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2011年02月の記事は以下のとおりです。

コミック版「大奥」検証考察6 【「生類憐みの令」をも凌駕する綱吉の暴政】

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コミック版「大奥」検証考察6回目。
今回の検証テーマは 【「生類憐みの令」をも凌駕する綱吉の暴政】となります。
過去の「大奥」に関する記事はこちら↓

映画「大奥」感想&疑問
実写映画版とコミック版1巻の「大奥」比較検証&感想
コミック版「大奥」検証考察1 【史実に反する「赤面疱瘡」の人口激減】
コミック版「大奥」検証考察2 【徳川分家の存在を黙殺する春日局の専横】
コミック版「大奥」検証考察3 【国内情報が流出する「鎖国」体制の大穴】
コミック版「大奥」検証考察4 【支離滅裂な慣習が満載の男性版「大奥」】
コミック版「大奥」検証考察5 【歴史考証すら蹂躙する一夫多妻制否定論】

徳川3代将軍家光の時代に(作品的にも歴史考証的にも全くもって支離滅裂かつ非論理的ながらも)導入されることになった「大奥」世界における武家の女子相続システム。
本来は変則的かつ緊急避難的に導入されたはずのそのシステムを絶対的なものにしてしまう事件が、徳川5代将軍綱吉の時代に発生します。
その事件の名は、「忠臣蔵」で有名な元禄赤穂事件。
何故この事件が武家の女子相続に関係するかというと、その理由は、事件の発端となった松之大廊下の刀傷事件を引き起こした浅野内匠頭、および吉良邸に討ち入った大石内蔵助をはじめとする赤穂浪士47士中の42人が「史実同様に」男性であったことにあります。
赤穂浪士の吉良邸討ち入り、および町民はおろか幕閣の中にすら赤穂浪士達を擁護する意見があることに激怒した徳川5代将軍綱吉は、感情の赴くままに以下のような発言を行うことになります↓

「これより先、武家において男子を跡目とする旨の届出は全てこれを認めてはならぬ!!
浅野長矩の刀傷然り、赤穂浪士の討ち入り然り…。遠き戦国の血なまぐさい気風を男と共に政から消し去ってしまえ!!」
(コミック版「大奥」5巻P195)

この発言が、「大奥」世界の日本における武家の女子相続を決定的なものとし、以後、女子相続が慣習として確立することになってしまうわけです。
……しかし、よくもまあこんな愚劣な発言が「大奥」世界で素直に受け入れられたものだなぁ、と私はむしろそちらの方が疑問に思えてならなかったのですけどね。

件の綱吉の発言には重大な問題がいくつも存在します。
その第一は、そもそも件の発言自体が「討ち入りを行った赤穂浪士達に対する幕府の評定(処分)」の一部として行われていることです。
実際に徒党を組んで他家を襲撃した赤穂浪士達に何らかの処分が下ること自体は、当の赤穂浪士達自身も覚悟していたことでしょうし、家族や旧赤穂藩に所属していた武士達にまで類が及ぶ可能性さえもあるいは承知の上だったかもしれません。
ところが綱吉の発言は、武士階級における全ての男子の存在自体を一方的に断罪している上、吉良邸討ち入りに全く関わっていない武家の相続に対してまで口を出す形になってしまっています。
赤穂浪士達を重罪人として磔獄門にでもすべきだ、と主張している人間でさえ、全く身に覚えのない吉良邸討ち入りの件を口実に、何より大事な自家の相続に余計な口を出されてしまうとなれば、何が何でも赤穂浪士達の処罰に反対する側に回らざるをえないでしょう。
しかも綱吉の時代では、まだ江戸城に参台している武家の男子も少なからず存在していますし、彼らは将軍と顔を合わせる度に「遠き戦国の血なまぐさい気風の象徴」として罵られる可能性まで存在するのですからなおのことです(4巻で綱吉が越後高田藩の継承問題の再裁定を行っている場に参台している武士達は女性と男性が混在している)。
事件とは全く関係のない他人にまで不安を覚えさせ、下手をすれば反感・敵意まで抱かせてしまうような評定を行うなど、論外も良いところではありませんか。

そして件の綱吉の発言があくまでも評定の一部である以上、赤穂浪士達に対する幕府の評定そのものがあまりにも不当なものであると評価されざるをえなくなります。
赤穂浪士達に切腹を命じた綱吉の評定でさえ、作中における町民達からの評判は散々なものでした。
それに加えての綱吉の発言は「赤穂浪士達に対する鬱憤を赤の他人にまで叩きつけている」「男に何か恨みでもあるのか」などといった悪評を追加してしまうことにもなりかねません。
さらに作中における発言当時の綱吉は、ただでさえ「生類憐みの令」をはじめとする失政の数々で評判が地に落ちている有様です。
そんな綱吉の、しかも出発点からして武士・町民問わず多大な反発と敵視が発生するであろう発言に、慣習として万人に受け入れられる余地があるとは到底思えないのですが。

綱吉の発言を現代の事件でたとえると、尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題で、海上保安庁の一職員である一色正春がビデオを流出させた件を口実に、当時の民主党政権が「事件の再発を防止するため、海上保安庁そのものを廃止し、その全職員に対し罪を問う」と宣言するようなものです。
尖閣ビデオを流出させた一色正春を民主党首脳部が逮捕・起訴しようとするのに対してさえ、国民からの反発が凄まじかったことを考えれば、ましてや海上保安庁そのものを悪と断罪して廃止するとまで明言しようものなら、当時の民主党政権の支持率はこの時点で一桁台にまでガタ落ちし、さらには大規模な倒閣運動すらも発生しかねなかったでしょう。
しかし、コミック版「大奥」における綱吉は、それと同じ類の発言を、しかも武士階級全体をターゲットにやらかしているわけです。
いかに綱吉の発言が酷いシロモノであるのか、これだけでもお分かり頂けるのではないでしょうか。

第二の問題点は、武家の男子相続の禁止が、徳川3代将軍家光(女性)の遺訓に明らかに反していることです。
太平の世が長く続いた江戸時代ではとにかく事なかれ主義が横行しており、「祖法(昔からの決まりごと)を変えるべからず」という考え方が支配的でした。
そして、春日局の死後、自分が女性であることを正式に公開した家光(女性)は、武家の女子相続について「あくまでもこれは“仮”の措置である」と重臣一同の前で公言しています。
それに真っ向から刃向かっている綱吉の発言は、自分の母親である家光(女性)に対する裏切り行為とすら解釈されかねず、この観点から保守的な武士達からの反感を買うことにもなりかねません。
なまじ徳川家に忠誠を誓っている人間であればあるほど、祖法を蹂躙する発言をやらかしている綱吉には反感を抱かざるをえないところでしょう。
実際、後の徳川6代将軍家宣に仕えた新井白石はまさにそういう考え方の持ち主でしたし、綱吉の死後、家宣はその新井白石の進言を受け、件の綱吉の発言を「生類憐みの令」と共に廃止しています。
第一の理由と併せ、身内を含む武士階級の人間全てを敵に回しかねないという点で、男子相続の禁止令は愚行としか評しようがないのです。

ただ、かくのごとく愚劣な法令であったとしても、それが長い年月の間運用されていれば、江戸時代における「祖法を変えるべからず」の慣習も相まって民衆の間に定着する、ということはあったかもしれません。
徳川5代将軍綱吉の時代における悪政の象徴としてしばしば取り上げられ、20年以上もの間君臨し続けた「生類憐みの令」も近年では見直し評価が行われており、「綱吉の時代にまだ残っていた戦国時代の荒々しい風潮を一掃した」「殺生を禁ずることで治安が改善した」などといった肯定論もあります。
「生類憐みの令」は、長く続けられることによって初めてその効果を民衆の中に浸透させることができる法律だったのであり、だからこそ綱吉もその死の間際に「生類憐みの令だけは世に残してくれ」と遺言した可能性だって考えられるのではないでしょうか。
これから考えれば、妄言の類としか評しようのない綱吉の発言も、「長い年月をかければ」慣習化する可能性も充分にありえたわけですね。

ところがここでも(綱吉にとっては)不幸なことに、綱吉の男子相続を禁止する発言は、それが慣習として根付く時間すら満足に与えられていないのです。
それは綱吉の発言がいつ行われたのかを見ればすぐに分かることです。
元禄赤穂事件における赤穂浪士47士による吉良邸討ち入りが行われたのは、元禄15年12月14日(1703年1月30日)。
それに対し、「生類憐みの令」が廃止されるきっかけとなった綱吉の死去が宝永6年1月10日(1709年2月19日)。
件の綱吉の発言は「生類憐みの令」と一緒に廃止されていますので、武家における男子相続の禁止はわずか6年弱しか続いていなかったことになります。
貞享4年(1687年)から始まったとされる「生類憐みの令」と比較しても3分の1以下の期間しかありません。
ただでさえ綱吉の発言は評価ボロボロで多大な反発やサボタージュを招きかねないようなシロモノだというのに、たったの6年弱でどうやって慣習として定着するというのでしょうか?

しかも、綱吉の発言は「赤穂浪士達に切腹を命じて以降」の男子相続届出を認めないとするものであって、それ以前に認められている男子相続者については当然何の拘束力も発生しません。
たった6年弱では、「赤穂浪士達に切腹を命じる以前に認められていた男子相続者」がそのまま生き残る可能性も少なくないのですから、なおのこと女子相続が慣習として定着する可能性は低くなると言わざるをえないでしょう。
さらに、その時期の綱吉は(江戸時代当時としては)すでに老齢でいつ死ぬかも分からないような状態にあったのですし、綱吉の後継者と目された家宣は「生類憐みの令」にも綱吉の発言にも否定的だったのですから、「犬公方(綱吉の蔑称)が死ぬまで数年程度待てば良い、家宣様が将軍になれば元に戻るから」と考える人間も少なくなかったのではないでしょうか。
綱吉の男子相続禁止令が慣習として根付くには、前提となる条件が根本的に不足しているようにしか思えないのですけど。

前回の検証考察で取り上げた一夫多妻制否定論といい、今回の綱吉の発言といい、「大奥」世界で男女逆転を発生させるための世界設定がここまでズタボロな惨状で、一体どうやって作中のような「大奥」世界が成り立っているのか、私としてはいよいよ深刻な疑問を抱かざるをえないところですね。
男女逆転の過程を描いていると豪語するからには、当然社会システムの変遷およびそれに伴う問題点などについても少しは説得力のある理論や解決方法を提示しているのではないかと期待してもいたのですが……。

さて、次回の検証考察では、「大奥」世界における男性の立場やあり方について考えてみたいと思います。

無意味な対中ODAをなお続けようとする外務省

中国の国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第2位になっているにもかかわらず、日本の外務省は対中国向けの政府開発援助(ODA)を継続したいとの方針を表明しているのだそうです。

http://megalodon.jp/2011-0215-1449-26/www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011021502000035.html

しかもこの期に及んでさえ、対中ODAを増額すべきだという意見さえもあるのだとか↓

http://megalodon.jp/2011-0216-1416-55/sankei.jp.msn.com/politics/news/110112/plc11011220490118-n1.htm

外務省はODAを継続すべき理由として「中国の環境対策や両国の交流が進めば日本の国益にかなう」などと主張しています。
しかし、そもそも中国は日本から経済援助を受けているという事実を大部分の国民の目から隠蔽しているばかりか、その事実を知る少数の人間でさえも、ODAを「戦争賠償金だ」と豪語して恥じることもないような国です。
そして、これまで30年以上にわたって日本が対中ODAを続けているにもかかわらず、中国の日本に対する外交スタンスは年を追う毎に却って硬化していくばかりです。
その極めつけが、2010年9月に尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件だったわけでしょう。
そういう事情を鑑みてなお対中ODAの継続のみならず増額まで提唱するというのは、外務省関係者や政府高官が中国に弱みでも握られているのか、あるいはキックバック利権の旨味が忘れられないとかいった類の要因くらいしか考えられないのですが。

ODAが実は善隣外交の道具として何の役にも立たないという事実は、日本のみならずアメリカも少なからず経験しています。
アメリカは1980年代前半頃、アメリカが経済支援をしている国の多くが、国連でアメリカを非難する決議に賛成票を投じたり、アメリカの意向に基づいた決議に反対したりしているという事実に直面しています。
たとえば、1980年代当時エジプトは、アメリカから年間20億ドルのODAを供与されながら、国連では平均で4回中3回はアメリカの意向と反対の投票をしていました。
ODAへの依存度が高かったばかりかアメリカとの同盟国でさえあったはずのトルコやギリシャでも、国連総会ではアメリカに反対する投票が全体の6~7割を占めるという始末でした。
ODA善隣外交のあまりに逆効果的な惨状に驚愕したアメリカは、1984年から国連における各国の投票状況とアメリカから支出されたODA額を並べて発表する方針を固め、各国に対する圧力をかけるようになります。
アメリカの事例を見れば分かるように、ただODAを無条件に出すというだけでは善隣外交など期待すらもできようはずがありません。
ましてや、自国よりもGDPが高い国にODAを出すなど問題外でしかないのです。

常日頃から「仕分け」という名の大衆パフォーマンスと必要経費の削減に血道を上げ、さらにはそれでも飽き足らずに増税までほざくようになった民主党は、こういう「正真正銘の無駄ガネ」をこそ本当に仕分けしなければならないのではないですかね?
まあ民主党にとっての「日中友好」ならぬ「中日主従関係」は、たとえ日本国民からの支持率を削減してでも尊重しなければならないスローガンなのですから無理な相談ではあるのでしょうけど。

そして、その民主党以上に中国を拝謁せんばかりに礼賛し、中国が犯す如何なる犯罪行為でさえも極右の国粋主義者のごとく正当化してのける我らが田中芳樹御大にしてみれば、日本が対中ODAを停止するなど「神への反逆行為」以外の何物でもないでしょう(笑)。
創竜伝の作中でも、内乱勃発寸前で滅亡予定の極貧国だった中国を、何の説明もなしに突然「日本をも凌ぐ経済大国」に格上げした前科があるのですから、田中芳樹の中国に対する狂おしい愛情は疑う余地もありません(爆)。
次回の薬師寺シリーズか、あるいは(今後永久に出ない可能性すらありますが)創竜伝14巻で、日本の「神をも恐れぬ所業」を徹底的に罵り倒す衝動に田中芳樹が駆られることなど一切ないと、一体誰が自信をもって断言できるというのでしょうか(苦笑)。

ほとんど進んでなかった「髑髏城の花嫁」の執筆

社長氏のツイートで、久々に「髑髏城の花嫁」の執筆状況が発表されました。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/37137723781287936
<今日の田中さん。編集さんに『髑髏城の花嫁』の原稿を50枚ほど渡せたみたい。「50枚書くのに何ヶ月掛かっているんですか!」と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「わぁ、頑張りましたねえ」と言う私。子どもは褒めて育てる主義なんだけど、私より16歳も年上の人を相手に、それはないよなあ。>

理論社が倒産した2010年10月から「現在執筆中」以外の具体的な執筆状況報告が途絶えていたので不思議に思っていたら、何とも凄まじい遅筆ぶりを披露していますねぇ(苦笑)。
10月から原稿50枚を執筆し続けていたと仮定しても、2日に1枚以下のペースでしか上がっていない計算になりますし。
もはや体調不良という言い訳も通用しないというのに、まだ体調不良「のつもり」ででもいるのでしょうかね、田中芳樹は。
こんな調子では、冗談抜きで本当に「今年(2010年ではなく2011年)の晩秋」に完成、などということにもなりかねないのではないでしょうか。
「らいとすたっふ」が発表する田中芳樹の執筆スケジュールって、下手な占い並に当てにならないシロモノとしか言いようがありませんね(-_-;;)。

映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」感想

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映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」観に行ってきました。
大東亜戦争(太平洋戦争)で激戦が繰り広げられたサイパン島のタッポーチョ山で徹底抗戦を続け、民間人を守り通した大場栄大尉(通称フォックス)率いる47人の日本兵達の物語。
元アメリカ海兵隊のドン・ジョーンズがまとめた長編実録小説『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』を原作とするノンフィクション作品です。

大東亜戦争(太平洋戦争)の最中にある1944年、6月に行われたマリアナ沖会戦で勝利し、事実上戦争の勝敗を決したアメリカ軍は、当時日本領だったサイパン島南部に上陸。
アメリカ軍は圧倒的な装備と兵力で島の日本軍を圧倒、追い詰められた日本軍は7月7日にバンザイ突撃を敢行、少なからぬアメリカ兵を道連れにして全滅することになります。
しかし、今作の主人公である大場栄大尉は、この突撃に参加しながらもかろうじて生き残り、さらに日本軍から離れて戦う堀内今朝松一等兵をはじめとするヤクザ物の集団に出会います。
生き残りを図るために互いに共同戦線を張り、アメリカ軍の索敵から身を隠しつつ安全な場所を求めて歩き回った末、一向は水がある一軒の廃屋に辿り着きます。
ヤクザ物達が水を求めて狂喜するのを尻目に、廃屋の中を調べる大場大尉。
するとそこには、両親を殺されカゴの中で放置されていた赤子の姿が。
赤子を連れて行くことは困難であるとヤクザ物達から言われた大場大尉は、アメリカ軍に保護してもらうべく、赤い布切れの目印を廃屋の玄関先に垂らしてその場を後にします。
その後大場大尉一向は、サイパン島中部にあるタッポーチョ山へと向かい、仲間達を集めつつ、アメリカ軍への抵抗を続けていくことになります。

一方、アメリカ軍ではバンザイ突撃後も日本軍の残党狩りが行われていました。
しかし、圧倒的優位の戦力差と勝勢に慢心しているためか、日本軍残党を舐めまくっているアメリカ軍。
日本に留学経験を持ち、日本語も堪能なハーマン・ルイス大尉が「彼らを侮ってはいけない」とたしなめるものの、大多数のアメリカ兵達は態度を改めようとしません。
そして案の定、大場大尉率いる部隊の山岳&ジャングルという地形を活かしたゲリラ戦により、少なからぬ死傷者を出してしまうアメリカ兵達。
一向に日本兵を捕まえられない現状に苛立ちを覚え始めたアメリカ軍は、何千人もの兵士を使った大規模な山狩りに打って出るのですが、それでもほとんど戦果は挙げられず犠牲は増えるばかり。
そんな中、徹底抗戦でアメリカ軍を翻弄する日本人指揮官を、アメリカ軍は畏敬の念を込めて「フォックス」と呼ぶようになります。
そしてハーマン・ルイス大尉は、サイパンのアメリカ軍収容所で保護している日本人の証言から、その「フォックス」が大場栄大尉であることを突き止めるのです。

映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」は、史実のサイパンの戦いで敗退していく日本軍がメインで描かれているため、ストーリーはお世辞にも明るいとは言えたものではないですね。
まあ、結末は「一兵残らず玉砕」ではなく、ちゃんと日本に帰還できる終わり方をしているので、その辺りは救いだったりするのですが。
サイパン島に駐留しているアメリカ軍は、民間人に対しても比較的寛大なスタンスで迎え入れていましたし、日本軍に対しても「フォックス」に好意的なハーマン・ルイス大尉が降伏交渉に臨んだりしています。
戦時中、最大の激戦地となったガダルカナル島では、日本軍は捕虜にされることすらなく徹底的に虐殺された事例が多々あったわけですし、それに比べればサイパン島はすくなくとも流血が少ないまとめ方ができたと言える方でしょう。
また、降伏交渉の際、大場大尉が「日本軍はアメリカ軍に降伏できないが、上官からの命令であればそれに従う」という形で事実上降伏を受け入れたシーンは結構印象に残りましたね。

日本軍を扱った戦争物としてはそこそこに良く出来ている方なのではないかと。

憲法違反&精神的に苦痛だから夫婦別姓を認めろ裁判

以前に取り上げたネタの続報になりますが、夫婦別姓を認めない民法の規定は憲法違反であり、立法の不作為で精神的苦痛を受けたとして国家賠償を求める提訴が、いよいよ2月14日に行われるのだそうです。

http://megalodon.jp/2011-0213-1510-18/www2.knb.ne.jp/news/20110211_27054.htm

この中で、富山市在住の75歳の女性が自分の経歴を公表した上で「こんな自由で民主主義の国なのに、なんで、個人の意思が通らないのか」などと述べています。
しかしこの女性、離婚すれば元の姓に戻ることを知っていて、なおかつそれを1度実践した過去まで持っているんですよね。
本当に「元の姓に戻りたい」「あたしの存在そのものです」とまで言い切るのであれば、何故「再度」離婚をして元の姓に戻ろうと考えないのでしょうか?
ペーパー離婚で形の上だけ離婚した上で、実質的には変わらない事実婚な家族生活を営めば何の問題もないはずでしょうに。
「自由で民主主義の国」だから何でもかんでも「個人の意思が通」ると考えているのならば、それは大きな間違いです。
個人のワガママで異論も多い制度を勝手に変えるなど、むしろ「自由で民主主義の国【だからこそ】」あって良いことではないのですが。
というかそれ以前に、そこまで自分の姓にこだわりを持つのであれば、そもそも結婚すらするべきではなかったと思うのですけどね。
夫や子供を愛していないどころか憎しみすら抱いているのではないかという疑念すら、この女性の発言からは感じずにはいられないのですが。

夫婦別姓推進論者として少なからぬ関心を抱いているであろう我らが田中芳樹御大も、これを聞いたらさすがに唖然とするのではありませんかね?
現行民法における「夫または妻どちらかの姓に合わせること」という条項を鑑みても、この女性が自分の姓を名乗らなかったのは自己責任の範疇でしかありませんし。
こんな個人のワガママレベルなタワゴトが、夫婦別姓推進側の代表的な理論というのですから、何とも笑えてくる話ではあるのですが……。

匿名アカウント削除問題がもたらすFacebookの暗雲

2月8日昼頃から、Facebookで偽名やニックネームを使用しているアカウントが多数削除される問題が世界中で発生しています。

http://megalodon.jp/2011-0212-1827-46/rocketnews24.com/?p=72687

アカウントの実名登録について、Facebookの規約では以下のように明記されています↓

> 4.登録とアカウントのセキュリティ
> Facebookでは、
ユーザーの皆様に実名および実在の情報を提供していただいています。これを維持するには、ユーザーの協力が必要です。ユーザーは、登録とアカウントのセキュリティの維持に関連して、以下の点を守ることを弊社に確約するものとします。
> 1.Facebookで
虚偽の個人情報を提供したり、許可を得ることなく自分以外の人のアカウントを作成することはできません。
(以下略)

今回の問題は、この実名登録ルールを徹底させるためにFacebook側が強権発動に打って出たものと思われます。
しかし、これはFacebookの今後の対日戦略に大きな陰を落とすことになるのではないでしょうか?

Facebookが日本で敬遠されてきた理由のひとつに、この実名登録ルールがあります。
ネット上で実名を登録し全世界に公開するのは、安全性やプライバシーの問題から避けたい、という考える人が日本では少なくありません。
同じSNSであるmixiなども、かつては実名推奨主義を採用していましたが、mixiで書かれた日記の内容が外部に晒され炎上騒動に発展したり、実名を元に人物特定されたりするなどしてその危険性が伝わり、今ではmixiでも実名を公開する人は少数派になっています。
実名公開には危険が付き纏うという風潮が強い日本で、Facebookの実名登録ルールがなかなか受け容れられないのも当然といえば当然と言えます。

ただ、私はどちらかと言えばこのルールの弊害は比較的軽視していた方だったりします。
mixiが実名推奨主義から変質していった過程を鑑みれば、Facebookもまた匿名を認める方向に行くのではないかと考えていたからです。
加えて、日本のみならずアメリカをはじめとする外国でさえも、Facebookのプライバシー公開方針は大きな問題としてクローズアップされつつあります。
だから私は、Facebookで匿名のアカウント登録を行っても、公認とまではいかなくても黙認される方向に行くのではないかと結構楽観視していたんですよね。

しかし、今回の問題は「実名登録ルールを徹底させるために徹底した取り締まりを行い、違反者には容赦なくペナルティを課す」というスタンスをFacebook運営側が事実上表明したことになります。
匿名で登録したらいつアカウントを消されるか分からない、ということになれば、ユーザー側は常に不安を抱えた状態でFacebookを使わなければならないわけで、これがFacebookユーザーに与える影響は小さからざるものがあるでしょう。
特に日本のように実名公開が敬遠される文化を持つ国ではなおのことです。
せっかく映画「ソーシャル・ネットワーク」の公開などで、遅まきながらようやく日本でもFacebookが拡大を見せ始めたばかりだというのに、わざわざそれに冷水を浴びせてどうするというのでしょうか?

本当にFacebookは日本でシェアを拡大する気があるのか、それすらも疑問に思えてくる事件ですね。

2月11日は建国記念の日&旧「紀元節」

2月11日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」国民の祝日である建国記念の日。
この日は元々「紀元節」という日本書紀による神武天皇即位を記念する日でしたが、戦後、GHQの占領政策により廃止されました。
しかし、1951年から「紀元節」復活の動きが見られるようになり、1957年以降、9回の祝日化の議案提出・廃案を経て、1966年に建国記念の日として再び祝日化されることが決定、翌1967年から正式に国民の祝日となっています。

ことある毎に日本を貶める行為に腐心している朝日新聞や日教組、中韓朝に迎合して国を売ることばかり考えている民主党政権、そして何よりも我らが田中芳樹御大にとって、建国記念の日ほど全否定したいと考えるであろう記念日もないでしょうね。
「【日本の】建国をしのび、国を愛する心を養う」などという概念は、連中にとっては「軍靴の足音」という名の幻聴が聞こえるレベルで唾棄すべきシロモノでしかないのですし。
もちろん、連中が否定しているのはあくまでも【日本限定の】愛国心でしかないのであって、対象が中国・韓国・北朝鮮であれば、連中は対象国ですらビックリするレベルのウルトラナショナリズム的礼賛論を披露してくれるであろうことは疑いようがないのですが(苦笑)。
現に「北朝鮮は地上の楽園」だの「中国にはハエがいない」だの「毛主席は思想的には世界の半分を釣りあげましたね」だのといった失笑もののヨタ話を、連中は大真面目に主張していたわけですからねぇ。

自国に対する愛国心を持つことは本来何ら恥ずべきことではなく、日本以外の国ではごくごく当たり前のことです。
「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことで、日本も決して捨てたものではないということを、たまには振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。

FacebookとgoogleがTwitterに買収交渉を打診

アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、Facebookとgoogleの幹部がTwitterに対し買収話を打診しているそうです。
現在のところ、買収交渉は特に進展を見せていないようなのですが、Twitterの推定評価額は80億~100億ドルに達するとのこと。

http://megalodon.jp/2011-0210-1339-44/www.itmedia.co.jp/news/articles/1102/10/news037.html

実はFacebookもgoogleも、Twitterの買収に乗り出したこと自体はこれが初めてというわけではありません。
Facebookは2008年に初めてTwitterに対して買収交渉を持ちかけています。
しかし、この時は「Facebook側が自己評価したFacebook株式5億ドル分で支払いを行う」という方法で買収が提示されたため、それに不信感を抱いたTwitter側が買収を拒否。
以来、FacebookとTwitterの関係は険悪なものとなってしまい、その弊害は、両者の連携アプリに不具合があったにもかかわらず長期にわたって放置されるという形でユーザーにも降りかかってきた経緯があったりします↓

FacebookのTwitter買収交渉は中止か?
http://jp.techcrunch.com/archives/20081124acquisition-dance-between-facebook-and-twitter-over-for-now/
TwitterからFacebookに投稿する人気アプリが使用不能に―両社の対応にユーザー困惑
http://jp.techcrunch.com/archives/20090701twitters-popular-facebook-app-has-been-broken-or-exploited-for-days/

一方、googleも2009年4月にTwitterの買収交渉を開始。
この時はgoogle側から2億5000万ドルの買収金額が提示されましたが、Twitter側は「10億ドルでも売るつもりはない」と強気の姿勢を示し買収交渉は頓挫。
しかし、それでもgoogleはTwitterの買収にこだわり続け、翌2010年になると、今度は買収金額を10倍以上の25億~40億ドルにまで引き上げて交渉再開。
しかしこの買収話もTwitter側は断り、そして今回の買収話に至ったというわけです。

情報筋より:Twitterは10億ドルでも売るつもりはない
http://jp.techcrunch.com/archives/20090403twitter-wouldnt-sell-for-1-billion-says-source/
Googleが25~40億ドルでTwitterを買収交渉中という噂
http://www.yukawanet.com/archives/3106065.html

Twitterの買収については、今回名前が挙がった2社以外にも、MicrosoftやAppleをはじめとする大手数社が関心を示しているのだそうで、今後の展開次第では複数の企業による買収合戦に発展する可能性も考えられます。
特にgoogleは自社戦略のみならず、MicrosoftがTwitterを買収することを阻止するという観点からも買収交渉に積極的なのだそうで。
果たしてTwitter側は買収に応じるのか、そして応じた場合はどこの企業と買収契約を行うのか、そしてユーザーにとってどのような変化がもたらされるのか、注目ですね。

カンガンスの首相就任後初となる党首討論

民主党の菅直人ことカンガンスが、首相就任後初となる与野党の党首討論に臨みました。
やり取りの全文は以下の通り↓

(1)菅首相「国造りの理念を谷垣氏からも聞きたい」
http://megalodon.jp/2011-0209-2210-47/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020916330007-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2211-14/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020916330007-n2.htm

(2)「案出せば与野党協議乗るか」首相、谷垣氏に迫る
http://megalodon.jp/2011-0209-2212-04/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020917130008-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2212-38/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020917130008-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2213-04/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020917130008-n3.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2213-58/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020917130008-n4.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2214-33/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020917130008-n5.htm

(3)「八百長相撲には乗れない」 谷垣氏が首相を牽制
http://megalodon.jp/2011-0209-2215-29/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918460011-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2215-51/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918460011-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2216-14/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918460011-n3.htm

(4)「財政破壊のマニフェスト見直せ」 谷垣氏、さらに首相追及
http://megalodon.jp/2011-0209-2217-07/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918540013-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2217-39/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918540013-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2218-01/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918540013-n3.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2218-21/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918540013-n4.htm

(5完)公明・山口氏、「首相には、決意もリーダーシップも全くない」
http://megalodon.jp/2011-0209-2219-18/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2219-40/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n2.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2220-07/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n3.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2220-34/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n4.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2220-58/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n5.htm
http://megalodon.jp/2011-0209-2221-19/sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/plc11020918550014-n6.htm

マニフェストの破棄や問題点を武器に首相の資質を問い、解散総選挙を迫ってくる野党に対し、言い訳と官僚答弁に終始する与党民主党。
しかし、かつて野党時代に民主党が自民党政権に対して行ってきた嫌がらせの数々を鑑みれば、今日の惨状も自業自得としか言いようがないですね。
何しろ民主党は、首相の漢字読み間違いを理由に国会の場で漢字テストを敢行したり、マスコミのどうでも良い「失言」報道に便乗する形で閣僚のクビを飛ばすよう強要し、それをやったらやったで「任命責任」だの「責任能力がない」だのとコジツケて審議を拒否したり要求を追加したりしていたのですから。
当時の自民党政権に比べれば、今の民主党が置かれている環境は何と生温いシロモノかとすら言いたくなるくらいなのですが、それでも民主党は自らの失態を責任転嫁するばかりですし。
しかも今回の党首討論にしてからが、民主党側が必死に逃げ回り続けてようやく実現にこぎつけたという曰くつきのシロモノだったりしますし↓

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_tousyu20110204j-02-w380&rel=y&g=tha

政権に居座り続けるほどに日本の政治も経済も混迷するばかりなわけですし、一刻も早く解散総選挙を行って存在もろとも消滅してもらいたいところなのですけどね、民主党には。

映画「ザ・タウン」感想

ファイル 266-1.jpg

映画「ザ・タウン」観に行ってきました。
年間300件以上もの銀行強盗事件が発生するマサチューセッツ州ボストンのチャールズタウン(略称「タウン」)を舞台に繰り広げられるクライム・アクションドラマ。
作中では暴力が振るわれたり銃撃で頭を貫かれたりする描写やセックスシーンがあるためか、この作品はPG-12指定されています。

映画「ザ・タウン」の主人公で俳優ベン・アフレックが演じるダグは、人を殺さず、人質も取らないことを信条とする銀行強盗団のリーダー格。
物語冒頭、ダグが率いる4人組がとある銀行を襲撃します。
万全な下準備の下、襲撃手順も完璧にこなし、見事金庫の中の現金をせしめる強盗団達。
しかし、いざ現場から引き揚げようとしたその時、ダグの幼馴染ジェムの不手際により、女性支店長のクレアを人質に取ったことで、彼らの運命の歯車が狂い始めます。
殺しを良しとしないダグの判断により人質を無傷で解放した後、取り上げた免許証から、彼女が同じ街に住んでいる人間であることが判明。
短気なジェムが女の始末を主張しますが、ダグはそれを抑え、自らの目で問題があるか否かを確認すべく、彼女に接近することを決意します。
しかし彼女を追跡する中、コインランドリーでクレアがダグに話しかけることをきっかけに、2人は意気投合することになります。
その後もクレアと会い続け、互いに身の上話を交わしたり、ついにはセックスをしたりする仲にまで至ってしまうダグ。
その過程でダグは、自分の仕事である銀行強盗という行為に疑問を抱くようになり、犯罪稼業から足を洗うことを考えるようになります。
しかし、ジェムをはじめとするダグの銀行強盗仲間や、強盗稼業の元締め的存在である花屋のファーギーは、自分達が警察に売られる懸念もあって、ダグが仲間から抜けることを承諾しません。
犯罪稼業から抜け出そうにも抜け出せないまま、ダグはさらに犯罪行為を重ねていくことになるのですが……。

映画「ザ・タウン」では、銀行強盗・輸送車襲撃・野球スタジアムの収益金強奪と総計3回の犯罪が行われます。
ダグが率いる銀行強盗団は、犯行の際は入念に下調べを行ったり、髑髏やシスターに扮したマスクを着用して顔を隠したり、漂白剤を使ってDNAの痕跡をも消してしまったりと、FBIをも唸らせるほどに手際の良いプロ集団として描かれています。
2つの銀行と6台の現金輸送車を襲撃したという犯罪歴がありながら捕まっていないという点からも、彼らの実力が伺えます。
ただそれでも、ほとんど時間を置くことなく次々と襲撃が実施されていくのには、「いくら何でも急ぎ過ぎ&危な過ぎないか?」とさすがに思わずにはいられませんでしたね。
冒頭の銀行強盗だけでもかなりの金額を稼ぐことに成功しているでしょうに、数年くらい時間を置いてほとぼりを醒ます、的な選択肢は取れなかったのでしょうか?
性急過ぎる襲撃依頼のために、2回目以降は準備不足な状態で襲撃が実施されていたようでしたし、警察側の待ち伏せまで受けてしまう始末でしたからねぇ。

あと、ダグとクレアの間で交わされた身の上話のひとつが、物語終盤で重要な伏線として活用されることになります。
これは映画を観賞してのお楽しみということで。

それと、この映画で花屋のファーギー役を演じていたピート・ポスルスウェイトが、2011年1月2日にお亡くなりになったのだそうです。
最近では映画「タイタンの戦い」および「インセプション」にも出演していたとのこと。
謹んでご冥福をお祈り致します。

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