6月10日は路面電車の日
6月10日は路面電車の日。
1995年に広島市で行われた第2回路面電車サミットにおいて、6(ロ)=路面、10(テン)=電車の語呂合わせにより制定された記念日となります。
私が住んでいる熊本では、最盛期に比べれば規模は縮小しているにせよ、今も昔も路面電車が熊本市街を中心に運行され続けています。
特に熊本城をバックに通町筋駅周辺を走る路面電車の、近代とレトロが入り混じった光景は「熊本の象徴」となり、旅行パンフレットや映画などでも多用されています。
私が知っている映画では、1994年公開映画「ゴジラVSスペースゴジラ」と2009年公開映画「感染列島」に、1カットながらその映像が使用されていましたね。
一時は自動車の普及により不用どころか渋滞の元凶とまで断じられ、その多くが消えていった路面電車は、現在、日本全国でわずか20箇所にも満たない地域で細々と運行されている状況です。
しかし近年では、環境や障害者・高齢者に優しいバリアフリー都市再開発の観点から、路面電車は日本のみならず世界的にも再評価されつつあり、逆に導入が進められている事例もあります。
この機会に、路面電車について考えてみるのも良いのではないでしょうか。