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2011年02月28日の記事は以下のとおりです。

第31回ゴールデンラズベリー賞の結果発表

2010年に公開された映画の中で最低の作品と俳優を決定するラジー賞こと第31回ゴールデンラズベリー賞の結果が発表されました。
その「栄冠」を手にした作品は、最多となる9部門でノミネートされ、最低映画賞・最低監督賞・最低脚本賞・最低助演男優賞、そして今回新設された最低インチキ3D映画賞の5つを受賞した映画「エアベンダー」

http://megalodon.jp/2011-0227-2357-20/eiga.com/news/20110227/3/

今回は私もたまたまこの映画を観に行っていたので内容を知っているのですが、少林寺拳法だか太極拳だかの奇妙な踊りを駆使して気・水・土・火を操る何ともいえない描写は、確かに「ある意味」凄く印象に残っていましたね。
あまりにスローモーション過ぎてスピード感も迫力も欠けまくっていましたし、最初は「これ中国映画?」とまで考えてしまったくらいでしたからねぇ。
この映画が2010年7月に日本で公開された当時は、他に結構有力な映画が多数公開されていた上、3部作の1作目と聞いていたので、「興行的に大丈夫か? 続編はちゃんと作られるのだろうか?」と心配していたのですが……。

ただ、私は個人的に「ラジー賞」というのをあまり高く評価してはいないんですよね。
というのも、そもそも私の場合、この賞を知ることになったきっかけが、第二次アルマゲ論争の際に山本弘がアルマゲドンを罵倒する論拠としてラジー賞を持ち出していたことにあったりするんですよね(-_-;;)。
「あの」山本弘が得意気に持ち出すようなシロモノなのだから当然ロクなものではないだろう、という先入観もありましたし、その反論に際しては「シルヴェスター・スタローンが出ている映画というだけで駄作認定するような偏った賞」というとんでもない情報まで飛び交う始末。
実際、2010年10月に日本で公開されたシルヴェスター・スタローン主演の映画「エクスペンダブルズ」は、今回のラジー賞にも当然のようにノミネートされていましたし。
「アレってそこまで悪い映画なのか? 良作ではないにしても普通に楽しく観れる映画なのだけど」というのが「エクスペンダブルズ」に対する私の評価だったので、「ラジー賞は当てにならない」という印象をなおさら抱かざるをえなかったものでした。
「アメリカの映画界における『と学会』」という私の評価を聞けば、私がラジー賞に対して抱いているネガティブなイメージというものを理解頂けるのではないかと(苦笑)。

元々私はそんなに映画を酷評するようなタイプの人間ではありませんし、ラジー賞にノミネートされる作品自体、正真正銘の駄作という感じには見えないので、山本弘云々の件を抜きにして考えても「【本当の駄作】判定にはあまり使えない賞」というイメージはありますね。
まあラジー賞自体、「売れている有名な作品」を選ぶ傾向にあるようですから、一般人が考えるような駄作とは基準が少しズレているのかもしれないのですが。

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