が映画界にとってプラスになることは間違いないでしょう。

直近1年とその前年との比較における映画観賞本数の減少については、「魅力的なコンテンツ不足」などよりも、東日本大震災における被害および「震災自粛」の影響の方が大きいのではないですかね?
アレのせいで、去年の映画全体の年間興行収益自体が一昨年の8割にまで落ち込んだと言われていますし。
この震災の悪影響を如何に払拭するかが、邦画に限らず映画業界全体の今後の動向をも大きく左右することになるのではないかと。
当初は2011年9月の劇場公開を予定していながら、震災自粛の煽りを食らって今年の11月にようやく公開の運びとなった映画「のぼうの城」のような事例が未だにあるくらいですからねぇ(-_-;;)。
昔に比べて洋画が落ち目になっている感がある昨今の映画事情から考えると、コンテンツの数だけで言えばむしろ邦画の方が提供できているようにすら見えるくらいですし。

本来、日本国内限定で劇場公開される予定だった映画「テルマエ・ロマエ」がイタリア全土で上映されることが決定するなど、昔ならば考えられないほどに今の邦画は勢いがあります。
この勢いを維持しつつ、洋画をも凌駕し世界でも通用するレベルの映画ができれば大量に出てくることを期待したいところですね。

映画「エクスペンダブルズ」の3作目が2012年秋から撮影開始

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その豪華なキャスティングとシルヴェスター・スタローンの存在自体で、公開前どころか製作発表時点から既に次回のゴールデンラズベリー賞ことラジー賞の最有力候補作品として注目されている「エクスペンダブルズ2」ですが、何と既に3作目の撮影が2012年秋から開始されるそうです。
何とも気の早い話ではあるのですが↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0040614
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『エクスペンダブルズ2』は全米では8月公開の予定だが、すでに『エクスペンダブルズ3』が秋から撮影されるという。
>
>  これは、映画『エクスペンダブルズ』でセラピーを受けている繊細なトール・ロードに扮したランディ・クートゥアのインタビューで確認されたものだ。
>
>  というのも
シルヴェスター・スタローンは最初からこの作品を3部作ととらえており、当然のスケジュールなのだという。
>
>  このシリーズは自ら消耗品「エクスペンダブルズ」と名乗る軍用銃のエキスパートであるバーニー・ロス率いる少数精鋭の命知らずの最強無敵の傭兵軍団がどこの国も合法的に手が出せないやっかいな事件を怒濤の超絶アクション満載で解決するというもの。
>
>  先日、スタローンはインタビューで『エクスペンダブルズ2』のレイティングが「R指定」(=17歳以下の観賞は保護者の同伴が必要)を受けるだろうと語っている。彼の考えは、それによってファンが期待している暴力シーンやFワードなど前作『エクスペンダブルズ』でファンが楽しんだ成人向け要素がすべて盛り込まれていることをファンに知らせたかったのではないか?
>
>  まだまだあいつらは大暴れをしそうだ。(後藤ゆかり)

日本でも1作目の「エクスペンダブルズ」はR-15指定でしたし、これから考えても2作目・3作目もまた同様の指定を受けることになる可能性は高そうではありますね。
R指定を受けないとああいう映画を劇場公開できないというのも、正直窮屈な気はしなくもないのですが。
日本では10月に2作目が公開される予定ですが、指定云々はともかく内容はそれなりのアクションやドラマを期待したいところです。

映画「ジュラシック・パーク」が3D映像リメイク公開決定

スティーブン・スピルバーグ監督製作の1993年公開映画「ジュラシック・パーク」が、3D映画として2013年7月にアメリカでリメイク公開されるとのことです。
何でも2013年は「ジュラシック・パーク」誕生20周年とのことで、それに合わせてのことだそうですが……↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0040369
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] スティーヴン・スピルバーグ監督による大ヒット映画『ジュラシック・パーク』の3D版が2013年7月19日に全米公開されると米パラマウント ピクチャーズが発表した。1993年に公開された同作は、来年2013年が20周年の節目であり、それに併せての3D版公開となる。
>
>  『ジュラシック・パーク』は、バイオ・テクノロジーで現代によみがえったという設定の下、恐竜を当時最先端のVFX技術で描いたことが話題になったパニック・ムービー。2012年現在、スピルバーグ監督作としてはトップの世界興行収入を記録している大ヒット作で、シリーズ化もされた。2001年公開の『ジュラシック・パーク III』以来となるシリーズ第4作の製作も決定している。
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映画『アバター』のヒットは、その後多くの3D作品が製作されるきっかけとなっただけでなく、旧作の3D化も推し進めた。アニメーション映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が自身初の3D監督作となったスピルバーグだが、いまだ3D実写映画の監督作はない。そのため、『ジュラシック・パーク』が初の3D実写監督作になる可能性もある。(編集部・福田麗)

「ジュラシック・パーク」は、今更言うまでもなく2Dで製作された映画であり、2013年公開の映画も当然のごとく3D加工処理を施した作品となります。
しかし正直、レンタルDVDでも観賞できる公開済みの旧作映画に、レンタルよりも高い映画料金+3D料金を支払ってまで【映画館で】観賞する価値など、ほとんどないと言わざるをえないでしょう。
現在公開中の「スターウォーズ」シリーズや、2012年4月公開予定の映画「タイタニック」の3D版もそうなのですが、既に公開済みの旧作映画を3D編集加工して再公開する必要が一体どこにあるというのでしょうか?
2D映画の後付3D映像が、元から3Dを意図して製作された映画のそれに劣ることは、これまで多数の事例によって証明済みのはずなのですが。
品質劣化な3D映像を押し売り&ボッタクリ商売ばかりしているようにしか見えない今の3D映画は、このまま行けば衰退必至なのではないかと思えてならないのですが。

地方の場合、この手の旧作映画がスクリーン枠を取ってしまうことで、本来上映されるべき映画がその分観られなくなってしまう、という問題も実はあったりします。
ただでさえ、都会と地方の映画格差はかなり大きなものがあるのに、さらにその格差を、しかもレンタルDVDでも充分に間に合うような映画でもって広げることに意義があるとは到底思えません。
この手の旧作3D上映は、スクリーン数に余裕がある都会限定にして欲しいですね。
ただでさえ上映映画本数が都会と比べて著しく少ない地方で、旧作3D映画の横行は死活問題にもなりかねないのですから。
映画制作者のネタ切れと利権が絡んでいるとしか思えないこの傍迷惑な3Dブーム、一体いつまで続くことになるのでしょうかねぇ……(T_T)。

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