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2月5日(アメリカ時間2月4日)はFacebookの誕生日

日本時間2月5日(アメリカ時間2月4日)は、世界最大のSNS「Facebook」の誕生日なんですね。
2004年のこの日に、マーク・ザッカーバーグによってFacebookが設立されたのだとか。
実は登録しているFacebookページに、英文で
「Happy 8th birthday to Facebook! Send your birthday wishes at https://www.facebook.com/facebook
というメッセージが届いたことから、この事実を知ることになりました (^^;;)。
全く偶然ながら、今日はたまたま私の誕生日でもあったりするんですよね(^_^;;)。
365~6分の1の確率とはいえ、こういうことってあるんですねぇ。

世界最大のSNSとして君臨するFacebookですが、不思議と日本では今ひとつパッとしない印象がありますね。
一応ユーザー登録者数としては、2011年9月時点で全世界8億人、日本国内限定では1000万人を突破したとのことではあるのですが。
Twitterが2chなどで「バカ発見器」などと揶揄されるほどにトラブル発言が相次いでいるのに対し、Facebookではそういう話をあまり聞かず、かといって「こういう用途に使えます」「私はこんな使い方で楽しんでいます」的な報道や口コミなどもこれまたあまり聞きませんからねぇ。
やはり実名公開方針のために、日本ではmixi以上に実生活と密着したものになっているが故に、却って大人しい動きにでもなっているのかなぁ、と。

本日付のタナウツサイト本家の更新では、Facebook・Twitter・mixi、そして新規に参入したGREEの各種SNS対応ボタンが全ページに付加されることになりましたし、情報拡散に優れているSNSとは今後も連携を深めていきたいところではあるのですが、さてこれが吉と出るのか凶と出るのか……。
このボタン導入には色々と苦労させられただけに、是非とも良い方向に動いてもらいたいものではあるのですけどね。

1月27日は国旗制定記念日

1月27日は国旗制定記念日。
1870年のこの日に通達された太政官布告第57号の「商船規則」によって、日の丸が日本国籍の船舶が自らの身元を証明するための「御國旗」として採用されました。
国旗国歌法が制定される100年以上も前から、日の丸は慣習的に日本の国旗であり続けたわけですね。
ちなみに、日本の国歌である「君が代」の記念日は8月12日です。

世界的に見ても、日の丸・君が代ほどに平和的な理念から成立し、またそれにもかかわらず「軍国主義的」「天皇崇拝」などといった誹謗中傷を浴びせられ続けている国旗国歌もないのではないでしょうか?
ついこの間も、「不起立界のジャンヌ・ダルク」などと称する不良教師のお笑い集団が、職務放棄を巡る裁判で全面敗訴に至ったニュースが流れていましたし。
日本に限らず、国旗国歌というものは、栄光に飾られた歴史も戦争や殺戮で血塗られた歴史も全てひっくるめた「国と国民がこれまで歩んできた軌跡」を背負うものでもあるわけなのですから、あの手の不良教師連中に代表される「日の丸・君が代」に反対する面々が掲げている主張の類は、日本の国旗国歌を否定しなければならない理由になんて本来なりえないはずなのですけどね。
他国を植民地化して現地住民を差別しまくってきた歴史を持つ欧米諸国や、自国民と他国民を合わせて数千万単位ものオーダーで虐殺を繰り返してきた共産主義国家などは、連中の主張に従えばまさに「血塗られた国旗国歌」を掲げていることになるわけですが、連中がそれらに反対した形跡なんて微塵もないのですし。
それどころか、こと共産主義国家に対しては「地上の楽園」云々に代表される礼賛すらやっていた輝かしい実績すらもあったりしますからねぇ(苦笑)。
「個人の自由」を掲げながら、何も知らない子供達を自分達の思想で洗脳し、国旗国歌法が成立する契機となった広島県立世羅高等学校の校長自殺事件に象徴されるがごとく、場合によっては人を死に追いやることも辞さないのが連中の本性なのです。
日本人民共和国でも成立した日には、新しく制定されるであろう国旗国歌、それもおそらくは桁外れに「血塗られた」内容になるであろうシロモノを、それこそ「右翼の軍国主義者」のごとく崇拝することを、自分のみならず他者にも問答無用で強制するようになるのではないですかねぇ、あの連中は。

国旗国歌に敬意を払うという行為は、世界標準で見ても何らおかしなことではないばかりか、むしろ世界共通で通用する礼儀作法とすら言えるものです。
日本以外の国の教育現場では、朝礼や集会など機会がある度に国旗を敬い国歌を斉唱するのは当たり前、教科書などにも国旗国歌を称揚する文言が普通に記載されていたりします。
そうやって自国の国旗・国歌に対する敬意を持てば、そこから「他国の国民もまた、自分達の国旗と国歌に対して敬意を払っているのだろう」と考えることもできるのですし、必然的に他国の国旗国歌に対しても敬意が払えるようになるのです。
そういうのって、戦争している国家間同士の関係においてすら、結構重要なことだったりするのですけどね。
逆に、日本のように自国の国旗国歌を敬わない教育をしていると、他国に対しても同じような態度に出てしまい、最悪、それが国際問題にまで発展してしまうことすらもあったりするわけで。
日教組をはじめとする教職員組合やそれを煽ってきた朝日を主犯とする左傾マスコミ、それに乗じた不良教師連中によってもたらされた、日の丸・君が代全否定の弊害は計り知れないものがあるでしょうね。

国旗が制定されたこの日を機会に、日本の象徴としての日の丸の意義について考えてみるのも悪くはないのではないでしょうか。

九州内の原発全停止および昨今の原発問題の真の争点

九州内における全ての原発が停止し、政府および九州電力から節電が要請される事態になっています。

http://megalodon.jp/2011-1227-0107-09/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279434
>  九州電力玄海原発4号機(出力118万キロワット、佐賀県玄海町)が25日午後11時すぎ、定期検査入りした。九州の原発全6基の運転が停止、政府と九電が企業や家庭に要請している5%以上の節電期間が26日午前8時にスタートする。九電の全原発停止は1980年以来31年ぶりで、81年に原発が複数基体制になって以降は初めて。九電管内での節電要請は第1次石油危機で15%の使用制限令が出た1974年以来37年ぶり。
>
>  全原発停止を受け、九電は火力発電の補修時期をずらすなどして稼働率を上げ、他電力からの融通などで供給力を高めるが、今冬の最大需要予測に対する供給余力(予備率)は0・8%に低下する。昨冬並みの厳冬になれば、予備率がマイナスになり供給不足に陥る懸念があり、前年比5%以上の節電が必要と判断した。
>
>  5%以上の節電要請は、26日から来年2月3日(12月29日-1月4日を除く)の平日午前8時から午後9時。強制力はなく、自主的な協力にとどまる。病院や鉄道などは対象外で、業務に支障がない範囲での協力要請となる。

原発を停めたところで事故の可能性が何も減殺されることなどないことは、かの福島第一原発ですら自動停止には成功している&4号炉が震災時に点検中で停止していたにもかかわらず、立派に事故が発生してしまっている事例で既に実地で証明されてしまっているのですが。
その事例を目の当たりにしてなお、停めることに躍起になるというのは、正直「無駄」以外の何物でもありませんね。
電力不足の懸念に加え、火力発電による代替で燃費が跳ね上がり、それが回りまわって電力料金の値上げという形で一般庶民にも返ってくるのが確実なのですから。
実際、LNG火力発電で使用する天然ガスが高騰していることから、来年2月の電気料金が値上げされるとのことですし↓

http://megalodon.jp/2011-1228-2115-12/sankei.jp.msn.com/economy/news/111227/biz11122717140027-n1.htm
>  電力10社と都市ガス大手4社は27日、原燃料調整制度に基づく来年2月の電気・ガス料金を発表した。算定根拠となる9-11月の液化天然ガス(LNG)の平均価格が上昇したため、中部電力は標準家庭で前月比12円、九州電力も同じく3円値上げする。
>
>  一方、価格が下落した原油を火力発電燃料に多く使う北海道や沖縄など6電力は値下げする。
>
>  ガス料金では、2月からマイナス1・2%の料金改定を行う大阪ガスが前月比41円の値下げ。東京ガスなど他の3社はLNG価格上昇を反映し8円値上げする。

石油や天然ガスなどでは市場価格や国際情勢の動向などで安定的な供給が難しいからこそ、安価な燃費で膨大かつ安定的な電力供給を可能とする原発が重宝されてきたという歴史的経緯を抜きにして「脱原発」などやっても、無意味どころか有害ですらあるでしょう。
「脱原発」をやりたいならば、きちんとした代替案を用意し「原発が無くても大丈夫な大量発電&安定供給体制」を確立した上で行うべきなのですが。

それにしても、昨今の原発停止問題を見ていると、もはや「実際の原発が安全か否か」「代替案はどうするべきか」などは既に主要な争点ではなくなっているように思えてなりませんね。
今の状況は、「脱原発」「反原発」を絶対的な教理とする新興宗教が、それに反する人間を「神に逆らう異教徒」として断罪するという、一種の十字軍的様相を呈しているというのが実態に近いのではないでしょうか。
「原発を停める」ことにこだわるのも、実際の原発の安全性や危険度が問題なのではなく、とにかく目先の錯覚レベルな心理的安心感を得たいからなのではないかと。
こうなると行政側も「原発を再稼動すると世間およびマスコミから叩かれる」と考えるようになってしまいますし、地方議会なども「信徒」の票に配慮せざるをえず「触らぬ神に祟りなし」とばかりに原発再稼動に言及しなくなっていくでしょうね。
科学ではなく宗教なのですから、「原発を停めても安全ではない」という実態に即した正論を少し唱えただけでも「神に逆らう悪魔の言葉」と見做され、さながら魔女裁判のごとく聴衆から断罪されることにもなりかねないわけで。
この辺り、震災直後における「自粛」を強要する「空気」と構図は全く同じですね。
非合理的な感情論が問答無用で万人に押し付けられる、という点において。

こんな愚かしい反原発バカ祭り、一体いつまで続くというのでしょうか。
これまで散々なまでに原発問題を弄んできたカンガンスと民主党の存在共々、一刻も早くこの世から消えて欲しいものなのですが。

12月14日は元禄赤穂事件の日

旧暦の元禄15年12月14日は、浅野内匠頭長矩を中心とする播州赤穂藩の関係者47名が、吉良上野介義央の屋敷に討ち入り、主君の仇討ちを完遂した元禄赤穂事件の日。
元禄赤穂事件の日は、西暦に直すと1703年1月30日に当たるのですが、現代でも12月14日が元禄赤穂事件の日として扱われています。

「忠臣蔵」の名で知られる元禄赤穂事件は、「忠臣としての模範となる義挙」から「単なる要人テロ」まで、今でも毀誉褒貶の様々な評価が行われる事件です。
もっとも、基本的には赤穂浪士四十七士が正義とされ、襲撃される側である吉良上野介義央は悪人呼ばわりされるのが一般的な評価ではありますが。
「忠臣蔵」のような話は、一般大衆的には「美談」として受け入れられやすい反面、権力者にとっては、秩序を乱し、最悪は自身の身すらも危うくなるシロモノにもなりかねないので、その処理をめぐっては何とも頭の痛い悩みにもなるでしょうね。
現に、当時の徳川5代将軍綱吉も、江戸幕府の家臣一同も、赤穂浪士四十七士を処罰するか助命するか、また処罰するにしても斬首・遠島などの重罰にするか切腹にするかなどで議論が紛糾したそうですし、最終的に赤穂浪士四十七士に切腹を命じることになった綱吉は、それが統治者としての評価をも落とす原因のひとつにもなってしまいました。
当時の法に照らし合わせれば、当時の綱吉および江戸幕府の評定は妥当なものだったはずですし、ここで「義挙だから」と特別な措置を取ったりすれば模倣者が頻出する可能性も考えられたのですから、この事件で綱吉を非難するのは筋が通らないとは思うのですけどね。
戦前の「5・15事件」などは、まさに国民の助命嘆願運動に迎合して首謀者達を軽い量刑で裁いたがために「2・26事件」をさらに誘発することにもなったわけですから。
綱吉にしてみれば、本来当事者ではなかったにもかかわらずとんだとばっちりを食らう羽目になった、とでも愚痴を言いたくなったことでしょうね(苦笑)。

この日、かつての播州赤穂藩だった兵庫県赤穂市では休日とされ、また「忠臣蔵」として広く知られる赤穂浪士四十七士を祝う「赤穂義士祭」が開催されています。
赤穂市近隣在住でお祭り好きの方は観に行かれると良いかもしれませんね。

九州新幹線全線開業の経済効果と熊本駅の動向

九州新幹線全線開業の経済効果が、鹿児島県だけで365億1千万円に達したのだそうです。

http://megalodon.jp/2011-1213-2210-15/sankei.jp.msn.com/economy/news/111213/biz11121320260029-n1.htm
>  鹿児島銀行系のシンクタンク、鹿児島地域経済研究所(鹿児島市)は13日、九州新幹線の3月12日全線開通に伴い人の動きが活発化した5~12月は、県内の経済効果が前年同期比で365億1千万円となったとする集計結果を発表した。
>
>  同研究所によると、1月の霧島連山・新燃岳噴火と、開通前日に発生した東日本大震災の影響により、1~4月の県外からの宿泊者数は16%減少。しかし、5~12月には24.5%増に転じ、年間を通じた推計値は10.6%増の771万5千人となった。
>
>  一方で、新幹線効果が薄れる来年5月以降は、県外からの宿泊者数が減少するとの見通しを示した。阪口健治主席研究員は「首都圏や中京圏からの観光客を掘り起こすため、官民一体で体験型旅行など新たな価値を生み出すことが必要だ」と述べた。

福岡と熊本でもそこそこの経済効果は上がっていると思うのですが、こちらはどうなっているのか気になるところです。
熊本の場合、2010年5月に発表された予測では220億円の経済効果が出るとのことでしたが↓

http://www.dik.or.jp/pdf/press_1005_shinkansen.pdf

九州新幹線全線開業に伴い、九州第3の都市とは思えぬほどに利便性が悪く利用者も少なかった熊本駅がどのように変わったのかも気になるところです。
JR九州限定の1日当たりの乗車人数で見ると、2010年度も九州7県のターミナル駅の中で未だに下から2番目な位置付けですし(T_T)↓

http://www.jrkyushu.co.jp/profile/outline/data.jsp#2
1位:博多駅>3位:鹿児島中央駅>4位:大分駅>8位:佐賀駅>9位:長崎駅>12位:熊本駅>30位以下:宮崎駅

これが2011年度になるとどのように変わるのかが注目ですが、さてどうなっていることやら。
熊本県民としては、さすがに「万年ブービー賞」の地位からは脱出して欲しいものなのですけどねぇ。

全線開業の前日に東日本大震災が発生したために話題性を全部そっちに持っていかれた挙句、「自粛ムード」によるダメージまで蒙るという不幸なスタートを切る羽目になった九州新幹線。
しかし、5月以降は観光客も増え、まずまずの経済効果を上げることが出来たようでまずは何よりです。
新幹線ブームが収束すると予想されている来年以降にはまた別の問題も浮上するでしょうが、九州新幹線には今後も九州経済の発展に寄与して欲しいものですね。

警視庁が「自転車の歩道走行を認める」方向へ

警視庁は「自転車は車道走行が原則」とする取り締まり方針を事実上撤回したようですね。
警視庁がまとめた自転車総合対策推進計画によれば、大型車の多い道路などでは歩道の幅を過度に問わず、これまで通り自転車の歩道走行を認めるとのこと↓

http://megalodon.jp/2011-1212-2112-31/sankei.jp.msn.com/affairs/news/111212/dst11121216050007-n1.htm
>  自転車の交通マナーの向上をはかるため、警視庁は12日、自転車総合対策をまとめた。歩道での走行は歩行者の安全確保を前提にしたうえで柔軟に認めることや、違法な運転に対する取り締まり強化の方針などを盛り込んだ。来年1月1日から東京都内を対象に実施する。
>
>  警察庁で10月、これまで「原則幅2メートル以上の歩道」で認めてきた自転車の走行を「原則幅3メートル以上の歩道」に見直すことを柱にした規制強化を打ち出したことを受けてとりまとめた。
>
>  警視庁によると、
総合対策では、大型車の多い道路などでは歩道の幅に過度にとらわれることなしに、これまで通り自転車の歩道走行を認める。
>
>  法令では、「自転車は車道走行が原則」とされているが、利用者から「車道での走行は怖い」などの声があるほか、現状でも都内の歩道の約6割では自転車走行が認められていることなどから、道幅が一定程度確保されていれば、車道通行を強制しないことにした。
>
>  一方、歩道でスピードを出して徐行しなかったり、ジグザグ走行したりする危険な運転の交通指導を強化し、従わない場合は摘発する。
>
>  車道でも携帯電話の通話やヘッドホンを聞きながらの走行は同様に指導を強化する。競技用自転車などで、ブレーキを付けずに公道を走った場合は、すぐに交通切符を切るなど、自転車の取り締まりを積極的に行う。
>
>  自転車が車道を安全に走れるように専用通路「青色レーン」整備や駐車違反取り締まりも進める。
>
>  警視庁は今後、各警察署で重点地区を設置。集中的に街頭指導を行い、交通ルールの周知徹底を図る。

全国一律で「自転車は車道走行が原則」の適用と取り締まり強化が実施され、クルマとの接触事故の恐怖に常に晒されるという最悪の事態が回避されて、自転車利用者にとってはとりあえず一安心といったところでしょうか。
特に地方では「歩行者がひとりも歩いていない歩道」から自転車を車道に叩き出すための取り締まりが実施される、などという意味不明なことが行われかねなかったわけですし。
自転車利用者のマナーが叫ばれていますが、クルマ利用者のそれだって充分過ぎるほどに問題を抱えていますし、被害の規模や死傷率などから言っても間違いなくそちらの方こそが本来優先されるべき話でしょう。
ここ数年で自動車事故および死傷者が激減したと言っても、その総数は自転車事故のそれを未だ大きく上回っているのですから。

また、日本の道路事情を鑑みれば、自転車のための専用路線を新たに作るというのは、莫大な手間と費用がかかるというだけでなく、結果としてクルマと歩行者の双方にしわ寄せがいくことにもなりかねません。
よほどに余裕のある広さを持つ道路でもない限り、自転車専用路線を作るために歩道と車道が削られる道路が頻出するのは確実です。
地方の道路ではそんなことをする意味がありませんし、都会では道路幅縮小と工事の頻発で交通渋滞の原因にもなりかねません。
個人的には、これまでないがしろにされてきた自転車教育を充実させるのが「急がば回れ」のことわざのごとく一番なのではないかと思うのですが、これにしても一朝一夕に出来るようなことではありませんし。

自転車問題は、ただ取り締まりを強化すれば解決するようなものではなく、すくなくとも最低10年単位の時間を費やしてゆっくり解消していかなければならない案件と言えるでしょうね。

12月8日は真珠湾攻撃&大東亜戦争開戦日

12月8日は、ハワイの真珠湾攻撃で大東亜戦争(アメリカ命名:太平洋戦争)が開戦した日。
日本時間(ハワイの現地時間では12月7日)のこの日、日本海軍空母機動部隊はハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、アメリカ太平洋艦隊に壊滅的な打撃を与え、大東亜戦争が本格的に始まりました。
この攻撃では日本側の宣戦布告の手続きが遅れたということで、アメリカでは「日本の騙し討ちだ!」として大いに喧伝され、大戦中のみならず戦後に至るまでの対日観にも大きな影響を与えています。

しかしアメリカの歴史を少しでも紐解いてみれば、「よくもまあアメリカが騙し討ちなどと他者を非難できるものだ」というのが正直なところではあるのですけどね。
大東亜戦争以前も以後も、アメリカは普通に「騙し討ち」をやっている国だったりするのですから。
19世紀の西部開拓時代は、現地のインディアン達から土地を奪って強制移住させたり虐殺したりしていった歴史でもありますし、その際には詐欺や騙し討ちの類なども平然と用いられていました。
またベトナム戦争では、トンキン湾事件に捏造の手を加えて開戦の端緒にするなどというそれこそ「騙し討ち」な所業を堂々とやらかしていたりします。
そもそも、大東亜戦争に先んじて勃発していた第二次世界大戦の発端であるドイツのポーランド侵攻からして、宣戦布告が行われない状態での軍事行動だったのですけど。
世界的に見ても、宣戦布告がないまま行われる戦争の方がはるかに多いのですし、宣戦布告をせずに緒戦で行う奇襲攻撃の成功率と大戦果を鑑みれば、そうなるのも当然というものでしょう。
「宣戦布告なき騙し討ち」云々の話は、そうやって外部に敵を作ることで国内を纏め上げようとするアメリカならではのエピソードと言えるでしょうね。

なお、2011年は真珠湾攻撃および大東亜戦争開戦からちょうど70年目の節目に当たります。
映画でも「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」という役所広司主演の作品が、12月23日から公開されます。
歴史的事実から考えてもあまり明るい物語にはなりそうにもないですが、最近の邦画は質も上がっていますし、単に「戦争は悲惨だった」「戦争ハンターイ」だけで終わることのない作品であることを期待したいところですね。

地方の道路事情を無視した警察庁の自転車規制強化方針

幅3m未満の歩道における自転車の通行を事実上禁止し、車道を走らせる方針を固めた警察庁。
自転車利用者のマナーの悪さに対する抜本的な対策、ということらしいのですが……↓

http://megalodon.jp/2011-1027-2346-52/mainichi.jp/select/wadai/news/20111026ddm001040017000c.html
>  自転車の交通ルール違反が後を絶たず、事故も多発していることから、警察庁は25日、自転車の原則車道走行を促すことを柱とする自転車交通総合対策をまとめ、全国の警察本部に通達した。自転車通行が可能な歩道を減らし、自転車レーンの整備を進めることにより、自転車と歩行者の分離を図り、悪質で危険な運転の取り締まりも強化する。歩道走行を事実上容認してきた従来の姿勢を転換した。
>
>  「自転車通行可」の標識がある歩道は全体の46%を占める。このうち
幅3メートル未満の歩道について警察庁は、自転車の走行を原則禁止する方向で検討するよう指示。ただし、幼児やお年寄りは除外し、車の交通量が多く車道走行が危険な場合なども例外と位置付ける。どの歩道を見直しの対象とするかは交通事情に応じて各警察本部が判断する。
>
>  また、自転車が通行しやすい環境を整備するため、縁石などで車道と区切られた自転車道や、自転車専用通行帯(自転車レーン)を増やすことも総合対策に盛り込んだ。
>
>  街頭での取り締まり強化も指示した。速度を上げて走る自転車は車道を走行するよう指導し、やむを得ず歩道を走る場合は徐行するよう注意する。注意に従わなかったり、ブレーキをつけないピスト(競技用自転車)など悪質な違反には交通切符(赤切符)を切って摘発する。
>
>  統計によると、昨年の自転車関連事故は15万1626件で交通事故全体の2割を占め、死傷者の3分の2にルール違反があった。
自転車利用者のマナーの悪さに対する批判も絶えず警察庁は抜本的な対策を検討していた。担当者は「今回の総合対策で自転車は『車両』であることを徹底し、ルール順守の意識を浸透させたい」と話している。【鮎川耕史】

東京などの大都会はともかく、自転車を走るスペースが車道にない上、歩道に誰ひとり歩いてない道路も少なくない地方で、こんな法規制を強化しても無意味どころか有害ですらあります。
ハイスピードで走行するクルマやトラックのすぐ真横を自転車で走行するなど、自殺行為以外の何物でもないのですが。
何故こんな現実と著しく遊離した方針を警察庁は打ち出したのでしょうか?

そもそも「自転車事故が増えた」とはいっても、その大部分は「【歩道における】歩行者との接触事故」ではありません。
自転車事故の75%は「自転車と自動車による【車道での】接触事故」であり、さらに22%はこれまた「自転車と自動車による【横断歩道での】接触事故」なのです。

http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info47.pdf
<当然のことながら、全体の75%は車道上で発生しています。その次に多いのは横断歩道上の22%です。>

歩道から自転車を締め出したところで、車道での事故が激増するだけでしかないことは、この自転車事故の内訳を見ても一目瞭然です。
東日本大震災の影響で自転車通行者が急増したと言っても、自転車と自動車の接触事故を凌駕するほどの勢いなんてないに決まっているでしょうに。
地方では自転車で歩道を走っていても、歩行者に出会うことすら珍しいくらいなのですよ?
全体で僅か3%前後しかない歩行者との事故を避けるために、その25倍以上もの(自動車を相手にした)リスクを、自転車通行者は背負わなければならないとでもいうのでしょうか?

また各自治体の道路行政を見ると、元々は自転車・自動二輪車専用の路線があったにもかかわらず、自動車の交通の便を良くするためにわざわざそれを潰して二車線の自動車道路にした事例も多々あったりします。
福岡市中心地から筑紫野市までを繋ぐ福岡県道31号福岡筑紫野線なんてまさにその典型例で、一部にかなり狭い二車線道があるのはその名残だったりするんですよね。
もちろん、自動車の渋滞問題を解消するという観点から言えば、その道路拡張には大いに理と利があったわけですが、その副作用で自転車や自動二輪車はかなり通りにくい道路になってしまっています。
自動車側の都合から自転車が安全に走れる環境を自ら潰しておきながら、その危険性を顧みることなく車道を走れというのは暴論もいいところでしょう。

今回の方針決定で警察庁は「自転車は『車両』であることを徹底し、ルール順守の意識を浸透させたい」などと主張しています。
しかし、そもそも現状の道路事情では「自転車は『車両』」とする道交法自体が現実離れしているとしか評しようがないんですよね。
現実と法律が合致していないのであれば、法律を現実に合わせて改正すべきはずなのですが、警察がやろうとしているのはその逆の「法に合わせて現実を変える」ですらなく、ただひたすら「現実を無視して法をゴリ押しする」行為でしかありません。
ただ自転車通行者を締めつけるだけの法規制を強化徹底することよりも、法そのものの改正や自転車交通環境の改善整備、自転車マナー教育の充実など、優先してやるべきこと&やれることはたくさんあるように思えてならないのですけどね。

10月22日は田中芳樹の誕生日(満59歳)

10月22日は田中芳樹の誕生日です。
本日で満59歳になります。
例によって例のごとく、当人にとっては心の底から忌々しい厄日なのでしょうけど(苦笑)。

しかしまぁ、田中芳樹は年齢と共に作品の質が劣化の一途を辿り、遅筆の惨状はさらに酷くなる一方なのですが、アルスラーン戦記・タイタニア他、既存のシリーズ作品が完結する日は果たして来るのでしょうか?
東京創元社の新刊情報によれば10月31日に刊行されるらしい「髑髏城の花嫁」が、実に2年ぶりの新刊と来ていますからねぇ(-_-;;)。
薬師寺シリーズのごとき「ストレス解消」目的のゴミ小説ですら、4年近くも停滞しきっているわけですし。
創竜伝なんてもう書く気もなければ「(作品世界と現実とのズレが酷すぎて)書くこともできない」状況でしょうし、いいかげん「書く気のない」「書けない」シリーズ作品は打ち切り宣言でもすべきなのではないですかねぇ。
一昨年から続巻について公言しているタイタニアのごとく「書く書く詐欺」なんてやられても、読者としては迷惑な限りでしかないのですが。

今更打ち切り宣言などやったところで、大多数の読者の反応も「ああ、やはりか」的なものにしかならないでしょうし、何を躊躇う必要があるのか理解に苦しむところではあるのですけどねぇ。

佐賀県と政府の玄海原発再稼動の合意が白紙撤回

佐賀県玄海町の岸本英雄町長が、一旦了承した九電玄海原子力発電所2・3号機の再稼働について撤回することを正式に表明しました。
これまでの交渉経緯を全て無視する形で、政府が突然、全ての原発を対象にストレステスト(耐性検査)を行う方針を打ち出したことを受けてのものです↓

http://megalodon.jp/2011-0707-1223-37/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000305-yom-soci

せっかく浜岡原発の全面停止要請以降ゴタゴタしていた玄海原発再稼動に一定の目処がつきかけていたというのに、これで九州の電力不足問題はまたもや振り出しに戻ってしまいました。
民主党は東日本大震災から続く関東・東北の電力不足を、西日本にまで拡大させるつもりなのでしょうか?
九州在住の人間としてはいいかげんにしてもらいたいところなのですけどね。

震災以降における民主党の対原発政策は、まるで一貫性がない上に無用の混乱を招くばかりで支離滅裂もいいところです。
浜岡原発に突然全面停止要請をしたかと思えば、玄海原発については再稼動を要請する。
そちらの方向に話がまとまったかと思えば、突然ストレステストを実施すると表明する。
反発を受けることも充分承知の上で苦渋の決断を下したというのに突然その顔を潰されるのでは、そりゃ佐賀県知事や玄海町の町長だって国に不信感を持ちたくもなろうというものです。
原発問題で、結局民主党は一体何がしたいというのでしょうか?

玄海原発へのストレステスト実施は「脱原発」パフォーマンスに熱中する菅直人ことカンガンスの意向によるものと言われています。
浜岡原発全面停止要請の時と同様、その場の思いつきと政治パフォーマンスで突然決定したものだとのこと↓

http://megalodon.jp/2011-0707-0625-49/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0707-0626-17/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0707-0626-54/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n3.htm

玄海原発への再稼動要請の際も自分は一切表に出ず、佐賀県知事との会談も拒否するなど、この期に及んでなお汚れ役は他人任せで、ひたすら自己保身と人気取りに終始する菅直人ことカンガンス。
その姿は、戦争指導では「スターリンの回し者」とまで酷評されたほどの無能ぶりを発揮してドイツを破滅に追い込んだくせに、自己保身に関しては天才的な才能を発揮し、数十回にもおよぶ暗殺計画の魔手を回避し続けてきたヒトラーを想起させるものがあります。
「脱原発」の安っぽい上に聞こえの良い大衆迎合的な主張で国民の支持を取り付けようとしている点でも、カンガンスはまさにヒトラーそのものです。
こんなのを「脱原発」の旗頭と仰いでいる時点で、「脱原発」自体のお里も知れようというものではあるのですが。
この「無能な働き者」が何か発言する都度、日本の政治・経済は大きなダメージを被るのですからたまったものではありませんね。
こいつが一刻も早く首相を退陣することが何よりの震災復興になる、と言われるのも至極当然のことです。
この非常時にそこまで言われること自体、無能の証以外の何物でもないのですけどね。

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