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カテゴリー「九州・熊本ローカル事情」の検索結果は以下のとおりです。

警視庁が「自転車の歩道走行を認める」方向へ

警視庁は「自転車は車道走行が原則」とする取り締まり方針を事実上撤回したようですね。
警視庁がまとめた自転車総合対策推進計画によれば、大型車の多い道路などでは歩道の幅を過度に問わず、これまで通り自転車の歩道走行を認めるとのこと↓

http://megalodon.jp/2011-1212-2112-31/sankei.jp.msn.com/affairs/news/111212/dst11121216050007-n1.htm
>  自転車の交通マナーの向上をはかるため、警視庁は12日、自転車総合対策をまとめた。歩道での走行は歩行者の安全確保を前提にしたうえで柔軟に認めることや、違法な運転に対する取り締まり強化の方針などを盛り込んだ。来年1月1日から東京都内を対象に実施する。
>
>  警察庁で10月、これまで「原則幅2メートル以上の歩道」で認めてきた自転車の走行を「原則幅3メートル以上の歩道」に見直すことを柱にした規制強化を打ち出したことを受けてとりまとめた。
>
>  警視庁によると、
総合対策では、大型車の多い道路などでは歩道の幅に過度にとらわれることなしに、これまで通り自転車の歩道走行を認める。
>
>  法令では、「自転車は車道走行が原則」とされているが、利用者から「車道での走行は怖い」などの声があるほか、現状でも都内の歩道の約6割では自転車走行が認められていることなどから、道幅が一定程度確保されていれば、車道通行を強制しないことにした。
>
>  一方、歩道でスピードを出して徐行しなかったり、ジグザグ走行したりする危険な運転の交通指導を強化し、従わない場合は摘発する。
>
>  車道でも携帯電話の通話やヘッドホンを聞きながらの走行は同様に指導を強化する。競技用自転車などで、ブレーキを付けずに公道を走った場合は、すぐに交通切符を切るなど、自転車の取り締まりを積極的に行う。
>
>  自転車が車道を安全に走れるように専用通路「青色レーン」整備や駐車違反取り締まりも進める。
>
>  警視庁は今後、各警察署で重点地区を設置。集中的に街頭指導を行い、交通ルールの周知徹底を図る。

全国一律で「自転車は車道走行が原則」の適用と取り締まり強化が実施され、クルマとの接触事故の恐怖に常に晒されるという最悪の事態が回避されて、自転車利用者にとってはとりあえず一安心といったところでしょうか。
特に地方では「歩行者がひとりも歩いていない歩道」から自転車を車道に叩き出すための取り締まりが実施される、などという意味不明なことが行われかねなかったわけですし。
自転車利用者のマナーが叫ばれていますが、クルマ利用者のそれだって充分過ぎるほどに問題を抱えていますし、被害の規模や死傷率などから言っても間違いなくそちらの方こそが本来優先されるべき話でしょう。
ここ数年で自動車事故および死傷者が激減したと言っても、その総数は自転車事故のそれを未だ大きく上回っているのですから。

また、日本の道路事情を鑑みれば、自転車のための専用路線を新たに作るというのは、莫大な手間と費用がかかるというだけでなく、結果としてクルマと歩行者の双方にしわ寄せがいくことにもなりかねません。
よほどに余裕のある広さを持つ道路でもない限り、自転車専用路線を作るために歩道と車道が削られる道路が頻出するのは確実です。
地方の道路ではそんなことをする意味がありませんし、都会では道路幅縮小と工事の頻発で交通渋滞の原因にもなりかねません。
個人的には、これまでないがしろにされてきた自転車教育を充実させるのが「急がば回れ」のことわざのごとく一番なのではないかと思うのですが、これにしても一朝一夕に出来るようなことではありませんし。

自転車問題は、ただ取り締まりを強化すれば解決するようなものではなく、すくなくとも最低10年単位の時間を費やしてゆっくり解消していかなければならない案件と言えるでしょうね。

地方の道路事情を無視した警察庁の自転車規制強化方針

幅3m未満の歩道における自転車の通行を事実上禁止し、車道を走らせる方針を固めた警察庁。
自転車利用者のマナーの悪さに対する抜本的な対策、ということらしいのですが……↓

http://megalodon.jp/2011-1027-2346-52/mainichi.jp/select/wadai/news/20111026ddm001040017000c.html
>  自転車の交通ルール違反が後を絶たず、事故も多発していることから、警察庁は25日、自転車の原則車道走行を促すことを柱とする自転車交通総合対策をまとめ、全国の警察本部に通達した。自転車通行が可能な歩道を減らし、自転車レーンの整備を進めることにより、自転車と歩行者の分離を図り、悪質で危険な運転の取り締まりも強化する。歩道走行を事実上容認してきた従来の姿勢を転換した。
>
>  「自転車通行可」の標識がある歩道は全体の46%を占める。このうち
幅3メートル未満の歩道について警察庁は、自転車の走行を原則禁止する方向で検討するよう指示。ただし、幼児やお年寄りは除外し、車の交通量が多く車道走行が危険な場合なども例外と位置付ける。どの歩道を見直しの対象とするかは交通事情に応じて各警察本部が判断する。
>
>  また、自転車が通行しやすい環境を整備するため、縁石などで車道と区切られた自転車道や、自転車専用通行帯(自転車レーン)を増やすことも総合対策に盛り込んだ。
>
>  街頭での取り締まり強化も指示した。速度を上げて走る自転車は車道を走行するよう指導し、やむを得ず歩道を走る場合は徐行するよう注意する。注意に従わなかったり、ブレーキをつけないピスト(競技用自転車)など悪質な違反には交通切符(赤切符)を切って摘発する。
>
>  統計によると、昨年の自転車関連事故は15万1626件で交通事故全体の2割を占め、死傷者の3分の2にルール違反があった。
自転車利用者のマナーの悪さに対する批判も絶えず警察庁は抜本的な対策を検討していた。担当者は「今回の総合対策で自転車は『車両』であることを徹底し、ルール順守の意識を浸透させたい」と話している。【鮎川耕史】

東京などの大都会はともかく、自転車を走るスペースが車道にない上、歩道に誰ひとり歩いてない道路も少なくない地方で、こんな法規制を強化しても無意味どころか有害ですらあります。
ハイスピードで走行するクルマやトラックのすぐ真横を自転車で走行するなど、自殺行為以外の何物でもないのですが。
何故こんな現実と著しく遊離した方針を警察庁は打ち出したのでしょうか?

そもそも「自転車事故が増えた」とはいっても、その大部分は「【歩道における】歩行者との接触事故」ではありません。
自転車事故の75%は「自転車と自動車による【車道での】接触事故」であり、さらに22%はこれまた「自転車と自動車による【横断歩道での】接触事故」なのです。

http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info47.pdf
<当然のことながら、全体の75%は車道上で発生しています。その次に多いのは横断歩道上の22%です。>

歩道から自転車を締め出したところで、車道での事故が激増するだけでしかないことは、この自転車事故の内訳を見ても一目瞭然です。
東日本大震災の影響で自転車通行者が急増したと言っても、自転車と自動車の接触事故を凌駕するほどの勢いなんてないに決まっているでしょうに。
地方では自転車で歩道を走っていても、歩行者に出会うことすら珍しいくらいなのですよ?
全体で僅か3%前後しかない歩行者との事故を避けるために、その25倍以上もの(自動車を相手にした)リスクを、自転車通行者は背負わなければならないとでもいうのでしょうか?

また各自治体の道路行政を見ると、元々は自転車・自動二輪車専用の路線があったにもかかわらず、自動車の交通の便を良くするためにわざわざそれを潰して二車線の自動車道路にした事例も多々あったりします。
福岡市中心地から筑紫野市までを繋ぐ福岡県道31号福岡筑紫野線なんてまさにその典型例で、一部にかなり狭い二車線道があるのはその名残だったりするんですよね。
もちろん、自動車の渋滞問題を解消するという観点から言えば、その道路拡張には大いに理と利があったわけですが、その副作用で自転車や自動二輪車はかなり通りにくい道路になってしまっています。
自動車側の都合から自転車が安全に走れる環境を自ら潰しておきながら、その危険性を顧みることなく車道を走れというのは暴論もいいところでしょう。

今回の方針決定で警察庁は「自転車は『車両』であることを徹底し、ルール順守の意識を浸透させたい」などと主張しています。
しかし、そもそも現状の道路事情では「自転車は『車両』」とする道交法自体が現実離れしているとしか評しようがないんですよね。
現実と法律が合致していないのであれば、法律を現実に合わせて改正すべきはずなのですが、警察がやろうとしているのはその逆の「法に合わせて現実を変える」ですらなく、ただひたすら「現実を無視して法をゴリ押しする」行為でしかありません。
ただ自転車通行者を締めつけるだけの法規制を強化徹底することよりも、法そのものの改正や自転車交通環境の改善整備、自転車マナー教育の充実など、優先してやるべきこと&やれることはたくさんあるように思えてならないのですけどね。

佐賀県と政府の玄海原発再稼動の合意が白紙撤回

佐賀県玄海町の岸本英雄町長が、一旦了承した九電玄海原子力発電所2・3号機の再稼働について撤回することを正式に表明しました。
これまでの交渉経緯を全て無視する形で、政府が突然、全ての原発を対象にストレステスト(耐性検査)を行う方針を打ち出したことを受けてのものです↓

http://megalodon.jp/2011-0707-1223-37/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000305-yom-soci

せっかく浜岡原発の全面停止要請以降ゴタゴタしていた玄海原発再稼動に一定の目処がつきかけていたというのに、これで九州の電力不足問題はまたもや振り出しに戻ってしまいました。
民主党は東日本大震災から続く関東・東北の電力不足を、西日本にまで拡大させるつもりなのでしょうか?
九州在住の人間としてはいいかげんにしてもらいたいところなのですけどね。

震災以降における民主党の対原発政策は、まるで一貫性がない上に無用の混乱を招くばかりで支離滅裂もいいところです。
浜岡原発に突然全面停止要請をしたかと思えば、玄海原発については再稼動を要請する。
そちらの方向に話がまとまったかと思えば、突然ストレステストを実施すると表明する。
反発を受けることも充分承知の上で苦渋の決断を下したというのに突然その顔を潰されるのでは、そりゃ佐賀県知事や玄海町の町長だって国に不信感を持ちたくもなろうというものです。
原発問題で、結局民主党は一体何がしたいというのでしょうか?

玄海原発へのストレステスト実施は「脱原発」パフォーマンスに熱中する菅直人ことカンガンスの意向によるものと言われています。
浜岡原発全面停止要請の時と同様、その場の思いつきと政治パフォーマンスで突然決定したものだとのこと↓

http://megalodon.jp/2011-0707-0625-49/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0707-0626-17/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0707-0626-54/sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070701410005-n3.htm

玄海原発への再稼動要請の際も自分は一切表に出ず、佐賀県知事との会談も拒否するなど、この期に及んでなお汚れ役は他人任せで、ひたすら自己保身と人気取りに終始する菅直人ことカンガンス。
その姿は、戦争指導では「スターリンの回し者」とまで酷評されたほどの無能ぶりを発揮してドイツを破滅に追い込んだくせに、自己保身に関しては天才的な才能を発揮し、数十回にもおよぶ暗殺計画の魔手を回避し続けてきたヒトラーを想起させるものがあります。
「脱原発」の安っぽい上に聞こえの良い大衆迎合的な主張で国民の支持を取り付けようとしている点でも、カンガンスはまさにヒトラーそのものです。
こんなのを「脱原発」の旗頭と仰いでいる時点で、「脱原発」自体のお里も知れようというものではあるのですが。
この「無能な働き者」が何か発言する都度、日本の政治・経済は大きなダメージを被るのですからたまったものではありませんね。
こいつが一刻も早く首相を退陣することが何よりの震災復興になる、と言われるのも至極当然のことです。
この非常時にそこまで言われること自体、無能の証以外の何物でもないのですけどね。

玄海原発の再稼動を佐賀県知事が容認の意向

佐賀県玄海町にある九州電力玄海原子力発電所の2号機と3号機の運転再開問題について、佐賀県の古川康知事は「安全性の問題はクリアされたと考える」と述べ、再稼働を容認する意向を示しました。

http://megalodon.jp/2011-0630-0106-15/mainichi.jp/select/wadai/news/20110630k0000m040111000c.html

震災以降、長々と続いてきた原発停止に伴う九州電力管内における電力不足問題は、果たしてこれで解決へと向かうことができるでしょうか?
カンガンスの阿呆が浜岡原発全面停止要請などという愚挙に出なければ、この問題ももっと早く解決していたはずなのですが…。
実のところ、原発を止めたところで事故の危険がなくなるわけでは全くないんですよね。
福島第1原発の4号炉も定期点検中で停止していたにもかかわらず、電源喪失で使用済み核燃料プールの冷却ができなくなり爆発したのですから。
それを無視して原発を止めたところで少しも危険がなくならないばかりか、電力会社の負担を悪戯に増大させて電力不足と電気料金の値上げを招くだけで、百害あって一利なしです。
にもかかわらず、こんな実体がスッカラカンなその場凌ぎの政治的パフォーマンスなどが何故あそこまで人気を得ることができたのやら…。
その後もカンガンスは、再生エネルギー法案絡みで相も変わらずその場凌ぎの人気取りと利権確保に汲々としていますが、自己保身を最優先するあまり、国政を悪戯に弄ぶのもいい加減にして欲しいものです。
第一、今回の玄海原発再稼動問題でも、民主党幹部の海江田万里経済産業相が裏でコソコソと動いていたわけで、カンガンスがアピールするほどに「脱原発」を志向しているわけでもなく、言動の一貫性がありませんし。

原発の安全対策はもちろん強化する必要があるでしょう。
しかしそれは「原発を止めれば直ちに実現できる」などという安易なものではなく、ありとあらゆる危機を事前に想定した上での対策を積み重ねることで初めて可能になることなのです。
もちろん、ありとあらゆる想定を行ったところで、全く予想外の事態が生じて事故が発生することもありえますが、それでも事前の想定があるのとないのとでは対処の仕方も全く異なってきますし、事故を未然に防げる可能性も高くなるでしょう。
むしろ、原発をむやみやたらと危険視してただひたすら遠ざけようとするスタンスこそが、事故の想定さえも封殺し、結果として大事故を招くことにも繋がりかねないのです。
自衛隊を悪戯に危険視した挙句に手足を法律で雁字搦めに縛り上げた結果、阪神大震災における初動の救助活動に多大な支障を来たし、結果として大きな犠牲を出すことになった事例はあまりにも有名な話でしょう。
それと同じ愚行を、今度は原発問題で再び繰り返そうというのでしょうか?

そこにいるだけで深刻な害を撒き散らす上に何の利益ももたらさないが故に即刻叩き潰されなければならない民主党政権と異なり、原発問題は長期的に取り組んでいく必要があるものなのです。
一時の感情に任せて原発を廃止すれば、原発よりも先に経済と雇用問題に殺されることにもなりかねないのですから。
そのためにも、玄海原発ができるだけ早く再稼動し、他の原発もこれに追随して当面の電力問題を乗り切ってくれることを願ってやみませんね。

九州新幹線全線開業CMがカンヌ国際広告賞で金賞に

2011年3月12日に全線開業した九州新幹線のCMが、カンヌ国際広告賞で金賞を受賞しました。
また、一連のCM集を収録したDVDが6月24日から全国で販売されます。

http://megalodon.jp/2011-0623-2308-01/www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=23778&mod=3000

開業直前という時期になって発生した東日本大震災により、当日全く報道されることがなかった九州新幹線全線開業のニュース。
そしてCM集もまた、東日本大震災直後に広まった「自粛」ムードによってお蔵入りを余儀なくされ、テレビなどではほとんど放映されることがありませんでした。
しかしこのCMは、消沈した被災者をも含めた大多数の日本国民を元気付けるCMだったのであり、まさにあの大変な時期「だからこそ」、むしろ大々的に放映されるべきだったCMなのです。
そのCMがカンヌ国際広告賞という世界的な賞を受賞したというのは、久々に嬉しいニュースですね。

九州新幹線全線開業CM

九州キャンピングカーショー2011に行ってきました

2011年5月21日~22日にグランメッセ熊本で開催されている、九州キャンピングカーショー2011に行ってきました。

http://www.grandmesse.jp/event-syosai.html?eid=10770&year=2011&month=5
http://www.k-campingcar.jp/

個人的にキャンピングカーは昔から好きな部類に入る車種ですね。
クルマの中で普段の生活を満喫しながら旅行をする、というシチュエーションに昔から憧れていましたし、その影響もあって今でもステーションワゴンやミニバンといったタイプの「荷台が大きい&7~8人乗りのクルマ」を愛用していたりします。
ステーションワゴンやミニバンは、後ろをフラットにすることで寝床を即席で作ることができる、という利点があって「旅行の際などに簡易寝床として利用できるのではないか?」と考えた結果がそういう好みに繋がったわけです。
もっとも、自分のクルマでそんな使い方をしたことは実のところ今まで一度もなかったりするのですけどね(T_T)。
いつかは実現したいと考えてはいるのですが。

キャンピングカーといえば、以前にタナウツ掲示板で最大級の物議を醸した銀英伝考察3の移動要塞論も、元々はキャンピングカー好きが高じて思いついた発想だったりします。
完全自給自足でどこへでも手軽に移動可能なシステムというのは、キャンピングカー究極の完成形でもあるわけですからね。
実際のキャンピングカーは、電源や水の確保などの手間が必要だったり、大きいクルマの場合は小回りが効かず、小さいクルマでは積載量に限界があったりするなど、色々と課題も多いのですが、外部補給不要の自給自足能力を持つ移動要塞にそんなものはないわけですし。
「何て便利な物を持っているんだ、そして何故その便利さに作中の誰も気づかないんだ!」というのが、私の移動要塞論の出発点でしたからねぇ。

グランメッセ熊本の会場では、牽引トレーラータイプやハイエース等の大型車ベース、さらには軽自動車を改造した小型なものまで、様々なキャンピングカーが展示されていました。
一昔前のキャンピングカーは、必ずMT車でしかも燃料が軽油でパワーが弱くスピードが出ないなどの問題点もあったのですが、最近はAT車が当たり前でガソリン車も普通に出てきているようです。
運転席周囲もカーナビが標準装備できる最新式の仕様になっており、普通車を運転する感覚で運転できるようになっているのが良いですね。
特にバックモニターなどは、後ろがふさがっていることも少なくないキャンピングカーには絶対必須の装備なわけですし。
驚いたのは、クルマのエンジンと連動しているバッテリーとは別に、独自のバッテリーを使い稼動するエアコンを搭載していたキャンピングカーが複数台あったこと。
これはエンジンを切っていても動作するわけで、大容量のバッテリーを搭載していれば、丸1日エンジンを切っていてもエアコンを動かすことができるのだとか。
エアコン以外にも、テレビやノートパソコンに電子レンジ・冷蔵庫など、キャンピングカーで使用するであろう電気製品は意外とたくさんあるので、エンジンから独立したバッテリーとそのサポートを行う発電機は、これからのキャンピングカーには必需品となっていくでしょうね。
水の確保はともかく、バッテリーと発電機はこれからの技術革新でまだまだ伸びていく分野でしょうし。

他にも、軽自動車の内装を改造してキャンピングカーに仕立て上げていたスペースや、キャンピングカーについての説明会なども開かれており、キャンピングカー好きには一見の価値があるイベントでしたね。
熊本在住の方でキャンピングカー好きという方は観に行かれてはいかがでしょうか?

九州大学が「女性枠」の導入を中止決定

九州大学が、理学部数学科の2012年度一般入試から導入予定だった「女性枠」を中止すると発表しました。
実力に拠らず「女性」という理由だけで合格判定を出すのは「法の下の平等に反する」「男性差別である」との意見が複数寄せられたためだそうです↓

http://megalodon.jp/2011-0520-1951-27/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000009-maiall-soci

特定の職種で「女性が少ないから」といって「女性枠」を設け、一種の数合わせ的に「男女平等」を実現しようとするのは、本当に実力のある男性を不当に差別することになるだけでなく、当の女性達に対してさえも良い結果をもたらすとは言えません。
欧米でも「アファーマティブ・アクション」という名の少数民族や被差別者に対する優遇措置が行われてきましたが、その結果発生したのは「あいつはアファーマティブ・アクションで採用された奴だから信用ならない」という更なる差別の拡大でした。
本来試験に通らなかったはずの黒人が「アファーマティブ・アクション」で採用されたものの、周囲の優秀な人達の水準についていけず落ちこぼれるといった事例や、本当に優秀なはずの黒人が「お前は優遇されたからいいよなぁ」とあらぬ目で見られたりするわけです。
数合わせの「男女平等」は、当の昔に滅んだはずの共産圏が唱えまくっていた「結果の平等」以外の何物でもなく、実力によらない一種の「特権階級」とそれに対する反発を生むだけでしかないのです。

今回の九州大学の「女性枠」中止決定は、男女平等=女性優遇の図式に一石を投じる形になりましたね。
元々男性と女性は、身体的のみならず脳の構造からして根本的に異なっており、男性は空間能力に長け、一点集中と論理的思考を得意とするのに対し、女性は言語能力が優れ、広い視野を持つという特性の違いがあります。
これは男性ホルモンと女性ホルモンの働きによるもので、男性は胎児の頃にテストステロンという男性ホルモンを大量に浴びて男性としての脳を形成していくのに対し、女性はエストロゲンという女性ホルモンを分泌して女性的な脳を構築していきます。
このホルモン分泌の有無、働きの大小によって千差万別の脳というものが生まれるのですが、一般的な男女の脳は幼少の頃から違いが生まれるわけです。
これから考えれば、理工系というジャンル自体が女性には基本的に不向きな分野とすら言えるわけですから、その事実を無視して単なる数合わせ的な「男女平等」を実現したところで無意味も良いところなのですけどね。

九州電力玄海原発2・3号機の「再開は問題ない」という見解

定期検査で停止中の九州電力玄海原発2・3号機の運転再開問題で、経済産業省原子力安全保安院は、佐賀県玄海町町議会の原子力対策特別委員会に対し「再開は問題ない」との見解を伝えました。

http://megalodon.jp/2011-0516-1941-18/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/242277

カンガンスの単なる政治パフォーマンス以外の何物でもない浜岡原発の停止が全国各地の原発再稼動に多大な悪影響を与えている中、電力不足と電力料金値上げを防ぐためにも、一刻も早い原発再開が待たれるところです。
以前にも述べたことなのですけど、原発の廃止というのは、原発に代わる代替の発電システムの商用実用化を達成して初めて検討すべきものなのであって、一時の感情から原発を止めたところで、電力不足と電気料金値上げに翻弄された挙句、結局原発を再稼動する羽目になるのは最初から目に見えています。
原発に賛成している人達も、それによって電気料金が値上げされ、結果として自分達の生活が困窮しても構わない、などと考える人は極少数派でしょう。
突然ドラスティックな代替エネルギーが商用実用化された、などという夢物語的なことでも起きない限り、当面の間は代替エネルギーの開発に全力を注ぎつつ、地震および津波の対策を強化しながら原発を使っていく以外にはないと思うのですけどね。

その場凌ぎの感情に訴えるだけの人気取りしか能のない民主党などのために、何故国民が不便な生活を強いられなければならないのでしょうか?
カンガンスの浜岡原発全面停止の決定は、決して賞賛されるべきものなどではないのです。

九州と世界の原発に関する動き

佐賀県玄海町の岸本英雄町長が、定期検査に入り操業再開が延期されている九州電力の玄海原子力発電所の2号機と3号機について「電力需要が高まる夏場まで再開を延期するのは現実的でない」と早期再開を容認する考えを明らかにしました。
運転再開容認の理由としては、「発電再開を延ばせば、いずれ九州の経済も立ち行かなくなる。住民生活への影響を考えれば、電気の安定供給が必要だ」と説明しています。

http://megalodon.jp/2011-0414-1958-12/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/236907

もちろん、「地震や津波だけでなくあらゆる災害に対する安全対策の徹底」と「十分な住民への説明」を強く求めることも忘れてはいませんし、それは当然のことです。
しかし、これで夏場に予想される九州の電力不足問題も、とりあえずは解消の方向へ一歩前進したと見て間違いないでしょう。
関東地方で荒れ狂った計画停電の惨状を見れば、アレが九州を襲った場合は、とんでもない経済活動の停滞と大混乱が九州でも再現されることが火を見るより明らかなのですから、被災しているわけでもない九州がわざわざ計画停電に突入するなど愚の骨頂でしかありません。
タナウツも決して人事ではなく、現行のサイトが置かれているサーバは九州内にあるのですから、九州で計画停電が発生すれば、当然タナウツも影響を受けること必至です。
今の九州電力に原発に代わる代替発電案があるようには見えませんし、これをきっかけに玄海原発が動いてくれれば、すくなくとも当面の電力問題は解消へ向かうはずなのですけどね。

また、中国海南省三亜で開かれたブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興5ヶ国(BRICS)首脳会議では、「核は将来の新興国のエネルギー構成で重要な位置を占め続ける」という原発の重要性を強調する内容を盛り込んだ「三亜宣言」が発表されました。

http://megalodon.jp/2011-0414-2055-55/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/237059

激増していく人口問題やエネルギー安全保障、さらには環境への負荷などといった観点から言えば、すくなくとも当面の間は原発が引き続き重要なエネルギー供給源として君臨し続けることは確実でしょう。
ただでさえ環境負荷が大きな上に燃料をバカ食いしていく火力では原子力の代わりになど到底なりえませんし、かといって自然エネルギーにはまだ原発にとって代われるだけの力がありません。
代替エネルギーの研究を進め、商用実用化と普及を目指しつつ、当面は原発と共存し安全対策強化に努めていくしかない。
それが現実というものなのですが、今蔓延っている日本の原発忌避の風潮はこれと対極の道に邁進しているようにしか思えず、正直不安なところではありますね。

4月13日は決闘の日&宮本武蔵について

4月13日は決闘の日。
慶長17年4月13日(1612年5月13日)に「巌流島」で行われた、佐々木小次郎と宮本武蔵による決闘が行われたことから定められた記念日です。

「巌流島」の正式な地名は「船島」といい、現在の住所も「山口県下関市大字彦島字船島」となっています。
この島の周囲はかつて暗礁が多く、また海流がよく変わることから航行の難所としても知られ、豊臣秀吉も文禄・慶長の役の際に築城された肥前国松浦郡名護屋(現在の佐賀県唐津市)から大坂城へ戻る際に乗船が転覆し、毛利水軍に助けられたという逸話があったりします。
「巌流島」で行われた決闘は、宮本武蔵と佐々木小次郎それぞれの門弟達が互いの優劣を巡って揉めたことが発端とされており、両者はそれに半ば巻き込まれる形で決闘にまで至ったもののようです。
宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は、周知のように宮本武蔵が勝利するのですが、頭を打たれた佐々木小次郎はその時まだ死んではいませんでした。
しかし息を吹き返した直後、隠れ潜んでいた宮本武蔵の門弟達が現れ、佐々木小次郎は傷を負っていたこともあり、集団リンチを受けて殺されてしまいます。
当然、佐々木小次郎の門弟達は怒り狂い、宮本武蔵を殺そうとするのですが、宮本武蔵は豊前小倉藩家老・門司城代の沼田延元の助けで何とか逃げおおせることができたとのこと。
「巌流島」という通称の由来も、佐々木小次郎がこの島で死んだことと、彼が編み出したとされる剣術の流派「巌流」から取ったものなんですね。

一方、「巌流島」の決闘で佐々木小次郎を倒した宮本武蔵は、剣豪・兵法家としてよく知られていますが、芸術家・工芸家としてもその名を残しています。
宮本武蔵は多くの水墨画を残しており、現在でも「鵜図」「枯木鳴鵙図」「布袋観闘鶏図」などの作品が各地の美術館などに館蔵されています。
また工芸品でも、黒漆塗の「鞍」、舟島での戦いに用いた木刀を模したとされる「木刀」一振、二天一流稽古用の大小一組の「木刀」が現在に残されています。
これらの品々はいずれも、「巌流島」の決闘以降、各地の藩大名に仕えていた頃に製作されたものと言われています。
宮本武蔵が最後に仕えた大名は肥後熊本藩の細川家で、熊本城東部の千葉城に屋敷が与えられ、家老以上の身分でなければ許可されない鷹狩りが許されるなど、客分としては破格の待遇で迎えられています。
晩年の宮本武蔵は、門弟達に剣術や兵法を教えながら、芸術・工芸に精を出したり、熊本市西部にある金峰山の霊巌洞で「五輪書」という兵法書を執筆したりしていたようです。
宮本武蔵が死去したのは、「巌流島」の決闘から33年後の正保2年5月19日(1645年6月13日)。
その亡骸は現在の熊本県熊本市弓削の武蔵塚に葬られ、宮本武蔵の名は現在に至るも周囲の地名に残されています。

決闘の日と、意外な形で熊本と縁があった宮本武蔵のお話でした。

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