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カテゴリー「時事問題関連」の検索結果は以下のとおりです。

「孔子平和賞」 の茶番劇

劉暁波のノーベル平和賞受賞に反発した中国が急遽設立した「孔子平和賞」の授賞式が12月9日に行われました。
しかし、初代受賞者に選ばれた台湾の「連戦」中国国民党名誉主席は受賞を拒絶。

http://megalodon.jp/2010-1210-1047-39/sankei.jp.msn.com/world/china/101209/chn1012092107004-n1.htm

「インターネットを通じた投票に基づいた」とされる選定の過程や基準なども一切非公開、受賞者本人への通知すら全く行っておらず、最後は全く無関係の少女にトロフィーを渡してお茶を濁すという、最初から最後まで茶番の連続としか言いようのないシロモノでした。
本家本元のノーベル平和賞自体、「政治利用されている」「平和への実効性が疑問視される」など、数あるノーベル賞の中でも特に批判が絶えない賞なのですが、「孔子平和賞」はその負の側面をさらに凝縮している感じです。
こんな賞を設立して、一体中国は何がしたかったのでしょうか?

ちなみに、田中芳樹もノーベル平和賞については、1994年6月に刊行された山田風太郎著「柳生忍法帖 上」(講談社ノベルス・スペシャル)に寄稿したコラムでこんなことを書いていたりします↓

書物の森でつまずいて…… P78~P79
山田風太郎著「柳生忍法帖 上」 虚像の魔力
<「再発見」のほうには明確な記憶がある。『山田風太郎全集』に収められた『おぼろ忍法帖』で、当時はまだ『魔界転生』と改題されてはいなかった。時期は一九七四年の十月である。このとき、『おぼろ忍法帖』をカウンターに持っていった私に、顔見知りになった区立図書館の司書さんがいったのだ。
「あんた、信じられる? 佐藤栄作がノーベル平和賞をとったんだよ。いまニュースでいってたけどね。何だかノーベル賞のありがたみが消えてしまったね。佐藤栄作だもんねえ」
 というわけで、
ノーベル平和賞に対する日本人多数の認識が変わったのと、私が山田風太郎を再発見したのは同じ日のことであった。>

佐藤栄作のノーベル平和賞選定がノルウェーのノーベル賞委員会で決定されたのは1974年10月8日なので、このエピソードもその当日または翌日辺りの話ということになりますね。
まあ、ノーベル平和賞は佐藤栄作以前にも、「あの」ヒトラーでさえも1939年に受賞候補者としてノミネートされていたという事例すらあるのですから、いかにおかしな賞であるかは分かりそうなものなのですが。
最近でも、アメリカのオバマ大統領が「核なき世界」の演説をしたという、ただそれだけの理由で授賞したという実例がありますし。
ノーベル平和賞についてかくのごとき認識を持っている田中芳樹が、よもや「孔子平和賞」を絶賛するとは「本来ならば」考えにくいところですが、果たしてあの中国礼賛論者にそんな常識が通用するのかどうか……(-_-;;)。

ウィキリークス創設者に対する別件逮捕について

アメリカ軍の機密資料およびアメリカ外交公電の公開で話題となったウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジが逮捕されました。
逮捕容疑は何と「セックスの際にコンドームを使用しなかったから」。

http://megalodon.jp/2010-1207-2349-56/topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=463636

こんな容疑でインターポールから国際指名手配されていたわけなのですから、「できちゃった婚」をしている人なんてかなり危ないのではありませんかね?
何しろ「セックスの際にコンドームを使用しなかったから」という程度の理由でインターポールから国際指名手配され、各国の捜査機関が血眼になって容疑者を探しているわけです。
こんな基準をバカ正直に万人に適用などしていたら、インターポールどころか世界各国の警察は仕事がパンクするのではないかと思えてならないのですけどね(苦笑)。

まあ真面目な話、今回の逮捕劇は疑問の余地なく別件逮捕もいいところでしょう。
「セックスの際にコンドームを使用しなかったから」を性犯罪と規定しているスウェーデンにしたところで、罰則は最大で5000スウェーデン・クローナ(日本円で約6万円)の罰金でしかなく、わざわざインターポールにお出まし頂くような刑事事件などではありませんし。
やはり、これは機密文書を大量にバラ撒かれたアメリカの報復措置、という側面の方が大きいのでしょう。
ただ、アメリカはアメリカで「スパイ容疑」での逮捕を行うと、言論の自由との兼ね合いの問題もあり、またウィキリークスと連携して情報を公開していた他のマスメディアの記者達までも逮捕しなければならなくなるなどの事情もあり、正面突破は事実上できない状態にあったわけです。
だからこそ、なりふり構わず各国に依頼して「スウェーデン国内法の微罪容疑で別件逮捕」という荒業に踏み切らざるをえなかったのでしょうけど、この事件、裁判が行われるとしたら、法的にはどういう罪状でもって法廷で裁かれることになるのでしょうかね?
別件逮捕の後に本件の容疑が固まり再逮捕、できなければ「闇に葬る」というパターンにアメリカとしては持って行きたいところなのでしょうけど……。
この手の政治的な事件の裁判って、推定無罪の原則などかなぐり捨てて何が何でも有罪判決を「上からの圧力で」出させることがほとんどですから、「公正かつ被告人に有利な裁判」というのは期待のしようもありませんからねぇ(-_-;;)。

それにしてもこのウィキリークスの機密情報公開事件、大のアメリカ嫌いであろう田中芳樹御大にとってはこれ以上ないほど狂喜乱舞したくなるようなネタだったでしょうね。
何しろ、湾岸戦争やイラク戦争、さらには911のアメリカ同時多発テロ事件後におけるアメリカの対応について、アレだけボロクソなまでに罵り倒していたわけなのですし(苦笑)。
日本で散々失態をやらかしまくっている今の民主党政権については、自身もすくなくとも政策的には支持しているであろう手前なかなかネタにはしにくいでしょうから、こちらを次の薬師寺シリーズ新刊辺りでメインのネタにする可能性はかなり高いのではないでしょうか。
未だ執筆完了の報告がない「髑髏城の花嫁」の次の執筆作品はちょうど薬師寺シリーズの新刊らしいですし。
まあネットの知識に疎いであろう田中芳樹が今回の事件についてどこまで踏み込めるのかは、正直疑問な点も多いのですけどね。

事前通報で墓穴を掘った仙谷「健忘」長官の失態

変態新聞こと毎日新聞の報道によると、中国漁船衝突事件の船長釈放を那覇地検が公式発表する前に、仙谷「健忘」長官が中国側に対し釈放決定の事前通報を行っていたとのこと↓

http://megalodon.jp/2010-1206-1348-43/mainichi.jp/select/seiji/news/20101206k0000m010112000c.html

一方の仙谷「健忘」長官は、この報道内容を全面否定しているようなのですが……↓

http://megalodon.jp/2010-1206-1954-38/sankei.jp.msn.com/politics/policy/101206/plc1012061203007-n1.htm

しかし、仙谷「健忘」長官には、以前にも中国漁船衝突事件のビデオ公開について中国と密約を交わしていた前科がありますし、また「APECを成功させるために船長を釈放した」という電話発言を行っていることが自民党の丸山和也氏によって暴露された経緯もあります。
第一、検察が独断で外交判断を行い、しかもそれを理由に被疑者の釈放まで決定すること自体前代未聞もいいところで、政府がそんなことを言ったところで誰も信用してなどいなかったのが実情だったのですからねぇ。
これらの過去の仙谷「健忘」長官の言動を鑑みると、またもや得意の「健忘症」を発動している可能性が高いと言わざるをえないところでしょう。
自業自得な話なのですけど、この件に関して仙谷「健忘」長官の「弁明」には「他者を納得させられるだけの説得力」など皆無としか言いようがありません。

これほど他者に対して傲慢で、そのくせ言動に穴があり過ぎてツッコミどころ満載な内閣官房長官というのも歴史上稀に見る存在と言えるのではないでしょうか。
まあ民主党という組織は「無能」「売国奴」という存在は非常に有り余っているみたいですから、民主党が政権与党であり続ける限り、これをさらに凌駕する逸材が出てくる可能性が高いと言わざるをえないのですけど(T_T)。

民主党が選択的夫婦別姓制度の推進を強行

12月2日に、民主党の子ども・男女共同参画調査会が、保守系議員の反対と議論の紛糾を無視し、選択的夫婦別姓制度の導入を事実上容認する提言を提出し了承された模様↓

http://megalodon.jp/2010-1203-2306-04/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101202/stt1012022235012-n1.htm

同日の調査会では、保守系の議員らが「世論を踏まえておらず拙速だ」などと反発し、議論が紛糾したにもかかわらず、「世論にばかり左右されるものではない」として提出を強行したのだとか。
国民に公約したマニフェストすら何ひとつ満足に実行できていない民主党が、如何なる理由でマニフェストにも全く載っていない選択的夫婦別姓制度の導入などを、しかも民主主義の手続きおよび民意を無視してまで急いでいるのでしょうか?
ここ最近の自業自得な失態の数々で次の選挙では惨敗が確実視されているとはいえ、いくら何でも開き直りすぎなのではないのですかね>民主党。

夫婦別姓については私も創竜伝考察の3140で論じているのですけど、結局一番問題となるのは「子供の姓」なんですよね。
夫婦間でそれぞれの姓を維持して「これぞ男女平等!」などと嘯いたところで、両者の間で子供が生まれれば、子供に対して「どちらか一方の姓」を「他方の姓」を排除して付与しなければなりません。
両者が子供について自分の姓を与える権利を主張すれば争いや不和が発生することは避けられませんし、子供に自分の姓を与えられない側は、自分と子供の姓が違うことによる疎外感・孤立感を抱かざるをえなくなります。
すでにこの時点で「両者の姓を尊重する男女平等な夫婦別姓」などという建前は完全に崩れ去ってしまうのですが、姓を「自分で選択することなく」与えられた子供の方はさらに悲惨です。
幼少時の子供にとって「親」というのは絶対的どころか「生殺与奪の全てを握る神」とすら言って良いほどの存在であり、親に抱く依存心や信頼感というのは、その後の人生を左右する要素とさえ言えるものです。
自分の姓や片親と違う、という「大人でさえ少なからぬ違和感を覚えることがありうる」事実は、特に幼少時の子供にとってはさらに大きな違和感となってのしかかります。
大人でさえ拭い難いその違和感を跳ね返すのは、ましてや何も知らない子供にとっては至難の業もいいところですし、全ての家庭でそれが実現しえると考えるのは楽観的に過ぎるというものでしょう。
そういう懸念があるからこそ、保守系の人間は夫婦別姓に反対するのですし、その反対に対して何ら有効な反論すらすることなく強引に押し切った民主党の所業は、民主主義国家の政党として到底許されるべきことなどではないのですけどね。

ところで夫婦別姓といえば、我らが田中芳樹御大もまた、創竜伝10巻と13巻で礼賛的な自論を盛大に吹聴しておられます。
特に創竜伝13巻における作中の社会評論は、10巻で自ら設定していたはずの「創竜伝世界の日本ではすでに夫婦別姓が実施されている」という作中事実を無視してまで「夫婦別姓の導入」を提唱しており、夫婦別姓導入に対する田中芳樹の並々ならぬ思い入れと意気込みが伝わってくる一品です(笑)。
それだけに、今回の民主党の「英断」は、田中芳樹的には感涙に咽びつつ諸手を挙げながら賛同したいところではあるでしょう。
たとえそれが、民主主義的な手続きや民意を蹂躙しきった論外なシロモノであるとしても(爆)。

民主党内で「ペット税」構想が急浮上

民主党内で、犬や猫などの飼い主に税金をかける「ペット税」構想が急浮上しているのだそうです↓

http://megalodon.jp/2010-1202-2114-49/sankei.jp.msn.com/economy/finance/101202/fnc1012022042016-n1.htm

人間のみならず、犬や猫をはじめとするペットまで「何でもかんでも増税ありき」な発想で振り回す民主党の短絡的な発想にはもはや呆れ果てるしかありません。
私の実家はマルチーズのワンコを5匹飼っていますし、親戚の家でも4~6匹の犬&猫を飼っている大のペット好き家系だったりしますから、「ペット税」に対して無関係を決め込むわけにはいかないんですよね。
幸い、今のところは具体的な案の作成にまで至っていないようですが、増税しか能のない民主党がいつ法案作成を始めるやら、知れたものではありません。

ペット税以外にも、軽自動車税の増税や配偶者・給与所得その他諸々の控除制度の縮小・廃止、さらには所得税・相続税の増税など、昨今の民主党はひたすら増税路線を邁進しています。

http://megalodon.jp/2010-1203-0030-16/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000571-san-bus_all

かつて「埋蔵金があれば増税する必要はない」「税負担を国民に求めない」などと国民に公約して選挙に勝利したのは一体何だったというのでしょうか?
公約を実行できないのであれば、実現不可能な公約を並べた責任を取って野党に政権を明け渡すなり、国民に説明・謝罪をして理解を求めるなるするべきなのであって、反省もなしに開き直って政権に居座り、自身が否定していたはずの増税路線に転換するなど論外もいいところです。
民主党の厚顔無恥ぶりには、いつものことながらウンザリさせられますね。

自業自得なことでも責任転嫁が大好きな民主党

今や壊滅的なまでに下落したとマスコミが報じている菅直人ことカンガンス内閣の支持率低下について、仙谷「健忘」長官は「マスメディアにプラス評価で書いてもらっていない」とまたしても責任転嫁な発言を繰り出した模様。

http://megalodon.jp/2010-1130-1230-17/sankei.jp.msn.com/politics/policy/101130/plc1011301118014-n1.htm

かつての自民党政権時代、マスメディアの挙げ足取り&世論調査の支持率低下報道とタッグを組んで「解散総選挙」を叫んでいたのはどこの政党でしたっけ?
安倍・麻生政権などは、それこそ自国のみならず他国に誇りえる功績については全く報道されず、挙げ足取りな報道の洪水に晒されながらも政治を運営していたわけなのですが。
アレだけグダグダな惨状を呈していながら、自身の置かれている環境がどれほどまでに恵まれたものであるかについて、民主党は無自覚もいいところですね。
そればかりか、自身の気に入らない言動は弾圧し、甘い態度のマスコミにすら「もっと自分達に配慮を!」などと文句をつける。
かつての自民党政権と比較しても「ワガママこねまくるだけの駄々っ子」でしかないではありませんか、民主党は。

一方、最近めっきり存在感がないくせに、対韓国がらみだと勇んでしゃしゃり出てくるカンガンス首相は、誰も望んでいない己の談話の履行が野党に邪魔されていることにご立腹の様子↓

http://megalodon.jp/2010-1130-1834-28/sankei.jp.msn.com/politics/policy/101130/plc1011301135016-n1.htm

そもそも野党は、韓国に迎合するかのような菅談話の必要性自体に大きな疑問を投げかけているのですから、ましてやその履行に異議を唱えるのは至極当然のことでしょうに。
談話の履行ができないくらいならば、そんな談話など最初から発表しなければ済んでいた話なのに、わざわざ余計な談話を発表して自身を追い詰めている自分の責任は問わなくて良いのかと。

非常に今更な話ではあるのですが、この連中に「自己責任」という概念はないのでしょうか?
誰彼構わずこの有様で「それでも自民よりはマシ」などとのたまえる人達は、一体どこをどう見てそのような発想に至っているのか、是非とも知りたいところですね。

CNN東京支局の奇妙な言い訳

昨日の記事の続報ですが、例の動画を郵送されたCNN東京支局がスクープを報じなかったのは、SDカードが入った封筒に差出人名が書かれておらず、データの内容も明記されていなかったことにより「警備上の指針に従って廃棄した」からなのだとか。

http://megalodon.jp/2010-1126-0327-42/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000917-yom-soci

しかし、「差出人名が書かれておらず、データの内容も明記されていなかった」からといって、中身を「安全に」調べる方法などいくらでもあるでしょうに。
一番スタンダードな手法としては、ネットワーク接続を全く行わないスタンドアロンの隔離PCでファイルを開くという方法があります。
別にハイスペックのPCである必要はなく、最低限の環境さえあれば良いのですから中古のパソコンでもOKですし、購入費用も安く設置も容易に行えます。
また、SDカード対応の再生専用メディアプレーヤーを使えば、PCを全く介さずに中身を確認することも可能です。
第一、「偽名の差出人&ウソの内容説明文と一緒に送付されたウィルス混入SDカード」が郵送された場合だってありえるわけですし、そんな中でも大スクープが向こうから飛び込んでくる可能性は極少にしてもあるというのに、「中身を確認せずに捨てた」ってジャーナリストとしては間違いなく失格の部類に入らざるをえないでしょう。
こんないくらでも対処可能な理由でせっかくの大スクープの可能性を自ら捨て去るとは、CNN東京支局はマスメディアとして全く話にもならないレベルとしか言いようがありませんね。

まあ実のところ、CNN東京支局はスタッフの数が少ないという事情もあるようなのですが↓

http://www.tv-asahi.co.jp/hai/contents/100/088/
<東京支局は、1982年に開局。スタッフは5人。日本人のプロデューサーや技術スタッフ4人。
そして、ただひとりのアメリカ人が特派員のアティカ・シューベルトさんです。>

しかしその一方で、CNN東京支局はテレビ朝日の中にありますし、両者は提携関係にあるわけですから、情報の共有化やSDカードの確認作業等でテレ朝の人間に協力を求めることは充分に可能だったはずでしょう。
正直、「報道しなかった言い訳」にしても「職務怠慢」として充分に酷すぎる話ですし、万が一にも「表向きな言い訳で本当は知っていながら握り潰していた」だったりしたら、いよいよマスコミの信用は失墜するしかなくなります。
内部告発は既存の大手マスコミを使うべきではない、というのが今回の事件で得られた最大の教訓だったでしょうね。

それにしても、最近よくあるこの手のマスコミの「報道しない言い訳」を聞いていると、「マスコミって一体何様のつもりなんだ」と考えてしまうことが多いですね。
数千人単位で行われた尖閣デモが、海外で盛んに報じられながら日本のマスコミが全く報じなかった件におけるマスコミの言い訳は、「理由についてはお答えできません」などはまだマシな部類で、ひどいのになると「告知が目に留まらなかった」などというシロモノまで飛び出す始末。
こういう言い訳を聞いていると、日本のマスコミはジャーナリスト精神が欠落しているばかりか、「俺たちが報道してやるから黙って取材されていろ」と言わんばかりの傲慢な態度が滲み出ていてウンザリするんですよね。
情報を提供しても自分達で握り潰し一切報じない挙句、それでも隠蔽できなかったら「取材されたかったら俺達を満足させろ」的な開き直りに終始する。
これでマスコミが信用を失わない方が変というものです。
「取材は足で書くもの」「報道は『させて頂く』もの」という基本中の基本を、日本の特に大手マスコミは一から学び直す必要があるのではないでしょうか?

内部告発スクープを報じない既存マスコミの使えなさ

中国漁船衝突事件の尖閣ビデオを流出させた海上保安官が、YouTubeに動画を投稿する前に、CNN東京支局に対し動画ファイルを記録したSDカードを郵送していたと供述していることが判明しました。

http://megalodon.jp/2010-1125-1555-05/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00001260-yom-soci

例の尖閣ビデオ流出事件の際、朝日新聞名古屋本社調査報道班記者の神田大介なる人物が「内部告発は報道機関を通してほしい」とTwitter上にて呼びかけていたことがあります。

http://togetter.com/li/67923

しかし、CNN東京支局の対応を見る限り、既存マスコミに内部告発を行っても全く報道されない&情報を握り潰される可能性が少なからず存在する、ということが実地で証明されてしまった形になります。
CNN東京支局がSDカードを最初から検証しなかったのか、SDカードに保存されていた動画を見た上で報じなかったのかは不明ですが、どちらにしてもマスコミとしての検証・報道能力が大きく問われかねない失態と言えます。
しかもCNNはテレビ朝日およびNHKと提携関係にあり、両者もまた、この情報を真っ先に知りえる立場にあったはずなのです。
既存の大手マスコミは、政府や企業その他の内部告発には全く不向きな媒体である、ということにこれではなってしまいますね(苦笑)。
神田大介の熱弁も全く空しいものになってしまい、実に哀れな限りです(T_T)。

ところで、我らが田中芳樹御大は、今回の尖閣ビデオ流出絡みに関するマスコミ報道についてはどのように受け止めているのでしょうか?
田中芳樹の過去の発言を見ると、既存マスコミを無条件に信用しているようなことを述べていたりするのですが↓

毎日新聞 2008年1月6日記事
作家・田中芳樹さん語る 「涼子は大物女優」 薬師寺涼子の事件簿
<||最新作でも、「マンガばかり読んでいる外務大臣」とか、さまざまな話題を茶目っ気たっぷりに笑い飛ばしています
(田中)
特にモデルがだれという訳でないんですが(笑)。「いい年して遊ぶな」と言われるんですけど、思いっきり楽しんでいます。ネタは自然と出てくるんですよ。むしろ現実の「えぐみ」を取る工夫をしていますが、その工夫が楽しいですね。新聞を読んだり、ニュースを見たらネタは出てきます。
「入門編」としての新聞の存在は、大きいですよ。ただ、経済だけはなぜか興味がなくて……。一時期、興味を持つきっかけに株を買ってみたのですが、全然だめでした。その代わりに新聞に載っている企業プロジェクトの特集を読んだりしています。まあ、経済と恋愛は、事件がからまないと本質的に興味がないですからねぇ。>

田中芳樹も、尖閣ビデオ流出事件のマスコミ報道で初めてYouTubeの存在を知ったクチだったりするのでしょうか?
創竜伝だと、「国民新聞」こと読売新聞や記者クラブに対する批判的な社会評論があったりするのですが、それでも「『入門編』としての新聞の存在は、大きいですよ」などとのたまう辺り、既存マスコミに対する信用は少なからぬものがあるのでしょう。
その一方で、田中芳樹がほとんどネットを触っていないことが「らいとすたっふ」社長氏によって言及されていますし、実際、ここ10年ほどの間に刊行された現代物作品の中でもネットの存在がほとんど描かれていません。
ネットが持つ速報性や利便性、それに何よりも「権力べったりな既存マスコミの自主規制と無縁な自由度の高さ」という点を田中芳樹がどのように評価しているのか、是非とも知りたいところです。

現実が全く見えていないイオングループの御曹司

民主党の岡田克也幹事長が、共同通信加盟社論説研究会の講演で「できれば8年ぐらい与党でありたい」と発言したとのこと。

http://megalodon.jp/2010-1124-1949-58/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101124/stt1011241826005-n1.htm

政権交代が行われてからの1年弱の間だけでさえ、グダグダな政治運営と売国政策の推進によって、民主党はすっかり日本国民の大多数から愛想を尽かされてしまっているではありませんか(笑)。
ただでさえ、今すぐにも民主党自体を解体した上で解散総選挙をして欲しいところですらあるというのに、そんな民主党に8年も政権を担当させてなどいたら、どれほどまでに日本の国益および日本国民の権利が侵害されるやら、知れたものではないのですけどね。
ただでさえ、外国人参政権だの夫婦別姓だの、田中芳樹辺りがさぞかし喜びそうな愚かしい政策を掲げている集団なわけですし。
仙谷「健忘」長官もそうでしたが、このジャスコの御曹司もまた、自分達の政治が「日本国民から」全く評価されていないという現実が全く見えていないのでしょうか?

そして一方、民主党は昨日の北朝鮮の砲撃についてこんなことを述べているのだそうで↓

http://megalodon.jp/2010-1124-2009-18/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188434.html
<出席者の1人は、「日本周辺の情勢が緊迫する中で、仙谷官房長官らに対する問責決議案を提出すれば、野党が非難される。決議案の提出は困難になった」という見方を示した。
別の民主党幹部は、「
北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ。公明党は問責に、より慎重になるのではないか」と期待感を示した。>

北朝鮮の砲撃については立派な国際問題ですし、死者も出ている事件でもあるのですが、それを「民主党にとっての神風」と表現する辺り、「政局と自己保身が全てに優先される」民主党議員の政治に対するスタンスが分かろうというものです。
第一、尖閣問題絡みでああまで愚かしい対応ばかりやらかして国民からの総スカンを食らっていた民主党に、北朝鮮の問題についてマトモに対処できるだけの手腕など、最初から期待のしようもないでしょうに。
確かに一時的に問責決議案の提出が見送られたので一息つけてはいるのでしょうが、長期的に見れば「神風」どころか「追い討ち」にすらなるのではないかと思えてならないのですけどね。

北朝鮮が韓国に対し、朝鮮戦争休戦後初の陸上砲撃を敢行

韓国西方の黄海に浮かぶ延坪島(ヨンピョンド)に、北朝鮮からのものと見られる数十発~200発前後の砲弾が着弾した模様です。

http://megalodon.jp/2010-1123-1748-53/mainichi.jp/select/world/news/20101123k0000e030037000c.html

朝鮮戦争の休戦協定が締結されて以来、韓国と北朝鮮による小競り合いの類自体は何度も頻発しています。
しかし、それらは全て海上のみを舞台に、しかも武装した集団同士による戦闘だったのに対し、今回は朝鮮戦争後初めてとなる陸上への攻撃であり、さらには民間人にまで被害が出ています。
それだけに、最悪、戦争が再開される可能性も懸念されており、朝鮮半島の緊張が高まっています。

ただ、日本にとってそれ以上に問題なのは、獅子身中の虫である日本国内の民主党政権にあります。
民主党政権は成立以来、外国人参政権の付与や朝鮮学校無償化を強引に推進したり、韓国向けに無為無用の談話を発表したりするなど、韓国・北朝鮮のご機嫌伺いに終始するスタンスを取り続けています。
ただでさえ日本国民からの支持を失いつつある無為無能な菅直人ことカンガンス内閣が、ここぞとばかりに自ら率先して愚かしい対応を行う可能性が十二分に存在するわけです。
そうでなくても、日本国内には韓国政府が資金援助を行っている民団や、朝鮮総連という北朝鮮直属の工作機関があり、万が一にも朝鮮戦争が再開されようものならば、日本国内で両者による戦闘やテロが勃発する懸念もあるのです。
民主党政権はある意味北朝鮮よりもはるかに厄介な「無能な働き者」的存在であり、何か発言する度に日本の国益を害しまくることが分かりきっているので、多大な不安が常に付き纏うのですが。
できれば日本の国益を害さない範囲で失言と失態を繰り広げ、更なる支持率低下と解散総選挙に繋げて頂きたいものなのですけどね(苦笑)。

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