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カテゴリー「時事問題関連」の検索結果は以下のとおりです。

民主党が「企業・団体による献金の禁止」の公約を破棄

民主党が去年の衆院選と今年の参院選で掲げていた「企業・団体による献金の禁止」を撤回し、国や自治体と1億円未満の契約を結んでいる企業から献金を受け入れる方針を打ち出しました。

http://megalodon.jp/2010-1027-0905-43/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101026/stt1010262356011-n1.htm

表層的な奇麗事を並べて自民党を罵りまくった挙句のこの醜態、民主党の公約蹂躙ぶりがまたも露呈した形ですね。
第一、民主党が「企業・団体による献金の禁止」を公約に掲げていたのは、すくなくとも表向きには「クリーンな政治の実現」にあったはずなのですが、民主党のカネの問題は、小沢・鳩山関連を中心に自民党以上の酷さときていますし(苦笑)。

そもそも、政治献金を規制して「クリーンな政治」を実現しよう、などという考え方自体が、「軍備を失くせば平和になる」「霞を食べて生活する」レベルの現実無視な妄想に過ぎません。
政治家はただその地位を維持するだけでも莫大なお金がかかります。
事務所を構えたり秘書を数人雇ったりするだけでも年間数百万~千万単位の資金が必要となりますし、選挙が行われる際には人件費を中心に数千万単位ものカネが一度に吹き飛ぶとすら言われています。
にもかかわらず、政治家の給与や助成金だけでは、これらの諸費用の穴埋めすら満足にできない実態があります。
その事実を無視して政治献金を悪戯に規制しようとすれば、当然のことながら通常の政治活動にすら支障をきたすようになってしまいますし、最悪、政治家のカネの流れがブラックマーケット化してさらに犯罪性・隠匿性が加速する恐れすらあるのです。
政治献金は「貰う&払う」こと自体が悪いのではなく、カネの出所や資金ルートなどといったものが外部から見えないのが本当の問題点なのですから、変な規制をかけるよりも、いっそ全面解禁にした上でカネの流れをいかに「外部から見えるもの」にするか、という点を強化した方が、「不正を防止する」という観点から見てさえも却って良いのではないかと思うのですけどね。

しかし、そういう政治献金に関する一般論とは別に、民主党には仮にも国民に対して「企業・団体による献金の禁止」を公約として明確に宣言してしまったわけなのですから、その発言責任をきちんと全うする責任と義務というものが存在するはずでしょう。
それがいかに実現不可能な妄想の類であるにせよ、一度公約として国民に宣言した以上は、その実現に向けて努力し公約を実現しなければならない。それこそ政治家が本来やるべき仕事というものです。
大衆受け「だけ」はしそうな現実離れな空手形を乱発した挙句に責任放棄するなど、詐欺師と何ら変わるところがありません。

野党時代に下らないイチャモンをつけて自民党政権を好き勝手に罵り倒し、政権を奪取したツケが、ここに来て一挙に噴出している感じですね、昨今の民主党の惨状は。
私はここ5年ほどの選挙で民主党に一票を投じた覚えも支持した覚えもありませんし、欠片たりとも同情する気にはなれませんが、民主党と同じく「企業・団体による献金の禁止」を創竜伝の作中でがなりたて、かつ間違いなく民主党支持であろう田中芳樹御大にとっては災難なことでしょうね(笑)。

自民党が仙谷「健忘」長官の診断書提出要求を検討

中国漁船船長の釈放問題を巡る仙谷官房長官の「健忘症」発言に対し、自民党は診断書の提出要求を検討しているとのことです↓

http://megalodon.jp/2010-1020-1835-15/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101019/stt1010192031007-n1.htm

もしこれが本当に行われたら、なかなか面白い展開になりそうですね。
本当に診断書の提出要求が行われ、かつ提出されれば、「健忘症」発言がウソでも本当でも、仙谷由人は窮地に立たされます。
健忘症を患っていない場合、仙谷由人は国会という場で虚偽の理由を並べて相手からの質疑への回答を避けた、ということになります。
この場合、国家公務員法違反、偽証罪、「議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律」(議院証言法)のいずれかに抵触する可能性がありますし、またそうでなくても「国会の場でウソをついた」というだけでも弾劾され辞任に追い込まれるのは必至でしょう。
一方、本当に健忘症を患っていることが証明された場合は、当然のごとく「そんな人間に内閣官房長官の要職を任せるわけにはいかない」ということになって、やはり辞任が求められることになります。
もちろん、民主党が診断書の提出を拒否した場合には、仙谷由人には「健忘症」疑惑がいつまでも付き纏うことになりますし、仙谷由人が内閣の要職の地位にい続ける限り、野党側は常にそれを民主党攻撃用のカードとして使い続けることができるわけです。
どう転んでもプラスの結果を出すことができるのですから、自民党には是非とも仙谷由人の診断書提出要求を国会の場で行って頂きたいものです。

民主党は野党時代、麻生太郎元首相の漢字読み間違いを声高に糾弾した挙句、国会の場で漢字テストを行ったり、カップラーメンの値段が違うだの「庶民レベルのホテルのバー通い」「ボールペンのキャップを口にくわえる」だのといった「政治的には」どうでも良い首相の言動をことさら取り上げたりすることで自民党を罵り倒していました。
それが政権与党になって、政治的にも経済的にも無為無策で日本の国益を害しまくった挙句、自分達が過去に行った自民党攻撃と全く同じ手法でもって、今度は自分達自身が野党自民党から糾弾されることになるかもしれないわけです。
まさに因果応報もいいところですが、まさか民主党ともあろうものが、田中芳樹や山本弘じゃあるまいし「こんな揚げ足取りなことをして政治を混乱させるな!」と言わんばかりの御都合主義なダブルスタンダード弁護論を披露するなど、一般人並の羞恥心でもあれば恥ずかしくてとても実行できるものではないでしょう(笑)。
政権与党の名に恥じることのない、スバラシイ対応を心から期待したいところです(爆)。

仙谷由人の属国化肯定&健忘症認定発言

驚愕のニュースが飛び込んできました↓

仙谷氏「APEC影響懸念で釈放」と丸山氏暴露
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101018-OYT1T01000.htm
>  18日の参院決算委員会で自民党の丸山和也氏は、事件で逮捕した船長の釈放には、来月横浜で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)に影響することへの懸念があったとし、釈放直後に仙谷官房長官と電話で話した内容を“暴露”。
>
>  「判決まで拘置して強制送還すべきだった」と訴えると、仙谷氏は「APECが吹き飛んでしまう」と答え、「日本が中国の属国になる」との懸念を伝えると、
「属国化は今に始まったことではない」と応じたという。
>
>  仙谷氏は答弁で
「健忘症にかかったか、今暴露された会話の記憶は全くない」と否定。18日夕の記者会見では「何らかのことを友人関係で話したとすれば、国会で質問されるのは不本意だ」と不快感を示した。
(2010年10月18日20時18分 読売新聞)

この短い記事の中に致命的な問題点がいくつもあります。

まず、件の船長釈放は、これまで「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と言う理由から「那覇地検が独断で決定した」ということになっていたはずなのに、「APEC影響懸念」という、これまでの公式発表を否定する発言が出てきたこと。
件の決定は那覇地検の独断ではなく政府の政治関与が行われていたということになりますし、那覇地検も政府も、ウソの発表で国民を騙していたことになります。
ただでさえ船長の釈放問題については国民の大多数から疑問と批判の声が上がっているというのに、さらにその発表がウソ偽りのものだった、ということになれば、政府の責任は極めて重大です。
政府は何故そのようなウソで国民を欺いたのか、公の場で説明しなければなりません。

次に、仮にも独立国の政治家という重責を担う者が、「属国化は今に始まったことではない」などと軽々しく発言して良いわけがないでしょう。
しかも、ここで言われている「属国化」の主語は、文脈から考えても「中国」以外にはありえないわけですからなおのことです。
一体、日本国民の誰が中国の属国であることを望むというのでしょうか?
また、仮に万が一にも「属国化は今に始まったことではない」というが正しかったとしても、だからと言って「属国化」を推進して良い理由になどなりません。
ここまで凄まじいまでに「売国的な発言」というのは見たことがないですね。

そして最後は、内閣官房長官という要職を担う人間が、自ら率先して「健忘症」を患っているという事実を告白したことです。
昔よく見られたらしい政治家の自己弁護発言「記憶にございません」をこの期に及んで踏襲したかったのかもしれませんが、よりにもよって自ら「健忘症」を患っていると告白してどうするというのでしょうか。
一国の首相や閣僚の健康状態というのは、国によっては国家機密的な扱いを受けることも珍しくないというのに、それを白昼堂々と告白し、自身の身体に問題があることを公の場で暴露する内閣官房長官。
上記2つの件と併せ、頭と思考水準に問題のある人間が内閣官房長官という要職にいること自体、国家としては極めて喜劇的かつ危機的な状態と言えます。
仙谷由人はただちに内閣官房長官を辞任し、頭の病院に入院すべきです。

それにしても、以前から民主党はバカなことばかりやってきたわけですが、ここまで「イッてしまった」ありとあらゆる意味でバカとしかいいようのない売国発言というのもそうそうあるものではないでしょうね。
民主党政権の面々は、下手すれば創竜伝や薬師寺シリーズに登場する悪役達よりもさらに思考水準が下なのかもしれません(爆)。
政治思想が近いことから民主党を支持しているであろう田中芳樹も、さすがにこれは「自分の判断は果たして正しかったのか?」と頭を抱え込みたくなってくるのではないでしょうか。
まさか、一連の発言で「我が意を得たり!」と会心の微笑みを浮かべている、などということはさすがにないだろう……と思いたいところなのですが(苦笑)。

続・「男女平等」の正しいあり方とは?

単身世帯を対象にした総務省の2009年の調査によると、30歳未満の女性の可処分所得(家計の手取り収入)が男性のそれを初めて上回ったとのことです。

http://ow.ly/2Tuk1

つい先日、世界経済フォーラムの男女性別格差ランキングで134ヶ国中94位と発表された結果とあまりにも大きな隔たりがあります。
こと給与水準だけを見れば、男女格差など存在しないも同然どころか、むしろ男性側を優遇しなければならないレベルですらあるわけです。
何故このような矛盾した調査結果が出てくるのでしょうか?

世界経済フォーラムの男女格差調査は、「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野について国毎にスコアをつけ、総合的な「男女格差指数」を出すという手法が取られています。
具体的な基準としては、

・ 女性の就業率など経済への参加度
・ 産休制度の充実や、専門職に占める女性の比率など雇用機会の均等性
・ 議会や政府など政治決定機関に女性が占める比率
・ 教育機会の均等性
・ 女性の健康への配慮

といったものが挙げられますが、要するに

「女性がいかに家庭の外に出て働いているか&政治参加しているか?」
「女性に男性と同等、もしくはそれ以上の権利ないし政治的保護が認められているか否か」

というテーマを元にした調査であるわけです。

しかし、「経済への参加度」だの「政治の場や職場における女性の比率」だのといった項目は、そもそも「全ての女性が家庭の外で働きに出たがっている」という前提がなければ、すくなくとも男女平等の指標として調査する意味が全くないシロモノです。
実のところ、日本における女性の大部分は、子育てや家庭の維持、そして何より「自身の身体的負担を軽くしたい」などといった動機から、専業主婦やパート、事務職系などの軽労働を志願する割合が高く、他ならぬ女性自身が男性並の重労働や時間外超過残業を望まない傾向にあります。
調査の前提が成立していない日本において、「経済への参加度」だの「政治の場や職場における女性の比率」だのといったものを算出することに、一体何の意味があるというのでしょうか?

そして一方、女性の労働環境については、日経新聞の記事でも明らかなように、男女間の賃金格差は30歳未満では男女逆転していますし、また企業の中には従業員の半分以上、下手すれば4分の3近くが女性で占められている、というところも決して珍しくありません。
就業における男女間の「機会の平等」はすでに達成されていると言って良く、その上で女性の社会進出や政治参加の比率が小さいというのは「男女差別」などではなく、あくまでも「女性自身の選択による結果」というものでしょう。
そこからさらに「結果の平等」を追求した挙句、北欧諸国で採用されているようなクォータ制やアハーマティブ・アクションを採用しても、却って余計な人件費と人材の浪費、さらには新たな男女差別が誕生するだけでしかないと思うのですけどね。

さらに言えば、冒頭で紹介した、女性の可処分所得が男性を上回ったというニュース自体、実は男女平等の観点から言ってさえも歓迎できないシロモノだったりします。
件のニュースをよく読んでみると、可処分所得は女性が2004年から11.4%増加しているのに対して、男性が0.7%の縮小となっています。
また、完全失業率についても女性が男性を下回っています。
つまり、就労待遇では女性が優遇されている一方、男性は給与が削られ、雇用自体も減少しているという事態に直面しているわけです。
男女平等の観点からすれば、かくのごとき「女尊男卑」な状態が歓迎できる話であるはずもないでしょう。
表層的な数値のみを帳尻合わせただけの「男女平等」にこだわっていると、こういう別観点から見た問題をも結果として見落としてしまうことにもなりかねないのです。

巷に溢れかえっている、
「女性が家庭の外に出て男性並に重労働するのが男女平等」
「男性の権利を抑圧し女性を優遇するのが男女平等」
などという誤った旧時代の固定観念をいいかげん打破すべき時期にそろそろ来ているのではないか、と私などは思えてならないのですけどね。

「男女平等」の正しいあり方とは?

世界の大企業が参加している世界経済フォーラム(本部ジュネーブ)が発表した、社会進出や政治参加における性別格差ランキングによると、2010年度、日本は134ヶ国中94位とのことです。
前回は101位だったとのことで、順位自体は上がっているのですが、それでもこの順位は先進国の中では最下位なのだそうです↓

http://megalodon.jp/2010-1012-2128-50/sankei.jp.msn.com/life/trend/101012/trd1010122110010-n1.htm

ただ、これは以前から思っていることなのですが、女性の社会進出や政治参加が進んでいないという要素「だけ」で、「男女平等」の是非というのは果たして判定できるものなのでしょうか?

男女平等について語る際、よく「男女平等先進国」とされ、件の調査でも上位にランクインされていたノルウェー・スウェーデン・フィンランドなどといった北欧諸国の事例がよく挙げられます。
これらの国々では、公共機関の職員や議席数に一定数の女性を割り当てるクォータ制やアハーマティブ・アクションといった、理由や能力を問わず女性が「強制的かつ自動的に」採用される制度で運用されています。
男女間の競争の結果として男女平等が実現しているのではなく、最初から男女平等ありきで職員数や政治家等の男女の割合が政治的に決定されているわけです。
しかもこの制度は、無能な女性が有能な男性よりも優先的に採用されるという一種の「逆差別」的なものでもあり、その運用については多くの問題が指摘されています。
これって「男女平等」本来のあり方からは程遠いどころか本末転倒なシロモノですらあるでしょう。
「機会の平等」ではなく「結果の平等」を求めたところで、男尊女卑が女尊男卑に代わるだけで男女平等は一向に実現しないばかりか、人材の適材適所にも反するという点において「壮大な無駄」もいいところです。

元々男性と女性には、身体的のみならず脳や思考・発想法についても先天的な違いというものが存在します。
脳が認識する視点では、男性は一点集中的な視野を持ち、女性は周辺にまんべんなく行き届く目を持つ傾向にあります。
また、一般的な脳の傾向としても、男性は女性よりも空間能力に優れ、一方で女性は男性よりも言語能力に長じているという科学的な調査結果もあります。
それらの違いを無視して両性を無理矢理同列に並べようとすれば、大きな歪みや矛盾が生まれるのは必至というものです。
かといって、男女格差を完全に消去しようとすれば、行き着く先は、男女共に同室かつ裸でシャワーを浴びていた映画「スターシップ・トゥルーパーズ」のごとき世界か、さもなければ男女性の双方を併せ持つ「両性具有」に全人類が統合される、的なものしかないでしょう。
それって、本当にスバラシイ世界なのでしょうか?

就職については「機会の平等」を保証した上で、男性は男性の、女性は女性の、それぞれの個性に応じた分野で活躍する。それが「男女平等」の本来のあり方というものなのではないでしょうか。
そして、女性が家庭を維持し、子育てに専念する「専業主婦」というあり方もまた、それを志願する女性にとっては立派な仕事であり社会参加であると言えるでしょう。
「全ての女性が男性と同じように【家庭の外へ】働きに出なければならない」というのは、悪い意味での全体主義であり共産主義的な発想なのです。

巷で叫ばれている「男女平等」というのは、「女性が男性に合わせることによって男性の権利を獲得する」「男性を踏み台にすることで女性の優位を確立する【男尊女卑の裏返し】」的なものがあまりにも多いですね。
我らが田中芳樹御大もまた、その手の誤った「男女平等」に基づいて、薬師寺シリーズや田中小説版キング・コングなどという駄作を書き殴っていますし。
当の御本人様は「これこそが男女平等のあるべき姿であり、スバラシイまでに女性に配慮した描写である」とでも考えているのでしょうが、私からすれば勘違いも甚だしいと言わざるをえません。
まあ薬師寺涼子や田中小説版キング・コングのアン・ダロウのどこに「聡明な女性」的な要素があるのか、それからして私は疑問に思わざるをえないところなのですが(苦笑)。
同性を虐げている男性を叩き潰しさえすれば「強い女性」なるものが自動的に生成される、というわけではないのですけどね。

中国人初のノーベル賞を民主運動家・劉暁波が受賞

中国人では初となるノーベル賞受賞が、過去に天安門事件で逮捕歴があり、現在も中国で服役中の民主運動家・劉暁波に授与されるという形で実現することとなりました。

http://megalodon.jp/2010-1008-2234-41/www.asahi.com/international/update/1008/TKY201010080362.html

そして、この輝かしい偉業に対し、中国政府は反発を強め、報道規制を行っているとのこと。

http://megalodon.jp/2010-1009-0032-51/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000118-jij-int
http://megalodon.jp/2010-1009-1343-51/sankei.jp.msn.com/world/china/101009/chn1010091102007-n1.htm

長年の悲願であったノーベル賞受賞がまさかこんな形で実現するとは、中国にとってこれ以上の皮肉はないでしょうね。
ただでさえ中国は、チベット問題をはじめとする少数民族の弾圧や言論統制など、のっぴきならない問題を抱えているところにこれなのですから。
今回のノーベル平和賞選定に際して、中国政府はノルウェーのノーベル賞委員会に対し「外交関係に悪影響を及ぼす」という圧力までかけていたのですが、中国がいかに今回のノーベル賞受賞を嫌がっているか、分かろうというものです。

民主主義真理教の狂信者にして中国礼賛論者でもある田中芳樹としては、今回のノーベル平和賞は諸手を挙げて歓迎したいところでしょう。
田中芳樹は創竜伝7巻で天安門事件における中国の対応を罵りまくっていた一方、13巻では過去のストーリーも社会評論もかなぐり捨ててまで中国の経済成長を礼賛していたのですから。
中国の国内事情や少数民族弾圧の事情などについて田中芳樹が精通しているとはとても思えませんし、民主化運動の実態に至っては「知っていても無視する」でしょうから、今回の受賞について「中国でもようやく民主主義が根付いてきた」的な見当ハズレな礼賛論でも派手に展開していそうですね(苦笑)。

検察審査会の2度目の「起訴議決」により、小沢一郎が強制起訴

民主党・小沢一郎の平成16~17年分の虚偽記載容疑について、東京第5検察審査会は「起訴すべき」(起訴議決)の判断を下しました

http://megalodon.jp/2010-1004-1632-15/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101004/crm1010041546021-n1.htm

2度目の「起訴相当」の議決により、小沢一郎に対する強制起訴が発動されることになります。

しかし、中国人民解放軍野戦軍司令官を自称する小沢一郎に対する強制起訴は、日中間の新たな国際問題へと発展してしまう危険性があります(棒)。
ただでさえ、中国漁船衝突事件で日中間はゴタゴタしているというのに、今度は中国の自称軍高官(!)が日本の手によって「不当に」裁かれようとしているのです(笑)。
たかだか一船長の身柄についてさえアレほどまでの恫喝外交を展開した中国政府が黙ってなどいるはずもなく、当然、何らかの抗議と報復措置を行ってくることでしょう(爆)。

まあ実際問題、中国が小沢一郎を本気で助けようと思うのであれば、話は非常に簡単だと思うのですけどね。
何しろ、適当な抗議声明を発表した後で中国国内に存在する邦人を数人ばかり、適当な理由をでっち上げて逮捕拘禁してしまえば、検察が「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」という大義名分を勝手に掲げ、処分保留として自動的に釈放してくれるのですから(爆)。
中国政府と提携さえできれば、日本ではありとあらゆる犯罪がやりたい放題にでき、しかも起訴すらされることがない、という前例がすでにできあがってしまっているわけですし、中国人にとって日本ほど一攫千金が狙える「地上の楽園」のような国もないでしょうね(苦笑)。

ところで今回の問題について、かつて創竜伝5巻で小沢一郎をモデルにした悪役を登場させていた田中芳樹は一体どのような感想を抱いているでしょうか?
当時と異なり、今の小沢一郎と田中芳樹は、カネの問題はともかく、政治思想的な相違点はほとんどと言って良いほどに存在しませんからね~。
特に中国べったりなスタンスに至っては双生児とすら言えるくらいにそっくりですし(笑)。
小沢一郎を否定するにせよ肯定するにせよ、なかなかに面白い電波評論を発表してくれそうです(爆)。

中国漁船衝突事件の船長釈放問題

尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件で逮捕・勾留されていた中国人船長を、那覇地検が処分保留で釈放すると発表しました。

http://megalodon.jp/2010-0924-1804-06/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100924/crm1009241445019-n1.htm

つい数日前まで「国内法の問題」と中国側の要求を突っぱねていたあの対応は一体何だったのでしょうか?
毎度のことながら、日本の土下座外交ぶりには呆れるばかりですね。

釈放を決定した那覇地検は、その理由として「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」という主張を行っています。
しかし理由はどうであれ、法に拠らない政治的な問題の解決から独断で法を捻じ曲げるなど、法治主義の自殺行為でしかないでしょう。
しかも那覇地検の「判断」とやらは、それまでの民主党政権が主張していた「国内法の問題」云々の発言に真っ向から盾突く形となっています。
たかが一地検「だけ」で、しかも行政府のトップに逆らう政治的な内容の「判断」を下すなど、常識的には到底考えられない越権行為としか言いようがありません。

1891年に起こったロシア皇太子暗殺未遂事件(大津事件)では、当時の最高裁判所に当たる大審院に対し、ロシアの侵略を憂慮する政府から「法を捻じ曲げてでも犯人を死刑にしろ」という圧力がかかりましたが、大審院はこれを退け、当時の法律通りに犯人に無期徒刑(無期懲役)の判決を下しました。
それに対し、今回の事件の対応は、その先人達の偉業を嘲笑うものでしかなく、また今後の日本における刑事事件や外交に大きな禍根を残しかねない愚劣なものとしか評しようがないのですが。

中国漁船衝突事件における日本政府の対応は、内政干渉に屈したと見られる点でも最悪なら、一度言ったことを簡単に翻すという点でも最悪です。
8月に韓国への迎合などのために安易な談話を発表した件といい、民主党は「国の発言」というものの重さが全く分かっていないとしか言いようがありませんね。

中国漁船衝突事件で閣僚級以上の日中間交流停止

9月7日に尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件を巡り、中国はついに日中間の閣僚級以上の交流停止という措置を発動させました。

http://megalodon.jp/2010-0920-1157-27/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100920-00000994-reu-int

さらに中国人民解放軍は軍事介入の可能性についてまで言及しています。

http://megalodon.jp/2010-0919-1455-04/japanese.china.org.cn/politics/txt/2010-09/17/content_20955517.htm
http://megalodon.jp/2010-0918-2011-16/japanese.china.org.cn/politics/txt/2010-09/17/content_20955517_2.htm

19世紀の植民地時代における欧米列強の砲艦外交を想起させる、今回の中国の強硬姿勢は何を意図したものなのでしょうか?

中国には「指桑罵槐」という行動原理が存在します。
これは「全く関係のないものを罵ることで、真のターゲットに攻撃を加える」というもの。
今回の件で言えば、中国は日本を指さし罵ることで、中国国内の誰か(もしくは何らかの組織)を攻撃しているわけです。
罵倒される日本にとっては傍迷惑もいいところですが。

中国の人間にとって「外交」とは、自国内における政治権力闘争を勝ち抜くための一手段でしかなく、そのためならば国益上マイナスにしかならない行為すらも平然と行います。
いくつか事例を挙げてみると……。

1979年の中越戦争
罵倒対象:ベトナム
真の目的:鄧小平個人がアメリカの後ろ盾を得、中国人民解放軍を掌握するため。

1982年の教科書問題
罵倒対象:日本
真の目的:鄧小平による中国人民解放軍の改革を阻止するため、軍側が仕組んだもの。

1996年の台湾海峡問題
罵倒対象:台湾の総統選挙
真の目的:鄧小平の死後に発生する権力闘争を見越した中国人民解放軍の江沢民に対する揺さぶり。

中国国内の反日デモ
罵倒対象:日本
真の目的:中国共産党政権への反政府活動

これらの事例を見れば分かるように、中国発の国際問題というのは、元々は中国国内の政治権力闘争の延長上で発生したものでしかありません。
それを表層的に解釈し、「それが中国国民の総意だ!」と早合点し過剰反応を起こしても何ら良いことはないのです。

そして「指桑罵槐」の罵倒対象としてしばしば日本が選ばれるのは、これまで日本が対中国向けに行ってきた土下座外交によって日本が徹底的に舐められていることにあります。
いくら罵倒しても安全であるばかりか、場合によっては自ら土下座しあまつさえカネまで出してくれるのですから、これほど格好のカモはないでしょう。

ことさら「指桑罵槐」な罵倒と強硬な態度を取る中国の本当の意図を把握した上で、外交的には一切譲歩することなく毅然とした態度を取る。
それが今回の件で日本が行うべき外交というものでしょう。
「謙譲の美徳」などというシロモノは、日本以外の国、ましてや外交の場では一切通用しないのですから。

民主党代表選で菅直人が小沢一郎に大差をつけ再選

9月14日の民主党代表選で、菅直人が小沢一郎に大差をつけて再選を果たしました。

超弩級の経済オンチにして辛光洙(シングァンス)釈放嘆願に署名した実績を持つテロリスト擁護論者・菅直人。
日本が多額の借金を背負うことになったそもそもの元凶であり、中国人民解放軍野戦軍司令官を自称し朝貢外交に勤しむ小沢一郎。
そもそも候補者どころか民主党自体すら全く支持していない私にとっては「ウンコとゲロのどちらを食べるか?」的な最底辺の同族嫌悪・近親憎悪としか言いようのない内ゲバな選挙戦でしかありえなかったのですが、この茶番劇もようやく終わってくれたわけですね。
この茶番劇のせいで日本は政治的な停滞状態が長く続いていましたし、特に為替や株式市場では、この影響で少なからぬ損害を日本は被っていたのですから。とにもかくにもようやく「動ける」状態となったのはありがたい話です。

ただ、菅直人が政治家としても無能な上に売国奴的な思想を抱いていることはこれまでと全く変わりがないわけですし、また一方では、敗北した小沢一郎の動向により、今後の政治情勢はますます混迷の度が深まることも予想されます。
民主党が政権を担うようになってからというもの、日本の国益は一方的に蹂躙されるばかりですし、いいかげん民主党には政権の座から永久に退場してもらえないものなのか……。
まさに今の状況こそが「政権交代こそ最大の景気対策!」以外の何物でもないのですけどね(笑)。

それとタナウツ的には、小沢一郎が敗れたのは残念でなりませんでした。
小沢一郎が民主党代表になっていれば、田中芳樹が喜び勇んで創竜伝か薬師寺シリーズを執筆するであろうことは確実でしたから(爆)。
田中芳樹も得意の日本政府罵倒ネタを逃してしまい、胸中複雑なのかもしれませんね(笑)。
まあ、田中芳樹も今年中は「髑髏城の花嫁」の執筆で手一杯でしょうし、その次の著書の刊行までに菅直人が政権の座にい続けられるという保証自体、実は全くないわけではあるのですが(苦笑)。

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2014/10/19 from cinema-days 映画な日々
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2014/10/13 from ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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