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2010年12月の記事は以下のとおりです。

事前通報で墓穴を掘った仙谷「健忘」長官の失態

変態新聞こと毎日新聞の報道によると、中国漁船衝突事件の船長釈放を那覇地検が公式発表する前に、仙谷「健忘」長官が中国側に対し釈放決定の事前通報を行っていたとのこと↓

http://megalodon.jp/2010-1206-1348-43/mainichi.jp/select/seiji/news/20101206k0000m010112000c.html

一方の仙谷「健忘」長官は、この報道内容を全面否定しているようなのですが……↓

http://megalodon.jp/2010-1206-1954-38/sankei.jp.msn.com/politics/policy/101206/plc1012061203007-n1.htm

しかし、仙谷「健忘」長官には、以前にも中国漁船衝突事件のビデオ公開について中国と密約を交わしていた前科がありますし、また「APECを成功させるために船長を釈放した」という電話発言を行っていることが自民党の丸山和也氏によって暴露された経緯もあります。
第一、検察が独断で外交判断を行い、しかもそれを理由に被疑者の釈放まで決定すること自体前代未聞もいいところで、政府がそんなことを言ったところで誰も信用してなどいなかったのが実情だったのですからねぇ。
これらの過去の仙谷「健忘」長官の言動を鑑みると、またもや得意の「健忘症」を発動している可能性が高いと言わざるをえないところでしょう。
自業自得な話なのですけど、この件に関して仙谷「健忘」長官の「弁明」には「他者を納得させられるだけの説得力」など皆無としか言いようがありません。

これほど他者に対して傲慢で、そのくせ言動に穴があり過ぎてツッコミどころ満載な内閣官房長官というのも歴史上稀に見る存在と言えるのではないでしょうか。
まあ民主党という組織は「無能」「売国奴」という存在は非常に有り余っているみたいですから、民主党が政権与党であり続ける限り、これをさらに凌駕する逸材が出てくる可能性が高いと言わざるをえないのですけど(T_T)。

民主党が選択的夫婦別姓制度の推進を強行

12月2日に、民主党の子ども・男女共同参画調査会が、保守系議員の反対と議論の紛糾を無視し、選択的夫婦別姓制度の導入を事実上容認する提言を提出し了承された模様↓

http://megalodon.jp/2010-1203-2306-04/sankei.jp.msn.com/politics/situation/101202/stt1012022235012-n1.htm

同日の調査会では、保守系の議員らが「世論を踏まえておらず拙速だ」などと反発し、議論が紛糾したにもかかわらず、「世論にばかり左右されるものではない」として提出を強行したのだとか。
国民に公約したマニフェストすら何ひとつ満足に実行できていない民主党が、如何なる理由でマニフェストにも全く載っていない選択的夫婦別姓制度の導入などを、しかも民主主義の手続きおよび民意を無視してまで急いでいるのでしょうか?
ここ最近の自業自得な失態の数々で次の選挙では惨敗が確実視されているとはいえ、いくら何でも開き直りすぎなのではないのですかね>民主党。

夫婦別姓については私も創竜伝考察の3140で論じているのですけど、結局一番問題となるのは「子供の姓」なんですよね。
夫婦間でそれぞれの姓を維持して「これぞ男女平等!」などと嘯いたところで、両者の間で子供が生まれれば、子供に対して「どちらか一方の姓」を「他方の姓」を排除して付与しなければなりません。
両者が子供について自分の姓を与える権利を主張すれば争いや不和が発生することは避けられませんし、子供に自分の姓を与えられない側は、自分と子供の姓が違うことによる疎外感・孤立感を抱かざるをえなくなります。
すでにこの時点で「両者の姓を尊重する男女平等な夫婦別姓」などという建前は完全に崩れ去ってしまうのですが、姓を「自分で選択することなく」与えられた子供の方はさらに悲惨です。
幼少時の子供にとって「親」というのは絶対的どころか「生殺与奪の全てを握る神」とすら言って良いほどの存在であり、親に抱く依存心や信頼感というのは、その後の人生を左右する要素とさえ言えるものです。
自分の姓や片親と違う、という「大人でさえ少なからぬ違和感を覚えることがありうる」事実は、特に幼少時の子供にとってはさらに大きな違和感となってのしかかります。
大人でさえ拭い難いその違和感を跳ね返すのは、ましてや何も知らない子供にとっては至難の業もいいところですし、全ての家庭でそれが実現しえると考えるのは楽観的に過ぎるというものでしょう。
そういう懸念があるからこそ、保守系の人間は夫婦別姓に反対するのですし、その反対に対して何ら有効な反論すらすることなく強引に押し切った民主党の所業は、民主主義国家の政党として到底許されるべきことなどではないのですけどね。

ところで夫婦別姓といえば、我らが田中芳樹御大もまた、創竜伝10巻と13巻で礼賛的な自論を盛大に吹聴しておられます。
特に創竜伝13巻における作中の社会評論は、10巻で自ら設定していたはずの「創竜伝世界の日本ではすでに夫婦別姓が実施されている」という作中事実を無視してまで「夫婦別姓の導入」を提唱しており、夫婦別姓導入に対する田中芳樹の並々ならぬ思い入れと意気込みが伝わってくる一品です(笑)。
それだけに、今回の民主党の「英断」は、田中芳樹的には感涙に咽びつつ諸手を挙げながら賛同したいところではあるでしょう。
たとえそれが、民主主義的な手続きや民意を蹂躙しきった論外なシロモノであるとしても(爆)。

映画「キス&キル」感想

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映画「キス&キル」観に行ってきました。
元CIAの凄腕スパイと、過保護な両親に育てられたお嬢様によるアクションラブコメディ。

この作品の最初の舞台は南フランスのニース。
それまで付き合っていた男にフラれたか何かで失意に中にあった(らしい)女主人公のジェンは、裕福な両親に連れられ、ニースへ旅行にやってきます。
そこで、たまたま現地で「敵」を始末する仕事をこなしていたCIAのスパイであるスペンサーと「運命の出会い」を果たし、2人は恋に落ちます。
スペンサーは、ジェンと結婚するためにCIAに辞職を叩き付け、上司の「お前は辞められんぞ」という声も無視してその場を後にします。
その後、スペンサーは自身の素性を隠したまま、ジェンの両親を説得し結婚。2人は家庭と新たな仕事を持つことになります。

それから3年後、アメリカの郊外で順調な結婚生活を送っていたスペンサーに、かつての職場であったCIAの元上司から、指定の場所に今日中に来るようにとの連絡がもたらされます。
奇しくもその日はスペンサーの誕生日で、自宅でパーティが行われることになっていたため、スペンサーは連絡を無視してパーティに出席。
その翌日、パーティの中で眠りこけてそのままスペンサーの自宅で一晩を過ごしていたスペンサーの仕事の同僚が、突然スペンサーを殺すべく戦闘用ナイフを振り回し襲い掛かってきます。
同僚の話すところによると、スペンサーには懸賞金2000万ドルがかけられたとのこと。
自宅をぶち壊しながら派手なアクションが繰り広げられる中、タイミング悪くその場に居合わせ、否応なくトラブルに巻き込まれていくヒロインのジェン。
ここまでで、ストーリー全体の3分の1くらいは占めているでしょうか。

映画の予告を見ていた時点で分かっていたことではありましたが、「キス&キル」のストーリー内容は、今年の10月に日本で公開された映画「ナイト&デイ」と相当なまでにカブっていますね。
運命の出会い、男が組織のエージェント、トラブルに巻き込まれるヒロイン、コメディタッチなアクション展開と、両者には多くの共通点があります。
しかも「キス&キル」も「ナイト&デイ」も、アメリカでは共に2010年6月に劇場公開されているんですよね(「キス&キル」が6月4日、「ナイト&デイ」が6月25日)。
ただ、「ナイト&デイ」のカップルはあくまでも「通りすがり」の段階からゴタゴタが始まって最後も「恋人同士」のレベルで終わっていたのに対し、「キス&キル」は結婚して家庭を築き、さらには作中で「おめでた」のエピソードまであるところが、違うと言えば違うところでしょうか。

「キス&キル」で2000万ドルの懸賞金目的からスペンサーを狙ってくる敵は、仕事の同僚だのご近所付き合いのあるオバサンだの宅配人だのといった「主人公達の身近にいる人達」ばかり。
彼らはご丁寧にも、3年もの間スペンサー一家を監視していたのだそうで、何ともご苦労様な話ではあります(苦笑)。
そして物語終盤、彼らを操る真の黒幕として、全く意外な人物が登場することになります。
その正体は、映画を観てのお楽しみということで。

「キス&キル」は、アメリカでは興行的にあまりふるわなかったのだそうで、この辺りもまた、トム・クルーズ主演のアクション映画としては過去20年の中で最低の興行収益だったと言われる「ナイト&デイ」と全く同じですね。
アメリカでは、アクションラブコメディの類ってあまり大衆受けしないのでしょうか?

Yahoo!Japanとgoogleの提携がほぼ完了

12月に入った頃から、Yahoo!Japanの検索結果がgoogleのそれに完全同調している模様。

http://www.sem-r.com/google-2010/20101130144509.html

いよいよ、以前から話題になっていた、日本のWeb検索市場の95%以上ものシェアを占める巨大なサーチエンジンが誕生、ということになったわけです。
ただ、やはりあまりに大きすぎるシェアの問題で、ネット市場を脅かされる危険性が囁かれる楽天や、Yahoo!Japanの独断によって梯子を外された形となった「アメリカ本国のYahoo!と提携する予定の」Microsoftなどが懸念を表明、独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の調査が入っています。
公正取引委員会の調査結果は2010年12月1日に公表され、現時点では独占禁止法上の問題はないとの見解が表明されています。

http://megalodon.jp/2010-1204-0034-21/news.livedoor.com/article/detail/5181031/

しかし、これも「現時点では」の話でしかなく、Yahoo!Japanとgoogleの巨大なシェアが今後どのような影響を検索市場に及ぼすことになるのかは不透明な状態です。
事実上の独占状態にあるYahoo!Japanとgoogleで、もし「google八分」やTDPが発生しようものならば、それは事実上、サーチエンジンからサイトの存在そのものが消えるも同然となってしまうわけですからね。
これで全く影響がない、と考えるのは楽観的に過ぎるというものでしょう。

ちなみに今回の件がタナウツ的にはどうかというと、Yahoo!Japanとgoogleの提携によって結果的には「利益を得た側」だったりします。
両者の提携は、Yahoo!Japanがgoogleのデータベースを活用するという形になったので、Yahoo!Japanよりもgoogleの方が検索順位の高かったタナウツサイトは、Yahoo!Japanの検索順位が結果的に上がることになりました。
「田中芳樹」の検索結果で、提携前は6位だったタナウツの検索順位が、2010年12月4日現在、3位に上昇しています。

http://ow.ly/3jtx4

ただもちろん、この結果も「現時点では」の話でしかなく、将来的にはどうなるのか予断を許さないところではあるのですが。
検索市場的にもタナウツにとっても、今回の提携が良い結果をもたらし続けることを期待したいものなのですけどね。

民主党内で「ペット税」構想が急浮上

民主党内で、犬や猫などの飼い主に税金をかける「ペット税」構想が急浮上しているのだそうです↓

http://megalodon.jp/2010-1202-2114-49/sankei.jp.msn.com/economy/finance/101202/fnc1012022042016-n1.htm

人間のみならず、犬や猫をはじめとするペットまで「何でもかんでも増税ありき」な発想で振り回す民主党の短絡的な発想にはもはや呆れ果てるしかありません。
私の実家はマルチーズのワンコを5匹飼っていますし、親戚の家でも4~6匹の犬&猫を飼っている大のペット好き家系だったりしますから、「ペット税」に対して無関係を決め込むわけにはいかないんですよね。
幸い、今のところは具体的な案の作成にまで至っていないようですが、増税しか能のない民主党がいつ法案作成を始めるやら、知れたものではありません。

ペット税以外にも、軽自動車税の増税や配偶者・給与所得その他諸々の控除制度の縮小・廃止、さらには所得税・相続税の増税など、昨今の民主党はひたすら増税路線を邁進しています。

http://megalodon.jp/2010-1203-0030-16/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000571-san-bus_all

かつて「埋蔵金があれば増税する必要はない」「税負担を国民に求めない」などと国民に公約して選挙に勝利したのは一体何だったというのでしょうか?
公約を実行できないのであれば、実現不可能な公約を並べた責任を取って野党に政権を明け渡すなり、国民に説明・謝罪をして理解を求めるなるするべきなのであって、反省もなしに開き直って政権に居座り、自身が否定していたはずの増税路線に転換するなど論外もいいところです。
民主党の厚顔無恥ぶりには、いつものことながらウンザリさせられますね。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」感想

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映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」観に行ってきました。
言わずと知れた、キムタクこと木村拓哉主演による、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画版。
ちょうど映画の日の初日だったこともあってか、スクリーンは満席とは言わないまでも結構客で埋まっていました。
ちなみにこの映画が、私が今年映画館で観た映画としてはちょうど30本目となります。

ストーリーの冒頭は、ガミラス艦隊の前に地球側の戦力が為すすべなく一方的に叩き潰されていく中、主人公である古代進の兄・古代守が、味方の撤退を援護すべく、艦隊司令沖田十三の命令に背く形でガミラス艦隊に特攻をかけていく話となります。
原作では生きて捕虜にされる(らしい)古代守ですが、実写映画版ではガミラス艦隊に一方的に乗艦を攻撃され続け、そのまま帰らぬ人となってしまいます。
一方その頃、主人公の古代進はというと、かつて所属していた軍を退役し、ガミラスによる遊星爆弾によって放射能で溢れ返った地上で防護服を着ながらレアメタルを探索する仕事に従事していたりします。
その仕事の最中、突如空からイスカンダルのメッセージを乗せたカプセルが至近距離に落下。
衝突の衝撃で防護服が吹き飛び、地上の致死量を超える放射能に晒される古代進ですが、何故か死ぬこともなくピンピンしていたりします。
実はこれが物語後半の伏線となるのですが、自身に何が起こったのか呆然として空を見上げる古代進の視界に、ガミラス艦隊に破れつつも唯一帰還してきた、艦隊司令沖田十三の艦が下りてきます。
こんな感じで物語は進行していきます。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」における登場人物達の設定は、上記で説明した古代兄弟の事例を見ても分かる通り、原作のそれをかなり改変しています。
たとえば、古代兄弟の両親がガミラスの遊星爆弾が原因で死んだ、という設定自体は同じなのですが、原作はそのままストレートに遊星爆弾の直撃が原因となっているのに対し、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」では、遊星爆弾が地球に落下するのを防ぐために軌道を逸らす攻撃を古代進率いる部隊が行った結果、逸れた先にあった宇宙ステーションに遊星爆弾が直撃し、そこにいた古代兄弟の両親が死んだ、ということになっています。
このことが、物語序盤で古代進が軍を退役していた理由にもなっていて、劇中の古代進はやや陰があるキャラクターとして描かれています。
その一方で、兄を見殺しにして帰還した沖田十三に怒鳴り込みに行ったり、命令違反を犯してまでヒロインの森雪を救助に向かったりと、猪突猛進的な性格も健在だったりするのですけどね。

ただ、一番原作の設定から遠くかけ離れた存在となっているのは、やはり何と言ってもガミラスとイスカンダルですね。
ガミラスは原作ではデスラー総統を国家元首とする帝国ですが、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」におけるガミラスは、それ自体がひとつの生命体的な存在で、作中のガミラス軍もその生命体の一部として描かれ、デスラーというのは「ガミラスの頭脳的精神体の呼称」だったりします。
かなりマイナーなたとえになるのですが、ゲームの「マブラヴ オルタネイティヴ」に登場するBETAに近い存在、というのが実態でしょうか。
デスラーは精神体のため、ヤマトの艦内に2回ほど直接出現し、主人公達に敵対的なメッセージを残していきます。
一方のイスカンダルも、ガミラスと表裏一体を為す精神体の呼称で、滅びゆく惑星と運命を共にしたくないガミラスの暴走から人類を救うため、地球にメッセージを届けたという設定です。
原作の「形を変えた国家間紛争」的な要素は全くないと言って良いですね。

作中で進行しているストーリーは、どちらかと言えば主人公を取り巻く登場人物達の人間ドラマを重視した展開がメインでしたね。
SFX系の描写も「日本映画としては」「ハリウッドと比較しても」迫力があって良く出来ている部類には入ると思います。
ただ、すくなくとも物語中盤までのSFX的な描写は比較的あっさり風味な感じで時間も少ないような印象を受けました。
ハリウッド映画でよく見られるような、とにかく手に汗握るギリギリのシーンを目一杯引っ張って観客を引き込む、みたいな描写がなく、本来ギリギリなシーンがあっさり終わってしまっている感じです。
物語後半におけるSFX的な戦闘シーンでも、「ここは俺が食い止めるからお前は早く行け!」的な描写で彩られていますし、特に終盤はヤマト最後の特攻絡みでこれまたお涙頂戴シーンに多くの時間が費やされていますからねぇ。
また、ヤマト最後の特攻シーンは、キムタクと同じSMAP仲間の草彅剛が主役を演じた2006年公開映画「日本沈没」のラストとかぶるものがありました。

沖田十三が名台詞「地球か……何もかも皆懐かしい」を一字一句正確に呟いた後に力尽きるなど、原作ファン向けのサービスも少なからず盛り込まれています。
ただ、前述のように作中の設定についてはかなりの改変が行われていますので、原作至上主義の方にはあまり相容れない映画ではあるかもしれません。
それでも、SFX的な描写も含め、日本映画としては決して悪い出来な作品ではないので、原作ファンもそうでない方も、機会があれば是非観に行かれることをオススメしておきます。

12月1日は「正式な」映画の日

12月1日は「正式な」映画の日。
1896年11月25日、日本初となる映画の一般公開が神戸で開始されました。
上映期間は11月25日~29日の間。
その60年後の1956年、映画産業団体連合会が「日本で初めて映画が一般公開された日」として記念日を制定する際に、公開開始となる11月25日では半端だからという理由から、キリの良い日となる12月1日が選定されたという経緯を辿っています。

現在は毎月1日を全て「映画の日」として、映画料金を1000円にする割引サービスが行われている映画館が主流となっています。
しかし「映画の日」制定当初、そのようなサービスは存在せず、映画に携わった人達に対する表彰や式典のみを行う日とされていました。
「映画の日」に映画料金の割引サービスを行うようになったのは1981年からのことで、しかも当初は12月1日のみが対象でした。
しかし、これが映画の興行収益に多大な成果を上げたことから、1982年には6月と9月が、1983年には3月の、それぞれ1日が同じサービスデーとして対象に加えられ、80年代の終わり頃にはさらに1月1日も含めた年5回の割引サービスデーが主流となります。
そして1997年には、それまで全国一律だった映画割引サービスデーを、各都道府県の支部がそれぞれ自由に決めることができるようになり、現在のようなサービス形態となったわけです。
ただし、それでも「正式な」映画の日である12月1日だけは昔と同じ全国一律の映画割引サービスデーであり、全ての映画館で割引サービスが受けることができます。

私自身、「映画は映画館で観る」ことにこだわる性格の持ち主ということもあり、「映画の日」を含めた映画館の料金割引サービスには少なからずお世話になっています。
一番利用しているのはレイトショー割引ですけどね(^^;;)。

さて、今年はこの「正式な」映画の日である12月1日をあたかも狙ったかのように公開開始日としている映画がただひとつだけ存在します。
その映画の名は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」。
基本的に映画は週末となる金曜日または土曜日に封切られることがほとんどなのですが、それを曲げてわざわざ水曜日に劇場公開、というのはやはり「映画の日」狙いとしか評しようがないですね(苦笑)。
去年観に行ったアニメ映画「宇宙戦艦ヤマト・復活篇」絡みでこの映画の存在を知った際には、「何でそんなわけの分からない企画を立ち上げようとするかなぁ」と苦笑したものでしたが、果たして実際の出来はどのようになっているのやら。
せっかくなけなしのカネを払って観に行くわけなのですし、良い映画であることを期待したいものなのですけどね。

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