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カテゴリー「国内政治」の検索結果は以下のとおりです。

民主党&カンガンス内閣の支持率急落

フジテレビ系「新報道2001」の首都圏世論調査によると、自民党の政党支持率が民主党のそれを5ヶ月ぶりに上回ったのだそうです↓

http://megalodon.jp/2010-1101-1359-44/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101031/stt1010312223001-n1.htm

さらに、菅直人ことカンガンス内閣の支持率も急落しているのだとか↓

http://megalodon.jp/2010-1101-1604-19/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101101/stt1011011157003-n1.htm

私個人としては、政治を行う際に支持率を気にするのはナンセンスであると考えています。
政治的結果と国民の支持というのは必ずしも連動しているものではなく、立派な政治的結果を挙げていても国民からソッポを向かれることもあれば、政治がズタズタな惨状を呈しているにもかかわらずパフォーマンスだけで国民から好かれる、ということが事実としてありうるからです。
今回の支持率低下は、人民解放軍野戦軍司令官の肩書を持つ小沢一郎の起訴問題や、中国漁船衝突事件における対応の支離滅裂ぶりが主な要因となっているわけですが、これと全く同じパターンの支持率低下が、かつての自民党政権時代には「カップラーメンの値段」だの「ボールペンのキャップ」だのといったシロモノで発生していたわけです。
また、政党や内閣の支持率が、マスコミ毎にその調査方法が全く異なることから、10%近くも数値に差が出る結果になったりする、というのも今更言うまでもない有名な話でしょう。
その時その時の国民の気分、もっとはっきり言えば「空気」やマスコミの調査方法などで、政治的結果と関係なくいくらでも変わってしまう支持率などというシロモノは、せいぜい「ひとつの目安」程度に考えておけば良いだけのものでしかありえないのです。

ただ、そういう支持率をあたかも絶対的な神託であるかのごとく神聖視し、ことある毎にかつての自民党政権の挙げ足取りを行い、執拗なまでに政権交代を迫った民主党や日本のマスコミにとって、今回の結果はまさに因果応報もいいところでしょうね(^-^)。
連中が今更「政治的結果と国民の支持率は全く別物だ」などという正論を主張したところで、誰も聞く耳など持ちはしないでしょう。
そもそも民主党は肝心要の政治的結果すらマトモに出せていないわけですし(苦笑)。
民主党の支持率アップに少なからず貢献してきたであろう「事業仕分け」とやらも、回数が嵩むにつれて加速度的にメッキが剥がれてきていますからねぇ。
今後民主党がどこまで「堕ちていく」のか、心の中でせせら笑いつつ、生暖かい目で見守っていこうと思います(爆)。

民主党が「企業・団体による献金の禁止」の公約を破棄

民主党が去年の衆院選と今年の参院選で掲げていた「企業・団体による献金の禁止」を撤回し、国や自治体と1億円未満の契約を結んでいる企業から献金を受け入れる方針を打ち出しました。

http://megalodon.jp/2010-1027-0905-43/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101026/stt1010262356011-n1.htm

表層的な奇麗事を並べて自民党を罵りまくった挙句のこの醜態、民主党の公約蹂躙ぶりがまたも露呈した形ですね。
第一、民主党が「企業・団体による献金の禁止」を公約に掲げていたのは、すくなくとも表向きには「クリーンな政治の実現」にあったはずなのですが、民主党のカネの問題は、小沢・鳩山関連を中心に自民党以上の酷さときていますし(苦笑)。

そもそも、政治献金を規制して「クリーンな政治」を実現しよう、などという考え方自体が、「軍備を失くせば平和になる」「霞を食べて生活する」レベルの現実無視な妄想に過ぎません。
政治家はただその地位を維持するだけでも莫大なお金がかかります。
事務所を構えたり秘書を数人雇ったりするだけでも年間数百万~千万単位の資金が必要となりますし、選挙が行われる際には人件費を中心に数千万単位ものカネが一度に吹き飛ぶとすら言われています。
にもかかわらず、政治家の給与や助成金だけでは、これらの諸費用の穴埋めすら満足にできない実態があります。
その事実を無視して政治献金を悪戯に規制しようとすれば、当然のことながら通常の政治活動にすら支障をきたすようになってしまいますし、最悪、政治家のカネの流れがブラックマーケット化してさらに犯罪性・隠匿性が加速する恐れすらあるのです。
政治献金は「貰う&払う」こと自体が悪いのではなく、カネの出所や資金ルートなどといったものが外部から見えないのが本当の問題点なのですから、変な規制をかけるよりも、いっそ全面解禁にした上でカネの流れをいかに「外部から見えるもの」にするか、という点を強化した方が、「不正を防止する」という観点から見てさえも却って良いのではないかと思うのですけどね。

しかし、そういう政治献金に関する一般論とは別に、民主党には仮にも国民に対して「企業・団体による献金の禁止」を公約として明確に宣言してしまったわけなのですから、その発言責任をきちんと全うする責任と義務というものが存在するはずでしょう。
それがいかに実現不可能な妄想の類であるにせよ、一度公約として国民に宣言した以上は、その実現に向けて努力し公約を実現しなければならない。それこそ政治家が本来やるべき仕事というものです。
大衆受け「だけ」はしそうな現実離れな空手形を乱発した挙句に責任放棄するなど、詐欺師と何ら変わるところがありません。

野党時代に下らないイチャモンをつけて自民党政権を好き勝手に罵り倒し、政権を奪取したツケが、ここに来て一挙に噴出している感じですね、昨今の民主党の惨状は。
私はここ5年ほどの選挙で民主党に一票を投じた覚えも支持した覚えもありませんし、欠片たりとも同情する気にはなれませんが、民主党と同じく「企業・団体による献金の禁止」を創竜伝の作中でがなりたて、かつ間違いなく民主党支持であろう田中芳樹御大にとっては災難なことでしょうね(笑)。

自民党が仙谷「健忘」長官の診断書提出要求を検討

中国漁船船長の釈放問題を巡る仙谷官房長官の「健忘症」発言に対し、自民党は診断書の提出要求を検討しているとのことです↓

http://megalodon.jp/2010-1020-1835-15/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101019/stt1010192031007-n1.htm

もしこれが本当に行われたら、なかなか面白い展開になりそうですね。
本当に診断書の提出要求が行われ、かつ提出されれば、「健忘症」発言がウソでも本当でも、仙谷由人は窮地に立たされます。
健忘症を患っていない場合、仙谷由人は国会という場で虚偽の理由を並べて相手からの質疑への回答を避けた、ということになります。
この場合、国家公務員法違反、偽証罪、「議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律」(議院証言法)のいずれかに抵触する可能性がありますし、またそうでなくても「国会の場でウソをついた」というだけでも弾劾され辞任に追い込まれるのは必至でしょう。
一方、本当に健忘症を患っていることが証明された場合は、当然のごとく「そんな人間に内閣官房長官の要職を任せるわけにはいかない」ということになって、やはり辞任が求められることになります。
もちろん、民主党が診断書の提出を拒否した場合には、仙谷由人には「健忘症」疑惑がいつまでも付き纏うことになりますし、仙谷由人が内閣の要職の地位にい続ける限り、野党側は常にそれを民主党攻撃用のカードとして使い続けることができるわけです。
どう転んでもプラスの結果を出すことができるのですから、自民党には是非とも仙谷由人の診断書提出要求を国会の場で行って頂きたいものです。

民主党は野党時代、麻生太郎元首相の漢字読み間違いを声高に糾弾した挙句、国会の場で漢字テストを行ったり、カップラーメンの値段が違うだの「庶民レベルのホテルのバー通い」「ボールペンのキャップを口にくわえる」だのといった「政治的には」どうでも良い首相の言動をことさら取り上げたりすることで自民党を罵り倒していました。
それが政権与党になって、政治的にも経済的にも無為無策で日本の国益を害しまくった挙句、自分達が過去に行った自民党攻撃と全く同じ手法でもって、今度は自分達自身が野党自民党から糾弾されることになるかもしれないわけです。
まさに因果応報もいいところですが、まさか民主党ともあろうものが、田中芳樹や山本弘じゃあるまいし「こんな揚げ足取りなことをして政治を混乱させるな!」と言わんばかりの御都合主義なダブルスタンダード弁護論を披露するなど、一般人並の羞恥心でもあれば恥ずかしくてとても実行できるものではないでしょう(笑)。
政権与党の名に恥じることのない、スバラシイ対応を心から期待したいところです(爆)。

仙谷由人の属国化肯定&健忘症認定発言

驚愕のニュースが飛び込んできました↓

仙谷氏「APEC影響懸念で釈放」と丸山氏暴露
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101018-OYT1T01000.htm
>  18日の参院決算委員会で自民党の丸山和也氏は、事件で逮捕した船長の釈放には、来月横浜で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)に影響することへの懸念があったとし、釈放直後に仙谷官房長官と電話で話した内容を“暴露”。
>
>  「判決まで拘置して強制送還すべきだった」と訴えると、仙谷氏は「APECが吹き飛んでしまう」と答え、「日本が中国の属国になる」との懸念を伝えると、
「属国化は今に始まったことではない」と応じたという。
>
>  仙谷氏は答弁で
「健忘症にかかったか、今暴露された会話の記憶は全くない」と否定。18日夕の記者会見では「何らかのことを友人関係で話したとすれば、国会で質問されるのは不本意だ」と不快感を示した。
(2010年10月18日20時18分 読売新聞)

この短い記事の中に致命的な問題点がいくつもあります。

まず、件の船長釈放は、これまで「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と言う理由から「那覇地検が独断で決定した」ということになっていたはずなのに、「APEC影響懸念」という、これまでの公式発表を否定する発言が出てきたこと。
件の決定は那覇地検の独断ではなく政府の政治関与が行われていたということになりますし、那覇地検も政府も、ウソの発表で国民を騙していたことになります。
ただでさえ船長の釈放問題については国民の大多数から疑問と批判の声が上がっているというのに、さらにその発表がウソ偽りのものだった、ということになれば、政府の責任は極めて重大です。
政府は何故そのようなウソで国民を欺いたのか、公の場で説明しなければなりません。

次に、仮にも独立国の政治家という重責を担う者が、「属国化は今に始まったことではない」などと軽々しく発言して良いわけがないでしょう。
しかも、ここで言われている「属国化」の主語は、文脈から考えても「中国」以外にはありえないわけですからなおのことです。
一体、日本国民の誰が中国の属国であることを望むというのでしょうか?
また、仮に万が一にも「属国化は今に始まったことではない」というが正しかったとしても、だからと言って「属国化」を推進して良い理由になどなりません。
ここまで凄まじいまでに「売国的な発言」というのは見たことがないですね。

そして最後は、内閣官房長官という要職を担う人間が、自ら率先して「健忘症」を患っているという事実を告白したことです。
昔よく見られたらしい政治家の自己弁護発言「記憶にございません」をこの期に及んで踏襲したかったのかもしれませんが、よりにもよって自ら「健忘症」を患っていると告白してどうするというのでしょうか。
一国の首相や閣僚の健康状態というのは、国によっては国家機密的な扱いを受けることも珍しくないというのに、それを白昼堂々と告白し、自身の身体に問題があることを公の場で暴露する内閣官房長官。
上記2つの件と併せ、頭と思考水準に問題のある人間が内閣官房長官という要職にいること自体、国家としては極めて喜劇的かつ危機的な状態と言えます。
仙谷由人はただちに内閣官房長官を辞任し、頭の病院に入院すべきです。

それにしても、以前から民主党はバカなことばかりやってきたわけですが、ここまで「イッてしまった」ありとあらゆる意味でバカとしかいいようのない売国発言というのもそうそうあるものではないでしょうね。
民主党政権の面々は、下手すれば創竜伝や薬師寺シリーズに登場する悪役達よりもさらに思考水準が下なのかもしれません(爆)。
政治思想が近いことから民主党を支持しているであろう田中芳樹も、さすがにこれは「自分の判断は果たして正しかったのか?」と頭を抱え込みたくなってくるのではないでしょうか。
まさか、一連の発言で「我が意を得たり!」と会心の微笑みを浮かべている、などということはさすがにないだろう……と思いたいところなのですが(苦笑)。

検察審査会の2度目の「起訴議決」により、小沢一郎が強制起訴

民主党・小沢一郎の平成16~17年分の虚偽記載容疑について、東京第5検察審査会は「起訴すべき」(起訴議決)の判断を下しました

http://megalodon.jp/2010-1004-1632-15/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101004/crm1010041546021-n1.htm

2度目の「起訴相当」の議決により、小沢一郎に対する強制起訴が発動されることになります。

しかし、中国人民解放軍野戦軍司令官を自称する小沢一郎に対する強制起訴は、日中間の新たな国際問題へと発展してしまう危険性があります(棒)。
ただでさえ、中国漁船衝突事件で日中間はゴタゴタしているというのに、今度は中国の自称軍高官(!)が日本の手によって「不当に」裁かれようとしているのです(笑)。
たかだか一船長の身柄についてさえアレほどまでの恫喝外交を展開した中国政府が黙ってなどいるはずもなく、当然、何らかの抗議と報復措置を行ってくることでしょう(爆)。

まあ実際問題、中国が小沢一郎を本気で助けようと思うのであれば、話は非常に簡単だと思うのですけどね。
何しろ、適当な抗議声明を発表した後で中国国内に存在する邦人を数人ばかり、適当な理由をでっち上げて逮捕拘禁してしまえば、検察が「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」という大義名分を勝手に掲げ、処分保留として自動的に釈放してくれるのですから(爆)。
中国政府と提携さえできれば、日本ではありとあらゆる犯罪がやりたい放題にでき、しかも起訴すらされることがない、という前例がすでにできあがってしまっているわけですし、中国人にとって日本ほど一攫千金が狙える「地上の楽園」のような国もないでしょうね(苦笑)。

ところで今回の問題について、かつて創竜伝5巻で小沢一郎をモデルにした悪役を登場させていた田中芳樹は一体どのような感想を抱いているでしょうか?
当時と異なり、今の小沢一郎と田中芳樹は、カネの問題はともかく、政治思想的な相違点はほとんどと言って良いほどに存在しませんからね~。
特に中国べったりなスタンスに至っては双生児とすら言えるくらいにそっくりですし(笑)。
小沢一郎を否定するにせよ肯定するにせよ、なかなかに面白い電波評論を発表してくれそうです(爆)。

民主党代表選で菅直人が小沢一郎に大差をつけ再選

9月14日の民主党代表選で、菅直人が小沢一郎に大差をつけて再選を果たしました。

超弩級の経済オンチにして辛光洙(シングァンス)釈放嘆願に署名した実績を持つテロリスト擁護論者・菅直人。
日本が多額の借金を背負うことになったそもそもの元凶であり、中国人民解放軍野戦軍司令官を自称し朝貢外交に勤しむ小沢一郎。
そもそも候補者どころか民主党自体すら全く支持していない私にとっては「ウンコとゲロのどちらを食べるか?」的な最底辺の同族嫌悪・近親憎悪としか言いようのない内ゲバな選挙戦でしかありえなかったのですが、この茶番劇もようやく終わってくれたわけですね。
この茶番劇のせいで日本は政治的な停滞状態が長く続いていましたし、特に為替や株式市場では、この影響で少なからぬ損害を日本は被っていたのですから。とにもかくにもようやく「動ける」状態となったのはありがたい話です。

ただ、菅直人が政治家としても無能な上に売国奴的な思想を抱いていることはこれまでと全く変わりがないわけですし、また一方では、敗北した小沢一郎の動向により、今後の政治情勢はますます混迷の度が深まることも予想されます。
民主党が政権を担うようになってからというもの、日本の国益は一方的に蹂躙されるばかりですし、いいかげん民主党には政権の座から永久に退場してもらえないものなのか……。
まさに今の状況こそが「政権交代こそ最大の景気対策!」以外の何物でもないのですけどね(笑)。

それとタナウツ的には、小沢一郎が敗れたのは残念でなりませんでした。
小沢一郎が民主党代表になっていれば、田中芳樹が喜び勇んで創竜伝か薬師寺シリーズを執筆するであろうことは確実でしたから(爆)。
田中芳樹も得意の日本政府罵倒ネタを逃してしまい、胸中複雑なのかもしれませんね(笑)。
まあ、田中芳樹も今年中は「髑髏城の花嫁」の執筆で手一杯でしょうし、その次の著書の刊行までに菅直人が政権の座にい続けられるという保証自体、実は全くないわけではあるのですが(苦笑)。

朝日新聞と田中芳樹の民主党贔屓なダブルスタンダード

2010年7月11日の参議院選挙で民主党が大敗したことにより、2007年の参院選に続きまたも衆参ねじれ現象が発生することになりましたが、その翌日12日の朝日新聞社説がなかなか振るっていますね。

2010年7月12日朝日社説(ウェブ魚拓)
http://megalodon.jp/2010-0713-1306-06/www.asahi.com/paper/editorial20100712.html
> ■短命続きもう卒業を
>
>  民意は、菅首相率いる民主党政権に退場を促すレッドカードを突きつけたのだろうか。
>
>  政権交代そのものが間違いだったという判断を下したのだろうか。
>
>  そうではないと私たちは考える。

>
>  2大政党の主な公約が似通う中で、何を選ぶのかが難しい選挙だった。
>
>  とはいえ比例区の得票では民主党が自民党を上回り、非改選議席を加えれば、なお第1党だ。
有権者は民主党に猛省を迫ったが、政権を手放すよう求めたとまではいえまい。
>
>  民意は一方で自民党を復調させた。ようやく実現した「2大政党による政権交代のある政治」をさらに前に進め、鍛え上げるよう背中を押したととらえるべきだろう。
>
>  菅首相は選挙結果を受け、続投を表明した。一層の緊張感を持って重責を果たしてもらいたい。
>
>  日本では、「第二院」である参院選の敗北により首相が交代させられる事態がしばしば起こってきた。
>
>  よほどの惨敗ならやむを得ないとしても、短命政権が相次いだ大きな要因だ。それは腰を据えた政策の遂行を妨げ、国際社会での存在感を著しく損なってきた。もう卒業すべきだろう。
>
>  そもそも参院選は「政権選択選挙」ではない。
>
>  自民党一党支配の時代、有権者は総選挙で自民党を支えつつ参院選では時の政権の失政を厳しく裁いた。両院の選挙を使い分け「永久与党」を巧妙に牽制(けんせい)してきたともいえる。
>
>  政権交代時代を迎えた今、参院選のそのような機能は見直していいはずである。
政権の枠組みの変更や首相交代はあくまで総選挙を通じて、という原則に立ち返るべきだろう。

……以前と言っていることがまるで違うのですが、いつ朝日はあれほどまでに「参院選で負けたのだから解散総選挙を!」と以前の参院選の際にがなりたてまくっていた自説を変更したというのでしょうか↓

2007年7月30日朝日社説(ウェブ魚拓)
http://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fpaper%2Feditorial20070730.html&date=20070731133439
>  ●民意に背く続投表明
>
>  さすがに自民党内にも首相の責任を問う声が出ている。
政権すんなりと続投が受け入れられるとは思えない。首相はもっと真剣に今回の結果を受け止め、潔く首相の座を退くべきである。
>
>  それにしても、すさまじい惨敗ぶりだ。自民党は30議席台へ激減し、ライバル民主党に大きく水をあけられた。非改選議席を加えても、民主党に第1党を奪われた。1955年の自民党結党以来、第1党の座を滑り落ちたのは初めてだ。
「政権を選ぶ衆院選とは違う」というには、あまりに度を超えた敗北だ。
>
>  公明党も後退し、与党全体で過半数を大きく割り込んだ。与党は衆院で7割の議席を押さえているものの、参院での与野党逆転はこれまでの国会の進め方を根本的に変えることになるだろう。
>
>  全国で、安倍自民党に対する「ノー」の声が渦巻いた。
>
>  「自民王国」のはずだった地方の1人区でばたばたと議席を失い、参院自民党の実力者、片山虎之助幹事長まで落選した。2年前の郵政総選挙で小泉自民党が席巻した大都市部でも、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知で民主党が次々に2人当選を果たした。
>
>  2年前、自民党を大勝させた無党派層が、今度は一気に民主党に動いたのだ。自民支持層のかなりの部分が野党に流れたのは、政権批判の強さを物語る。
>
>  衝撃は自民党内に広がっている。中川秀直幹事長や青木幹雄参院議員会長は辞任する。
それでも首相が続投するとなれば、世論の厳しい反応が予想される。
>
>  まして、与野党が逆転した参院を抱え、これからの政局運営や国会審議は格段に難しくなるはずだ。参院で安倍首相らへの問責決議案が出されれば通るのは確実な勢力図だし、混乱と停滞は避けられないのではないか。

同じ参院選の惨敗&衆参ねじれ現象の発生でも、相手が自民党であれば首相の辞任を声高に求めるくせに、民主党の場合は「政権を手放すよう求めたとまではいえまい」「政権の枠組みの変更や首相交代はあくまで総選挙を通じて、という原則に立ち返るべきだろう」って……。
以前の参院選では、惨敗を理由に当時の安倍首相に辞任を求めたわけなのですから、今回の惨敗では当然、菅直人に対し首相の辞任を求めるのが自身の言論責任というものではありませんか。
これで「公正中立」を標榜するとは笑止な限りです。
相も変わらずダブルスタンダードの塊ですね。朝日新聞は。

ところで、昨今の政治情勢について、我らが田中芳樹御大はこんなことをのたまっておられたのだそうで↓

http://twitter.com/adachi_hiro/status/18275605478
<今日も田中芳樹さんに会ってきたのですが、「権力が強いからこそ、おちょくる楽しみがあるのに……」とボヤいてましたわ。RT @aki_0117: @adachi_hiro 次の創竜伝かお涼あたりで田中先生がネタにしそうですね(笑)>

は?
今の民主党政権って、毎日のように失言&失政を乱発しまくっている上、衆議院の議席数を頼みに「民意」と称して無責任かつ倣岸不遜な態度に終始していて、どう見ても非常に悪い意味での「強大な権力者」そのものではありませんか(爆)。
すくなくとも自民党政権時代よりもはるかに「おちょくる楽しみ」とやらには事欠かないはずなのですが、一体どこを見て政治を語っているというのでしょうか(苦笑)。
まさか、常日頃からアレほどまでに日本に対して舌鋒鋭い批判を繰り広げていらっしゃる田中芳樹ともあろう者が、自民党に厳しく民主党に甘いなどという、朝日新聞のごとき依怙贔屓かつダブルスタンダードな手心を加えるわけはないでしょうし、思う存分に「強い権力者」である民主党をこれまでと同じように叩き潰して頂きたいものです(笑)。

民主党政権のことを書きたくても書けない田中芳樹

普天間問題と口蹄疫問題、外国にバラ撒く子ども手当て他、自身の政治とカネと「お前が言うな」妄言大量噴出の問題で上下左右にブレまくり、日本の国益に多大な被害を与えたルーピー脱税王・鳩山がついに辞意を表明しましたが、我らが田中芳樹御大の心中は如何ばかりでしょうかね。
「政権交代を実現させた偉大な善玉の政治家」として、小説中に登場させたかったでしょうに(T_T)。

まあ小説中で鳩山や民主党政権のことをネタにしたくても、小説中のどこにそのネタを入れるのか、という問題もあるのですけどね。
創竜伝の場合、最新の13巻では森・小泉・安倍モデルの政治家達によるクーデター騒動の真っ只中な上、創竜伝世界の日本では一度も政権交代が起こったことがないことが作中に明記されており、しかもそれを前提とした万年野党批判まで存在します。
下手に鳩山および民主党のエピソードを挿入すれば、ただでさえ混沌の極みにある惨状がさらに収拾つかなくなることは確実です。

一方の薬師寺シリーズは、最新の8巻時点で安倍モデル政権が末期的な様相を呈している状態にありますが、それにとって代われる人物は麻生モデルの外務大臣という設定となっています。
そこに無理矢理、鳩山および民主党を登場させ、善玉として活躍させるエピソードを入れたところで唐突感は否めませんし、話が余計におかしくなるだけでしかありません(まあ8巻の安倍・麻生モデル政権を出したのも後付感バリバリでしたけど)。

また、薬師寺シリーズには「薬師寺涼子は永遠の27歳」という田中芳樹自身の発言によるとんでもない制約が存在します。
そして作中の時間経過は、1巻開始時点の10月半ば頃から8巻時点の9月までですでに10ヶ月以上に達しています。
作中時間経過が1年以上に達すると、薬師寺涼子(のみならず薬師寺シリーズの登場人物全員)が絶対確実に年齢をひとつ重ねなければならなくなるため、今後の薬師寺シリーズでは作中の時間を最大でもあと1ヶ月半までしか進めることができないのです。
たった1ヶ月半の時間経過で、これまでの作品設定を引っくり返すだけのどんな急転直下な政治エピソードが入れられるというのでしょうか?

まあ、ただでさえ遅筆でボロボロな惨状を呈している現代物小説に対して、その時その場の時事ネタを挿入するという小説執筆スタイル自体が、田中芳樹的にはそもそも間違っているのですけどね。
これまでの愚行の数々を見る限り、田中芳樹が前非を悔い改めてそのスタイルを是正してくれる見込みはほとんどなく、今後も同じ愚行が繰り返されるのが最初から目に見えているのが何ともねぇ(-_-;;)。

田中芳樹の民主党政権に対するスタンスは?

以前から疑問に思っているのですが、田中芳樹って今の民主党政権についてどのように考えているのでしょうか?

政策的に見れば、民主党は外国人参政権や夫婦別姓、移民大量受け入れ、事業仕分けなど、田中芳樹の政治思想と合致することばかりやっているわけですから、当然「支持」ということになります。

また田中芳樹は「灼熱の竜騎兵」3巻のあとがきで、当時の細川連立政権誕生に言及した際に「政権交代自体は良いことに決まっています」などと述べていますし、そもそも、アレだけ腐しまくっている日本の政治を担っていた自民党に好意的であるべき理由がないですからねぇ(-_-;)。

それから考えれば、田中芳樹は2009年8月30日の衆議院選挙では当然民主党に投票し、かつ民主党政権の誕生を喜んだ人間のひとりであろうことは確実でしょう。

しかしその後の民主党は、小沢・鳩山に代表される巨額の不正献金問題やアメリカ軍の普天間基地移設問題、そして宮崎県の口蹄疫問題など、それこそ創竜伝の作中における悪役政治家レベルの不祥事を立て続けに発生させている始末。
これは田中芳樹的には到底評価するわけにはいかない失点であるはずです。

さらに民主党の幹事長たる小沢一郎は、他ならぬ田中芳樹自身が創竜伝5巻で悪役として登場させた人物でもあります。
当時と違って今は民主党に所属している議員であるとはいえ、過去に自分が悪役のモデルとした全くの同一人物が、しかも創竜伝の作中以上の悪役ぶりを披露していることを田中芳樹がどう評価しているのか、是非とも知りたいところです。

創竜伝でも薬師寺シリーズでも、アレほどまでに「かつての政権与党」だった自民党の政治体制を舌鋒鋭く攻撃しまくっていた田中芳樹です。
ましてや誰もがウンザリするレベルの失政を現在進行形で行っている民主党の問題点について、まさか頬被りを決め込むというわけにはいきますまい。

今後田中芳樹が民主党政権について言及することがあるとすれば、現在執筆中とされるヴィクトリアン・ホラー・アドベンチャーシリーズの2作目「髑髏城の花嫁」の次の予定らしい薬師寺シリーズの新刊で、ということになるでしょう。
そして、民主党の擁護OR批判いずれにせよ、田中芳樹は思想信条的にかなり苦しい言及を迫られることになるのは必至でしょうね。

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