2010年映画観賞総括
2010年もあとわずかとなりましたが、今回はこの1年における映画観賞総括を行いたいと思います。
私が今年映画館に行って観賞した映画は総計35本。
これは年間の映画観賞本数としては過去最大の数値となります(今までの最高記録は2008年の24本)。
今年の映画観賞作品は以下の通り↓
1.サロゲート
2.ゴールデンスランバー
3.パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
4.シャッターアイランド
5.第9地区
6.タイタンの戦い(3D版)
7.ウルフマン
8.グリーン・ゾーン
9.パリより愛をこめて
10.プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂
11.アイアンマン2
12.ザ・ウォーカー
13.踊る大捜査線 The Movie3 ヤツらを解放せよ!
14.アデル/ファラオと復活の秘薬
15.プレデターズ
16.エアベンダー
17.インセプション
18.ソルト
19.魔法使いの弟子
20.特攻野郎Aチーム The Movie
21.バイオハザードⅣ アフターライフ(3D版)
22.-ザ・ラストメッセージ- 海猿
23.十三人の刺客
24.大奥
25.ナイト&デイ
26.エクスペンダブルズ
27.桜田門外ノ変
28.SP THE MOTION PICTURE 野望篇
29.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
30.SPACE BATTLESHIP ヤマト
31.キス&キル
32.ロビン・フッド
33.トロン:レガシー(3D版)
34.最後の忠臣蔵
35.相棒-劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
今年はアクションを中心とした洋画もさることながら、邦画にも良作が多かったのが大きな特徴と言えますね。
邦画は観賞本数的には35本中10本と洋画には及ばなかったものの、純粋な本数としてはこちらも過去最高の数値を達成していたりします(これまでの邦画の最大観賞数は2006年と2009年の6本)。
1990年代の「邦画=駄作の代名詞」の評価が確立していた時代から考えると、ここ数年の邦画の隆盛は隔世の感があります。
特に「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、原作&SFファンとしての観点ではともかく、日本映画としては駄作的な評価に満ちていた前評を良い意味で裏切り、また苦手分野と言われていたSFX系の描写でもここまで出来るのだということを示してくれました。
邦画部門は、ストーリーが暗い上に盛り上がりに欠け冗長感もあった「桜田門外ノ変」以外は概ね高評価で、このまま発展し続けてくれれば、いずれはハリウッドをも凌ぐ大作だって作れるかもしれないという期待を抱きたくなりましたね。
一方の洋画は、今年一番の良作が「インセプション」、駄作が「シャッターアイランド」といったところですね。
実はこの2作品、どちらもレオナルド・ディカプリオ主演作品で、かつ「妻や子供を巡る問題」を扱っているという点でも共通点があるのですが、この両者の評価を大きく分けたのは結末部分です。
「インセプション」のラストが基本的にハッピーエンドに見えつつ、「回り続けるコマ」からバッドエンドな夢オチにも解釈しえる余地を残す意味深な結末で物語を締めているのに対し、「シャッターアイランド」はどう見ても「主人公の誇大妄想&精神障害が全ての元凶」と言わんばかりのバッドエンドで締めくくっています。
いかにもミステリーっぽい作品で謎解きを売りにしているような作品だったのに、あの何の捻りも身も蓋もないラストはいくら何でもあんまりだろう、と思わずにはいられませんでしたからねぇ>「シャッターアイランド」。
ハリウッド映画ならではの痛快なアクション物を楽しみたいのであれば「パリより愛をこめて」「ソルト」「エクスペンダブルズ」「ロビン・フッド」辺りがイチオシになるでしょうか。
記録的な「大豊作」に恵まれた2010年映画観賞。
今年の「大豊作」に感謝すると共に、来年は更なる多くの映画と出会える年になることを祈りたいものですね。