映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」感想
映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」観に行ってきました。
「ハリー・ポッター」シリーズ最終章2部作前編。
この映画、元々は3Dと2D同時公開で、劇場用のCMでもそのようにアピールされていたのですが、「3D品質で完成させることができなかった」という製作側の事情により、2Dのみの劇場公開となっています。
真のシリーズ最終作品となるであろう後編のPART2では、3Dと2D同時公開となるようですが。
今作品は、ラスボスであるヴォルデモードの追っ手からひたすら逃げつつ、ヴォルデモードの死命を制する分霊箱のひとつを探し破壊するのがメインのストーリーとなります。
前作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でホグワーツ魔法学院の校長だったダンブルドアが殺害されたことにより、ヴォルデモードの勢力は飛躍的に増大。
ホグワーツ魔法学院はもちろんのこと、その上の魔法省までもがヴォルデモードの勢力によって乗っ取られ、ハリー・ポッターは指名手配犯として追われることになります。
全体的にこれといって派手なアクション描写はこれと言ってなく、また予告編にあった描写も今作品にはあまりありませんでしたね。
ラストは、ラスボスであるヴォルデモードが、前作で死んだダンブルドアの墓から、「死の秘宝」のひとつにして「最強の魔法の杖」であるニワトコの杖を取り出し、天に向かって雷を打ち放つところで終了。
全面戦争的な描写は後編に持ち越し、というところですね。
「ハリー・ポッター」シリーズは小説が原作な上、限られた時間内に話を無理矢理詰め込んでいるような急展開や唐突な新設定の登場などが多いため、映画版だけではストーリーや設定が追いにくい部分が多々あるんですよね。
映画版自体、シリーズ1作目の公開からすでに9年以上も経過しているわけですし、最初から観直さないと繋がりが理解しにくいのではないでしょうか。
私自身、映画版「ハリー・ポッター」シリーズは4作目(ハリー・ポッターと炎のゴブレット)と5作目(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)を観ていないこともあるのですが、主要登場人物はともかく、脇役や魔法アイテムの設定などで今ひとつ分からなかったところが少なくありませんでしたし。
この映画を観る際には、原作小説か既存の映画版でこれまでの話や設定を予め復習しておいた方が良いかと思われます。