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カテゴリー「サイト改造裏話」の検索結果は以下のとおりです。

Twitterのアカウント情報5万5000件が流出

Twitterのアカウント情報が流出し、Webサイトに掲載されるという事件が発生しました。
流出件数は5万5000件にも上り、Twitter運営も調査に着手しているとのことです↓

http://www.gizmodo.jp/2012/05/twitter55000.html
> こわい! こわい!
>
>
ソースコード投稿サイトPASTEBINに、Twitterから流出したとみられるユーザー名&パスワード、メールアドレス&パスワードの一覧が載っちゃっています。掲載日は5月7日。すでにTwitterは状況を調査中、実際に被害にあったと思われるユーザーに対し、パスワード変えてね!との要請を行い、Help Centerでのアナウンスもしているそうです。
>
> 自分のアカウント情報が漏洩しちゃっているかどうか確かめたい方は、Airdemon.netにアクセス。その先にあるページをCtrl+Fで検索してみてくださいね。

Twitter運営側の公式発表によると、流出した5万5000件ものアカウント情報はスパムアカウントとして停止になっているものばかりで重複も多く、Twitterから流出したものではないとのこと↓

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/09/news103.html
>  5万件以上のTwitterアカウントのログイン情報が流出したと一部で報じられ、Twitterは調査を行っていることを明らかにした。同社によると、流出したのは「スパムアカウントだけで、一般のユーザーには影響がないと思われる」という。だが不安なユーザーに対してはパスワードを変更するよう呼びかけている。
>
>  一部報道によれば、5万5000件以上のアカウントのIDとパスワードがネット上に公開されたという。だが
Twitterの公式アカウントによると、流出したアカウント情報は2万件以上が重複しており、凍結済みのスパムアカウントや不正なログイン情報も含まれるとしている。

Twitterでは、以前からTwitterのツイートやDMなどに掲載されているURL先のサイトにアクセスしたことで情報が抜き取られるという問題が少なからずありましたから、そういったものの積み重ねで5万5000件ものアカウントが蓄積されていた、といったところになるのでしょうか?
SNSサイトでこの手の情報漏洩が起こると、下手すれば会社の存亡にも関わる信用問題にすら発展しかねませんから、Twitter運営側も頭が痛い話ではあるでしょうね。
何事もなく終わってくれればそれにこしたことはないのですが……。

アメリカで「Facebook離れ」が進行中

アメリカでFacebook離れが進んでいるとのことです。
2011年以降、アメリカ国内のFacebookユーザー数が減少に転じている他、コミュニケーションツールとしての利用も減ってきているのだそうで↓

http://megalodon.jp/2012-0509-1840-54/www.j-cast.com/2012/05/08131264.html?p=all
>  交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)が、おひざ元の米国で成長にかげりが出始めたようだ。会員の活発なコミュニケーションが減っており、新規会員も頭打ちになっている。
>
>  
米国人はSNSやFB疲れを起こしているのではないか――。そんな見方をする識者も現れた。プライバシーが何もかもあらわになることに会員が抵抗感を示し出したという。さらに肝心のプライバシー情報も、FBの運営側の取り扱いについて米消費者団体専門誌が注意を促した。
>
>  世界中で会員数が9億人を突破し、5月中には新規株式公開(IPO)を控えるFBで、地域別の会員数が最も多いのは米国だが、既に成長のピークを超えたことを示すデータも出た。英国のオンライン市場調査会社、グローバルウェブインデックスが2011年11月にまとめたSNSに関する調査結果を見ると、米国は全体の人数では他地域を圧倒しているものの、
2011年に入ってユーザー数が減少に転じているのだ。
>
>  この調査は2009年以降6回実施されているが、ほかにも気になるデータがある。米国ではFB会員による利用状況が、初回の調査以降減退している点だ。例えばFB上でお祝いの電子カードのような「バーチャルギフト」を友人に贈ったり、共通の趣味や活動のグループに参加したりする割合は15%以上も減少。自分のページに近況をつづったり写真を公開したりする人も、それぞれ10%、5%ずつ少なくなっている。友人にメッセージを送る、新たな友人を積極的にFB上で探し出してコミュニケーションを楽しむユーザーも減った。
>
>  一方で、「FBに疲弊している米国人」も話題になっている。ダイヤモンド・オンライン2012年4月24日付の札幌市立大学、武邑光裕教授とエイベック研究所の武田隆氏による対談記事で、武田氏は、FBが今やゴシップにあふれていると指摘。武邑教授も「米国では40代の人たちの多くがFBから撤退している」と説明した。
FBは実名制がとられているため、個人的な「しがらみ」を持つ人はプライバシーがむき出しになることへの警戒感からやめてしまうようだ。
>
>  武邑教授らが指摘した米国人ユーザーの「FB疲れ」がどこまで深刻化しているのかは分からないが、会員数、活動の実態いずれもダウンしているところを見ると、「FB離れ」が進んでいると考えられなくもない。

ここで挙げられているFacebookの問題点については、日本ではかなり以前から指摘されていたことであり、「何を今更」といったところではあります。
日本でも「mixi疲れ」「Twitter離れ」があるのですから、実名必須のFacebookにそれがないはずもなく、むしろ当然の流れですらあったのですが、それにしても日本に比べて症状が出てくるのが遅かったですね(苦笑)。
個人情報を晒すことを元来許容していたはずのアメリカ人達も、さすがにFacebookが持つリスクについて身を持って実感せざるをえなくなってきた、といったところなのでしょうけど。
アメリカにだって、日本でいうところの「炎上騒動」とか普通にあると思うのですが、あちらの人達ってそういう感覚には疎かったりするのでしょうか?

ただ、同じ「ユーザーの疲れ離れ」という現象を引き起こしてはいるものの、Facebookはmixiに比べればまだ有利な立場にありますね。
日本のmixiは日本語ユーザー限定な面が多々ありますから、市場が最初から日本限定でそれ以上拡大する余地がありません。
それに対し、使用言語が国際公用言語である英語をメインとするFacebookは、mixiと違って外国に進出できるというメリットを存分に活用することができます。
2012年5月時点で9億人にも達するFacebookのユーザー数も、その恩恵あってこそのものなのですし。
お膝元であるアメリカでの利用状況が衰退に転じた今、Facebookとしてはアメリカ国内よりも海外戦略に重点を置きたいところなのではないでしょうか?
インドや南アメリカ&アフリカ諸国など、人口に比して利用者数の少ない国はまだまだありますし。
Facebookとしては、言論統制ばかりやっている上にFacebookそのものを規制している中国などにも進出したいというのが本音ではあるのでしょうけど、それをやるとさすがに国際的な非難を免れないところですから、まあ当面の間は難しいでしょう。
ジャスミン革命などの「アラブの春」がTwitterやFacebookを媒介にして発生した経緯などを鑑みれば、Facebookと中国の双方が満足できる協定が成立する余地など皆無なのですから。

日本のSNSに比べればかなり遅いペースながらも、同じ現象が発生するに至ったFacebookの今後は一体どうなりますかねぇ。

Microsoft社が催促するWindowsXPとOffice2003のアップグレード

Microsoft社がWindowsXPをアップグレードするようユーザーに促し始めました。
WindowsXPのセキュリティアップデートの期限が2014年4月8日までとなっており、残り2年を切ったので早くWindowsXPを捨てて、ということのようで↓

http://jp.techcrunch.com/archives/20120409two-more-years-microsoft-reminds-windows-xp-users-that-its-about-time-to-upgrade/
> Windows XPがリリースされたのは2001年だが、今だに現役だ。セキュリティー関連のアップデートは2014年4月8日まで続く。それまであと2年残っているとはいえ、Microsoftは今日(米国時間4/9)、XPユーザーに対してそろそろWindowsをアップデートとするよう促した。
>
> MicrosoftはXPの小売を2008年に停止している。XP同様、
Office 2003のサポートも2014年4月30日までだ。そこでMicrosoftはOffice 2003についても8年半新しいOffice 2010に乗り換えるようアピールしている。
>
> だが、依然として何百万台ものXPマシンが稼働中だ。StatCounterの統計によれば、全パソコンの3分の1以上が XPを利用しており、世界でWindows 7のシェアがXPを上回ったのはやっと昨年の10月になってからだった。
XPユーザーの多くは新興国にいるが、先進国でもXPを使う個人や企業はまだ多い。アメリカでさえ、22%がXPだ。
>
> MicrosoftのStella Chernyakは「Windows XPとOffice 2003はその当時としては非常に優れたソフトウェアでしたが、テクノロジーは大きく進歩しています。…企業にとっても個人にとっても現代の進歩したテクノロジーを活用すべく開発された新しいソフトウェアを利用することが利益になります」と呼びかけている。

しかしこの不況の最中にOSやソフトを変更するのは、企業や個人にとってかなりの負担とならざるをえないでしょうね。
特に企業なんて、規模が大きくなればなるほどパソコンの数も半端なものではなくなってきますし、その全てのOSとソフトを変更するとなれば、相当な手間と費用をかけざるをえないことが一目瞭然なのですから。
古いパソコンならばハードのスペックの問題もありますから、いっそパソコンごと買い換えた方が、下手にアップグレードを行うよりも却って面倒がなくなるくらいですし、しかしそうなると更なる費用がかかるというわけで。
企業・個人を問わず、WindowsXPユーザーはあと2年のうちに難しい選択を迫られることになりそうです。

それにしてもMicrosoft社にとって、今なお続くWindowsXPの跳梁跋扈は「呪い」の類でしかないのでしょうね。
発売当時は最新だったにしても、今となっては旧式OSでしかないWindowsXPのために自社のリソースを割かなければならず、その分最新OSの開発やサポートに支障を来たすことになるのですから。
まあ、全てはWindows Vistaの仕様設計を間違えたことで拡散戦略が完全に頓挫したことがそもそもの元凶なのですから、ある意味自業自得ではあるのですが。
それだけに、ようやく軌道に乗ってくれたWindows 7には期待するところが大なのでしょうけど、Microsoft社としても、早くWindowsXPの「呪い」が終わってくれることを祈らざるをえないところなのでしょうね。

ところでMicrosoft社は、WindowsXPだけでなくOffice2003についても最新バージョンへの刷新を推奨しています。
しかしMicrosoft Officeは「複数バージョンの併用」が可能な上、2007以前と以降ではファイルの拡張子も異なっているため、併用した方がむしろ便利だったりするんですよね。
Microsoft Officeシリーズは、新規にインストールする予定のバージョンよりも古いバージョンのソフトが元々入っている場合、そのままの状態で新バージョンを追加でインストールを行うことができます。
たとえば、Office2003が入っている状態でOffice2010をインストールする場合、別にOffice2003をアンインストールせずともそのままOffice2010がインストールでき、かつOffice2003とOffice 2010の両方を一緒に使うことができるわけです。
当然、WordやExcelなどのソフトも旧バージョンと新バージョンの両方が使用可能です。
ただし、Microsoft Outlookだけは併用ができず、どちらか1つのバージョンを選択するしかないのですが。
ここで注意しなければならないのは、新バージョンのOfficeがインストールされている状態のパソコンに旧バージョンのソフトを入れることはできないということ。
あくまでも、旧バージョンがまず入っている状態で新バージョンをインストールする場合のみ、併用が可能というわけです。
それでもあえて新バージョンがインストール済みのパソコンに旧バージョンを入れたいという場合は、一旦新バージョンのOfficeをアンインストールした上で旧バージョンをインストールし、その後で最新バージョンを再インストールする、という手間が必要となります。

旧バージョン(特に2000)のOfficeソフトは、1つのインストールソフトで無制限のパソコンにインストールを行うことができますし、何よりも既存のソフトとの互換性の問題が全くないのですから、サポートがなくなった今でも結構重宝するシロモノだったりするんですよね。
Microsoft社の意向に反して、Microsoft Officeの旧バージョンは今後も使われ続けることになるのではないかと思えてならないのですけどね。

HTML文法的に正しいSNSボタンの設置方法 その2

設置することで情報拡散に使用でき便利だが、標準仕様ではHTML文法的に正しくないタグで構成されているSNSボタン。
Twitterツイートボタンとmixiチェックボタンについて解説した前回に引き続き、今回はFacebookとGREEのいいね!ボタンのHTML文法的に正しい設置方法について少し。

FacebookとGREEのいいね!ボタンは、SNSボタンの中でもかなり特殊なタグで構成されています。
Twitterツイートボタンとmixiチェックボタンは、一般的にも多用される<a>のリンクタグで構成されていたため、カスタマイズも比較的容易だったのですが、FacebookとGREEのいいね!ボタンでは<iframe>(インラインフレーム)というタグが使用されています。

Facebookいいね!ボタン
<iframe src="http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=(エンコードされたURL)&send=false&layout=box_count&show_faces=false&action=like&colorscheme=light&font&width=70&height=62" scrolling="no" frameborder="0" style="border:none; overflow:hidden; width:70px; height:62px;" allowTransparency="true"></iframe>

GREEいいね!ボタン
<iframe src="http://share.gree.jp/share? url=(エンコードされたURL)&type=0&height=20" scrolling="no" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" style="border:none; overflow:hidden; width:100px; height:20px;" allowTransparency="true"></iframe>

<iframe>はHTMLページの中に全く別のHTMLページを出力表示させる際に使われるタグで、主にページの中に大量の情報を表示させたりする際などに多用されています。
ところが<iframe>は、HTMLのバージョンによっては非推奨となっている上、タグの属性でも特殊なコードが使われていることが珍しくないため、HTML文法的には忌避されるタグだったりするんですよね。
実際、上記のタグを「Another HTML-lint」でチェックをかけてみると、以下のようなエラーメッセージが出力されてしまいます↓

7: <IFRAME> は他のHTML用のタグです。
6: <IFRAME> に不明な属性 `ALLOWTRANSPARENCY` が指定されています。
7: </IFRAME> は他のHTML用のタグです。

もちろん、こんな高レベルなエラーメッセージが出てくる時点で、「Another HTML-lint」では100点満点どころか80点の獲得すらも絶望的となってしまいます。
しかも<iframe>は<a>タグと異なり、それを使うこと自体がHTML文法に違反していると言われてしまうわけですから、<iframe>タグ内でどんなカスタマイズをしても意味がありません。
よって、FacebookとGREEのいいね!ボタンをHTML文法的に正しく表示させるためには、<iframe>を直接使うことなくボタンを表示させるためのテクニックが必要となるわけです。

そのための方法としてまず考えられるのは、JavaScriptを使用してHTMLタグを出力させる、というやり方があります。
その手法は以下の通り↓

Facebookいいね!ボタン
<script type="text/javascript">
document.write(‘<iframe src="http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=(エンコードされたURL)&send=false&layout=box_count&show_faces=false&action=like&colorscheme=light&font&width=70&height=62" scrolling="no" frameborder="0" style="border:none; overflow:hidden; width:70px; height:62px;" allowTransparency="true"><\/iframe>’);
</script>

GREEいいね!ボタン
<script type="text/javascript">
document.write(‘<iframe src="http://share.gree.jp/share? url=(エンコードされたURL)&type=0&height=20" scrolling="no" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" style="border:none; overflow:hidden; width:100px; height:20px;" allowTransparency="true"><\/iframe>’);
</script>

JavaScriptのdocument.write関数は「HTMLページ内に文字列を書き出す」ためのもので、これはタグも書き出すことが可能なんですよね。
ただし、document.write関数内で「/(スラッシュ)」を直接記載すると、「Another HTML-lint」では高レベルのエラーメッセージが出力されてしまいます。
「/(スラッシュ)」はそれ自体がJavaScriptで使用する演算子のひとつになっているため、そのままでは演算子の処理が行われてしまうのです。
これは「/(スラッシュ)」の前に「\」をつけ、演算子ではなく文字列としての「/(スラッシュ)」であるとJavaScriptに示すことで回避できます。
これで高レベルエラーはあらかた回避できるのですが、さらにスマートなタグ構成にしたいのであれば、JavaScript記載部分を外部のJavaScriptファイルに移してそれを読み込む形式にするという方法がオススメです。
具体的にはこんな風にします↓

HTMLファイル
表示したい箇所に<script type="text/javascript" src="(○○○.jsフォルダのあるURL)(○○○.js)”></script>

外部JavaScriptファイル(○○○.js)
document.write(‘(<iframe>のタグ内容全部)’);

これで、SNSボタンを設置しながら「Another HTML-lint」の減点回避が可能になるのではないかと。
JavaScriptを使用しているので、JavaScriptが使用できないブラウザや環境だと何も表示されないのが辛いところではあるのですが、まあこれはやむをえないでしょうね。
前回のテクニックと併せ、結構使える手法なのではないかと思いますので、自分でサイトを運用している方は是非試してみてはいかがでしょうか?

※記事内で紹介しているHTMLタグ内における「<」「>」「&」は、全て半角から全角に変換しています。

HTML文法的に正しいSNSボタンの設置方法 その1

2012年2月より、タナウツではSNSボタンとはてなブックマークボタンが導入されています。
2月5日のサイト更新に続いて、ブログでも先週末からサイトと同様にボタンを設置しています。
今回は、これらSNSボタンを設置する際の問題と対策について少し。

Facebookのいいね!ボタンやTwitterのツイートボタンなどに代表されるSNSボタン。
mixiやGREEなどでも、ページ情報についての記録やコメントが行えるボタンがユーザーに提供されており、これらのボタンは、大手のポータルサイトなどはもちろんのこと、個人のブログでも昨今ではよく見かけるようになりました。
この手のボタンは公式サイトで公開されているHTMLタグを貼り付けるだけで手軽に利用できますし、何よりもSNSを利用するネットユーザーが飛躍的に増えている昨今、情報拡散という観点から言っても大きな利点となります。
また最近では、ブログを設置する段階からSNSボタンの設置サービスを標準で用意してくれるところも多くなっており、HTMLについての専門的な知識が特になくても、SNSボタンがさらに手軽に設置できるようにもなってきました。
SNSの隆盛を考えれば、SNSボタンの使用用途もまた、当面の間は拡大を続けていくことになるでしょう。

ところが、実はSNSボタンを設置する際には少なからぬ問題が伴います。
公式サイトなどで公開されている設置タグは、正式なHTML文法に乗っ取って作られたものではなく、かなり特殊なタグが付加されているのです。
たとえば、Twitterの公式サイトで提供されているツイートボタンの場合、以下のようなタグで構成されています↓

<a href="http://twitter.com/share" class="twitter-share-button" data-url=" (ページのURL) " data-text="(ページのタイトル名やコメントなど)" data-count="horizontal">ツイートする</a>
<script>!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0];if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src="//platform.twitter.com/widgets.js";fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document,"script","twitter-wjs");</script>

赤文字で表示している部分は、全てツイートボタンオリジナルの非正規タグです。
これを「Another HTML-lint」でチェックをかけると、以下のような高レベルのエラーメッセージが出力されてしまいます↓

6: <a> に不明な属性 `data-url` が指定されています。
6: <a> に不明な属性 `data-text` が指定されています。
6: <a> に不明な属性 `data-count` が指定されています。

左の数値がエラーのレベルなのですが、だいたい6以上のレベルのエラーが発生したら、もうその時点で100点どころか80点レベルすらも諦めざるをえなくなってきます。
他のSNSボタンも状況は似たり寄ったりで、エラーレベルが最低でも6以上、場合によっては8~9などの高レベルに到達する(ちなみに「Another HTML-lint」におけるエラーレベルの最高値は9)ことも珍しくありません。
このように、公式サイトで公開されているSNSボタンのタグをそのまま使えば、HTMLチェックでたちまちのうちに大減点になってしまうことが確実なのです。
この大減点がイヤという理由から、あえて自分のサイトやブログにSNSボタンを設置しないという人もいるくらいで、かくいう私自身、最初はHTML文法チェックの減点を避けるためにSNSボタンを敬遠していたものでした。
しかし、それでもSNSボタンの設置による利点は捨てがたいし、HTML文法チェックの大減点を回避する形で上手く設置できる良い方法は何かないものなのか?
これが、タナウツサイト本家の全面リニューアルの際、私が最も苦労した部分のひとつでもありました。

タナウツで新規に設置しているSNSボタンは、Facebookいいね!ボタン、Twitterツイートボタン、mixiチェックボタン、GREEいいね!ボタンの総計4つ。
このうち、Twitterツイートボタンとmixiチェックボタンについては、タグに若干手を加えることでHTML文法チェックの減点回避が達成できました。
Twitterのツイートボタンについてはこんな感じ↓

<a href="http://twitter.com/share?button=(ボタンの種類【none、button-1、button-2】)&count=(カウンタ数の表示方法【none:非表示、horizontal:水平方向にカウント数を表示、vertical:垂直方向にカウント数を表示】)&url=(エンコードされたURL)&text=(エンコードされたページタイトル名ORコメント)&via=(Twitterアカウント名)&lang=(言語を指定【日本語の場合は「ja」】)" class="twitter-share-button" title="このページについてツイートする" rel="nofollow">つぶやく</a>
<script type="text/javascript" src="http://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
※「script」タグはページ最下部に1つだけ設置。

最初のタグと大きく異なる点は、最初のタグが一度Twitterへ移動した後、タグ内にあるURLやタイトル名などの情報を収集し、それらの情報を含んだURLを自動生成してそこへユーザーを飛ばしているのに対し、後者のタグは「始めから生成済みのURL」を指定しているところ。
結果的にはどちらも同じページに辿り着くのですが、後者のタグはHTML文法に全く違反していないため、1点の減点すらもくらうことがありません。
この手法の問題点としては、始めからURLの中に情報を含ませなければならないため、URLやコメントを指定する際にUTF-8文字コード形式のURLエンコード変換を行わなければならないことが挙げられます。
たとえばタナウツネット雑記ブログのURLを指定する際には、以下のようなURLエンコード変換を行う必要があり↓

https://www.tanautsu.net/blog/

http%3A%2F%2Fwww.tanautsu.net%2Fblog%2F

またタイトル名やコメントなどを指定する際も同様に、

タナウツネット雑記ブログ | 田中芳樹を撃つ!

%E3%82%BF%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%84%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E9%9B%91%E8%A8%98%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%20%EF%BD%9C%20%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%8A%B3%E6%A8%B9%E3%82%92%E6%92%83%E3%81%A4%EF%BC%81

といった変換を行わなければなりません。
こんな変換を手作業でいちいち行おうものなら、普通だったら時間がいくらあっても足りたものではありません。
しかしタナウツの場合、ブログはCGIで、サイトはMicrosoft Accessで管理していることによる利点がここで生きてくるんですよね。
ページを生成するプログラムの中に、上記のようなURLエンコード変換処理を行うためのロジックを予め入れておけば、後はプログラムが勝手に変換処理をやってくれるわけです。
一度そういったプログラムを組み込んでしまえば、あとは作成するページが何千ページあろうと、全て同じ処理を自動でやってくれるのですから楽なものです。
ちなみにmixiチェックボタンについては以下の通り↓

<a href="http://mixi.jp/share.pl?u=(エンコードされたURL)&k=(mixi識別キー)" rel="nofollow" onclick="window.open(this.href,'share',['width=632','height=456','location=no','resizable=yes','toolbar=no','menubar=no','scrollbars=no','status=no'].join(',')); return false;" onkeypress="window.open(this.href,'share',['width=632','height=456','location=no','resizable=yes','toolbar=no','menubar=no','scrollbars=no','status=no'].join(',')); return false;"><img src="(画像ファイル指定)" alt="mixiチェック" width="70" height="20"></a>

mixiチェックボタンは、mixiサイトで予め個人パートナー登録を行い、識別キーを入手しなければ使えないのですが、それ以外は一番手間もかからず簡単に設置できるボタンでしたね。
URLの指定方法についてはツイートボタンの時と同じです。

というわけで、SNSボタンのうち、Twitterのツイートボタンとmixiチェックボタンについては、リンクタグを改造するという方法でHTML文法チェックの減点回避が可能になりました。
しかし、残りのSNSボタン、Facebookいいね!ボタンとGREEいいね!ボタンについては、小手先のタグ改造程度のことではHTML文法チェックの減点を回避することができません。
この2つのボタンには一体どのような問題があり、かつどんな手法で対策を施したのか?
それについては、また後日に語ってみたいと思います。

※記事内で紹介しているHTMLタグ内における「<」「>」「&」は、全て半角から全角に変換しています。

Twitterにおける大量フォロワー獲得のテクニック

2012年2月15日付で、田中芳樹を撃つ!Twitter商館の総フォロワー数は10万人の大台を突破しました。
タナウツのアカウントにフォローを返して頂いた10万人の皆様方には、この場を借りて改めて感謝と御礼を申し上げますm(__)m。

さて、今回はフォロワー数10万人に到達するために私が確立したフォロワー獲得方法について少し。

Twitterでフォロワー数を増やしていく過程で、少なからぬフォロワーの人達から「一体どうしたらそこまでフォロワー数を増やせるの?」というツイートがしばしば私の元に寄せられました。
私はそのひとりひとりに全て同じ返答を返してきました。
それは「とにかく自分から他のアカウントへのフォローを【毎日大量に】行う」ということ。
数百単位のアカウントに対してフォローを自分から行い、その見返りとしてフォローを返してもらう。
それをとにかく毎日繰り返すわけです。
非常に単純かつ地味な方法ではありますが、実はこれが一番「少しずつではあっても確実に」フォロワーを増やせる最良の方法なのです。
かくいう私自身、2010年4月2日のアカウント開設以来、毎日地道にこの手法を繰り返し続けてきた結果、フォロワー10万人突破の日を迎えることになったわけです。
まさに「継続は力なり」ですね。

ただし、大量フォローについては若干の注意も必要になります。
まず、1日に1000以上のフォローはTwitterのシステム上不可能となっています。
これは、過去に数千~数万単位ものフォローを、しかも自動的に行うシステムツールなどが多用され、それが結果的にサーバに多大な過負荷を与えてTwitterそのものの動作が不安定になったことへの対策として行われるようになったもので、その名残として、今でもTwitterは自動フォローツールなどの使用を著しく嫌っています。
そのため、Twitterで大量フォローを行う場合は、手作業かつ毎日地道にコツコツとフォローを続けていくしかないわけです。
また同様の対策により、Twitterにおける最大フォロー可能回数は、フォロワー数2000までは2001回まで、それ以上はフォロワー数×1.1倍までしか許されていません。
つまり、あまりフォロワー数のいないアカウントで大量フォローを続けていくと、あっという間にフォロー回数上限にまで到達してしまい、それ以上フォローをやりたくてもできなくなってしまう、という問題が発生するわけです。
そのため、フォロワーの少ないアカウントで大量フォローをかけていく際には、同時並行して「自分をフォローしていないアカウント」の片道フォローを解除していくという作業も定期的に必要となります。

大量フォロー後に「自分をフォローしていないアカウント」のフォローを解除する際には、私は以下のサイトを多用しています。

ManageFlitter
http://manageflitter.com/
JustUnfollow
http://www.justunfollow.com/login.html

ここで重要なのは、「自分をフォローしていないアカウント」のフォローを解除する際には、必ず「フォローしてからある程度の時間が経過しているアカウント」から解除していくこと。
ある程度時間が経過してなお自分をフォローしていないアカウントは、もう自分をフォローしてくれる見込みのないアカウントと見做しても良いわけですが、フォローして間もないアカウントは、当然のことながらまだ自分をフォローしてくれる可能性を残しています。
また、何らかの理由で一定期間自分のアカウントにアクセスしない人だっているでしょう。
フォローアカウントが自分にフォローを返してくれる可能性を少しでも高めるためにも、フォロー解除は古いものから順番に行うのが理想なわけです。
上記の「JustUnfollow」では「(フォローを行った)古いアカウントが一覧の上部に表示される」仕様なので、この用途には向いています。
私はドラッグ&ドロップでフォローの一括解除が手軽に行える「ManageFlitter」の方をメインに使っているのですが、初心者の方には「ManageFlitter」よりも「JustUnfollow」の方が使いやすいと思います。

では大量フォローを行うとして、そのターゲットとなる大量のTwitterアカウントを一体どうやって探し出すのか?
一番簡単なのは、既に数万単位のフォロワーを持っているアカウントを複数探し出し、そのアカウントのフォロワーを片っ端からフォローしていくこと。
TVにも登場するような有名人だと、数万どころか数十万単位でフォロワーを抱えている人もいますから、まずはその辺りから探すのが良いでしょう。
ただ、ここで問題なのは、「いくら大量のフォロワーを持っていても【常にフォロワーを増やし続けているアカウント】でなければ意味がない」という点です。
Twitterの構造上、各アカウントのフォロワー一覧は、常に「一番最後にそのアカウントをフォローしたアカウント」から順番に表示するようになっています。
大量フォローをする場合は当然のことながら画面最上部に表示されているアカウントから順番にフォローしていくことになるわけですが、フォロワー数を増やしていないアカウントの場合、次回に大量フォローをかけようとすると、フォロー対象のアカウントを探すためにわざわざ古い履歴を遡らなければならなくなってしまいます。
それを毎日やるとなると大変な負担になってしまいますし、そもそもそんな古い履歴の中に存在するアカウントは、必ずしも現在も活動しているとは限りません。
現在も活動しているかどうかを確認する【だけ】のためにいちいちプロフィールページにアクセスして情報を確認するなど面倒極まりないですし、活動を停止しているアカウントにフォローを行ったところで無駄もいいところでしょう。
それに対し、定期的にフォロワーを増やし続けているアカウントの場合、フォロワー一覧は常に最新の状態に更新され、以前に自分がフォローを行ったアカウントが常に一覧下部へと下がって行きます。
つまり、古い履歴を漁る手間と時間をわざわざ費やすことなく、常に画面上部のアカウントからフォローを行うことができるわけです。
また、フォロワー一覧の最新アカウントは、一覧に掲載されている時点「ごくごく最近にそのアカウントにフォローを行っている」という活動履歴が明示されていることになるため、現在も一定の活動を行っていることがかなりの確率で保証されています。
それらのアカウントにフォローを行っていけば、フォローが返ってくる確率も必然的に高くなる、というわけです。

毎日大量フォローを行っていくのであれば、「大量のフォロワーを抱え、かつ常にフォロワーを増やし続けているアカウント」を10~20ほど確保してリスト化し、ローテーションで回していく、という形を取れば良いでしょう。
1回目はアカウントAのフォロワーにフォローを行い、2回目はアカウントBのフォロワーに、3回目はアカウントCの……というパターンを繰り返すのです。
そうすれば、順番が一巡する頃には、最初のアカウントAのフォロワー一覧には再び新しいフォロワーアカウントが軒を連ねている状態に戻り、また大量フォローを行うことが可能となるわけです。
わざわざ自分から大量アカウントを探す必要もないのですから、これが一番楽な方法ではあるでしょうね。

まあ上記のような方法を駆使しても、私が今回達成したフォロワー10万人の到達ともなると、さすがに相当な根気も時間も必要になります。
ただ、フォロワー5000人くらいであれば、やり方次第では1ヶ月も経たないうちに達成することも充分に可能なのではないかと。
かくいう私自身、過去には1ヶ月でフォロワー7000人以上増やした事例もありましたし、今でも1ヶ月に3000~4000人程度のペースは保っていたりします。
Twitterで不特定多数のフォロワーが欲しいと考える方は、ひとつ上記のやり方でフォロワーを増やしてみてはいかがでしょうか。

タナウツサイト本家の全面リニューアル裏事情

2012年2月5日付で全面的にリニューアルされたタナウツサイト本家。
実は今回のサイト更新は、いわゆる「手作業」で行ったのではなく、HTMLファイルを全て自動生成させる専用のツールを動作させて実現させたものなんですよね。
ブログや掲示板、サイト内&リンク登録検索エンジンなどは、ネット上で公開されているフリーのCGIをダウンロードしてカスタマイズしたものを使っているのですが、今回の専用ツールは全て私が1からオリジナルで作成しています。

今回のサイトリニューアルを決断した理由は主に2つあります。
ひとつ目は、サイトを更新するに際しての労力と手間があまりにも煩雑になりすぎていること。
たとえば、過去ログが溜まってきたということで新規にHTMLファイルをタナウツサイトで作ろうとすると、以下のような手順が必要となるんですよね。

過去ログを収録するHTMLファイルの作成と編集

作成したHTMLファイルに隣接するファイルにリンクを追加

作成したHTMLファイルを参照する一覧ページにもリンクを追加

更新履歴ページに新しい履歴内容を記載

サイトトップを編集

2つのRSSファイルにも更新内容を記載

作業自体は既に長年行い続けていて半ばマニュアル化されていることもあり、そんなに難しいものではないのですが、更新の度にいちいち上記手順を実行するための手間と時間が正直面倒でならなかったんですよね。
また、一連の更新手順は「手作業」でやっていることもあり、手順が漏れてしまってリンクを貼り忘れたり、間違ったURLとリンクしてしまったりなどといったミスもしばしばあり、整然とした綺麗なレイアウトを構築したい私としてはこれも悩みの種になりました。
しかもそういうミスは、一度見逃すとなかなか気づかないものだったりしますし(T_T)。
過去ログ投稿自体の改行修正などの最低限な編集作業を行った後は、一連のファイル編集手順を全て自動的に、かつノーミスで行えるようにはできないのか?
そう考えたのが、プログラム作成を考えるようになった最初のきっかけでした。

そして2つ目は、サイトのレイアウトそのものが旧式化してきたことにあります。
2012年2月5日更新前のタナウツサイト本家HTMLレイアウトの基本フォーマットは、2002年に構築して以来、ほとんど変わることがなかったんですよね。
私がタナウツの2代目管理人になってからは、ページのタイトル部分などに若干の手を加えたり、サイトトップのデザインを変更したりして申し訳程度のメンテナンスを重ねてきたのですが、基本フォーマットそのものはほとんど変わることがなかったのです。
しかし2002年から時代は進み、HTMLのレイアウト形態も大きく変わってきました。
ブログなどのようなテンプレートデザインが主流になり、また企業などのサイトレイアウトなども、より洗練された技術やデザインが登場するようになったわけです。
一番大きな問題は、サーチエンジンからの検索による来訪者が増大した結果、サイトトップではなく、検索に引っかかったサイトの末端ページなどからタナウツにアクセスしてくるユーザーが増えたことです。
そうなると、これまでのサイトレイアウトでは、今アクセスしているページがタナウツである、という基本的な情報すらもユーザーに対して満足に提供できていない状況が発生することにもなりかねないんですよね。
タナウツサイト内のどのページからアクセスしても、そこがタナウツであることを来訪者が理解することができるサイトレイアウトを再構築する必要に迫られたわけです。

専用ツールはMicrosoft AccessのデータベースとVBAを元に作成しています。
Accessは以前から仕事で使っていたこともあって慣れているというのが何よりも大きかったですし、タナウツの過去ログデータを全てデータベース化した方が管理もよりやりやすくなるという事情もありました。
その実績も既に、5代目掲示板を立ち上げる際に初代~4代目掲示板までの全過去ログをHTML化して公開した前例がありましたし。
まあ、Accessを使ってサイトを管理運用しているケースなんて、かなりの少数事例ではあるのでしょうけどねぇ(苦笑)。
それでも専用ツールの構築に当たっては、Accessだけでなく最新のHTMLの知識も必要だったこともあってかなりの苦戦を余儀なくされましたが、まあその苦労に見合った成果を出すことはできたのではないかと自負しております。

さて今回、サイト更新の専用ツールを作るに当たって、私は大きな達成目標を2つ掲げました。
ひとつは、作成するページのほぼ全てが「Another HTML-lint」の文法チェックで最低でも95点以上、サイトトップなどの主要ページでは100点満点を獲得できるようにすること。
ふたつは、「Facebookいいね!ボタン」などのSNS連動ボタンやブックマーク送信ボタンを必ず導入すること。
実は普通にサイト構築をやっていたら、この2つを同時に達成するのはほぼ不可能だったりします。
何故この2つの目標の同時達成が困難を極めるのか、そして私はその命題をどう乗り切ったのか?
それについてはまた別の機会に語ってみたいと思います。

国内SNSの大手「mixi」が2年連続の減益

国内SNSの大手「mixi」が2011年4-12月期決算を発表しました。
それによると、同社の4-12月期連結最終利益が前年同期より61.6%減少となり、通期最終利益も減益が確実視されているとのこと↓

http://megalodon.jp/2012-0203-2005-08/sankei.jp.msn.com/economy/news/120203/its12020315530001-n1.htm
>   ミクシィが3日発表した4-12月期決算は、連結最終利益が前年同期より61.6%少ない4億7400万円となり、2年続けて最終減益となった。
>
>  売上高も1.7%減の95億2900万円と減った。営業利益は13億8500万円とちょうど半減した。
>
>  売上高のうち88億円余を占めるソーシャルネット事業では、課金収入が26億円で40%増えたが、主力の広告収入が61億円で15%減収となったのが響いた。
>
>  今3月の通期最終利益は5-11億円の間と予想している。減益幅は20.4-63.8%となる。

ところが一方で、「mixi」と同様に国内SNSの大手「グリー」がこれまた同じく発表した2011年7-12月期決算では、前年同期の3倍にも達する営業利益を獲得しているのだそうです↓

http://megalodon.jp/2012-0203-2018-36/www.j-cast.com/2012/02/03121098.html
>  ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)大手のグリーが2012年2月2日に発表した11年7~12月期連結決算によると、営業利益が391億円となり、前年同期(単体決算で131億円)の実質約3倍になった。
>
>  「海賊コロンブス」「聖戦ケルベロス」など自社製のカードバトルゲームでヒットが相次いだほか、スクウェア・エニックス・ホールディングスやコナミなど他社が提供するゲームの利用も拡大した。ゲームを有利に進めるための「武器」など、アイテム課金収入の増加が業績を押し上げた。
>
>  また同社は、12年6月期通期の連結業績予想を上方修正し、営業利益が前期(311億円)の2倍超の800億~900億円となる見通し。従来の会社予想は600億~700億円だった。

コミュニケーションツールとしての用途をメインにしてきた「mixi」と、携帯ゲームおよびアイテム課金などを主力にしてきた「グリー」では、同じSNSサイトでも内容は大きく異なるのでしょうが、それにしてもSNSサイトとしてのmixiの凋落ぶりは悲惨の一言に尽きますねぇ。
かつては飛ぶ鳥を落とす勢いを誇っていたというのに。
「mixi」が2年連続の大幅減益となるまでに凋落した原因としては、実に色々なものが考えられます。

・早々にゲーム配信分野に進出したグリーやモバゲーと比較して、mixiが同分野に乗り遅れたこと。
・海外SNSであるTwitter・Facebookの台頭で客を取られたこと。
・足跡機能などのシステム改変やそれに伴う反対運動などのゴタゴタがユーザー離れを起こしたこと。
・出会い系や複数アカウントを厳しく規制した結果、ユーザーの新規参入までもが難しくなった上にSNSとしての魅力が著しく損なわれたこと。

私の場合、一応mixiを使ってはいるのですが、その用途は事実上「Twitterとの連携」と「ブログのRSS配信」に限定されていて、それ以上は今のところ発展の余地がないというのが実情だったりします。
まあこれについてはFacebookもそうなのですが(^^;;)。
ただでさえ「身内や知り合いだけで固まりやすい」傾向が強いmixiは、不特定多数への情報配信を目的にしている私にとっては使い勝手が悪いということもありますし、年を追うにつれてその傾向は改善どころか、むしろ悪化すらしている始末ですからねぇ(T_T)。

あっという間に有名になったかと思ったらあっという間に衰退した「mixi」の軌跡は、まさに「栄枯盛衰」という格言をリアルに体現する存在ですね(苦笑)。
できればmixiも、これまでとは違う何か別の「売り」を見つけて復活してもらいたいところではあるのですが……。

Twitter社が検閲を行う方針を発表

Twitterが特定の国の状況や要求に応じて検閲を行う意向を表明したことが話題になっています↓

http://megalodon.jp/2012-0129-0001-53/internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120127_507848.html
>  米Twitterは26日、特定の国の状況によっては、検閲を行う意向であることを公式ブログで発表した。
>
>  「現時点で検閲を行なったことはない」としているが、
今後しかるべき国の当局から要求された場合、ユーザーに明示したうえで検閲が行われることになる。Twitterでは、検閲の透明性を高めたいと考えており、どのような要求が当局から行われているかを、Chilling Effectsと提携することによって公開するとしている。
>
>  検閲を行うためにTwitterはシステムを改良。これまでは国から検閲要求があった場合、該当アカウントを削除する以外に方法がなかった。改良によって、該当するツイートのみをその国で見られないようにする一方で、それ以外の国々では通常通り閲覧できるようにする。国を特定する方法としては、閲覧者のIPアドレスを利用する。
>
>  検閲が行われている国のユーザーは、検閲されたツイートがタイムラインの中でグレイアウトして表示されるため、検閲されていることを知ることになる。検閲されたツイート、または検閲されたユーザーがその国からのアクセスでは表示されないことが明示的に示される。Twitterでは、検閲されたメッセージの例をヘルプページで公開している。
>
>  Twitterは、2011年にチュニジア、エジプトなどで起こったいわゆる「アラブの春」で民主化運動の大きなツールになったと言われている。このため一部の国では、Twitterサイトへのアクセス制限が行われている。

Twitter社も、自社のSNSが「アラブの春」などで多大に貢献したことを知らないはずもないでしょうに、何とも墓穴堀りな発言をやらかしたものですね。
当然のごとく世界的な反発の声が上がりまくり、Twitter社は再び声明を発表せざるをえなくなったようで↓

http://megalodon.jp/2012-0130-2216-21/www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/30/news022.html
>  米Twitterは1月27日(現地時間)、前日に発表したアップデートに対し、多くの質問が寄せられたとして、さらなる説明を追加した。
>
>  同社は前日、政府当局がその国の法律の下でユーザーアカウントやツイートの差し止めを求めた場合、その法が有効な地域でのみ差し止め、ツイートは他の地域では表示されるようにしたと説明した。だが、これを幾つかのメディアブログが「Twitterがツイートの検閲を開始する」「Twitterがツイートをフィルターする」と解釈した投稿をしたことなどから、混乱が生じていた。
>
>  
国境なき記者団(RSF)は27日、Twitterのジャック・ドーシーCEO宛に「国家の法の下でのツイートの検閲を可能にするという新ポリシーの発表に深い懸念を表明する」という公開書簡を送った。また、「#TwitterBlackOut」というハッシュタグで、検閲に反対して24時間ツイートを自粛する運動も展開された。
>
>  これに対しTwitterは「コンテンツを保留する方法をこれまでより柔軟にする新アプローチは、表現の自由・透明性・責任に関して、また、ユーザーにとって良いことだ。これまでより多くの地域でツイートを保持できるようになるだけでなく、われわれが表現の自由を守っているかどうかをユーザーが確認できる」と説明する。
>
>  公開前のツイートをフィルタリングするのかという疑問に対しては、1日当たり10億以上投稿されるツイートをフィルタリングすることは「望ましくないし、非現実的だ」として否定。
要請があり、それが合法であると判断した場合にのみコンテンツを保留するという説明を繰り返した。
>
>  なぜこのタイミングでアップデートしたのかという疑問には、タイミングには特に意味はなく、取り組んできた新機能が完成したから公開したとしている。
ネット上では、中国進出を狙ったものではないかという憶測も飛んでいた。同社の法律顧問を務めるアレックス・マクギリブレイ弁護士は米Wall Street Journalのインタビューで、このアップデートは「中国とは関係ない」と語った。

しかし、「要請があり、それが合法であると判断した場合にのみコンテンツを保留する」といっても、すくなくとも表面的に見ればまさにそれこそが「検閲」というシロモノなのであって、Twitter側の説明には苦しいものがあると言わざるをえないところです。
この手の「検閲」や言論統制というのは、誰でも一目瞭然な基準というものが作りにくく、かつ運用するにしたがって拡大解釈を続けていくという問題もあります。
最初は全く眼中にもなかったはずの言論や思想、さらにはエンターテイメント作品などでさえもが、いつのまにか「検閲」の対象になっていた、という事例も多々あるわけですし。
また「検閲」が行われていると知れば、ここぞとばかりに言論統制を推進しようと考える人間や、自分に都合の悪い情報が流されると困る人間によって、投稿の削除や規制要求が乱発されるという事態も考えられます。
中国や「アラブの春」を引き起こされた国々なんてまさにその典型ですし、また日本の民主党政権などもマスコミに対してなりふり構わぬ報道統制を展開するくらいですから、当然Twitterに対しても同様の統制下に置くことを考えても何ら不思議なことではありません。
Twitter社の方針がTwitterの動向に今後どのような影響を与えることになるのか、警戒を要する話ですね。

個人的にもTwitterは使い勝手が良く情報拡散に便利なツールなので、出来れば何事もなく終わって欲しいものではあるのですが……。

「食べログ」やらせ問題の影響でネット系企業の株価が下落

ステルスマーケティングと呼ばれている「食べログ」の口コミやらせ問題の影響で、ミクシィやGREEなどといったネット系企業の株価が軒並み下がっているそうです↓

http://megalodon.jp/2012-0112-2035-30/www.j-cast.com/2012/01/11118557.html?p=all
>  「食べログ」を運営しているカカクコムや「アメーバブログ」のサイバーエージェント、オンラインゲームなどのGREEやDeNA、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のミクシィといったインターネット企業の株価が急落している。
(中略)
>  ネット上での「やらせ疑惑」はこれまでも少なからずある。2007年頃から、有名タレントの公式ブログやファッション雑誌のカリスマ読者モデルのブログなどで、あからさまなPRが行われるようになったが、それを宣伝・PRとわかっている読者がいる半面、知らない読者もいて、結果的に「やらせ」のようにみえるわけだ。
>
>  最近も、あるタレントが紹介した商品を、ほとんど同じような文章で複数のタレントが一斉に公開して話題となったし、ツイッターでも「ステマ」の手法を使った宣伝活動が活発になり、多数のフォロワーを持つ有名人がキーワードをつぶやくことによって対価を得ることを暴露している。
>
>  そんなことから、
SNSなどのクチコミ情報やブログでの情報への信頼が薄れており、ネット企業の株価もそれを反映しているようだ。
>
>  「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントの株価は、1月4日に25万4100円だったが、1月11日には前日比7300円安の23万1500円と8.9%下落した。
>
>  携帯オンラインゲーム銘柄で、芸能人ブログを運営するGREEも4日の2648円から13.8%も下落して、11日は前日比117円安の2282円だった。「モバゲー」のDeNAは11日に年初来安値を記録、前日比128円安の1899円で引けた。4日と比べて17.1%も下落している。
>
>  SNS大手のミクシィも11日は前日比8100円安の20万5000円に下げ、4日と比べて11.3%も下落した。

「クチコミ情報やブログでの情報への信頼が薄れた」というのが株価下落の理由とのことですが、他のネット企業にしてみればとんだ「とばっちり」もいいところでしょうね。
株価下落の憂き目に遭った企業にしてみれば、「食べログ」の不祥事で何故俺のところまで悪影響を受けなければならないんだ、と文句のひとつも言いたいところなのではないかと。
株価下落の理由自体、別に今回の事件以前からも普通に言われていたことでしかなく「何故今頃になって……」とは私も思わざるをえないですね。
「ネットの情報は玉石混交」という事実は、むしろネットをやる際の基本的な心得とすら言えるものですし、じゃあ「大手マスコミの情報は信用できるのか?」と問われれば、誰もが首を傾げざるをえないところでしょう。
毎日新聞がかつての英語版サイト「WaiWai」で嘘八百の下劣な18禁ネタを乱発しまくって「変態新聞」としての声価を確立したのはあまりにも有名な話ですし、朝日新聞なども国際問題にまで発展するレベルの虚報を昔から出しまくって平然としていますからねぇ。
TVはTVで、目先の視聴率稼ぎと反自民・民主党贔屓な報道を露骨に行って恥じる様子もないのですし、何よりも大手マスコミは互いに庇い合う体質のために相互批判もロクに行われないのが致命的なのですが。
ネットにせよ既存の大手マスコミにせよ、メディア媒体をただ無条件に信用するのは危険である、というだけの話なのであって、玉石混交から玉を見出せる目こそが重要なのですけどね。

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