次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac」の解禁がもたらす影響
- 2013/03/28 00:20
- カテゴリー:タナウツSEO・SMO, サイト改造裏話
次世代の無線LAN規格「IEEE802.11ac」が電波法改正で解禁となり、無線LANの世界が新たな時代を迎えようとしています↓
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1303/27/news072.html
> NECアクセステクニカは3月27日、最大1.3Gbpsでの通信に対応するIEEE802.11ac(Draft)準拠の無線LANルータ新モデル「AtermWG1800HP」など、全6モデルを発表、2013年4月初旬に発売する。電波法改正により国内での802.11acが解禁となった。
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> ラインアップは最大1.3Gbpsでの3×3 MIMO通信に対応する個人向けハイエンドモデル「AtermWG1800HP(PA-WG1800HP)」、WG1800HPを2台セットにした「AtermWG1800HPイーサネットコンバータセット(PA-WG1800HP/E)」、最大867Mbps通信(2×2 MIMO)に対応する11acスタンダードモデル「AtermWG1400HP(PA-WG1400HP)」、同機種の2台セット「AtermWG1400HPイーサネットコンバータセット(PA-WG1400HP/E)」、WG1400HPと11ac対応スティック型USB無線LAN子機をセットにした「AtermWG1400HP USBスティックセット(PA-WG1400HP/U)」、11ac対応スティック型USB無線LAN子機「AtermWL900U(PA-WL900U)」の前6モデル。
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> 価格はオープン、発売時実売価格はAtermWG1800HPが1万9000円前後、WG1800HPイーサネットコンバータセットが3万5000円前後、AtermWG1400HPが1万6000円前後、WG1400HPイーサネットコンバータセットが2万9000円前後、WG1400HP USBスティックセットが2万3000円前後、AtermWL900Uが9000円前後と予想される。
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> 最大ポイントは次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac(Draft)」への対応だ。802.11acは5GHz帯のみを用い、規格理論値最大約7Gbps。第一世代では実効スループットで1Gbpsクラスの到達を想定し、これまでの802.11nより「高速」「広エリア」で、4Kクラスの高解像度映像の伝送なども実用範囲で利用できるパフォーマンスを特長とする。チャンネルボンディングによる周波数帯域の拡大(最大160MHz幅)、通信の多重化(最大8×8 MIMO)、変調方式の多値化(256QAM)、フレームアグリゲーション(隣り合うチャンネル/送信データを束ね、フレーム単位で一度に送れるデータ数を増やす手法。データフレームサイズは11n比で16倍となる1048757バイト)などにより高速化を実現する。
現行主流の無線LANでは、実質的な速度が非常に低い上、しかも「10メートル以内レベルの近距離での使用限定」という大きな制約があり、これが有線に後れを取る大きな要因となっています。
それに対し、次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac」では、かなりの遠距離でも高速かつ安定して使用可能という利点があります。
かく言う私自身、私も、試験的ながら「IEEE802.11ac」の技術が搭載された無線LANルータ「WZR-D1100H」を使用しているのですが、安定性という点ではPLCにすら勝る優れ物です。
私の場合は2Fから1Fという遠距離接続をやらざるをえないため、速度という点ではPLCとほぼ同じ程度でしかないのですが、これで速度も向上するとなれば相当なまでに使い勝手の良い機器となるであろうことは確実です。
同じ部屋の中限定であれば、通信速度の向上も普通に見込めるのですし。
これまで有線と比較して速度が遅い上に不安定だった無線LANが積極活用できるようになれば、家庭のみならず企業でも使用頻度は高まるのではないでしょうか?
特に、10台程度のパソコン使用がメインの中小企業だと、ギガコース使用&有線も可能な無線LANルータの導入というコンボは大きな威力を発揮しそうです。
次世代の無線LAN規格「IEEE802.11ac」が電波法改正で解禁となり、無線LANの世界が新たな時代を迎えようとしています。
今回の規格登場で、ネット接続のあり方も大きく変わってくるかもしれませんね。