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2010年05月の記事は以下のとおりです。

映画「パリより愛をこめて」感想

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映画「パリより愛をこめて」観に行ってきました。
題名通り、フランスのパリを舞台にしたアクション物。
アクションシーンで流血シーンが複数回登場するためか、「ウルフマン」と同じくR-15指定されています。

アメリカの駐フランス大使館員で特殊部隊の隊員志願というエリート官僚が、スキンヘッドのプロ特殊工作員に振り回されながら進行するストーリー。
主人公はナンバープレートの取替えや盗聴器の設置といった工作の実績はあるものの直接人を殺した経験はなく、スキンヘッドの工作員と行動を共にする過程でそのような事態を初体験することになります。いわば「ペーペーの特殊工作員見習い」といったところでしょうか。
95分という短い上映時間でありながら、主にスキンヘッド工作員が中心になって繰り出すスピーディなアクションシーンとストーリー進行は良く出来たものでした。

ただこの映画、熊本では「シネプレックス熊本」というシネコンでしか上映されていなかったので、わざわざそこまで足を運ばなければならなかったのが玉に傷でしたね(T_T)。
個人的にはもう少し高い評価を受けても良い映画だったと思うのですが、世間一般的には「マイナー映画」と見做されていたということなのでしょうか。

映画「グリーン・ゾーン」感想

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映画「グリーン・ゾーン」観に行ってきました。
2003年に勃発したイラク戦争における大量破壊兵器の捜索を巡る物語。

全体的には、当時のアメリカ側が大義名分として掲げていた「大量破壊兵器の破棄」という「正義」を糾弾するスタンスで、主人公は開戦要因の真相を暴く立場になります。
作中では、アメリカ軍の占領に対してイラク人が反感を抱き、「イラクの統治はイラク人がやる」「嫌なら出て行け!」などといった反米ナショナリズム的なスローガンを、イラクの傀儡政権とアメリカ政府の高官に対して声高に叫ぶシーンもありました。
作中のイラク軍関係者達は「大量破壊兵器はなかった」と堂々と公言していましたし、作中の登場人物全てがその発言が事実であることを前提に動いていたところから見ても、相当なまでにイラク寄りなスタンスで描かれている映画、という感じでしたね。

「グリーン・ゾーン」は、エンターテイメントの部分もおろそかにはなっておらず、盛り上げるところではきちんと盛り上げていましたが、やはり舞台が舞台ということもあってか、結構政治色が強い映画ではありましたね。
個人的にはその手の映画は嫌いではないのですが、人によって好みが分かれるところかもしれません。

ただ、創竜伝13巻および薬師寺シリーズ7巻であれほどまでにアメリカのイラク戦争遂行および大量破壊兵器疑惑に対し、ストレス解消も兼ねた反米批判を声高に叫びまくっていらっしゃった田中芳樹御大には、是非ともオススメしたい一品であるとこれは確実に断言できます(苦笑)。
ハリウッド映画に関する認識が「インディペンデンス・ディ」辺りで確実に止まっている上、その一作だけを根拠に「アメリカ人のセンス」とやらを揶揄していた田中芳樹は、こういう映画の存在を果たして受け入れられるのでしょうか(爆)。

5月15日は沖縄復帰記念日

5月15日は沖縄復帰記念日。
1972年のこの日に沖縄の施政権がアメリカから返還され、沖縄が日本に復帰しました。

しかし民主党や日本のマスコミはこのことを評価するどころか、「アメリカとの密約」なるシロモノを槍玉に掲げ、ここぞとばかりに自民党への攻撃材料にしています。
その特ダネ記事を一番最初に報じた変態新聞こと毎日新聞に至っては、既婚の女性事務官との不倫関係を元に国家機密級の情報を不正入手した、これまた既婚である不倫記者の西山太吉のなる人物を「報道の自由」をスローガンに擁護すらする始末です。
彼らは、沖縄が返還されることなく、アメリカに占領され続けていた方が良かったとでもいうのでしょうか?

実のところ、密約があろうがなかろうが、一切の武力を行使することなく無血での領土返還を成しえたことは歴史的にも稀かつ特筆すべきことです。
本来、領土の拡大や奪還に大規模な戦争と流血が付き物であることは、古今東西の歴史を見れば一目瞭然でしょう。
特に、中国に現在進行形で侵略されているチベットや満州が、平和的な話し合いで無血の独立が達成できる可能性に至っては、中国が滅んでもありえないことを考えれば、沖縄の無血返還がいかに偉大なことであるかが理解できるのではないでしょうか。

沖縄返還を実現させた先人達に感謝の意を表し、沖縄が日本固有の領土であることを再確認するためにも、4月28日の主権回復記念日と併せ、日本人としてこの日の意義を記憶に残しましょう。

5月14日はファーレンハイトの日?

5月14日は温度計の日。
水銀温度計を発明し、華氏温度目盛り(°F)に名前を残すドイツの物理学者ファーレンハイトの誕生日(1686年生)にちなんだ記念日です。

田中芳樹絡みで「ファーレンハイト」といえば、回廊の戦い前哨戦でラインハルトの戦争狂に付き合わされた挙句に散華する羽目になった、「食うために軍人になった」銀英伝の勇将たるあの人がすぐさま連想されますが、あの人の名前の由来って、もしかするとここにあるのかもしれませんね。

5月13日は愛犬の日

5月13日は愛犬の日。
犬の登録管理や犬関連のイベント開催を行っている農林水産省認可の公益法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)の前身である全日本警備犬協会が、1949年のこの日に創立されたことを記念して、1994年に作られた記念日です。

実はうちの実家も5匹のマルチーズなワンコ達を飼っていて、しかも何の偶然か、そのうちの1匹の誕生日が今日だったりするんですよね(^^)。
今日の夜は5匹のワンコ達と一緒にささやかなお祝いが実家で催されることでしょう。

Twitterのフォロー&フォロワー数ゼロ問題

5月11日午前2時頃から、田中芳樹を撃つ!Twitter商館におけるフォロー&フォロワー数が突然ゼロになるという異常事態が発生。
どうやら私のところだけの現象ではなく、Twitter全体で無差別に発生しているバグだった模様。

朝には直っていましたが、正直心臓に悪いバグではありましたね。
田中芳樹を撃つ!Twitter商館はようやく2000フォロワーを突破したところだったのですし、今までの苦労が水の泡になるかと一瞬愕然とせざるをえませんでしたので。

ちなみに原因は、Twitterにいつ頃からか存在していたという、他のユーザーに自分を強制的にフォローさせるバグ問題の修正に伴い発生したものだったとのこと↓

http://www.gizmodo.jp/2010/05/twitter0.html

それにしても、いつぞやのFacebook連携問題の時といい、Twitterというシステムはなかなかどうしてバグや不具合が多いですね。
Twitterのヘルプ画面を見ても、1ヶ月単位で晒された挙句に未解決な不具合報告があったりしますし。
システムを運営している以上、バグが出ること自体は避けられない問題ではありますし、何といっても世界的規模なシステムなのですから、どんなバグや不具合が出ても不思議ではないのですが、ユーザーとしてはやはりねぇ(-_-;)。

田中芳樹造語の「世襲制公務員」

久々にお笑い&ツッコミどころ満載な田中芳樹発言。少し相手をしてみましょうかね。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/13468846473
<田中芳樹さん曰く、「サムライっていうのは、言ってしまえば世襲制公務員なんだよな」。いや、なんで「サムライジャパン」の話題から、そこまで話を持って行きますか。>

世襲制云々以前の問題として、そもそも田中芳樹の公務員というものに対する認識そのものが問題大アリなシロモノでしかないですからね~↓

創竜伝2巻 P197下段
<「おれは東京都民で納税者だ」
 始の声は低く、熱雷をはらんでいた。
「だからお前らのご主人さまなんだよ! 使用人の分際で、ご主人さまにむかって無礼な口をたたくと、たたじゃおかんぞ。都民の税金で養ってもらっているくせに何がVIPだ。使用人は階段を使って上り下りしろ!」

イギリス病のすすめ・文庫版 P217~P219
<土屋:
 だから、賢く金を使って落ちぶれたほうがいいんじゃないかって……むずかしいなぁ。(笑)まあ、田中なんか、言いたいだろうなあ、やっぱり税金いっぱい払ってるから……。
田中:
 うん、言いたい、有効に使ってほしい。(笑)とりあえず都議会議員の数を半分にしてください。
土屋:
 で、都庁売りましょう、ですよ。
――:
 売っちゃいましょうね、電気代もかかるし。(笑)
土屋:
 都庁とか、区役所とか……なんだろうね、あれ。なんか、勘違いしてるんじゃないかと思うね。公僕でしょ、あの人たちは。一番貧しい事務所にいてね、冷房もないところで汗かきながら仕事して公僕っていうんであってさ、あんな高い所にいて、ふんぞりかえって、下々を見下ろして、何が公僕だ、ってね。そこが根本的に違うんじゃないかって。
田中:
 でも、「わたし公僕って言葉が一番キライ」って、大蔵省のお役人の奥さんが言ったらしいから。(笑)佐高信さんの文章によると。
――:
 なんかものすごい勘違いしてますね。それ。
土屋:
 日本を動かしてるエリートだと思ってるんだからね。それでもって私腹こやして天下りして……。
田中:
 エリートって、最終的な責任を背負う人のことなんですけどね。
――:
 エリートだけで、どっかに言ってくれるといいですね。(笑)エリート島というのをつくってスノッブに暮らしていただければ。
土屋:
 それは言えてるよね。どっか、夢の島あたりに隔離してね。……イギリスでは公僕うんぬんと言うよりも、「国家に奉仕する」っていう意識があって、腐ってもやっぱり大英帝国だなあ、って思うよね。>

現実と小説の区別くらいきちんとつけたらどうか、と思わず言いたくなってしまうくらい、小説と対談本で言っていることが全く同一なのですが(苦笑)。
そもそも、上記引用と同じ著書である「イギリス病のすすめ」の対談の中で、イギリスの貴族院のことを「報酬がタダ」というその一事だけを取り上げて「身分ある人は義務を負わなきゃならない階級社会の正の面」などと絶賛していたのはどこのどなたでしたっけ?

https://www.tanautsu.net/kousatsu11_03_aa.html
イギリス病のすすめ・文庫版 P183
<土屋:
 うん、それは納得できないと思うよね。政治家になると金がもうかる。今の日本はそうなってて、政治家で貧乏したやつっていないわけでしょ? 「政治家になってあれだけ資産が増えるというのは絶対おかしい」っていうふうにみんな思わなくちゃいけない。
 イギリスは日本と同じ二院制だけど、貴族院には給料がないわけですよ。地位の高い者の社会的な義務であって、それが当然。戦前の日本の政治家の中にはそういう人もいてね。政治で自分の身上を全部食いつぶしたとか、無一文になるとか。
田中:
 貴族院の報酬がただ、というのはやっぱり階級社会の正の面でしょう。身分ある人は義務を負わなきゃならない、という。これが日本だとオレンジ共済組合事件になるわけでね。(笑)残念なことですが、日本の政治的な民度というものをよく表してると思います。>

イギリスの貴族院なんて、それこそ「世襲制公務員」以外の何物でもないというのに、そちらについては何も言及しなくて良いのでしょうかねぇ(笑)。

私が確認しただけでも最低3回はイギリス旅行に行った経歴があり、かつ創竜伝や「イギリス病のすすめ」でアレほどまでにタワゴトな説教を開陳した実績のある田中芳樹御大であれば、イギリスの貴族が普段どれほどまでに豪奢な生活をしているかについて無知なはずがありません。
日本の公務員がイギリスの貴族と同様のことをしていたら、田中芳樹はここぞとばかりにヒステリックに罵り倒すことは必至なのですが。

そもそも、田中芳樹の公務員に対する認識というのは、創竜伝や「イギリス病のすすめ」で書かれているような「ご主人様に奉仕すべき存在」というところまでで完全に思考停止している惨状ですからね~(-_-;)。
ノブレス・オブリッジの「義務」の部分を絶賛しておきながら、その義務に付随している「一般庶民から見れば桁外れな特権や財産」の部分は完全無視して、それとは真逆の「清貧」を推奨していたりする始末ですし。

ノブレス・オブリッジにおける権利と義務は表裏一体の関係にあるのであって、一方だけを論って他方を無視できるものではないのですけど、どうも田中芳樹はその辺りのことについて無頓着もいいところですね。
「権利を主張せずに義務だけを果たす」というのは、その逆と同様に極めて不健全なあり方なのですが。

田中芳樹が信奉しているであろう「国民に奉仕する政治家や公務員は【清貧であるべし】」などという考え方は、田中芳樹が絶賛するノブレス・オブリッジとは全く相容れない異質の思想である、という、こちらも「サムライジャパン」から脱線しまくった造語をほざき倒す田中芳樹に負けず劣らずな脱線だらけの結論をもって、とりあえずはアンチテーゼとすることに致しましょうか。

5月5日はオーベルシュタインの誕生日

5月5日は、銀英伝の登場人物であるパウル・フォン・オーベルシュタインの誕生日です。
銀河英雄伝説読本に収録されている「月に一度のイブニングコール」という記事の中で「オーベルシュタインに最もふさわしくない日(子供の日)」として田中芳樹自らが作成した公式設定です。

映画「ウルフマン」感想

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映画「ウルフマン」観に行ってきました。
19世紀末のイギリスを舞台にした、狼男を巡る悲恋の物語。R-15指定を受けているだけあって「血や肉片が飛び散る」残虐シーンが多々あります。

また、作中で登場する狼男は、顔も歩き方も狼というよりはキング・コングを彷彿とさせるものがありました。
変身シーンや長い爪、素早い動きなどは確かに狼男なのですが、ロンドンで暴れ回っていた際の走り方と、ラスト付近で映し出されていた顔面アップの表情がキング・コングそのものだったんですよね。
変身後の顔も、あまり「狼」がイメージできるようなものではありませんでしたし。

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