柳田稔法務大臣が辞表提出、後任は仙谷「健忘」長官が兼任
「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ」
などという、かつての自民党政権時代であれば内閣総辞職を最低10回はしなければならなかったであろう大失言をやらかした、菅直人ことカンガンス内閣の法務大臣・柳田稔が、すったもんだの末にようやく辞表を提出、受理されました。
そこまでは良かったのですが、それによって空席となる法務大臣の地位を、仙谷「健忘」長官が兼任するという、トンデモない情報がもたらされました。
……いや、そもそも仙谷「健忘」長官自身も、例の尖閣ビデオ問題絡みや自衛隊に対する事務次官通達絡みの失言の数々で、未だ野党から問責される立場にあるはずではありませんか。
その立場をわきまえることなく、何故、自分だけは知らない顔をして内閣の要職の地位に就いたりしているのでしょうか。
第一、「推定無罪の原則」を蹂躙して尖閣ビデオ流出の海上保安官を断罪しまくっていた自称健忘症患者に、法務大臣という要職が務まるものなのでしょうか?
法を蹂躙する法務大臣など、本来あってはならない存在でしかないはずなのですが。
極めて皮肉な話なのですが、もしこんなザマで法務大臣がきちんと務まるというのであれば、柳田稔の「失言」とされる内容が実は正しいものである、ということが逆に証明されてしまうのではないでしょうか(苦笑)。
それにしても、民主党政権になってからというもの、内閣の閣僚の発言責任というものが本当に軽くなりましたねぇ。
かつての自民党政権時代など、漢字やカップラーメンの値段の間違い、還元水に絆創膏などという瑣末なことで辞任や解散総選挙を要求される始末だったというのに。
民主党など、失言どころか失政しない日がないとすら言えるほどの失態を演じまくっているにもかかわらず、これまで誰一人大臣を辞任する人間がいなかったわけですから、いかに甘々な環境にいるか分かろうというものなのですが。
しかもそれですら、外部からの批判に耐えられずに暴言妄言どころか言論弾圧まで実行するありさまなのですからね。
マスコミの神通力もさすがに失われつつあるようですし、こうもグダグダな状態で民主党は、次回の衆議院なり参議院なりの選挙で一体どうやって勝利を勝ち取るつもりなのでしょうか?