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2010年06月の記事は以下のとおりです。

「と学会」菊池誠の「私は知らない!」責任回避問題

盗作常習犯である唐沢俊一が属している「と学会」の会員・菊池誠がTwitter上で自己弁護に精を出しているようです。
ことの経緯はこちらを参照↓

http://togetter.com/li/32043
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-478.html

唐沢俊一の著書の問題点について「読んでいないから知らない」と回答することについては(それはそれで大問題ではありますが)まあ理解できないこともありません。
しかし、唐沢俊一の問題を指摘されて以降でさえも、相変わらず「私は関係ない」「知ったことではない」的なスタンスを維持し続けるというのは、「と学会」の会員としてさすがにどうなのかと(-_-;;)。

別に菊池誠に限ったことではありませんが、「と学会」は他者のトンデモについて徹底的に糾弾する一方、仲間内の不祥事や問題については「私は知らない」「私は関係ない」「私に聞くな」と逃げを打ったり、陰謀論者でも言わないようなトンデモ言動でもって庇い合いを始めたりするケースがあまりにも多すぎますね。
挙句の果てには、mixiだの「と学会ML」だのといった仲間内だけの集いの場で延々と「陰口」を叩き続け、それも暴露されると逆ギレした挙句、自称SF作家な山本弘のようにサイトに閉鎖圧力をかけようとしたり、天羽優子ことゆうこりんのごとく聞きかじりかついい加減な法律知識でもって恫喝したりするのですから、何とも救いようがないというか…。

唐沢俊一のP&Gに関する責任は唐沢俊一自身が負うべきものであり、「と学会」の会員が「個人」としての連帯責任を取る必要はありませんし、また誰もそんなことを望みはしないでしょう。
しかし、仮にも他者のトンデモに言及し厳しい批判を行う以上、「身内のトンデモに対しても同じ態度で臨む」というスタンスを表明し実行することは、「と学会」および「と学会」の名で個々の会員達が行っているトンデモ批判の一貫性と公正性を示すためにも必要不可欠なことですし、何よりも同じ「と学会」に属し恩恵を受ける「組織の一員」としての社会的責任というものでもあるでしょうに。

しかもこの問題は本来、「と学会」の頭である会長の山本弘の名で唐沢俊一に何らかの処分を下していれば、それが「と学会」全体の総意ということになってここまで拗れることはなかったはずなのです。
しかし、「と学会」の下の会員連中は目先の人間関係を維持したかったのか、病的なプライド&選民思想的な意識でも働いたのか、それさえも自分達の手で無理矢理止めてしまったわけですからね。
今の惨状はまさに自分達で招いた自業自得以外の何物でもないわけで、同情の余地など全くありません。

まあ長年「と学会」の動向をウォッチしている私にとって、今回のような騒動の類はトンデモ三文喜劇として大変面白く楽しめるシロモノなのでしてね(笑)。
当事者としては大変な重圧でしょうが、「と学会」のお歴々におかれましては、一切ブレることなく今のスタンスを是非とも堅持し続けて頂き、天然お笑い芸人として私を含めたウォッチャー達に娯楽を提供してもらいたいものです(爆)。
他人のトンデモを「お前が言うな」的な論理で嘲笑いつつ、そういう滑稽な自分達の姿をありとあらゆるダブルスタンダードで正当化するキチガイぶりを他者から指摘され笑いのネタにされる。
それこそが「と学会」が誰に憚ることなく万人に誇ることができる、真の存在意義というものなのですから。

銀英伝舞台版のストーリーを予想する

キャスティング発表という初期の段階から早くも物議を醸している銀英伝舞台版ですが、原作ファンとしては、舞台版のストーリーがどうなるのかについてもキャスティングと同じくらい気になるところ。
そこで今回は、公式サイトで公開されている情報を元に、舞台版のストーリーについて予想してみたいと思います。

まず、キャスティング発表の対象にフリードリヒ四世とオフレッサーが入っていることから、銀英伝3巻以降の話は全て消えます。
また一方で、今回の舞台が「銀河帝国編」とされ、ヤンをはじめとする同盟側のキャラクターがキャスティング発表の対象として挙げられていないことを考えると、ヤンとラインハルトの対決が今回の舞台で行われる可能性もないと考えて良いでしょう。
そうなると、アスターテ会戦やアムリッツァの戦いなどの銀英伝1巻をベースにしたストーリー展開という線もないということになります。
では、最有力候補は帝国の内戦であるリップシュタット戦役、ということになるのでしょうか?

しかし、実はこれにも難があります。
というのも、銀英伝舞台版公式サイトに掲載されている、総合監修・田原正利の公式コメントに、以下のような文章が存在するからです↓

http://www.gineiden.jp/teikoku/special/tahara-comment.html
<―――私が手掛けたアニメ版『銀河英雄伝説』は、原作を忠実になぞっている様に見えながら、構造として根本的に違う部分がある。それは原作小説が「後世の歴史家」の視点を入れて後の時代から振り返って描いているのに対し、基本的に時代をリアルタイムで描く形にしたことだ。だから原作で時系列を入れ替えて描いている部分を時系列どおりに並べ替えたりして、言わば「編年体(=クロニクル)」の描き方をした点だ。それに対し、
今回の舞台化は言わば「列伝」.........各主要キャラクターにスポットを当て、そのキャラクターを描くことで時代を描き出す。こういうスタイルなら、アニメ版とは違う舞台版ならではの表現ができるのではないか? ―――そう思うようになったのだ。
また、今回の舞台は良くあるアニメの舞台化ではない。

言うなれば従来の小説やアニメ版の限られたファンを対象にするのではなく、全く新しいファンを開拓し、『銀河英雄伝説』という作品世界をより広く知らしめる機会になる。その中で、原作とアニメ版を知悉する者として、それらと今回の舞台版が「精神面」に於いて乖離しないように「監修」する役割として参加するならば、決して舞台版が従来のファンの期待をも裏切らないものにできるだろう―――そう考えた。>

「列伝」の意味を調べてみると、「個々の人物(特に国に仕えた官僚)の一生や周辺の異民族の民俗を書き並べたもの」と定義されています。
ところが原作のリップシュタット戦役は銀河帝国の覇権を巡る旧体制と新体制の戦いであり、個人を綴った「列伝」というよりは、国や皇帝の事跡を記した「本記」に近い性格を持っています。
ここで「各主要キャラクターにスポットを当てる」という「列伝」的な要素を入れようとすると、話を新規かつ大幅に作りこまなければならなくなってしまうのです。
さらに、「全く新しいファンを開拓」し「『銀河英雄伝説』という作品世界をより広く知らしめる」という主旨から考えれば、銀英伝1巻を飛ばして唐突にリップシュタット戦役から始めるというのも不合理かつ不可解です。
しかも銀英伝舞台化は一作だけで終わるのではなく、今後もシリーズ化していく予定なわけで、それならなおのこと、話をあちこち飛ばしてダイジェスト的な舞台構成になどしてはマズイことになります。
舞台の全シリーズを観ることで物語の全体像が把握できる、みたいな構成にしなければ、「全く新しいファンを開拓」するなど夢のまた夢でしかないでしょう。

これらのことから考えると、銀英伝舞台版は正真正銘「列伝」のカテゴリに属するであろう、アンネローゼが皇帝の寵妃になるところから、ヤンとラインハルトが初対峙するアスターテ会戦直前までの銀英伝外伝の話を持ってくる可能性が高いのではないでしょうか。
今回の舞台が「銀河帝国編」で同盟側の登場人物が一切出てこないというのもこれなら頷けます。

そしてその銀英伝外伝の中で一番「舞台向き」なストーリーは、ラインハルトとキルヒアイスが初陣を飾った惑星カプチェランカの戦い。
何故これが一番「舞台向き」かというと、これが艦隊戦ではなく白兵戦がメインとなる戦いだからです。
これをベースに描いた場合、艦隊戦はメインではなくサブ的な位置付けになるため、銀英伝舞台版で特に懸念されている「艦隊戦はどう表現するのか?」という問題にも対処しやすくなります。
舞台進行のやり方によっては、艦橋における司令官や参謀達のやり取りだけで艦隊戦絡みのシーンを全て構成できる可能性も出てくるわけで、この舞台演出的な利点は無視できるものではないでしょう。

銀英伝舞台版は、第一部で帝国側の外伝メインの「列伝」を、第二部で同盟側のこれまた外伝メインの「列伝」を、そして第三部でようやく銀英伝本編のアスターテ会戦における初対峙&初対決およびその後のストーリーを描く、という構成になるのではないでしょうか。
今後のシリーズ構成面から考えても、今回の舞台におけるストーリーは外伝の話をメインに持ってくる、という線が妥当なように思えるのですが。

相互リツイート(RT)支援サービス「アスク!リツイート」について

2010年6月時点におけるタナウツSMO(ソーシャルメディア最適化)戦略の要となっている「アスク!リツイート」。
これは、他人のツイートをRTするのと引き換えに、指定した自分のツイートを他人にRTしてもらう、Twitterにおける宣伝広報に最適な相互リツイート(RT)支援サービスの提供を目的としているサイトです。

私がここの存在を知ったのは、まだTwitterを始めたばかりの今年の4月半ば頃。
元々タナウツの宣伝広報が目的でTwitterに参入していた私は、半信半疑ながらも無料なことも相まってダメ元で登録を行い、既存のツイートのいくつかを試しに指定してみたんですよね。
そしたら数日のうちに30前後のRTが行われ、さらにそのRTに対するリプライツイートも複数回行われるに至り、その効果の程が証明されたわけです。

その結果を受けて私は「これは使える!」と確信し、「アスク!リツイート」を積極的に活用していくことを決断。
以後、「アスク!リツイート」に登録されている大量のツイートのRTを行っていき、ポイントを荒稼ぎして、いつでもツイートの拡散が行える体制を整えていきました。
そのために私がRTした数は、Twitter商館における全ツイートの実に3分の2以上にも達しています。

ただしこれには当然のことながら大きな代償が伴いました。
あまりにも大量の連続RTでTwitter商館のユーザータイムラインが埋め尽くされたばかりか、肝心の私自身のツイートすらも完全に見えなくなってしまったのです(T_T)。
さすがに「これはマズい」と私は危機感を覚えざるをえませんでした。
そこで私は、Twitterとは別にブログを設置してそこに私自身のツイートを保存する、という対策を思いつき、そのための方法を模索するに至ります。

そしてそこから紆余曲折を経て誕生したのが、tanautsu.netドメイン内に設置されたタナウツネット雑記ブログ、つまり当ブログということになります。
いわば「アスク!リツイート」の宿命的な問題からこのブログは生まれたわけですね。
このブログを設置する際にも色々なエピソードがあったのですが、それはまた後日の話に。

Twitterにおけるツイートの広域配信ツールとして、またSMOの要として大いに活用できる相互リツイート(RT)支援サービス「アスク!リツイート」。
Twitterユーザーの方で大々的な宣伝広告を行いたいと考えている方は、この機会に一度「アスク!リツイート」を試用されてみてはいかがでしょうか。

http://re-tweet.net/5174.htm

熊本の水害の歴史に想像力が働かない人

6月26日は白川大水害の日。
1953年のこの日、集中豪雨によって熊本市を流れる白川が氾濫。
全市の70%が浸水し、白川に架けられた橋梁が長六橋・大甲橋を除き全て流失するなど、壊滅的な損害と死者・行方不明者をもたらしました。
この水害は熊本では特に「6.26水害」とも呼ばれ、県史に残る大水害として記録されています。

この事例に限らず、実は熊本という土地は昔から白川や球磨川といった河川が引き起こす洪水の脅威に悩まされ続けてきた歴史があります。
昔の白川は、源流がある阿蘇山の火山灰を運んでくるため、下流域では火山灰の堆積により川底が低くなり、流路が大きく蛇行して洪水の大きな原因になっていました。
その白川を、大規模な治水事業によって直線化し、洪水の被害を激減させたのみならず、その流域を肥沃な穀倉地帯に変えていったのが、肥後熊本藩の初代藩主となった加藤清正。
白川のみならず、緑川・菊池川・球磨川などといった、洪水をもたらし続けてきた熊本の代表的な河川でも、加藤清正の治水事業は洪水対策と農地拡大の両面で熊本に大きな恩恵をもたらしました。
その功績から、昔も今も加藤清正は「清正公(せいしょこ)さん」の名で親しまれ、熊本城本丸に加藤清正を祀った神社も建立され、崇敬されています。

しかしまあ世の中は広いもので、その熊本の、しかも白川が直近に流れている地域で幼少期を過ごしながら、洪水の脅威が全く理解できないバカもいるものなんですよね。
こんな感じで↓

創竜伝10巻 P93下段~P94上段
<四人はB&Bを出て、おおざっぱにテムズ川の方角へと向かった。一軒の店にはいって買い物をし、街角の旧式な時計を見ると九時半である。
 始はデジタル時計よりアナログ時計のほうが好きだ。デジタル時計は「五時五七分」というように単一の基準と表現を押しつけてくるが、アナログ時計だと「五時五七分」「六時三分前」「もうすぐ六時」という風にさまざまな見かたができる。ゆとりと多様性を感じさせてくれるからなのだが、「緻密さと正確さとを欠く時代遅れのもの」といわれれば、たしかにそれまでである。だが万人が秒以下の単位まで厳密な時間に追われる必要はないだろう、とも始は思うのだ。そして、アナログ時計の心地よさをロンドンの街に感じる。古いビルを建てなおすときに、内装や設備は最新式にしても外見は古いままに保つ。
日本橋の真上に高速道路をかぶせて建設し、醜悪な市街づくりに狂奔してきた日本では、泡沫経済がはじけて消えた後に、コンクリートの原野だけが残った。あらゆる亡命者を受け容れ、王室に対しても言論の自由を認めた大英帝国の度量を学びとらないまま、虚妄の繁栄を終わろうとしている。かつて「日本だけが永遠に繁栄する」とか「株と土地は永遠に値が上がりつづける」とか主張していた経済評論家たちは、いまごろどうしているのだろうか。>

イギリス病のすすめ・文庫版 P213~P214
<――:
 今の子供たち、森って言っても多分わからないでしょう。カブト虫も電池切れちゃう時代ですからね。(笑)
土屋:
 周りに自然がないでしょ? まあぼくは海育ちだけど、
川で育った人間にとって、川ってのは人が行って遊ぶとこだったはずなのに、今の日本の川ってのは全部コンクリートの護岸で固められてるのね。要するにあれは、川に人を近づけないことになってるんでしょ。そういうばかなことを、どうしてしてるのかなって。まあもうじき終わるけどね、全部固めちゃえば。日本中の川は全部コンクリートで固められて、溝に変わるわけだよね。(笑)もう、マンガとしか言いようがない。
田中:
 いや、固めちゃったらこわしてもう一度最初からやり直す。それを永久にくりかえす。(笑)
土屋:
 ほんと、曲がって流れてるものをまっすぐにしてみたりとか、山のてっぺんにまで砂防ダム造ってハゲ山にしてしまうとかね。
田中:
 川に入ってみるとわかるんだけど、ロンドンでテムズ河下りをやるのと、東京で隅田川下りをやるのとでは、全然違う。
隅田川下ったって、堤防しか見えないんだから。(笑)日本橋の上に高速道路渡したりして、池波正太郎さんなんかがもう、激怒してたけど、ああいうことをやるんだよね。日本のお役人ってのは。想像力といったけど、景色を見て、いいなあと思う気持ちってないのかな、どうにも不思議ですね。

ちなみに熊本県天草市(旧本渡市)生まれの田中芳樹は、1歳の頃に熊本県熊本市の黒髪という地区に移住してそこで幼少期を過ごし、同地区にある黒髪小学校および桜山中学校を卒業した経歴を持っています。
そして、その周囲の地図は以下の通り↓


大きな地図で見る

……ほとんど目と鼻の先に問題の白川が流れているのですが、よくもまあこんな常に洪水の脅威に晒され続けている白川直近の地域で幼少期を過ごしていながら、水害の危険性と治水の重要性についてそこまで無知でいられたものです(笑)。
田中芳樹が忌み嫌っている「コンクリートの護岸で固められ」た今の白川でさえ、大雨で増水した際には、全てを飲み込まんばかりの茶色い獰猛な濁流を見せつけ、洪水一歩手前の危険水位に達することも珍しくはないというのに。
日本のお役人を罵り倒している田中芳樹ご自慢の想像力とやらは、幼少期の頃に常に目の当たりにしていたであろう身近な白川の水害とその歴史については全く何も感知してなどいなかったのでしょうね(爆)。

銀英伝舞台版公式サイトで貴水博之のコメント発表

銀英伝舞台版の公式サイトに、オーベルシュタイン役である貴水博之の公式コメントが掲載されました。

出演俳優コメント
http://www.gineiden.jp/teikoku/message01.html

コーナー自体が「配役の人の意気込みを伝える」という主旨であるためか、内容は前回の松坂桃李および崎本大海の時と同様、いかにも無難な感じでツッコミどころのないシロモノ。
まあ配役の人達にしてみれば、たとえ上から命じられて仕事を拒否する自由がなかったとしても、自分の仕事に対する矜持とプライドもあるでしょうし、イメージの問題も当然のようにあるので、「全力で頑張ります」以外のコメントは言いようがないというのが正直なところなのでしょうけど。

2010年サーチエンジン事情&SEOの変遷

2010年時点におけるキーワード検索型サーチエンジンは、

Google社が運営する「Google」
Yahoo!社が管理する「Yahoo!」
Microsoft製の旧MSNサーチこと「bing」

の「御三家」でそのシェアのほとんどが占められています。

2000年代始め頃は、Gooやnifty、exciteなどといったポータルサイトでも、独自のキーワード検索型サーチエンジンを使用していました。
しかしその後、サービスの多様化やポータルサイト間の競争などによって次第にサーチエンジンの統合が行われていき、現在ではこれらのサイトでも「御三家」いずれかの検索結果をそのまま反映させるシステムとなっています。
これも時代の流れというものですね。

実はこれはサイト運営者にとっても便利な話だったりします。
サーチエンジンが群雄割拠状態であれば、ポータルサイト毎にSEO(サーチエンジン最適化)を行わなくてはならず、その作業コストはとてつもなく膨大なものとなります。
かといって1つに独占されていたら、ページの掲載がサーチエンジン会社に全て委ねられることになってしまい、サーチエンジン会社の顔色を常に伺わなくてはならなくなってしまいます。
現行はそのどちらにも転ばない微妙な状態にあるわけです。

タナウツでもSEOには昔から力を入れており、サーチエンジンの世界で「御三家」が大きな勢力をもって定着する前は、当時まだ独自のサーチエンジンサービスを提供していたGooやInfoseek、exciteなどでただひたすら手入力によるHTMLページ登録を行い続けていたものです。
当時はまだ今ほどサイトの数も多くはなく、またSEOという言葉と概念も一般的なものではありませんでしたが、サーチエンジンを制すれば知名度や集客のアップが容易に行える、という認識は当然のようにありましたので、その対策に躍起になっていたわけです。

さて、現在のサーチエンジンにおけるページ登録は、

Googleウェブマスターツール
Yahoo!サイトエクスプローラー
Bing Webmaster Tools

などで、登録ページをまとめたサイトマップXMLファイルを送信するやり方が主流となっています。
いちいち複数のポータルサイトでHTMLページをひとつひとつ手入力で登録を行っていた昔に比べれば、手間という点ではかなり楽になりましたね。

ただ、登録したHTMLページが実際に検索結果に反映されるか否かについては、昔よりもむしろ条件は厳しくなっています。
昔よりもサーチエンジン利用者が多くなり、上位表示競争が激しくなった上、スパム業者やアフィリエイトサイトなどが大量に跋扈するようにもなったのですから当然ですが、ページがインデックス登録されなかったり、検索結果で上位表示されなかったりするケースが少なくありません。

サイトやブログにおける集客の要であり、日進月歩で進化し続けるサーチエンジン。
そのじゃじゃ馬で気分屋なシステムを手懐け、検索結果で常に上位表示させるためのSEO戦略はなかなかどうして奥が深く、ある程度理論が分かるとそれ自体が娯楽として楽しめるものになったりするんですよね、これが。

銀英伝舞台版キャスティング決定の舞台裏?

銀英伝舞台版のキャスティングについて、総合監修の田原正利なる人物がこんなことを述べているのだそうです↓

http://mtahara.blog75.fc2.com/blog-entry-62.html
<キャストは現在進行で決定していて、それを決まった順に発表しているわけ………ではない!
「まだキャストが皆決まっていなくて大丈夫なのか?」などと書き込んでいる君! ご心配なく!

確かにまだ決定していない役もあるのだが、主だった役は殆ど昨年のうちに決まっている。当たり前だ。ある程度の目鼻が付いてから「舞台化」が公表されていて、準備自体は2年ぐらい前から始まっている。
配役を順番に発表しているのは、ホームページなどで一遍に発表してしまってはネタが続くなるから(苦笑)でしかない。
「じらすな!」といわれるかも知れないが、宣伝戦略と言う奴があるのでご勘弁願おう。>

アレが宣伝戦略ということについてはとっくの昔に見破っておりましたし、こちらとしても情報を小出しにしてくれた方がTwitterやブログで定期的にネタにできるのでむしろありがたいくらいなのですが(苦笑)、ここで問題がひとつ。
わざわざ2年も前から準備していたにもかかわらず、キルヒアイス役の-18㎝、ロイエンタール役の-11㎝、そして何よりも「キルヒアイスがラインハルトよりも背が低くなる」「ミッターマイヤーの身長がロイエンタールを上回る」などの原作の身長設定を完全無視したキャスティングが出てくるというのは一体どういうことなのでしょうか?
準備不足で設定も把握していなかったというのであれば(それはそれで重大な過失ではあるにしても)まだ理解できるものの、充分な準備期間があり、かつ原作の身長設定も把握していた上でアレというのは正直言って驚きです。

この人はかつてのアニメ版銀英伝の総責任者でもあったとのことなのですが、あれだけ原作設定を重んじたアニメを製作し、成功を収めたはずの人物が、何故原作の身長設定という最も基本的なことをないがしろにしているのか、何とも不思議に思えてなりませんね。
配役を直接選んでいるのが田原正利ではないにしても、総合監修という地位にあるのであれば自身で原作設定との整合性についてチェックし、必要ならばダメ出しをすることは充分にできるはずですし。
あのキャスティングの裏に、一体どんな「大人の事情」が隠されているというのでしょうか?

6月23日は日米安全保障条約発効の日

6月23日は日米安全保障条約が発効された日。
1960年、当時の岸信介内閣によって日本とアメリカとの間で日米安全保障条約が締結され、この日に条約が正式に発効されました。

条約締結後、日本は軍事問題の一切合財をアメリカに委ねるのと引き換えに、世界史的にも稀と言われる奇跡的な経済成長を遂げてきました。
しかしそれは、軍事を含めた様々な政治・外交問題の主導権をアメリカに握られることに繋がり、また戦前とは逆の形で「政治と軍との関係の正しいあり方」を歪める結果ももたらしました。
その歪みは、1995年の阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件、1999年の能登半島沖不審船事件などで露呈することとなり、日本の額面的な軍事力が危機に全く対処できない「張り子の虎」でしかなかったことをまざまざと見せつけました。
その後、有事立法の成立などで法的な問題については改善されつつありますが、国民や政治家の国防の重要性に対する認識はまだまだ不十分なものがありますし、それが結局はアメリカへの依存度を高めてしまう大きな要因のひとつにもなっています。
アメリカとの同盟自体はアメリカのみならず日本にとっても大きな国益になることは間違いありませんが、一方で、この歪な同盟関係と軍事・外交依存が日本の政治のあり方を歪めているのもまた事実です。

今年2010年は、同条約の成立からちょうど50年目の節目に当たります。
この機会に、自国の防衛とアメリカとの同盟の歴史とあり方について一考してみるのも良いのはないでしょうか。

6月22日は日韓基本条約調印記念日

6月22日は日韓基本条約調印記念日。
1965年のこの日、日本と韓国の間で日韓基本条約の調印式が行われ、両国間の国交樹立が確定されました。
正式な日韓国交樹立は同年12月18日となります。

この条約では、日本が韓国を朝鮮半島唯一の合法政府として承認すると共に、財産請求権や補償を巡る戦後処理問題の最終的かつ完全な解決が謳われています。
一度そういう条約を締結した以上、日本は韓国に対して如何なる謝罪も賠償もする必要も義務もありませんし、韓国もまた条約を遵守する義務があるのです。
にもかかわらず、韓国は十年一昔のごとく数十年~100年前の「日本の植民地支配」とやらを声高に叫び倒して相も変わらず謝罪と賠償を日本に要求し続け、日本は日本でお人好しにも「カワイソウ」と涙ぐんだ挙句に頭を下げたがり、カネを出したがるときているわけです。
この世界史上にも稀に見るレベルの歪んだ外交関係、一体いつまで続けば両国共に気が済むのでしょうか?

この韓国の主張を日本で同調している勢力の筆頭が、日韓基本条約締結当時、当時の韓国を軍事独裁政権と罵り、北朝鮮を「地上の楽園」と礼賛していた朝日新聞・岩波書店・日教組。
その後彼らは、自分達が礼賛していた北朝鮮のメッキが剥がれると、自分達の言動を総括するどころか、今度は自分達で罵倒しまくっていたはずの韓国を絶賛し始める始末。
彼らは「反日」の道具として活用できるのであれば、礼賛する対象は何でも良いのでしょうね。
場合によっては、常日頃から日本と同じくらい罵倒しているアメリカでさえも。

一方通行かつ歪な日韓関係を見直し、日本の正常な国家間外交のあり方を模索するためにも、この日を機会に日韓基本条約の意義について考えてみるのも良いのではないでしょうか。

九州・熊本ラーメン事情

ラーメンという料理ほど、地域毎に多種多様かつ独自の味と特色を持つものも珍しいのではないかと思うのですが、九州におけるラーメンは、私が住んでいる熊本も含め、ほぼとんこつラーメン一色で占められています。
九州でとんこつラーメン以外を専門に扱っているラーメン店というのは相当なまでにレアな存在です。

九州におけるとんこつラーメン発祥の地は福岡県久留米市。
1937年に創業した屋台「南京千両」が、関東地方の支那そばと長崎ちゃんぽんのスープをヒントに「豚骨スープ」を考案したのがその始まりとされています。
このラーメンが九州各地に広まり、地域毎に様々な改良がなされた結果、九州一円全てがとんこつラーメンで占められるという、九州独自の特色が生まれたわけです。

しかし、同じ「とんこつラーメン」として括られてはいても、その中身も味も特色も、地域によって大きく異なります。
たとえば一般的に有名な博多ラーメンは細麺であっさりとした薄味スープをベースに作られ、また他の地域ではあまり見られない「替え玉」があるのが特徴。
それに対し熊本ラーメンは、麺が太く、それに合わせる形でスープもこってり濃く作られており、また好みに合わせてニンニクチップを振りかけるようになっています。
当然、この2つは同じ「とんこつラーメン」でも味は全く異なります。

生まれも育ちも熊本で、長年熊本ラーメンに慣れ親しんできた私は当然のように熊本ラーメン贔屓だったりします。
福岡に親戚がいることと、以前に福岡で働いていた関係から、私は博多ラーメンを味わう機会も少なからずあったのですが、熊本ラーメンの濃い味に慣れている私に、全体的に薄味風味の博多ラーメンはどうにも舌に合わないものでしたね。
特に小さな頃は「何でこんなものが熊本ラーメンを差し置いて九州ラーメンの代表面しているのだろう」などと個人的嗜好丸出しかつ思い入れたっぷりな不満を抱いていたものです(-_-;)。
ちなみに、我らが田中芳樹御大も熊本出身だからなのか、やはり熊本ラーメンには相当な思い入れがある模様↓

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2007/06/post_814d.html

ことラーメン話に関する限り、私と田中芳樹は大いに意気投合できそうですね(苦笑)。

その熊本ラーメンの代表格といえば、熊本県民的にはやはり何と言っても味千ラーメン。
2009年末時点で総店舗数450を誇る熊本ラーメン随一のチェーン店で、まさに熊本ラーメンを象徴するラーメンとなっています。
味千ラーメン以外の熊本ラーメンはあまり積極的なチェーン店展開を行っておらず、チェーン店展開しているところも全体で10店舗にも満たないところがほとんどです。
これだけを見れば、味千ラーメンが熊本県民にとって最も馴染みが深いラーメンになるのも当然といえば当然の話ですね。

その一方で、TV番組やカップラーメン等のコンビニ商品化などを通じて全国区に名前が知られることになった老舗の熊本ラーメンもあり、「黒亭」「こむらさき」「大黒ラーメン」などがそれに該当します。
店舗数は少ないものの、老舗というブランドや宣伝、そして熊本市中心地という立地条件の良さから、全国のラーメン通には知名度の高い熊本ラーメンとなっています。
ただ私的には、熊本市中心地とあまり縁がないこともあり、未だ店舗には直接食べに行ったことがない熊本ラーメンだったりします(-_-;;)。

熊本ラーメンの種類はこれ以外も多種多様で、過去2回、熊本県内の主なラーメンを集めた「ラーメン祭り」という催しが、グランメッセ熊本という産業展示施設で開催されています。
九州のラーメンを十把一絡げに「とんこつラーメン」と括るのではなく、カテゴリ的には同じ「とんこつラーメン」の千差万別な違いを食べ比べてみるのも、たまには良いのではないでしょうか。

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