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2010年08月の記事は以下のとおりです。

映画「魔法使いの弟子」感想

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映画「魔法使いの弟子」観に行ってきました。
封印された邪悪な魔法使いモルガナ一派と、魔法使いの指導者マーリンの弟子との数百年もの長きにわたる戦いの物語。

はるか昔、魔法使いの指導者マーリンと3人の弟子は、邪悪な魔法使いモルガナを後一歩のところまで追い詰めていました。
ところがその時、マーリンの弟子のひとりであったホルヴァードがマーリンを裏切り、逆にモルガナがマーリンを殺してしまいます。
死に瀕したマーリンは、その場に居合わせた弟子のひとり・バルサザールに対し、自分の後継者以外にモルガンを滅ぼすことが出来ないことを告げ、後継者を探すよう指示して息絶えます。
その後、バルサザールはモルガナと対峙し、最後の弟子であるヴェロニカと融合させた後、ひょうたんっぽい壷の中に封印。
さらに裏切った弟子であるホルヴァードも封印し、バルサザールはマーリンの後継者を探すべく、長い時間を旅することになります。
そして現代のニューヨークで、バルサザールはついにマーリンの後継者を発見。
ここから本編が始まることになります。

さて、バルサザールが長い旅の末ついに見出したマーリンの後継者である主人公ですが、これがとにかく凄まじいまでにヘタレな上に意志薄弱な存在。
バルサザールが注意したにもかかわらず、部屋の中を勝手に荒らしまくった挙句にホルヴァードの封印を解いてしまい、余計な危機的状況を自ら率先して招いている主人公。
その場はバルサザールが自分ごとホルヴァードを壷の中に10年間再封印することで何とか難を逃れる主人公。
しかし、10年後に封印が解かれ、再びバルサザールと出会って以降も、相変わらず主人公のヘタレ&意志薄弱ぶりは健在。
ホルヴァードやモルガナに対抗するためにバルサザールから魔法を学んでいる際も、バルサザールからの忠告や警告を無視して片思いの女の子にうつつを抜かした挙句、またもや自業自得的な危機的状況を自ら率先して招く主人公。
「魔法使いにとって恋は邪魔」的なことをいうバルサザールに対し、「この10年間、僕がどんな思いで生きてきたか分かる?」などという主旨の主張をかましたシーンに至っては、あまりのカッコ悪さとヘタレ節全開ぶりに逆に反感すら抱いてしまったほどです。
「我慢」というものが全くできない意志薄弱ぶりも少なからず披露していたことも相まって、全く主人公には感情移入ができませんでした。
まあさすがに、主人公も終盤付近では「物理オタク」的な智恵を駆使してホルヴァード&モルガナを圧倒していくのですが、それまでのヘタレ&意志薄弱ぶりがあまりにもひど過ぎ、名誉挽回にはまるで至っていないですね。

映画全体の雰囲気的には、今年の2月に公開された映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」に近いところがありますね。
……主人公が桁外れなまでに「無能な働き者」であることを除けば。
ニコラス・ケイジが演じるバルサザールの方が主人公などよりもはるかに風格があって格好良い上に見せ場も少なからずありましたし、この映画、主人公をバルサザールにした方が良かったのではないでしょうか?

ちなみに、序盤で主人公が封印を解いてしまった裏切者ホルヴァードは、最後の場面で主人公に手傷を負わされたものの、結局打倒はされることなく逃亡してしまっており、続編が作れる構図で映画自体が終わっています。
果たして続編は出るのでしょうかね、この作品は。
さすがに、続編でもあの主人公のヘタレぶりが健在、というのは勘弁して欲しいところですが。

オフ会終了&熊本帰郷

本日午前中の飛行機に搭乗し、無事熊本に到着しました。
コミケおよび唐沢俊一検証イベントでお会いした方々には、この場を借りて感謝と御礼申し上げます。

3泊4日の第四回タナウツオフ会旅行の詳細については、後日掲示板に投稿する予定です。

8月13日は韓国が「アメリカから」独立した日

8月13日は韓国が「アメリカから」独立した日。
韓国の独立記念日は「光復節」と呼ばれており、公式では「8月15日に」「日本から」独立したとされていますが、これは事実に反しています。

1945年8月15日、日本のポツダム宣言受諾による終戦に伴い、当時の朝鮮総督府は朝鮮半島の統治機構の権限を現地の朝鮮人達に付与すると発表。
当時の朝鮮総督だった阿部信行陸軍大将と、朝鮮軍司令官の地位にあった上月良夫陸軍中将により、朝鮮建国準備委員会の結成が命じられ、朝鮮総督府から日の丸が下ろされ、現在の韓国国旗である太極旗が掲揚されました。
これから考えると、1945年8月15日に朝鮮人達が獲得したのは「独立」ではなく「自治権」に過ぎなかったことになります。
ところがその自治権すら、同年9月8日に連合国であるアメリカとソ連が朝鮮半島に進駐してくると、一方的に解消させられてしまいます。
当時のアメリカとソ連は、朝鮮人に統治能力を一切認めず、朝鮮半島をあくまでも「日本の一部」として扱いました。
その結果、一度掲げられたはずの太極旗は引きずり下ろされ、再び日本の日の丸が掲げられたのです。
そして翌日には、日本の朝鮮総督府とアメリカとの間で朝鮮半島の統治権移譲の事務手続きが行われ、今度はアメリカの星条旗が朝鮮総督府に掲揚されるに至りました。
その後、アメリカが朝鮮半島南半分を、ソ連が北半分をそれぞれ占領支配することになります。

韓国が「アメリカの軍政から」独立したのは、終戦から実に3年も経過した1948年8月13日。
この日に大韓民国樹立の宣布式が挙行され、韓国という国が正式に発足したのです。
しかし韓国の初代大統領である李承晩(イスンマン)およびその側近達はこの事実を歪曲し、「我々は日本の敗戦によって【日本の植民地支配】から解放された」と喧伝して国民の愛国心を煽った挙句、8月15日を「光復節」としたわけです。

独立記念日からして自分達の都合が良いように歪曲する韓国に、愚かなる菅直人の談話が言うところの「歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さ」など欠片たりとも見出すことができないのですが、こんな連中に迎合して一体何が楽しかったのでしょうか、民主党は。
第一、韓国は自分達の自治権さえも否定し「民族の尊厳」を蹂躙した挙句、軍政による占領統治を3年にもわたって行ったアメリカに対し、何故日本に対するものと同様の謝罪と賠償を要求しないのでしょうか?
こんなダブルスタンダードが存在すること自体、韓国の日本に対する悪意と敵意は一目瞭然なシロモノでしかないのですけどね。

8月12日は君が代記念日

8月12日は君が代記念日。
1893年のこの日、文部省告示「小学校祝祭日大祭儀式規定」が公布され、小学校の祝日・大祭日の唱歌に「君が代」「一月一日」「紀元節」等の8曲が定められました。

明治以来、「君が代」は日本の国歌であると慣習的に定められており、1999年には「国旗及び国歌に関する法律(通称「国旗国歌法」)」によって法的にも認定されています。
ところが戦後の日本では、「君が代」は国旗である「日の丸」と並んで「右翼的」「軍靴の足音が聞こえる」「国家ナショナリズムを刺激する」「戦争を想起させる歌」などと謂れのない誹謗中傷を朝日新聞・日教組などから叩きつけられ、教育現場では教師達に対し「生徒達に強制的に歌わせるのはよくない」という逆方向の強制行為が公然と行われてきました。
卒業式などに至っては、国旗掲揚および国歌斉唱で一悶着が起きることも珍しくなく、行事の遂行に悩んだ校長が自殺したケースすら存在します。

世界的に見ても、「君が代」はかなり平和的な部類に入る国歌と言えます。
「君が代」の歌詞は「古今和歌集」に編纂されていた短歌のひとつであり、元々は長命祈願や祝い事のために歌われていたものです。
また、日本政府の統一見解でも「君が代」は「天皇を日本国および日本国民統合の象徴とするわが国の末永い繁栄と平和を祈念したもの」とされており、ナショナリズムや軍国主義的な要素などどこを探しても見当たりません。
ちなみに世界的に有名な国歌を調べてみると……。

フランス革命後にフランスの国歌となった「ラ・マルセイエーズ」は、その歌詞の中に「血塗られた軍旗は掲げられた」「市民らよ武器を取れ」などという物騒な単語が存在します。

アメリカの国歌である「星条旗」は、1812年から始まった米英戦争におけるマクヘンリー砦の戦いで、イギリス艦隊による夜間砲撃に耐え抜き、夜明けにはためいていた星条旗をモチーフに作曲された歌で、歌詞にも当然、戦争を想起させる単語で満ち満ちています。

中華人民共和国の国歌である「義勇軍進行曲」に至っては、直訳すると「我らの血肉を以って新たな長城を築こう!」「敵の砲火をついて進め!」となってしまう歌詞が含まれています。

これらの国歌と比較して日本の「君が代」が戦争的であると罵倒する朝日新聞や日教組の連中は、頭か耳鼻科の病院にでも行った方が良いのではないでしょうか(笑)。
しかも、常日頃から「君が代」や「日の丸」を罵倒しまくっている連中は、オリンピックやワールドカップなどの国際スポーツ大会が開催されると、何故かその手の論調を控えてしまうんですよね(苦笑)。
サッカーワールドカップなどは戦争勃発のきっかけになったことすらあるくらいなのですし、国家ナショナリズム高揚に伴う観客同士の争いなどは日常茶飯事的に発生しているではありませんか。
すくなくとも卒業式の国旗掲揚・国歌斉唱などよりもはるかに危険極まりない要素があることは疑問の余地もないことであるはずなのですが(爆)。

世界的にも稀に見るほどに平和的な国歌である「君が代」。
古くから存在する歴史的にも貴重な存在であるこの歌を、いつもとは言わないまでもたまには振り返り、日本人として尊重する日があっても良いのではないでしょうか。

mixiが2日連続でアクセス不能状態

昨日の午後5時半頃から11時頃まで続いていたmixiのアクセス不能状態が本日も正午頃から発生。
ページを開いても、

<現在復旧作業を行っておりますが、ご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
なお、本アクセス障害による、ユーザーの皆さまのデータに影響はございません。
申し訳ございませんが、しばらく時間をおいてから再度アクセスをお試しください。>

という文言が出てくるだけ。
本日21時現在も未だ不通状態が続いています。

現行のmixiはその閉鎖性が災いして衰退傾向にありますが、サイト運営に関しては、慢性的に落ちるのがもはや風物詩と化した感すらあるTwitterなどよりはるかに安定性が高いというイメージがありました。
それだけに、昨日今日と立て続けに落ちるというのはさすがに予想外でしたね。

タナウツの場合、mixiにも一応「商館」が置かれてはいるものの、ほとんど活動していない状態にあるため、毎日拡大を続けているTwitterほどには幸いにも大きな影響を受けないのですが、mixiメインで活動している人達にとっては災難でしょうね。
昨日の記事でネタにしていたYahoo!サイトエクスプローラーも未だメンテナンス中状態が続いていますし、どちらもできるだけ早く復旧して欲しいものです。

歴史に残る大愚行・民主党の菅談話

2010年8月10日、カンガンスこと菅直人が、国民世論どころか民主党内の反対すらも押し切って愚かな談話を発表しました。
これがその談話の全文↓

<本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど100年前の8月、日韓併合条約が締結され、以後36年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示された通り、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられました。
 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。
歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることはできないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明いたします。
 このような認識の下、これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、
日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。
 日本と韓国は、2000年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。
 日韓両国は、今この21世紀において、
民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、2国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。
 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国のきずながより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。>

……何でこんなツッコミどころ満載の談話が「日本国首相の名の下に」発表されなければならないのでしょうか?
田中芳樹のような人間であればさぞかし喜びそうな談話ですが、こんな談話が発表されることで、大多数の日本人に一体どんな利益があるというのやら。

日韓併合条約が締結され、以後36年に及ぶ植民地支配が始まりました。
日韓併合条約は、旧大韓帝国を「日本の一部として併合する」ことを規定したものであり、朝鮮半島は植民地ではなく「日本の領土」とされ、「日本の領土」としての(ほとんど赤字運営としか言いようのない)資本投下も行われていたのですが、「36年に及ぶ植民地支配」とやらは一体いつ行われたものなのでしょうか(苦笑)。
また、そもそもの話として、この手の謝罪談話は過去に何度も出され、しかもそのたびに日本の外交問題は悪化の一途を辿るばかりなのですが、歴史どころか経験にすら学ぶことなく、一体何度同じことをやれば気が済むのでしょうか?

歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。
辛光洙(シングァンス)釈放嘆願に署名した問題を指摘された際、「歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みる」どころか逆ギレすらしていたのはどこのどなたでしたっけ?

さらに民主党自体も、小沢・鳩山の汚職問題や参院選で落選した千葉景子の法務大臣続投問題、キャミソール荒井聡の事務所費問題など、「歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みる」のならばすぐさま謝罪&責任を取らなければならない問題が目白押しなのですけど。

植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明いたします。
100年前の問題に不要かつ無意味で不毛な思いを致すよりも先に、自分の足元で発生している問題と醜聞について「痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明」することこそ、菅直人は先に行うべきでしょうに。
今の民主党は、私に言わせれば「強大な権力を持っている『と学会』」という極めて有害無益な存在でしかありえないのですけどね。

日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。
今回の談話で一番深刻な禍根を残すと思われる箇所。
この文章、「等」とあるように返還の対象が「朝鮮王朝儀軌」のみに限定されておらず、「朝鮮半島由来の貴重な図書」全てが韓国に返還されるべきであるという言質を取られかねないシロモノで、今後様々な文物に色々なイチャモンがつけられて「返還要求」が行われてしまう危険性が極めて高いんですよね。
しかも韓国は元々、少しでも良いものがあると何でもかんでも「自分達が起源!」と絶叫するのが一種の伝統芸能であるかのような国です。
下手すれば、日本全国のありとあらゆる文物が「朝鮮半島由来の貴重な図書」と勝手に認定された挙句、菅談話を論拠に「返還」が要求されることすら発生しうるわけです。
「あの」薬師寺シリーズや唐沢俊一ですら裸足で逃げ出してしまうほどに、他人が作ったものに「起源」を主張して恥じ入ることが無いのですけどね、韓国という国は。

民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。
韓国は中国・北朝鮮と並ぶ世界最大の反日国のひとつですが何か?
しかも韓国には言論の自由がなく、しかも事後法を作ってまで「親日派」を取り締まろうとすら考える国です。
少しでも日本に好意的な発言をしただけで社会から糾弾&警察に逮捕され、財産が没収されるような国のどこに、日本と相容れる部分があるというのでしょうか。
まあ、こんなアホな談話を出した菅直人および民主党と親和性がある、というのならば大いに理解も納得もできますけどね(笑)。

さらに問題点を挙げれば、そもそもこの談話、何故「韓国一国」にしか言及していないのでしょうか?
菅直人が主張している「植民地支配」とやらは別に韓国一国だけが受けてきたわけではないでしょう。
実質的に朝鮮半島北部を支配する北朝鮮は?
現在中華民国が支配している台湾は?
現在ロシア領となっている南樺太は?
中華人民共和国が実効支配している旧満州国は?
第一次世界大戦後に日本の委任統治領とされた南洋諸島は?
これらの地域に住んでいる人達のことを無視して、「韓国一国」限定で「痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明」する談話を発表することに一体何の意味があるというのでしょうか?
まあこの辺りは韓国、および民主党の支持母体である民団に媚び諂い、今後の民主党の代表戦なり選挙戦なりで支援してもらうことを意図してでもいるのでしょうが、そんな内輪事情に日本国および日本国民を巻き込まないで頂きたいものです。

ところで、我らが田中芳樹御大は、今回の談話についてどのような感想を持ったのでしょうか?
思想的な観点から言えば、田中芳樹が今回の談話に諸手を上げて賛同することはまず間違いありません。
しかし、自分の思想が「体制派」から出てくることについては、「反体制」的なスタンスでもって小説や評論を執筆している田中芳樹的には心境複雑といったところでしょう。
自分の思想が「体制派」になってしまったら、「反体制」的なツッコミが全くできなくなってしまうのですから(苦笑)。
ならば「体制派」となった民主党を叩けば良さそうなものなのですが、田中芳樹は「自分で自分の思想を叩く」といった類の器用な書き方ができない作家ですからねぇ。
ああも自分の思想と合致する(私側の視点では「アホなことばかりやっている」)民主党が「体制派」である限り、田中芳樹は「反体制」をメインテーマのひとつとしている創竜伝や薬師寺シリーズを書くことができないかもしれませんね。
もちろん、そんなことが「遅筆」の言い訳になどなるわけもないのですが。

Yahoo!サイトエクスプローラーの長期メンテナンス

ここ数日、Yahoo!サイトエクスプローラーがずっと「メンテナンス中」状態ですね。
ページを開いても、

<現在、サイトエクスプローラーのシステムに一部不具合が発生しており、ご利用いただけない状態となっております。
ご迷惑をおかけいたしておりますこと、深くお詫び申し上げます。>

という文言が出てくるだけ。
サイトマップファイルを使ったブログ記事のサーチエンジン新規登録が行えなくなってしまい、正直困っている状況です。
Yahoo!サイトエクスプローラーは1年半ほど使っているのですが、こういうこと、今までなかったのですけどね~(T_T)。

これって例のYahoo!Japanとgoogleの提携話と何らかの関係があって、システム的な改造でも行っていたりするのでしょうか?
何にしても、できるだけ早く修復してほしいものです。

8月9日は野球の日

8月9日は野球の日。
「や(8)きゅう(9)」の語呂合わせと、この時期に高校野球で野球に対する関心が高まることから制定された日です。

ところで、高校野球を主催している朝日新聞社は、1911年に「野球害毒論」なる連載を新聞紙上に掲載していたことがあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%90%83%E5%AE%B3%E6%AF%92%E8%AB%96

ちなみに、朝日新聞社が現在の高校野球の前身である全国中等学校野球大会を主催するようになったのは、件の「野球害毒論」を掲載したわずか4年後の1915年。
朝日新聞の掌返しの変節ぶりは、当時から健在だったというわけですね(笑)。
しかも現在の高校野球は、高野連なる硬直しきった組織が様々な弊害を撒き散らしていたり、野球賭博に代表される利権や犯罪の温床になっていたりするなど、「野球害毒論」の頃とは全く別の理由で「有害」になりつつあるという笑うべき惨状に。

そうでなくても高校野球には、まるで戦前の軍隊教育のごとく無茶な練習で選手の身体を壊したり、勝利した学校が校歌斉唱したり、敗北した学校が砂を持ち帰ったりするなどといった、常日頃の朝日新聞であれば「右翼」「軍靴の足音が聞こえてくる」とヒステリックに喚き散らすであろう要素が目白押しです。
戦前の日本についてアレほどまでに舌鋒鋭い罵倒を繰り広げ、戦後の日本に謝罪と反省と賠償を求める報道を社是としている朝日新聞ともあろうものが、「右翼の祭典」としか言いようのない高校野球を主催するなど、本来あってはならないことであるはずです。

今こそ朝日新聞は、社是の遵守と高校野球改革のためにも、かつての「野球害毒論」の原点に立ち返り、高校野球から一切の手を引くべきなのではないでしょうか。
まあ、あの変節漢のトンデモ新聞にそんな芸当ができるとは到底思えませんが(苦笑)。

バッドエンドが全てを台無しにした映画「パーフェクト・ストーム」

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世の中には色々な映画があるもので、作中の設定や映像処理が良く出来ているにもかかわらず、ストーリー的には「一体何が言いたかったのか?」と何度も首をひねってしまう映画というものが存在します。
2000年公開映画「パーフェクト・ストーム」などは、まさにその典型と言える作品です。

映画「パーフェクト・ストーム」は、1991年にアメリカ東部の北大西洋沖で実際に発生した史上最大の大嵐(3つの嵐が折り重なって発生した「パーフェクト・ストーム」)と、その大嵐に自ら突っ込んで乗員も船も丸ごと行方不明となったアンドレア・ゲイル号という漁船のエピソードを元に製作された作品です。
映画の宣伝では、30メートル以上の大津波が船を襲う画像がよく使われていました。

この映画、主に各主要キャラクターを取り巻く人間ドラマに力を注いでいる前半から、大嵐を相手に七転八倒の苦闘を演じる中盤の終わり頃までの出来はそれほど悪くありません。
そこまでは多くのハリウッド映画でもよく見られるパターンですし、先の展開を期待させるものが充分にありました。

問題はその結末部分。
まさに映画の宣伝でも使われていた「パーフェクト・ストーム」による大津波に襲われ転覆したアンドレア・ゲイル号およびその乗員達は、それまでの奮戦の甲斐もなくそのまま海の藻屑と消えてしまいます。
誰一人として助かることなく、残された遺族達が悲しむシーンで終わるのです。

ノンフィクションとしてのアンドレア・ゲイル号はまさに船ごと行方不明となり、生存者は一切確認できていないわけですから、史実を忠実になぞるためにそのような結末が用意されたのでしょう。
しかし映画のストーリーとして見ると、その結末は「一攫千金に目が眩んだ漁船が勝手に大嵐に自ら突っ込んで乗組員全員が死んだ自業自得な話」にしかなっておらず、観客の共感が呼べるだけの物語性も悲劇性もおよそ皆無。
しかもアンドレア・ゲイル号は、何も知らないまま大嵐に巻き込まれたわけではなく、大嵐の存在を事前に察知しその危険性を充分に承知していた上、別の漁船から警告まで受けていながら件の行動に出ていたわけですし、その行動によって救助隊が出動する事態にまで発展しているのですから、実のところ同情の余地すらも全くなかったりします。
それでも、せめてひとりでも生存者がいれば、大自然の恐ろしさとそれを乗り越えた人間の強さ、そして何よりも自分達の無謀な航行に対する反省といった色々な描写や表現もできたでしょうし、悲劇性の中にも「生きていて良かった」的な明るさを演出することもできたはずなのに、肝心の結末がアレではねぇ…(-_-;;)。

せっかく丁寧に作りこんでいたにもかかわらず、最後の最後で全てが台無しになってしまった作品として、映画「パーフェクト・ストーム」は悪い意味でその名を歴史に残してしまった作品と言えるでしょう。
なまじ人間ドラマや大嵐との戦いの演出が良く作りこまれていただけに、支離滅裂なバッドエンドの悪さが余計に際立つ、非常に残念な作品です。

東京三世社が営業停止、「熱写ボーイ」9月に休刊

東京三世社が今年の9月末をもって営業停止することが公式に発表されました。

http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100803-01.htm

これに伴い、唐沢俊一の金ヅル連載のひとつであった「熱写ボーイ」もまた、9月24日号をもって休刊になるとのこと

http://www.fujisan.co.jp/Partner/PartnerSuspensionInfo.asp
http://www.fujisan.co.jp/Product/2006/

これに加え、先の村崎百郎刺殺事件によって、「社会派くんがゆく!」も先行き不透明な状態。
今年初めの時点では6つあった連載も、残るは「ラジオライフ」「幽」「パチスロ必勝ガイドNEO」の3つのみ。
漫棚通信氏からの盗作事件当時、唐沢俊一が朝日新聞書評委員であったことを考えると、その急転直下な凋落ぶりは悲劇を通り越して笑えてしまうほどです。

しかし、心臓が常人の7分の1しか動いていないと囁かれている我らがP&G大王サマは、そんな逆境にもメゲることなく、有名人の「追討記事」と夏コミ本の宣伝に精を出しておられました。

http://megalodon.jp/2010-0804-0153-01/www.tobunken.com/news/index.html

自分や仕事仲間に不幸があってもなお「水を得た魚」のごとく元気な様子で何よりなのですが、今後一体どうなるのでしょうかねぇ、唐沢俊一は。

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