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2010年05月20日の記事は以下のとおりです。

田中芳樹の民主党政権に対するスタンスは?

以前から疑問に思っているのですが、田中芳樹って今の民主党政権についてどのように考えているのでしょうか?

政策的に見れば、民主党は外国人参政権や夫婦別姓、移民大量受け入れ、事業仕分けなど、田中芳樹の政治思想と合致することばかりやっているわけですから、当然「支持」ということになります。

また田中芳樹は「灼熱の竜騎兵」3巻のあとがきで、当時の細川連立政権誕生に言及した際に「政権交代自体は良いことに決まっています」などと述べていますし、そもそも、アレだけ腐しまくっている日本の政治を担っていた自民党に好意的であるべき理由がないですからねぇ(-_-;)。

それから考えれば、田中芳樹は2009年8月30日の衆議院選挙では当然民主党に投票し、かつ民主党政権の誕生を喜んだ人間のひとりであろうことは確実でしょう。

しかしその後の民主党は、小沢・鳩山に代表される巨額の不正献金問題やアメリカ軍の普天間基地移設問題、そして宮崎県の口蹄疫問題など、それこそ創竜伝の作中における悪役政治家レベルの不祥事を立て続けに発生させている始末。
これは田中芳樹的には到底評価するわけにはいかない失点であるはずです。

さらに民主党の幹事長たる小沢一郎は、他ならぬ田中芳樹自身が創竜伝5巻で悪役として登場させた人物でもあります。
当時と違って今は民主党に所属している議員であるとはいえ、過去に自分が悪役のモデルとした全くの同一人物が、しかも創竜伝の作中以上の悪役ぶりを披露していることを田中芳樹がどう評価しているのか、是非とも知りたいところです。

創竜伝でも薬師寺シリーズでも、アレほどまでに「かつての政権与党」だった自民党の政治体制を舌鋒鋭く攻撃しまくっていた田中芳樹です。
ましてや誰もがウンザリするレベルの失政を現在進行形で行っている民主党の問題点について、まさか頬被りを決め込むというわけにはいきますまい。

今後田中芳樹が民主党政権について言及することがあるとすれば、現在執筆中とされるヴィクトリアン・ホラー・アドベンチャーシリーズの2作目「髑髏城の花嫁」の次の予定らしい薬師寺シリーズの新刊で、ということになるでしょう。
そして、民主党の擁護OR批判いずれにせよ、田中芳樹は思想信条的にかなり苦しい言及を迫られることになるのは必至でしょうね。

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