エントリー

2010年07月04日の記事は以下のとおりです。

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」感想

ファイル 77-1.jpg

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」観に行ってきました。
1911年のフランスを舞台にした作品。
作中に微妙な入浴シーンがあるためか、この作品はPG-12(12歳未満は親または保護者同伴必須)指定されています。

この作品は、双子の妹を救うべく奮闘する、破天荒で型破りな性格の持ち主である女性ジャーナリスト・アデルの物語となります。
妹の名前はアガット。
姉とのテニスの試合中にボールが頭にぶつかり、その際にアデルから借りていた髪留めが外れて後頭部から額まで貫通し、以来5年近くも植物人間と化したという設定です。

全体的にはアクションよりもコメディ色が強いストーリー進行。
特にアデルが物語の重要な鍵を握っている教授を収監されている刑務所から救うべく、色々な変装を行って何度も刑務所に潜入しては失敗を繰り返すシーンは、なりふり構わぬアデルの性格とコメディタッチなノリが上手く融合していましたね。
……刑務所の人間も、アデルが同じ日に同じ手段を何度も繰り返している段階で、いちいち中に潜入を許していないで少しは門前で変装について疑えよと(苦笑)。

そして物語の最後に、アデルはとある船に乗り込むのですが、その船というのが「誰もが知っている【悲劇で有名な】あの豪華客船」。タイタニック号。
序盤でアデルにしてやられた悪役達が港で「良い旅を」などと皮肉をつぶやいたところで終わっているところから考えても、この作品、続編を匂わせるものがありますね。
次があるとしたら一体どんな物語になるのか、少々気になるところではあります。

映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」感想

ファイル 76-1.jpg

映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」観に行ってきました。
人気TVドラマ映画化シリーズ第3弾。
主人公である青島俊作を演じる織田裕二と室井慎次役の柳葉敏郎には一時期不仲説も囁かれ、映画の成立自体が危ぶまれる報道もありましたが、とにもかくにも映画が公開されて何よりです。
人気シリーズ作品かつ初日ということもあってか、スクリーン内はほぼ満席状態でしたね。

「踊る大捜査線」の映画は前作もそうでしたが、今作もとにかくギャグが満載。
湾岸署の引越し本部長に任命された青島俊作の「作戦会議」から始まり、その引越しのゴタゴタにまぎれて発生した事件と不祥事の数々、そして湾岸署外部に不祥事が発覚した後、身体を張っていかにも衰弱しているかのごとき過剰演出な3文芝居を繰り出しつつ、自己保身だらけの官僚答弁的な言動を披露しまくるスリーアミーゴスの公式会見シーンの辺りまではまさにギャグとツッコミのオンパレード。
その手のギャグが出てくる都度、スクリーン内のあちこちから声を潜めた笑い声が頻出していましたし、かくいう私も同じように笑っていたクチです。

ただ、今回の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」は、過去2つのシリーズ作品とも内容がリンクしており、そちらも観ないと登場人物の相関関係が把握しにくいところも多々ありますね。
私も映画観賞後、Wikipediaを読んで過去作の登場人物を確認したりしていましたし。
今回の映画を観る際には、過去作である、
「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!」
「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」
を事前に観ることをオススメしておきます。

それ以外で個人的に気になったのは、湾岸署を閉鎖状態に追い込んで囚人の釈放を要求してきた犯人に対し、室井慎次以外の警察の首脳陣達全てが「犯人の要求を呑む」という意見で完全に一致し、しかもそれが日本国首相の公式声明として発表されてすらいたこと。
作中でも「人道的見地」だの「人の命は地球より重い」だのといった類の発言が飛び交っていましたが、アメリカであれば映画でも現実でも絶対にありえないこの描写が、日本だと「うん、普通にありえる話だよね」と素直に頷けてしまう嫌な実態がありますからね~(T_T)。
ましてや今の売国民主党政権、特にその頭目が「あの」カンガンスであれば、これ幸いと嬉々として要求を呑むどころか、下手すれば国家としての無条件降伏すら本気でやりかねないところがありますし(-_-;;)。
あのヘタレ過ぎて情けない日本の首脳陣達の描写を「ありえないフィクション」として本当に笑い飛ばせる日が来て欲しいものなのですけどね。

「踊る大捜査線」はハリウッド映画と異なり、特にこれといった直截的な恋愛描写やアクションシーンがないにも関わらず、巧みなストーリー進行とギャグによる独特のテンポを駆使して観客を魅了する非常に優れたシリーズ作品ですね。
今作も、邦画の中では今年度最優秀作品の最有力候補として数えられることになるのではないでしょうか。

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

2010年07月

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ページ

  • ページが登録されていません。

ユーザー

新着画像

新着トラックバック

Re:デスクトップパソコンの買い換え戦略 ハードウェア編
2024/11/19 from ヘッドレスト モニター 取り付け
Re:映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」感想
2014/11/27 from 黄昏のシネマハウス
Re:映画「プリンセストヨトミ」感想
2014/10/22 from とつぜんブログ
Re:映画「ひみつのアッコちゃん」感想
2014/10/19 from cinema-days 映画な日々
Re:映画「崖っぷちの男」感想
2014/10/13 from ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

Feed