新車プリウスの購入と乗車の感想
- 2012/10/06 00:00
- カテゴリー:ゲーム・テレビ関連,
2012年9月に、実に6年半ぶりとなる新車の買い替えを行いました。
新しい車は、トヨタ製ハイブリット車のプリウス。
ハイブリット車の導入は今回が初めてとなるのですが、さすが色々と話題になるだけあって、これまでのクルマとは一味違った機能と乗り心地を堪能しています。
今回はそんなクルマの話を少し。
私は地方在住ということもあり、クルマは元々生活必需品のひとつでもあります。
東京のような充実した鉄道網など地方には期待のしようもないのですし、ましてや私が住んでいる熊本県は、人口の割に鉄道網の整備が著しく遅れている地域なのですから、そうなるのも当然のことではあるのですが。
そんなわけで「日常生活の足」として必要不可欠なクルマなのですが、私の場合は「せっかくの足なのだから可能な限りよいクルマを」ということで、だいたい平均4~5年のスパンでクルマを買い替えるよう努めていたりします。
過去に私が購入したクルマは以下の通り(横の年代は所有していた時期)↓
クルマに慣れるための練習用として最初から割り切って買った最初のカルタス以外は、何故か全てトヨタ製のクルマだったりします(苦笑)。
今回も含めてその時々の買い替えの際には、一応ホンダや日産のクルマなども候補には入っていたのですが、結果的には「当て馬」にしかなっていなかった感じですね。
ちなみに今回の場合、「今度買う車は燃費の良いハイブリット車にしよう」ということが最初から決まっていたのですが、当初はプリウスではなく、トヨタのハイブリット車アクアとホンダのハイブリット車フィットシャトルが、買い替え候補として挙がっていました。
しかし、アクアは車体の全長があまりにも短すぎる(4mに満たず、アイシスと比較すると70㎝以上も短くなる)上、カーナビなどのオプションを色々とつけていたらプリウスに迫る購入価格にまでなってしまい(見積価格を比較したら20万弱程度しか差がなかった)、「それならば最初からプリウスにした方が良い」ということになって、あっさりとプリウスに取って代わられてしまいました(苦笑)。
そしてフィットシャトルの方は、車体や装備的にはまずまずのものがあったのですが、いざ試乗してみたら、どうにもその「パワーのなさ」が妙に引っかかってならなかったんですよね。
フィットシャトルは排気量1300ccで、元々アクアよりも排気量が少ないクルマではあったのですが、車体が大きいのに排気量や馬力が少ないという弊害がここにきて違和感として現れた感じでしたね。
結局、この違和感が決定打となってしまい、フィットシャトルも買い替え候補車から脱落することに。
そんな流れで、今回めでたくプリウスが買い替え対象車として選定されることになったわけです。
ちなみにプリウスの購入が決定した際、「どうせプリウスを買うのならプリウスαの方が良いのではないか?」という考えも当然ありました。
以前にも述べたことがあるのですが、私は元々ステーションワゴンやミニバン系のクルマが好きで、かつプリウスαの車体はその用途を充分に満たしているように見えたのですから。
しかし、実際にネッツトヨタの店で実物の確認を行ったところ、プリウスαは後部座席と荷物置き場が完全フラットにならないことが分かったんですよね。
後部座席を倒して後ろを広くすること自体はできたのですが、後部座席と荷物置き場との間で段差が生じてしまうのです。
それに対し、プリウスの方は車体の全長がプリウスαよりも短いものの、後部座席を倒すことで「段差のないフラット空間」を作ることが可能でした。
私がステーションワゴンやミニバンを好む最大の理由は、後ろを段差のない完全フラット状態にできることにあったわけですから、その点ではプリウスαよりもプリウスの方が要望に叶っていたわけです。
プリウスαの車体自体はプリウスよりも好みであっただけに、この決定的な格差だけは実に惜しいものがありましたねぇ(T_T)。
さて、そんな紆余曲折あって購入した新車プリウスですが、確かに燃費については巷で高く評価されるだけのことはありますね。
公式サイトや宣伝などに書かれている「30~35㎞/L」という燃費はあくまでも「カタログスペック」でしかなく、実際にはそこまで行かないということではあったのですが、それでも近場を走っているだけで平均17~18㎞/L、遠出をすれば22~26㎞/Lまで伸ばすことが可能です。
これまでのクルマでは、近場をうろつくだけだと7~8㎞/L、遠出をしても10~12㎞/Lの燃費しかなかったのですから、それを鑑みれば実に倍以上燃費が向上していることになります。
さらにプリウスには、電気だけをエネルギーとして動く「EVモード」と呼ばれる機能が搭載されています。
これは、あらかじめバッテリーに電気が充電されている時に、エンジンを起動することなくバッテリーからクルマを動かすことができるという優れもので、特に駐車場などでの短距離・低速走行を行う際には非常に便利なシロモノです。
クルマが最も燃料を食うのはクルマの発進時であるため、これを上手く活用すれば更なる燃費の節約も可能となるわけです。
また、「EVモード」で動いている際のプリウスはエンジン音がないため、「本当に稼働しているのか?」という疑問すら浮かんでしまうほどの静粛性を誇っています。
プリウスの静粛性は燃費と並んで結構話題になってはいましたが、実際に見るとまさに想像以上の静粛性ですね。
往年のアメリカTVドラマ「ナイトライダー」シリーズに登場するドリームカー・ナイト2000こと「KITT」の基本性能の中に、エンジン音を消してクルマを静かに走行させる「サイレントモード」と呼ばれるものがあったのですが、プリウスはそれをリアルで実装しているわけです。
カーナビ・TV電話に続き、またひとつ「ナイトライダー」の世界が近づいたわけで、技術の進歩は凄いなぁと改めて感動してしまったものでした。
燃費や性能的には文句のつけようのないプリウスですが、その長所を生かしきれるか否かは私の今後の運用次第といったところですね。
あまり長距離を走ることがなければ、せっかくの長所も宝の持ち腐れとなってしまうのですが、果たしてどうなることやら。