宇宙戦艦ヤマトがハリウッドでも実写映画化?
往年のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化プロジェクトが、2010年12月に「SPACE BATTLESHIP ヤマト」として劇場公開を果たした日本のみならず、映画の本場ハリウッドでも進められているのだそうです。
日本では2011年3月公開予定の映画「トゥルー・グリット」の製作会社であるスカイダンス・プロダクションズが映画化権獲得に向け交渉中とのこと。
http://megalodon.jp/2011-0224-1721-30/eiga.com/news/20110222/18/
正直、2010年12月までならばいざ知らず、すでに日本製作の実写映画が劇場公開されているというのに、今更ハリウッドが後追いすることに一体何の意味があるのか理解に苦しむところがありますね。
そうでなくてもハリウッド映画は、こと日本のアニメ・マンガ・特撮作品を実写映画化する限りにおいては、1990年代の邦画並に駄作率が半端じゃなく高いことで有名なのですし。
特に2009年公開映画「DRAGONBALL EVOLUTION」などは、その予告からして「ドラゴンボール」の名を冠すること自体が間違っているとしか言いようがないほどに原作から乖離しているのが丸分かりな始末でしたからねぇ。
ちなみにこれが、ハリウッド実写映画版「DRAGONBALL EVOLUTION」の予告編↓
こういう実例やハリウッド映画における日本の描かれ方などを見ても、原作の「宇宙戦艦ヤマト」の雰囲気そのものを根底から壊してしまうようなトンデモ設定が付加されかねない危うさが禁じえないところですからねぇ。
まあ、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」も相当なまでに原作から設定を変更してはいましたけど、それでもアレはまだ原作の雰囲気や人間ドラマ的なものは残っていましたし。
しかも、今後ハリウッドが実写映画を作るとなれば、それは当然、邦画の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」と比較されることになるのは最初から目に見えています。
ただでさえハリウッドが苦手とする分野で、さらに後発作品として出発するとなると、よほどに上手く製作しないと駄作扱いされるのは必至というものでしょう。
本当に大丈夫なのか、とはハリウッド映画ファンならば誰もが考えたくなるところですね。