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2010年12月04日の記事は以下のとおりです。

Yahoo!Japanとgoogleの提携がほぼ完了

12月に入った頃から、Yahoo!Japanの検索結果がgoogleのそれに完全同調している模様。

http://www.sem-r.com/google-2010/20101130144509.html

いよいよ、以前から話題になっていた、日本のWeb検索市場の95%以上ものシェアを占める巨大なサーチエンジンが誕生、ということになったわけです。
ただ、やはりあまりに大きすぎるシェアの問題で、ネット市場を脅かされる危険性が囁かれる楽天や、Yahoo!Japanの独断によって梯子を外された形となった「アメリカ本国のYahoo!と提携する予定の」Microsoftなどが懸念を表明、独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の調査が入っています。
公正取引委員会の調査結果は2010年12月1日に公表され、現時点では独占禁止法上の問題はないとの見解が表明されています。

http://megalodon.jp/2010-1204-0034-21/news.livedoor.com/article/detail/5181031/

しかし、これも「現時点では」の話でしかなく、Yahoo!Japanとgoogleの巨大なシェアが今後どのような影響を検索市場に及ぼすことになるのかは不透明な状態です。
事実上の独占状態にあるYahoo!Japanとgoogleで、もし「google八分」やTDPが発生しようものならば、それは事実上、サーチエンジンからサイトの存在そのものが消えるも同然となってしまうわけですからね。
これで全く影響がない、と考えるのは楽観的に過ぎるというものでしょう。

ちなみに今回の件がタナウツ的にはどうかというと、Yahoo!Japanとgoogleの提携によって結果的には「利益を得た側」だったりします。
両者の提携は、Yahoo!Japanがgoogleのデータベースを活用するという形になったので、Yahoo!Japanよりもgoogleの方が検索順位の高かったタナウツサイトは、Yahoo!Japanの検索順位が結果的に上がることになりました。
「田中芳樹」の検索結果で、提携前は6位だったタナウツの検索順位が、2010年12月4日現在、3位に上昇しています。

http://ow.ly/3jtx4

ただもちろん、この結果も「現時点では」の話でしかなく、将来的にはどうなるのか予断を許さないところではあるのですが。
検索市場的にもタナウツにとっても、今回の提携が良い結果をもたらし続けることを期待したいものなのですけどね。

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