安倍総理がテレビ番組生出演&育児休暇期間延長の課題
2013年4月18日朝の日本テレビ系列番組「スッキリ!」に安倍総理が生出演し、「アベノミクス」をはじめとする様々な政策等について語りました↓
http://megalodon.jp/2013-0418-2313-05/sankei.jp.msn.com/politics/news/130418/plc13041821130022-n1.htm
> 安倍晋三首相は18日朝の日本テレビ番組で、経済政策「アベノミクス」の効果が賃金上昇などに及ぶ時期について、「夏を越えればだんだんと実感していただけると思う。スピードをなるべく早くしたいが、間に合わないところは年末のボーナスくらいになる」と述べた。
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> 一方、首相は育児休業の取得に関し「(育休の)3年後から会社に戻れる支援をしていく」と語り、最長で子供が1歳6カ月までとしている取得期間を3歳まで延長する意向を示した。育休を取りやすくすることで、女性の社会進出を後押しするのが狙い。
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> 北朝鮮の弾道ミサイルについては「今の段階でミサイルに載せる核兵器はない。そこまで小型化には成功していない」との見方を示す一方、金正恩第1書記を「非常に若いから経験がない。今までと違って危ういところだ」と分析した。
日本の現役首相がテレビ番組に出演すること自体がかなり異例の部類に入るのですが、かつて安倍バッシングに狂奔したテレビ局がよくまあ出演を快諾したものですね。
今回の安倍総理のテレビ出演は、安倍総理自身がオファーしたものだったとのことですし。
かつてボロクソにバッシングしておきながら、一転して安倍総理を礼賛する調子に終始するというのは、なかなかどうしてテレビ局も変わり身が早いことですね(苦笑)。
まあ、「あの」アサヒる系列ではないので、転向もやりやすかったという事情もありはするのでしょうけど。
ところで安倍総理は番組の中で、企業の育児休暇取得に関して、現行の最大1年6ヶ月までとされている期間を3年までに拡大する方針を示しています。
元々乳幼児期というのは、子供の人生の中で最も母親を必要とする時期なのですし、その時期の子供の面倒を見るのに1年程度の育児休暇では少なすぎること甚だしかったのですから、この政策自体は大いに歓迎すべき話です。
ただ当然のことながら、これまで安価な女性労働力を徹底的に利用してきた企業が反発の声を強めるのは必至でしょうね。
育児休暇が企業にとって大きな負担であることは誰の目にも明らかなのですし、4社に1社は「(妊娠した女性は)育児休暇ではなく退職して欲しい」と考えているという調査結果もあるのですから。
そして、そんな企業に意外と同調しやすいのが、他者が育児休暇を取得することによって自分達の仕事が増える同僚や上司だったりするわけで。
自分自身の利権が絡むのですから、そりゃ育児休暇取得に反対する人達は絶対を後を絶たないのではないかと。
また実際問題としても、複数の子供を妊娠・出産・子育てをするといった場合、その都度育児休暇を与えて果たして仕事がちゃんとこなせるのか、またそのための支援体制はどうするのか、といった課題もあったりします。
まあ、その支援体制構築自体が雇用対策にもなる、という皮肉な側面もあるかもしれませんが。
企業関係者と育児休暇取得者、どちらにも損にならないような利害調整は、なかなかに難しいものがあるでしょうね。
それでも、3年の育児休暇が実現すれば、それはあらゆる観点から見て大いなる前進と言えるものではあるのですが。
あの日本憲政史上最悪を極めた民主党政権が崩壊し政権交代が実現してから、日本もずいぶんと風向きが良くなっています。
安倍総理には今後とも長期政権を維持して頂き、長き不況と民主党その他左勢力の跳梁跋扈に苦しんできた日本の再生に尽力してもらいたいものです。