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カテゴリー「時事問題関連」の検索結果は以下のとおりです。

最後まで「無能な働き者」を地で行くカンガンス

菅直人ことカンガンスが、2011年8月27日の夜に、チェルノブイリ周辺の現実を捉えたドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」を観賞したのだそうです。

http://www.cinematoday.jp/page/N0035019

映画観賞後におけるカンガンスの感想は「重い映画だった」とのことですが、「政権延命目的のその場凌ぎな思いつき」の類から視察を強行した挙句、結果的に福島第1原発の事態を著しく悪化させたカンガンスがそれを言っても空しい限りでしかないでしょう。
己の地位になりふり構わず固執したその態度、原発問題および震災復興を停滞させた元凶だという自覚が欠片も見出せませんし、まるで他人事のような感想、としか評しようがないのですが。
カンガンスの「脱原発」スローガンに何の実体もないことなど、既に誰もが理解せざるをえないところなのですが、まだ当の本人「だけ」は国民を騙せているとでも考えているのでしょうか?

それにしても、史上最悪の日本国首相として歴史に名が残るであろうカンガンスもようやく年貢の納め時となったわけですが、こいつが史上最悪の日本国首相として歴史に名が残るであろうことは確実ですね。
己の自己保身だけのために悪戯に国政を掻き回した以外のことを何もしていませんし、典型的な「無能な働き者」でしかありません。
ようやく辞めるという段になってさえも、最後っ屁とばかりに朝鮮学校の授業料無償化手続きを指示する始末ですし↓

http://megalodon.jp/2011-0829-2154-18/sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/plc11082912150006-n1.htm

こんな朝鮮贔屓の阿呆な対応ばかりやからすから、カンガンスだのカンチョクトだのといった仇名をつけられる羽目になるのですけどねぇ、アレは。
もっとも、他国、特に何かと日本を敵視している国からすれば、これほどまでに頼りになる首相もいないわけですが。
正面の有能な敵以上に無能な味方は厄介な存在なのだなぁ、とつくづく実感させてくれる存在ですね、カンガンスのみならず民主党という存在自体が。

韓国・鬱陵島の視察入国拒否問題

竹島の近くに位置する韓国・鬱陵島を視察するため、ソウルの金浦空港に到着した自民党の新藤義孝・稲田朋美両衆院議員と佐藤正久参院議員ら3人の入国を、「両国の良好な関係に役に立たない」との理由で韓国政府が拒否しました。

http://megalodon.jp/2011-0801-2116-48/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000536-san-pol

現職の日本の国会議員が、正規の手続きを踏んだ外国への入国を拒否されるというのは極めて異例なことであるのに加え、韓国側は入国の理由も聞かず、ただ「韓国政府の決定」とだけ告知するという不誠実な対応に終始していたのだとか↓

http://twitter.com/SatoMasahisa/status/97874298118750209

他にも韓国は、竹島(韓国名・独島)研究で知られる下條正男・拓殖大教授の入国を認めずに「追放」しているのだそうで↓

http://megalodon.jp/2011-0801-1204-39/sankei.jp.msn.com/world/news/110801/kor11080111330002-n1.htm

こんな国と何故友好関係を結ばなくてはならないのか、はなはだ疑問に思えて仕方がないのですが。
ただでさえ韓国には、親日的な言動をするだけで吊るし上げを食らうような国民風土が形成されている上、何かにつけて「過去の植民地支配」とやらを声高に主張しまくる性癖を併せ持っていますし。
韓国は世界最大の反日国家のひとつにすら数えられるというのに、何故こんな国と友好関係を進めなければならないのでしょうか?
いい機会ですし、この際韓国と断交しても良いのではないかとすら思えてならないのですが。

そして、その韓国に媚び諂うことが自らの存在意義であると錯覚している感すらある今の民主党政権が、韓国に対し毅然とした対応が取れるとは到底思えないですね。
菅直人ことカンガンスなどは、去年の8月に韓国1国だけのために下らない談話を発表しているくらいですし、最悪、尖閣諸島の中国漁船衝突事件のごとき卑屈な外交をやらかさないとも限りません。
ここで毅然とした対応が取れれば、カンガンスが大好きな国民向けのパフォーマンスとしても機能しうるはずなのですが、カンガンス的には自らの保身よりも韓国に対する配慮の方が優先されるでしょうしねぇ(-_-;;)。
どうせまた自爆的な対応しかできないのでしょうが、民主党の愚行に日本を巻き込まないで欲しいものです。

ノルウェーの連続テロ事件とヨーロッパの移民問題

ノルウェーの首都オスロと、南部のウトヤ島で発生した連続テロ事件。
ヨーロッパ諸国では、国の文化に溶け込まない移民の存在が深刻な社会問題となっており、犯人と目されるアンネシュ・ブレイビクはそれに不満を抱いて今回の事件を起こしたと言われています。

http://megalodon.jp/2011-0724-0840-49/mainichi.jp/select/world/europe/news/20110724k0000m030131000c.html

日本でも、少子化問題と労働者不足の観点から移民受入の議論が活発化しています。
しかし、移民受入の先駆者であるはずのヨーロッパ諸国では、多文化主義に基づいた移民受入で多大な社会問題が頻発しており、国の政策としては「失敗」だったと政府首脳ですら認めざるをえなくなっています。
移民受入について実績のあるイギリスでさえ、移民の制限を公約に掲げるほどにまでなっているのです。
一時はイスラム過激派による犯行説も囁かれていた今回のテロ事件は、移民問題に苦しむヨーロッパの暗部を象徴する事件とも言えるのではないでしょうか?

ところで、この事件のことを知った時、私は創竜伝のこの記述を連想せずにはいられませんでしたね↓

創竜伝9巻 P201上段~下段
<バルーフ・ゴールドシュタインというユダヤ人がいた。ニューヨークに生まれ、イスラエルに移住した。彼は医師だったが、イスラム教徒の治療を拒否していた。一九九四年二月、彼は多額の生命保険に加入した上で、イスラム教の礼拝堂にはいっていった。そこでは多くのイスラム教徒たちが頭を床につけて神に祈っていた。むろん丸腰である。ゴールドシュタインは自動小銃を取り出し、祈っている人々の背中に銃弾をあびせた。四〇人以上の人々が殺された。「ヘブロンの虐殺」である。
 銃弾がつきたところで、ゴールドシュタインは激怒したイスラム教徒に包囲され、乱打をあびて死んだ。
彼は「死を恐れず、生命がけで」、神に祈っている人々を一方的に虐殺したのである。これは「何でも生命がけでやればえらい」という通俗道徳を信じる人々にとっては、なかなか厳しい返答であろう。やることの意味を考えずに生命を軽んじるような者は、異なる価値観を持つ者に利用されるのが落ちである。>

今回の事件の犯人も、上記のゴールドシュタインと似たり寄ったりな犯行を行っているわけですし、「信念ある1人の人間は(自らの)利益しか考えない10万人分もの力に値する」などという、いかにも田中芳樹が毛嫌いしそうな発言も披露したりしていますからねぇ。
今頃田中芳樹も、現在執筆中らしい薬師寺シリーズの新刊にこの事例を書き加えているところだったりするのでしょうか(苦笑)。

スポーツナショナリズムが全面肯定される不思議な光景

世界女子サッカーW杯ドイツ大会決勝で日本のなでしこジャパンが見事優勝を飾り、日本中が沸きに沸いています。

http://megalodon.jp/2011-0718-0800-15/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000010-mai-socc

しかしまあ、こういう日本応援系のスポーツ記事を見る度に考えてしまうのですが、日教組や朝日新聞、その他サヨクな皆様方は、こういう時こそ「危険なナショナリズム」「軍靴の足音が聞こえる」などといった警鐘を積極的に鳴らしまくるべきではないのでしょうか?
常日頃から小中高で行われる卒業式や入学式の度に常に日の丸・君が代を敵視し、愛国心教育を「危険なナショナリズム」として排除し続けてきた日教組や朝日新聞その他サヨクな方々が、スポーツナショナリズムが如何に危険なシロモノであるのかについて、まさか知らないはずはないと思うのですけどねぇ(苦笑)。
各国のサッカーチームのサポーター達が暴動を繰り広げる様は有名ですし、サッカーの試合の遺恨が直接のきっかけとなってエルサルバドルとホンジュラスとの間で勃発したサッカー戦争という事例もあります。
危険度は卒業式や入学式の比ではないのですけどね、スポーツナショナリズムは。

また、事業仕分けでスポーツ振興費を削減し、「2位じゃダメなんですか?」などという【名言】を吐いた蓮舫やそれを後押しした民主党などは、当然なでしこジャパンについても同じことを述べ、更なるスポーツ振興費の仕分け作業に精を出すことを誓わなければならないでしょう。
蓮舫的には「1位を取るような実力や技術は不要」ということになるはずですし、現行のスポーツ振興費でも1位が取れるということは、そこに少なからぬ「無駄」があるということにならざるをえないのですから。
危険なナショナリズムの台頭を抑止し、無駄を削減する。
自分達の正当性を主張するのに、なでしこジャパン優勝で日本が沸いているこの時期ほど千載一遇の好機はないではありませんか(爆)。
常日頃から勇ましい主張を展開しておいでの民主党およびサヨクな方々には、是非この機会に八面六臂のご活躍を期待したいところなのですけどねぇ(笑)。

まあもちろん、実際は国民の顔色を伺うしか能のない蓮舫や民主党のお歴々に、そんな毅然とした一貫性のある対応を求めるなど無意味というものではあるのですが↓

http://twitter.com/renho_sha/status/92723047978647553
http://megalodon.jp/2011-0718-2313-43/media.yucasee.jp/posts/index/8302?la=0003

さらに菅直人ことカンガンスに至ってはこんなバカ騒ぎも↓

http://megalodon.jp/2011-0716-1427-58/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000086-yom-pol
http://megalodon.jp/2011-0718-2316-21/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000052-jij-pol

なでしこジャパンも、こんな奴らには応援されたくないだろうよ、と私としては言いたくもなるのですが(-_-;;)。
日教組や朝日新聞などが常日頃主張する「君が代・日の丸反対運動」の類にしたところで、結局のところは反権力などという立派なシロモノではなく、単に「権力という名の弱者に逆らっている」だけの弱い者イジメでしかないですからねぇ。
こういう熱狂的な「空気」をものともせず民衆に冷水を浴びせる「正論」を唱えるのが「社会の木鐸」の面目躍如というものではないのかと、まあ連中に述べても無駄な話ではあるのですがね(苦笑)。

ただこの点、我らが田中芳樹御大においては見事に首尾一貫して冷淡な視点を維持していたりします↓

薬師寺シリーズ6巻「夜光曲」 祥伝社ノベルズ版P40上段~下段
<一夜明けて。
 新宿御苑の怪事件も、人食いホタルの出現も、新聞のトップニュースにはならなかった。私が官舎のDKでトーストをくわえたままひろげた朝刊の一面トップは、つぎのようなおめでたい記事だった。
「やったぞニッポン大金星!
 王者ブラジルを撃破!
 列島興奮! 感動をありがとう!」
 前日、つまり東京で怪事件があいついだ日のことだが、名古屋でサッカーの「五大陸杯」とやらが開催され、日本代表チームがブラジル代表を二対一で破ったのだ。スポーツの世界では壮大なる快挙にちがいないが、スポーツ新聞ならともかく、一般紙でトップニュースにすることもないだろう、と思ってしまう。日本のメディアは、国営放送協会(KHK)をはじめとして、とっくに報道機関ではなくイベント広報機関になってしまっている、というイヤミな指摘は、真実かもしれない。>

正直、「これは危険なナショナリズムの兆候だ!」とか「軍国主義の再来だ!」とか「こんな記事に踊らされるのはイベント大好き日本人の発露!」とかいった類の電波を飛ばすところまでいかない辺りが少々「甘い」ところではあるのですが(他の社会評論ではちゃんとそういうことを述べているのに(苦笑))、それでもまた巷のマスコミやサヨクな方々と比べればまだ一貫性はある方なのではないかと。
まあ実際のところ、この手のスポーツ記事に田中芳樹は興味も関心もあまり抱いてなさそうですから、素で他人事としか考えていないのかもしれないですけどね。

「個人的な考え」を披露しただけの「脱原発依存」宣言

菅直人ことカンガンスが披露した「脱原発依存」記者会見について、非難が集中したカンガンスは「私個人の考えだ」などという言い訳を展開し、更なる反発を呼び込んでいます。

http://megalodon.jp/2011-0715-1400-17/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000052-jij-pol

この手の「私個人の考え」といった類の表明を、今この時期にわざわざ行う意味ってあるのでしょうか?
政治家が所信表明という形で自らが目指す政策について語ることは確かにあるでしょうが、それは要職に就任した直後や、これから何かを始める際のスタート宣言として行っていることがほとんどです。
しかし、福島第1および全国的な電力不足についての対策が求められる最中、原発再稼動であれだけのゴタゴタを引き起こした後では、いかにも後付けの言い訳じみた感が否めません。
さらに、記者会見の後に外部からの非難が集中すると「私個人の考えだ」などと弁明するに至っては、単なる責任回避な「逃げ」以外の何物でもありません。
他ならぬ自分の味方であるはずの民主党でさえ、菅直人ことカンガンスの「脱原発」表明を「党の方針ではない」などと言い出す始末ですし、閣内どころか与党の総意としてすら乖離しているというのでは、政権を担う政党としての態すら為しているとは到底言い難いですね。

震災復興も原発対策もまるで進まない中、もはやこの連中の存在自体が日本にとってのガンとしか言いようがないのですが、何ら日本のためにならないこの連中の茶番劇、一体いつまで続くことになるのやら。

民主党の松本龍が復興担当大臣の辞任を表明

「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ」
「長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ」
「今の最後の言葉はオフレコです。みなさん、いいですか、絶対『書いたらその社は終わり』だから」
などという言論の自由の全否定な暴言を、TVカメラの前という公衆の面前で吐いたことから物議を醸した松本龍が、復興担当大臣を辞任する意向を明らかにしました。
大臣に任命されてからわずか9日で辞任する羽目になったのだそうで↓

http://megalodon.jp/2011-0705-1627-09/sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070514400016-n1.htm

さらには己の発言についてこんな見苦しい言い訳を残したりもしてします↓

http://megalodon.jp/2011-0705-0324-09/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00202721.html

九州人かつB型人間である私にとっては、非科学的かつおかしな偏見を撒き散らされてこの上なく傍迷惑な話なのですが。

政治家としての経歴も旧社会党出身の部落解放同盟副委員長、さらには人権擁護法推進論者と、その手のかなり凄まじい内容で彩られていますし、「これならああいう発言も当たり前にやるよなぁ」と頷けるシロモノです。
それに加えて、震災直後も防災大臣という要職にありながら役立たずも良いところで、結果として自衛隊の初動や被災地救援・物資輸送を著しく滞らせた元凶のひとりと目されているほどの無能者ときていますし。
民主党がネタ人材の宝庫であることをまたしても証明した事件でしたが、一体いつまでこんな三流喜劇が続くのでしょうか?
カンガンスや鳩山についても、北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体「市民の党」から派生した政治団体に多額の献金を行っていたという事実が発覚していますし↓

http://megalodon.jp/2011-0705-1022-50/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110702/crm11070208000002-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0705-1028-38/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070301310003-n1.htm

一刻も早い震災復興が望まれる中、民主党は自分からそれを遅らせるようなことしかしないから、この非常時でさえ支持率が低いし、野党からも協力が得られないという異常事態が現出してしまうのですけどね。
もはや民主党の存在自体が日本にとってのガンそのものにまでなっているのですが、こいつらがこの世から消滅する日は一体いつになったら訪れるのやら。

それにしても、創竜伝や薬師寺シリーズに「卑小化された悪役」として登場しても何の違和感もない人物ではありますね>松本龍。
現在執筆中らしい薬師寺シリーズの新刊執筆における田中芳樹のボルテージもさぞかし上がっているのではないかと(爆)。
ただ、こんなのが自民党からではなく、己が積極的に支持しているであろう民主党から出てくるという事実は、田中芳樹にとって何とも複雑な限りではあるでしょうけどね(苦笑)。

アメリカの連邦最高裁が表現による販売規制について違憲判断

アメリカの連邦最高裁で、「人物を殺害したり手足を切断したり、性的暴力を加える映像」を含めたゲームの販売を規制するカリフォルニア州法が、表現の自由を保障した憲法修正1条に違反するとの判断を下しました。

http://megalodon.jp/2011-0629-0055-11/sankei.jp.msn.com/world/news/110628/amr11062809420003-n1.htm

アメリカ、というよりも日本以外の国々では、アニメ・マンガ・ゲームをはじめとするエンターテイメント分野において、日本をはるかに上回る表現規制が普通一般に行われています。
作中で犯罪を扱っていたり死体が出てきたりするだけでモザイクがかけられたりR指定されたりするという徹底ぶりで、実際、カナダでは「名探偵コナン」がR-15指定されていたりします。
アメリカでも1950年代に「コミックス・コード」と呼ばれる表現規制が大々的に施行されて以降、コミックの多様性が大きく損なわれ、結果として大手出版社が扱うスーパーヒーロー系の作品一色になってしまった経緯があります。
そのアメリカで、暴力表現の規制を違憲とする判決が出されたことは、これまで規制一辺倒とすら言えたアメリカのエンターテイメント界にとっては画期的なことであると言えるのではないでしょうか。
日本でも非実在青少年の表現規制実施が間近に迫っていますが、これまで「欧米を見習え!」とばかりに表現規制を推進してきた人達は、この判決について果たしてどう考えているのでしょうか?

ところで我らが田中芳樹は、この手の外国の表現規制についてどんな感想を抱いているのでしょうか?
田中芳樹もマンガ好きで有名なわけですし、薬師寺シリーズのようなマンガ丸パクリな作品を書いてすらいるくらいなのですから、まさか表現規制問題について無関心ということはないでしょう。
社長氏もTwitterやブログでたびたび表現規制問題について言及したりしているわけですし。
そして、日本をはるかに上回る表現規制が外国、特に欧米で大々的に行われているという事実は、田中芳樹にとっては非常に由々しき問題であるはずです。
というのも田中芳樹は、特にイギリスを礼賛するに際して「王室の悪口を言っても罰せられないくらいに言論の自由が許されている偉大な国」「そんな国が世界を支配できたのは当然だ」みたいなことをたびたび述べているんですよね。
ところが、こと表現規制問題に関しては、イギリスもアメリカや他のヨーロッパ諸国と似たり寄ったりな水準の規制が行われていて、世界に冠たる自由な表現が許されている国は何と日本になってしまうわけです。
となると、皇室や政府に対する悪口はもちろんのこと、表現についての規制も世界的に見て緩い水準にある日本は、田中芳樹の論法から言えば「世界を支配する」資格が当然のごとくあるということになります(爆)。
世界各国および今の日本における言論・表現の自由の実態について、田中芳樹の頭の中では一体どういう扱いになっているのか、是非とも知りたいところではありますね。

男女共同参画白書の「女性優遇」推進提言

政府が閣議決定した2011年版の男女共同参画白書によると、日本の国会議員に占める女性の割合は11.3%で世界186ヶ国中121位と「国際的に見て低水準」なのだとのことです。

http://megalodon.jp/2011-0624-1616-26/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000034-jij-pol

さらに経済面でも女性の進出が遅れているため、こんな特集まで組んでポジティブ・アクションの取り組み強化を求めています↓

http://www.gender.go.jp/whitepaper/h23/zentai/pdf/h23_001.pdf

内容の半分近くが女性の採用枠を設けるクォータ制についての言及で、要は「女性を優先的に採用する制度をもっと取り入れろ」という提言ですね。
何故巷に溢れる「男女平等」というものが一種の「数合わせ」「比率並べ」みたいな「遊び」にばかり熱中するのか、正直理解不能としか言いようがありません。
国会議員は国民の選挙で選ばれるものなのですから、何らかの不正が行われた等のことでもない限り、その結果がどんなものであったとしても、それは国民の選択によるものであり、決して無視や軽視をして良いものなどではないでしょう。
しかも昔と違って、性別で選挙に出馬できなかったりする等の「制度的な性差別」はないのですからなおのことです。
いつぞやの九州大学の「女性枠」導入問題に見られるがごとく、能力に拠らない制度的な女性優遇は、結果として「女尊男卑」の逆差別に繋がる上、優遇される当の女性自身でさえ、あらぬ偏見の目で見られることにもなりかねません。
こんなことをして、一体誰が何の利益を得るというのでしょうか?

また、以前取り上げたように、日本における労働者の可処分所得が、30歳未満限定だと女性の方が男性のそれを上回っているという調査結果も存在します

https://www.tanautsu.net/blog/archives/weblog-entry-160.html

男女平等先進国としてもてはやされるスウェーデンなどの北欧諸国ですら、こんなことは考えられないのですが。
内実を見れば、日本の女性は既に充分すぎるほどに社会的・制度的に優遇されていると言っても良く、むしろ現行の女性優遇政策ですら行き過ぎの感があるくらいなのです。
これ以上、「男女平等」を目指すという名目の、想定が実態と著しくかけ離れている女性優遇を推進して一体何がしたいというのでしょうかね?

イタリアの原発反対国民投票と原発廃止の試算

イタリアで原発の再開を問う国民投票が行われ、投票率57%の反対93%でイタリア政府の原発再開計画が否決されました↓

http://ow.ly/5gYmW

原発反対派がここぞとばかりに「日本も原発廃止のバスに乗り遅れるな!」と気炎を上げそうな記事ですね。
しかしヨーロッパ諸国では、国家間で不足分の電力の融通が自由に行えるという特殊な事情があります。
特に原発大国フランスは各国に多くの電力を融通しており、イタリアもその恩恵を多々受けているのです↓

http://ow.ly/5gYnj

イタリアで反対されたのは「自国内に原発を誘致し自国内で発電する」ことについてのみであり、フランスの原発からの電力融通は現行通りそのまま継続されるわけです。
結局イタリアの「脱原発」というのは、本来自国が背負うべきリスクと負担をフランスに押し付け、恩恵だけを得ようという極めてエゴイスティックなシロモノなのです。
こういうのって「偽善の脱原発」でしかないのではないでしょうか?

また、経済産業省所管の日本エネルギー経済研究所が、全ての原発が停止して火力発電で代替する場合、1ヶ月あたりの標準家庭の電気料金が1000円値上がりするとの試算結果を発表しました。
石炭・天然ガス・石油の調達コストが3.5兆円分も新たに発生するためで、さらに夏場では、発電能力が最大消費電力を7.8%下回り、全国規模の電力不足に陥る可能性があるとのこと↓

http://megalodon.jp/2011-0614-0957-20/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110613-00000156-jij-bus_all

「標準家庭で1ヶ月1000円の電気料金値上げ」ということは、企業や工場・公共機関などではさらに大きな経費負担になることは自明の理です。
それらは標準家庭の数万~10万軒以上もの電力を使っている事例も珍しくないのですから。
製品の製造費も当然上がるわけですし、列車などの公共交通機関の経費なども上昇せざるをえなくなります。
電気料金が上がるということは、電気を使う製品や消費財全ての経費もまた上がるということをも意味するわけで、これでは全体的な物価上昇は避けられないでしょう。
ただでさえ冷え込んでいる経済に、さらに追い討ちをかけるような事態は論外もいいところなのですが、今の感情的な原発忌避の「空気」ではそれも是認されてしまいそうな雰囲気です。
どうせ料金値上げにすぐ耐え切れなくなり、今度は「電力を安定供給しろ!」「電力料金を値上げするな!」と叫び出すことなど最初から目に見えているのですが。

関西電力の節電15%要請と電力問題

関西電力が、真夏の電力ピークの需要を抑えるため、管内の企業や一般家庭に昨年夏の15%程度の節電を要請すると正式発表しました。
他の電力会社に対する電力融通も中止する方針とのこと。

http://megalodon.jp/2011-0610-1740-07/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000044-mai-soci

以前から何度も述べていることではあるのですけど、原発の代替案が未だない現状で、しかも全国的な停電の危機を招いてまで、原発を止める必要なんてあるのでしょうか?
原発停止による電力不足や計画停電がどれほどまでの大混乱と経済的な停滞をもたらすのかは、震災直後から関東地方で行われた計画停電の事例が示しているでしょうに。
アレはまだ「発電所の多くが震災で壊れすぐには稼動できなかったから」という事情もあったのですが、今度の問題、特に西日本についてはそれすらもないわけです。

既に起こってしまった福島第1以外における原発事故の想定は、所詮「将来起こるかもしれない危機」でしかなく、未だ可能性のレベルで論じるべきシロモノでしかありません。
それに対し、原発停止による電力不足および計画停電は「今後発生するのが確実な危機」であり、かつすぐにも対策を必要とする「目の前に差し迫った問題」なのです。
危機対処の優先順位は後者の方が上のはずでしょうに、どうして前者の問題を後者のそれより最優先課題にしなければならないのでしょうか?

菅直人ことカンガンスの何の役にも立たないばかりか有害極まりない原発停止パフォーマンスのせいで、今や「原発停止にあらずんば人にあらず」的な【空気】が日本全土に充満しています。
しかし、実際に「自分の生活が脅かされてまで原発を止めて良い」という覚悟を本当に持っている人間なんて圧倒的少数派でしかないでしょう。
いざ本当に原発を止めて電力不足・計画停電という事態が招来した時、それまで原発反対・全面停止賛成を叫んでいた人達は、掌を返すかのごとく「電力を何とかしろ」「電力料金値上げ反対」と呼号するのは目に見えています。
そして、そういう事態を招いた自分達の責任には頬被りを決め込むのもお約束というものです。
原発廃止が決して簡単なものではないからこそ、長期的に取り組んでいかなければならないのに、原発の即時停止を絶叫する人達の何と短絡的かつ感情的なことか…。
今回の原発問題では、長期的視野に基づいた利害や打算よりも【その場の空気】を優先する日本の風土の、もっとも悪い一面が出ているとすら言えるのではないでしょうか。

原発の災害対策を強化しつつ、当面の間は現行の原発を使い続ける。
そして原発の代替エネルギーの開発と商用実用化を推進していき、それが達成された段階で初めて原発の廃止を実現する。
それ以外に「国民の生活を守りつつ原発を全廃する」現実的な方法なんてないと思うのですけどね。

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