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2010年04月22日の記事は以下のとおりです。

昨今のクイズ番組について

昨日に続きクイズネタ。

最近のクイズ系番組は、難易度が簡単な上に「芸能人のバカ騒ぎ」がメインになっているシロモノが多いですね。
ああいうバラエティ形式だと素人が入り込みやすいので視聴率が稼ぎやすく、かつ番組の制作費を安く抑えられる、というTV局側の事情があるにせよ、全てのTV局で金太郎飴のように同一な番組構成を、しかも10年以上もの長期にわたって続けるというのは、視聴者側の観点から見てどうかと思わざるをえません。
また、元々芸能人の関心が薄い私的には、ほとんど芸能人同士の内輪受け同然な会話についていけないというのもありますし。

逆に純粋な頭脳勝負のクイズ番組としては「アタック25」がありますが、あれは逆に淡々としすぎている上に手に汗握る盛り上がりも少ないのが、エンターテイメントとしては難点なところです。
あと去年、「全国高校クイズ選手権」は去年久々に観る機会があったのですが、「知力、体力、時の運」が売りだった昔とはすっかり様変わりした「超進学校のための知力限定クイズ番組」と化していたのは正直ショックでしたね。
確かに番組に出ていた高校生達のレベルは凄いのですが、内輪な芸能人バラエティ番組とは別の意味で一般人を排除している感がこちらはこちらで否めません。往年の「全国高校クイズ選手権」は、誰でも参加でき、かつ優勝できる可能性を持つという敷居の低さが売りのひとつだったというのに。
素人もマニアも楽しめる、内輪受けに陥らないための「頭脳勝負とエンターテイメントのバランス取り」が難しいところです。

1990年代前半頃までのクイズ番組は、視聴者参加型はもちろんのこと、芸能人主体の番組であっても出題問題・司会者・解答者の全てが総じてレベルが高く、また司会者と解答者の掛け合いもエンターテイメントとして充分に面白いものでした。
特に「マジカル頭脳パワー!!」における所ジョージ氏の圧倒的なまでの強さと、司会者だった板東英二氏や他の出演者との掛け合いの面白さは今でも凄く印象に残っていますね。
ああいうのがあれば、それだけで番組の質も大きく変わりますし、TV局も喉から手が出るほどに欲しがっているであろう視聴率も大量に獲得できるのではないかと思うのですが。

元々私は「Answer×Answer2」の苦手ジャンルになってしまうほどに芸能人についての知識や関心は薄い方ですし、バカ騒ぎはいいから古き良き昔のようなクイズ番組が観たいと何度考えたか分からないくらいなのですけど、今のTV局にそれを求めるのは無理な注文なのでしょうか(T_T)。
往年のクイズ番組の頭脳勝負や駆け引きのやり取り、また観てみたいのですけどね~。

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