「野望円舞曲」シリーズ完結と今年の田中作品刊行実績
田中芳樹原案・荻野目悠樹著「野望円舞曲」シリーズの最終巻となる10巻が本日刊行されました。
http://www.tokuma.jp/bunko/dual-bunko/91ce671b5186821e66f210
結局、今年刊行された田中芳樹関連作品は「野望円舞曲」シリーズの9巻(4月刊行)と10巻しかないことになりますね。
田中芳樹「直筆の」作品はゼロ。
実はこの「1月~12月までの1年の間に田中芳樹が全く作品を刊行しなかった」という事例は、全く意外なことに、1982年に田中芳樹が銀英伝を初刊行して以来、はじめてのことだったりするんですよね。
これまでの田中芳樹は、最低でも年1回以上は新刊を出していて、体調不良が囁かれていた去年でさえ、文藝春秋社から「蘭陵王」が刊行されています。
「らいとすたっふ」社長氏のブログを読む限りでは、すでに田中芳樹は体調不良から回復しているハズなのですが、それでこのザマなわけです。
今年に入ってからずっと書き続けているはずの「髑髏城の花嫁」も、未だに執筆を終えていないことが判明する始末ですし↓
http://twitter.com/adachi_hiro/status/12285258305118208
<昨夜、田中さんと来年の執筆予定について打ち合わせ。長らくお待たせしている作品も再始動させなきゃ。でも、まずはいま書いている作品を書き終えないとね。>
そのくせ、銀英伝舞台版のパンフレットにはしっかり寄稿しているようで↓
http://twitter.com/adachi_hiro/status/12154598517112832
<田中さんがパンフ用の原稿を書きました。明日、稽古場に持っていきますね。 RT @Nshatner: ジェームズ・メルカッツ、今日の稽古でも泣かせてくれました! RT @yamineco: ぜひ同盟編でもジェームス・メルカッツの活躍の場をw RT @Nshatner:>
他にも「某漫画家」と会食をしたりその総括に明け暮れたりとか↓
http://twitter.com/adachi_hiro/status/12141714928050176
<田中芳樹さんと某漫画家さんの会食、終わった~。いやはや、楽しかったです。>
http://twitter.com/adachi_hiro/status/12324188652052480
<田中芳樹さんから電話。「昨日の会食の総括をしたいので、これから行くよ」とのこと。会食の総括?「あれが旨かった」とか、語り合うのかなあ。>
本業が滞っている事実から目を背けて副業に逃避しているようにしか見えないのが何とも言えないところです(T_T)。
今年の4月にYahoo!ニュースで報じられた「タイタニア4巻『烈風篇』刊行」の話などは、一体いつになったら実現するのやら。
作者個人のストレス解消にもってこいの薬師寺シリーズも、3年近く間が開いてしまっていますからねぇ(苦笑)。