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2010年07月の記事は以下のとおりです。

サーチエンジン「bing」のTDP問題

サイト&ブログのSEOを推進していく際、最悪のダメージを被る現象として最も恐れられるトップページ・ダウン・ペナルティ。
略称「TDP」と呼ばれるこの現象が発生すると、上位にランクされたトップページの検索順位が大幅に下落してしまい、最悪、サイト&ブログがサーチエンジンの検索結果に全く反映されなくなります。

サイトやブログのトップページというのは、基本的に一番アクセス数が多く、玄関口的な役割を果たしていることから、サイト&ブログ内全ページの中で最も高い評価をサーチエンジンから与えられるケースがほとんどです。
その検索順位が下落するのは、サーチエンジンを活用して集客しているサイト&ブログおよびその運営者達にとっては致命的な事態です。

TDPが発生する理由は様々で、サーチエンジンの検索アルゴリズムの変更、特定キーワードの大量埋め込みなどの過剰なSEO対策によるスパム判定など色々なものが考えられます。
そのため、特にこれといった特効薬はなく、サイト&ブログの地道な見直しが迂遠であっても一番の対策となるわけです。

実はタナウツでも過去に一度、このTDP現象が発生したことがあります。
2009年10月頃、Microsoft運営の旧MSNサーチエンジン「bing」で、それまで「田中芳樹」検索で3位表示されていたタナウツのトップページが突然100位以下にまで一挙に転落し、検索結果から事実上完全消滅。
検索結果から消失したのがトップページのみで、タナウツ内のサブページが引き続き上位10~20位内を維持していたことから、TDPが発生したと推察されました。
これを修正するには長い時間が必要でした。

bingは当時の日本におけるサーチエンジンのシェア的にはたかだか2%以下の勢力でしかなく、そこでTDPが発生しても、一見すると大した影響はないかのように見えます。
しかし、2009年7月末頃にMicrosoftとYahoo!が提携し、将来的にYahoo!がbingの検索システムを導入するという情報が大々的に報じられていました。
そのため、bingのTDP問題は「将来のYahoo!サーチエンジンになるかもしれないシステムの問題」として無視することはできなかったのです。

googleやYahoo!では特に問題が発生していないにもかかわらず、何故bingでのみTDPが発生したのか?
その原因について調べてみたところ、bingに登録されているトップページのURLがおかしいことが判明しました。

タナウツのトップページURL:https://www.tanautsu.net/
bingに登録されていたURL:http://tanautsu.net/

上記URLを比較すると分かるように、bingに登録されていたURLには先頭にWWWがありません。
この2つのURLは共に「同じサイト&同一ドメインのトップページ」にアクセスするのですが、サーチエンジン的には「別サイトOR別ドメインのURL」として認識してしまいます。
同じ理由で、URLの末尾に「index.html」があるかないかでも、両者は同じページのURLであるにもかかわらず、サーチエンジンでは別URLとして認識することがあります。
当然サーチエンジン側は、上記2つのURLにおけるアクセス数のカウントや評価を、2つのURLでそれぞれ別々に行ってしまいますし、それはSEO的にも大きく不利になります。
そのため、サイトのトップページURLを1つに統合し、かつそのことをサーチエンジンに認識させる必要が生じたわけです。

そこで私は「.htaccess」ファイルを使って301リダイレクト(強制移動)設定を行い、トップページのURLをひとつに統合。
具体的には以下のプログラムを「.htaccess」に書き込んだわけですね↓

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^tanautsu\.net
RewriteRule (.*) https://www.tanautsu.net/$1 [R=301,L]

これは、WWWのないトップページURLでアクセスした場合、自動的かつ強制的にWWWのあるトップページに移動させるというもの。
ついでに以下のプログラムも書き足し、URLの末尾に「index.html」が存在するURLについても同様に強制移動するように設定しました↓

RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html
RewriteRule ^(.*)index.html$ https://www.tanautsu.net/$1 [R=301,L]

これで、「WWWのあるなし」と「index.htmlのあるなし」で実に4種類もの組み合わせが存在したタナウツのトップページは全て1つに統合されたわけです。

しかし、bingの検索結果でタナウツのトップページをようやく正しく反映されるようになったのは、TDP発覚から8ヶ月以上も経った2010年6月という遅さ。
しかもその時は5位という順位で、元の3位に返り咲くには7月初頭まで待たなければなりませんでした。
bingは元々サイト&ブログのページを登録してから検索結果に反映されるまでの時間が長い上に反映率も低いことで「使い勝手の悪いサーチエンジン」ではあったのですが、googleやYahoo!だと数日で変更が反映されることも珍しくないだけに、bingの評価はさらに下落の一途を辿りましたね。

タナウツのTDP問題は原因もはっきりしていましたし、発生したサーチエンジンもbingのみ、それもYahoo!提携前の小さなシェアの時に発覚したのが幸いして大勢に影響はほとんどありませんでした。
しかし、もしこれがgoogleやYahoo!で発生していたら……。
そう思うとぞっとせずにはいられなかった事件でしたね。

TwitterのOAuth認証不具合に伴う外部連携アプリ停止

本日早朝より、TwitterでOAuth認証が全く機能しなくなる不具合が発生。
OAuth認証はTwitter関連アプリのAPI認可を司っているため、今回の不具合によって、HootSuiteやアスク!リツイートなどといったTwitter外部連携アプリ提供サービスが軒並み機能不全状態に陥りました。
その他、Twitterの基本機能である「プロフィールの更新」「お気に入りに登録」などについても同様に使用できなくなりました。
不具合は昼過ぎ頃には解消され、現在は通常通りの処理が行えるようになっています。

最近は深夜帯にアクセス不能になる不具合も少なくなり、検索機能も一時期の惨状からは回復基調にあって、完全とは言い難いながらも何とか問題を克服したかと思えばこの不具合。
これほど頻繁に使用されながら、これほど頻繁に事故や不具合が発生するシステムも珍しいのではないかと思うのですが。
いいかげんどうにかならないものなのですかね、Twitterに慢性不具合発生病は。

最近「露出」がない唐沢俊一の名前があるマイナー雑誌

たまたま知ったのですけど、メディアファクトリーから刊行されている「幽」という雑誌に、ここ最近これといった「露出」がない唐沢俊一の名前がありました。

雑誌「幽」の紹介ページ
http://www.mf-davinci.com/yoo/

一応この雑誌は、唐沢俊一検証blogで並べられていた雑誌連載リストにも名前が上がっているのですが↓
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090917/1253219097
検証としてはブログ「トンデモない一行知識の世界2」で若干ネタにされている程度で、他で大々的に取り上げられた記憶がないですね。
私自身、件のリストで一度名前が挙がっていながら存在自体失念していたほどでしたし。
まあ、年2回の刊行ペースでは話題になりようもないのでしょうけどね。

何でも雑誌「幽」は、最新号が今月2日に発売されているとのこと。
すっかり引き籠ってしまった今の唐沢俊一の近況を知るには良いサンプルなのではないでしょうか?
もっとも、物凄くマイナーな雑誌ですし、手に入れるどころか立ち読みすらも至難の業でしょうけど。

映画「エアベンダー」感想

ファイル 92-1.jpg

映画「エアベンダー」観に行ってきました。
中国的な世界観を舞台にした冒険アクション物。
この映画、元々は「Avatar:The Last Airbender」という名前のTVアニメ作品だったのですが、実写映画化する際、ジェームズ・キャメロン監督製作映画「アバター」が先に公開されたために「The Last Airbender」に作品名が改名されたという経緯があります。

映画「エアベンダー」の世界には、少林寺拳法を想起させる構えと踊りで気・水・土・火それぞれの力を操る「ベンダー」という存在がいます。
そして、4つの力全てを操る能力を持つものは特に「アバター」と呼ばれ、何度も転生を繰り返す上、精霊と会話し、世界を調和する「唯一の」存在であるとされています。
これから分かるように、作品的に重要な位置付けになっているのはあくまでも「アバター」の方で、「エアベンダー」というのは単に「気の力を操るベンダー」という意味しか持ち合わせていません。
作中では主人公を除き絶滅状態で文字通り「ラスト」な存在になってしまっている「気(エア)」は除外するにしても、「ベンダー」ならば作中には水・土・火の力を操る者がたくさん存在しているわけですし、「気」単体にはことさら他の力を圧倒できるだけの要素が特に秘められているわけでもないのです。
にもかかわらず、変に名前が他作品とかぶってしまったために、サブ的な位置付けに過ぎない「エアベンダー」を作品名として強調しなければならなくなったわけで、作品的には何とも不幸な話ですね(T_T)。

気・水・土・火それぞれの力を操るベンダー達の構えと踊りの描写は、少林寺拳法のそれがすぐさま連想されるようなシロモノ。
力が発動される描写も相まって確かに派手といえば派手ではあるのですが、ハリウッド映画的なスピード感&迫力という点では今ひとつでしたね。
まあ、ある意味スローモーションで流暢な動きを売りにしているような中国系の描写に、ハリウッド映画的なものを要求するのは酷なのかもしれませんが。

ストーリーは、100年前に突然アバターがいなくなった混乱に乗じて好き勝手やりはじめた火の国の侵略行為を、アバターである主人公の力を使って撃退するというもの。
実はその「100年前のアバター」というのはまさに主人公自身のことで、主人公はアバターの責務に耐えられなくなって逃亡し、自らを氷で固めて100年以上もの眠りについていたという設定だったりします。
そのせいで火の国の侵略行為が始まり、世界が混乱することになったわけですから、作中の世界的な混乱はまさに主人公のせいである、という論理も実は成り立ってしまうんですよね。
実際、そのせいで主人公の師匠的な人物も敵に殺される非業な結末を迎えたりしているわけですし。

物語後半の城塞戦はどことなく映画「ロード・オブ・ザ・リング」のそれを髣髴とさせるものがありましたね。
あれを中国的な建造物に変更し、かつ少林寺拳法を導入した感じ。
ラストは火の国の王が自分の娘に時間稼ぎを命じるところで終わっており、明らかに続編が作られることを前提にしています。

Wikipediaで調べてみた限りでは、どうもこの作品は3部作構成のようなのですが、この不況のご時世にちゃんと続編が製作できるのか、不安に駆られるところはありますね。
何しろ映画「エアベンダー」は、前評の高い映画「借りぐらしのアリエッティ」と同日の公開なわけですし、他にも「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」「トイストーリー3」といった人気映画を相手取って客の争奪戦を勝ち抜かなければならない立場です。
作品の出来を見ても、何とも間の悪い時期に公開された映画、という感は正直言って拭えませんね。

銀英伝舞台版のメルカッツ役が「ジェームス小野田」に確定

ファイル 91-1.png

銀英伝舞台版におけるメルカッツ役が公式サイトにて発表されました。
キャストは「ジェームス小野田」。

銀英伝舞台版公式サイトのキャストページ
http://www.gineiden.jp/teikoku/cast.html
ジェームス小野田の紹介ページ
http://www.international-culture.co.jp/onoda/onoda.html

プロフィールによれば、1959年11月8日生まれの50歳で、年齢的にはまずまずの適役ですね。
ただ、原作の記述では特に見当たらないものの、アニメ版およびエンサイクロペディア銀河英雄伝説におけるメルカッツには髪が描かれており、すくなくともスキンヘッドではなかったはずなのですが、その辺りの調整が一体どうなるのか、気になるところではあります。

ところで、件の発表は2010年7月17日午前1時前頃に行われたもののようですね。
正直、あと1時間発表が早ければ「公約失敗」呼ばわりされることもなかったでしょうに、銀英伝舞台版公式サイトのスタッフ達も愚かな失態を演じたものです(苦笑)。
おそらく私が送信したトラックバックの存在に気づいて慌てて対処したのでしょう、トップページを見ると、セコいことに7月16日付の更新日時が明記されており、「公約通りにきちんと対処したこと」にされてしまっているようです↓

http://megalodon.jp/2010-0717-0206-35/gineiden.jp/

すくなくとも私は、午前0時時点の魚拓をしっかり取った上でトラックバックを発信していたのですから、そんな上っ面だけを綺麗に装ったところで全く無意味なのですけどね(笑)。

銀英伝舞台版公式サイト、またも公約失敗

2010年7月16日付のブログ記事で「皆さんお待ちかね、本日はいよいよキャスト発表です!!」「この後すぐ、発表です」などと公言しておきながら、結局「本日中」に全く何も発表されていない銀英伝舞台版公式サイト。

銀英伝舞台版公式ブログ 2010年7月16日付記事(ウェブ魚拓)
http://megalodon.jp/2010-0716-2334-08/gineiden.jp/gedblog/2010/07/post-5.html

7月17日午前0時時点の銀英伝舞台版公式サイト(ウェブ魚拓)
http://megalodon.jp/2010-0717-0000-44/gineiden.jp/
http://megalodon.jp/2010-0717-0000-06/gineiden.jp/cast/cast.html

サイトオープン時におけるカウントダウン失敗の件もそうでしたが、あのサイトの運営者は本当に不必要かつ自爆的な言動に精を出しているとしか思えませんね。
仮にも公式サイトのくせに、宣伝および運営体制がそこらの素人以下のレベルで笑ってしまうのですが。
「本日中」という公約通りに情報をアップできないというのであれば、せめてブログの文面を変えるとか何らかの軌道修正でもすれば良いのにねぇ(苦笑)。

あと、良い機会だったので、件のブログ記事に当記事のトラックバックを送信しておきました。
「ぶろっぐぴんぴん」で送信したところ、送信OKの反応が返ってきたので、間違いなく向こうにトラックバックは届いているはずなのですが、さて、あちらで承認を受けることは果たして出来るのでしょうか?

街の中心的役割を担えない熊本駅の問題点

鉄道のターミナル駅といえば、鉄道をはじめとする交通の要衝にして街の経済活動の中心地であり、また人&物の移動と情報の発信基地として大都市機能の中核を担う場所、というのが普通一般的なあり方です。
ところが、九州第3の都市にして人口73万人(2010年5月時点)を誇る熊本市、ひいては熊本県における鉄道交通の中心的存在であるはずの熊本駅は、その常識が全く適用されない稀有な駅だったりします。

熊本市の中心は熊本駅周辺ではなく、そこから2~3㎞も離れた熊本城の周囲、特に通町筋および上通り・下通り・サンロード新市街のアーケード街一帯。
熊本市の公共交通最大の要となっているのもこれまた熊本駅ではなく、熊本城近くにあるバスターミナルの熊本交通センター。
鉄道のターミナル駅は、交通の利便性や効率性などの理由からバスターミナルの機能をも兼ね備えているのが普通なのですが、熊本の場合は両者の機能が切り離されています。
熊本のように鉄道とバスのターミナルが別々に存在するという形態は、全国的にも非常に珍しいのではないでしょうか。

熊本駅のお寒い実態は、1日当たりの利用乗車人数にもはっきりと表れています。
熊本駅の2009年度1日当たりの利用乗車人数は1万人を割り込んでおり、九州7県の県庁所在地におけるターミナル駅では下から2番目、人口が一番少ない佐賀駅よりも下となります(ちなみに最下位は宮崎駅)。
JR九州駅の中では上位10位内にすらランクインされておらず、私鉄を含めればさらに順位は下落します。
その一方、バスターミナルである熊本交通センターの1日当たりの利用者数が熊本駅の実に4倍以上にも達することを考えれば、熊本駅がその都市の規模と比較して如何に貧弱な駅であるかがお分かり頂けるでしょう。

熊本駅がこれほどまでに寂れまくっている最大の理由はその立地にあります。
熊本市の人口は熊本市の中心地から東部・北部に偏って集中しているのに対し、熊本駅があるのは熊本市西部の外れ。
熊本市の人口の大多数を占める北部・東部の住民にとって、熊本駅は中心地への通勤通学や買い物などには全く利用することができませんし、県外への移動に活用しようにも、駅に行くだけで時間と手間がかかってしまう「僻地」にあるわけです。
加えて、熊本では高速道路のインターチェンジ(熊本IC・植木IC・益城熊本空港IC・御船IC)が熊本市の人口密集地帯である東部方面一帯に集中しており利便性が高く、さらに空の玄関口である阿蘇くまもと空港も、熊本市の東にある上益城郡益城町に存在します。
駅の交通の便が悪い一方で他の交通機関は使いやすい場所にある、となれば、駅の利用率が下がるのも自然な流れというものでしょう。

しかも熊本駅は、その立地している場所自体にも大きな問題があります。
熊本駅は東に白川が、西に花岡山がほとんど目と鼻の先に位置しており、両者に挟まれた狭い敷地面積では大規模開発が行いにくく、よって駅前の商業集積が全く進んでいない状態にあるのです。
こと熊本駅周辺だけに限定すると、熊本市よりもはるかに小規模な他都市と比べてさえも「未開発な田舎」に見えてしまうのもこのためです。
さすがに熊本市もこれは問題と考えてはいるようで、熊本駅周辺の再開発計画を色々と立ち上げてはいるようなのですが、なかなか計画通りには進まない状態です。

来年の2011年3月にはいよいよ九州新幹線が全線開業され、熊本駅でも新幹線の乗り入れが可能となります。
熊本駅から新幹線に乗れるようになり、速やかな長距離移動ができるようになれば、それを利用する人も当然多数出てくるわけで、熊本駅周辺の地域活性化にも期待が寄せられます。

ただ、熊本駅の立地条件そのものは全然変わらないわけですし、熊本の住民にとって熊本駅まで行くための交通の便が悪すぎることもこれまた相変わらずだったりするんですよね(-_-;;)。
たとえば、「九州新幹線が全線開業すると熊本駅から博多駅までの移動時間が35分になる」と熊本ではよく喧伝されるのですが、現行でも高速道路を使えば熊本ICから福岡ICまで1時間弱もあれば行けますし、逆に熊本駅自体に行くまでの時間が30分~1時間以上かかる、という問題も健在のままです。
もちろん、福岡よりも距離が大きく離れている上に高速を飛ばしても3時間以上はかかる南の鹿児島市や、博多駅よりさらに先の本州にまで足を伸ばすのであればそれなりの需要は見込めるでしょうが、距離が長くなり過ぎれば今度は熊本駅よりは利便性の良い場所にある阿蘇くまもと空港を利用した方が時間的にも良い、ということになってしまうわけです。

熊本県民のひとりとしては、鉄道の玄関口である熊本駅には是非とも発展して欲しいと願いたいものなのですが、今の状況では何とも難しい話でしょうねぇ(T_T)。

ファイナルファンタジー13 クリア後の感想

ファイナルファンタジー13をクリアしました。
エンドロール終了時点の総プレイ時間は62時間16分41秒。
自殺願望のあるラスボスというのはまた斬新なものでしたが、ラストダンジョンのオーファンズ・クレイドルでは、途中のザコ敵の方が中ボスよりも強いという変なゲームバランスのせいで結構難儀しました。
モブ退治に精を出して能力値を大幅に上げていたおかげで何とか凌ぐことはできましたが。
ラスボスのオーファン戦では、戦闘イベントからエンディングまで実に1時間以上もの時間が消費されましたが、こいつもやはり強いし。
まあ味方にかけたプロテスやヘイストなどの補助系魔法を片っ端から無効化されない分、Aクラスのモブ退治の時よりはマシでしたけど。

今回のFF13は全体的に敵がやたら強い印象がありましたね。
路上にいるザコ敵もHPがやたら高い上に攻撃力・防御力が半端ではなく、下手なことをすれば全滅させられる危険性がありましたし、ボスキャラに至っては倒すだけで延々と時間がかかってしまう始末。
やり込み、特に2回目以降をプレイするユーザーを前提に見据えた措置なのでしょうけど、この難易度、ライトユーザーには結構キツイではないでしょうか?

ストーリーについては、特に序盤は「とにかくわけが分からなかった」というのが偽らざる感想。
起承転結で言えば、冒頭は「承」の部分から始まっていて「起」が全くない状態。
作品的にはその「起」を追求するところが醍醐味だったようで、ストーリーを追っていく毎に「起」の全体像がだんだん解明されていく構成は「さすがFF」と言わしめるものがありました。
ただ、第一印象というのは結構重要な要素だったりしますからね~。
小説などでも、「一番大事なのは最初の3ページ」などとよく言われますし、この序盤ストーリーの分かりにくさからFF13に悪印象を抱いた、という人は意外に多そうな気がするのですが。

それにしても、シリーズを追う毎にストーリーもシステムもどんどん凝りまくった複雑な作りになっていきますね>FF。
ゲーム内でのサポート体制も半端じゃないので「分かりにくい」ということはありませんが、もう少しシンプルでオーソドックスなゲームをプレイしてみたい、とFFシリーズ攻略後はついつい考えてしまいますね。

7月15日はファミコンの日

7月15日はファミコンの日。
1983年のこの日、任天堂から家庭用TVゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売され、記録的な売上を叩き出しました。
同機の略称である「ファミコン」という名称は家庭用TVゲーム機の代名詞となり、人気ゲームの相次ぐ発売でゲーム業界を牽引する存在となります。

正確な年月日まではさすがに覚えていないのですが、私がファミコンを入手したのは1986年頃になります。
ファミコンで初めて購入したゲームソフトは、ハドソンから発売された「チャレンジャー」と「ロードランナー」。
当時の主流はアクション・シューティング・レースゲーム。
RPGの「ドラゴンクエスト」を友人に紹介されるまでは、その手のゲームを少なからずプレイしていましたね。

ただ、ファミコン自体は初めて購入した家庭用TVゲーム機ではなく、1984年頃にセガから出たSG-1000Ⅱが、私にとって初めてのゲーム機だったりします。
当時は「セガマークⅡ」という呼称で親しんでいました。
こちらでも「ロードランナー」「エクセリオン」「モナコGP」「ジッピーレース」など色々なゲームをプレイしていましたが、ファミコンに押されまくって次第にソフトが出なくなったことと、ファミコンでしかプレイできないゲームが増えてきたために、ファミコンに移転したという顛末です。
後年のゲーム機戦争でも同じ現象が見られましたが、ゲーム機が市場競争で敗北すると、そのゲーム機でプレイできるゲームそのものが出なくなって全く楽しめなくなってしまうというのは、高い金を払ってゲーム機を購入したユーザーとしてはたまったものではなかったですね。
SG-1000Ⅱ、PCエンジン、PC-FX、セガサターン、ドリームキャスト……。
皆、スペック的には悪いものではなかったにもかかわらず、競争相手との販売戦略で敗北し、それが原因でゲームも出なくなり、姿を消していってしまいましたからねぇ(T_T)。
購入したゲーム機に対する思い入れもあっただけに、個人的には寂しいものがありました。

最近はコンシューマーゲーム機とはあまり縁がなく、もっぱらパソコンゲームが主流ですね。
現役のゲーム機自体はPS3とWiiを所持しているのですが、それらのゲームのプレイ本数は年間2~3本といったところ。
ゲームそのものは年間平均で15~25本ほど攻略しているので、「コンシューマーゲームも触らなくなったなぁ」としみじみ感じてしまいますね。

7月14日は廃藩置県の日

7月14日は廃藩置県の日。
1871年のこの日、それまでの藩を廃止し、旧大名が主体だった藩知事に代わり中央政府から県知事を派遣する詔書が発布されました。

廃藩置県は700年以上続いてきた武家社会と封建体制に終止符を打ち、また日本の近代化に必要不可欠だった中央集権体制を確立したものであり、今日では明治維新における最大の改革として高く評価されています。
さらに、廃藩置県を断行するに際して、既得権を奪われることになる武士階級の反乱が1件も起こらなかったことは、世界的にも驚嘆すべき事例として特筆されています。
日本を欧米の植民地化から守り、今日における日本の繁栄の基礎を作り出してくれた明治の先人達に敬意を表しましょう。

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