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2010年10月20日の記事は以下のとおりです。

自民党が仙谷「健忘」長官の診断書提出要求を検討

中国漁船船長の釈放問題を巡る仙谷官房長官の「健忘症」発言に対し、自民党は診断書の提出要求を検討しているとのことです↓

http://megalodon.jp/2010-1020-1835-15/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101019/stt1010192031007-n1.htm

もしこれが本当に行われたら、なかなか面白い展開になりそうですね。
本当に診断書の提出要求が行われ、かつ提出されれば、「健忘症」発言がウソでも本当でも、仙谷由人は窮地に立たされます。
健忘症を患っていない場合、仙谷由人は国会という場で虚偽の理由を並べて相手からの質疑への回答を避けた、ということになります。
この場合、国家公務員法違反、偽証罪、「議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律」(議院証言法)のいずれかに抵触する可能性がありますし、またそうでなくても「国会の場でウソをついた」というだけでも弾劾され辞任に追い込まれるのは必至でしょう。
一方、本当に健忘症を患っていることが証明された場合は、当然のごとく「そんな人間に内閣官房長官の要職を任せるわけにはいかない」ということになって、やはり辞任が求められることになります。
もちろん、民主党が診断書の提出を拒否した場合には、仙谷由人には「健忘症」疑惑がいつまでも付き纏うことになりますし、仙谷由人が内閣の要職の地位にい続ける限り、野党側は常にそれを民主党攻撃用のカードとして使い続けることができるわけです。
どう転んでもプラスの結果を出すことができるのですから、自民党には是非とも仙谷由人の診断書提出要求を国会の場で行って頂きたいものです。

民主党は野党時代、麻生太郎元首相の漢字読み間違いを声高に糾弾した挙句、国会の場で漢字テストを行ったり、カップラーメンの値段が違うだの「庶民レベルのホテルのバー通い」「ボールペンのキャップを口にくわえる」だのといった「政治的には」どうでも良い首相の言動をことさら取り上げたりすることで自民党を罵り倒していました。
それが政権与党になって、政治的にも経済的にも無為無策で日本の国益を害しまくった挙句、自分達が過去に行った自民党攻撃と全く同じ手法でもって、今度は自分達自身が野党自民党から糾弾されることになるかもしれないわけです。
まさに因果応報もいいところですが、まさか民主党ともあろうものが、田中芳樹や山本弘じゃあるまいし「こんな揚げ足取りなことをして政治を混乱させるな!」と言わんばかりの御都合主義なダブルスタンダード弁護論を披露するなど、一般人並の羞恥心でもあれば恥ずかしくてとても実行できるものではないでしょう(笑)。
政権与党の名に恥じることのない、スバラシイ対応を心から期待したいところです(爆)。

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