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2011年03月の記事は以下のとおりです。

民主党の前原誠司が政治資金規正法違反を告白

民主党の前原誠司が、3月4日午後の参院予算委員会で、京都市内に住む外国籍の女性から献金を受けていたことを明らかにしました。
献金した相手は焼肉店を経営する在日韓国人とのこと。

http://megalodon.jp/2011-0305-0019-55/sankei.jp.msn.com/politics/news/110304/stt11030423570011-n1.htm

受け取ったとされる金額は2005年からの4年間で総計20万円なのだそうですが、しかしこの際、金額は全く問題ではないんですよね。
外国人からの献金は政治資金規正法第22条の5で明確に禁止されている行為なのです。

政治資金規正法第22条の5
<何人も、外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織(金融商品取引法第二条第十六項 に規定する金融商品取引所(以下この項において単に「金融商品取引所」という。)に上場されている株式を発行している株式会社のうち定時株主総会において議決権を行使することができる者を定めるための会社法 (平成十七年法律第八十六号)第百二十四条第一項 に規定する基準日(以下この項において「定時株主総会基準日」という。)を定めた株式会社であつて直近の定時株主総会基準日が一年以内にあつたものにあつては、当該定時株主総会基準日において外国人又は外国法人が発行済株式の総数の過半数に当たる株式を保有していたもの)から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。ただし、日本法人であつて、その発行する株式が金融商品取引所において五年以上継続して上場されているもの(新設合併又は株式移転により設立された株式会社(当該新設合併により消滅した会社又は当該株式移転をした会社のすべてが株式会社であり、かつ、それらの発行していた株式が当該新設合併又は当該株式移転に伴い上場を廃止されるまで金融商品取引所において上場されていたものに限る。)のうちその発行する株式が当該新設合併又は当該株式移転に伴い金融商品取引所において上場されてから継続して上場されており、かつ、上場されている期間が五年に満たないものであつて、当該上場されている期間と、当該新設合併又は当該株式移転に伴い上場を廃止された株式がその上場を廃止されるまで金融商品取引所において継続して上場されていた期間のうち最も短いものとを合算した期間が五年以上であるものを含む。)がする寄附については、この限りでない。>

いくら民主党が低能無能な人材の巣窟であったにしても、前原誠司も長年国会議員をやっているわけなのですから、政治資金規正法の内容を知らないわけではないでしょうにねぇ(苦笑)。
よりによって国会の場で犯罪告白をやらかすとは、前原誠司も救いようのないバカとしか評価のしようがないのですが……。

そしてここでもまた、民主党の過去の言動がブーメランとなって自身に返ってくることになります。
何しろ民主党はかつての野党時代に、当時の自民党政権の挙げ足取り的な「失言」をことさら問題視し、審議拒否や発言者の大臣辞職などを求めただけでなく、首相の任命責任とやらを声高に主張したりする始末でした。
その論理で行くならば、今回の件では前原誠司の大臣辞職と菅直人ことカンガンスの任命責任の追及が当然のごとく行われなければなりません。
他人に厳しく自分に甘いという「と学会」のパワーアップバージョンである民主党に、マトモな責任の取り方ができるとは到底思えませんが、これで民主党の失態の歴史がまた1ページ追加されてしまいましたね(爆)。

我らが田中芳樹御大も、まさか民主党がこれほどまでの低能集団であったとはさすがに想像もつかなかったのではないでしょうか?
どう見ても創竜伝や薬師寺シリーズに登場する3流悪役すら下回るレベルの頭と言動の持ち主ばかりですし(笑)。
己の政治思想と合致する政策を打ち出しているはずの民主党がこうも無様な醜態を何度も何度も晒しまくっていることについて一体どう考えているのか、一度本人に聞いてみたいものですね。

google検索アルゴリズム変更に伴う「とばっちり」な影響

以前にお知らせしたgoogleの検索アルゴリズム変更についての続報になりますが、良質でないとされるサイトの多くが格下げになる一方、良質なサイトの一部が「とばっちり」を受けて検索順位がダウンする事態が発生しているようです↓

http://wiredvision.jp/news/201103/2011030318.html

元々、googleが検索アルゴリズム変更を決断するに至った最大の理由は、「Demand Media」という会社が展開するSEO戦略にあります。
「Demand Media」は、独自の予測アルゴリズムと万単位ものフリーランサーや編集者を駆使して1日に数千単位ものコンテンツを作成・公開する「コンテンツミル」という手法を使い、google検索で常に上位表示されることによって広告による利益を獲得しています。
しかしこの手法は、必ずしもプロではない人間に低賃金で雇いつつ、とにかく物量に依存した文章を作成させていることから、質に問題のあるコンテンツも少なくなく、それによって他の「質の高い」サイトやブログの検索順位が著しく低下するという問題が発生していました。
そこでこの由々しき事態を打開し、「Demand Media」以外のサイトの検索順位を向上させることを目的に、今回googleは検索アルゴリズム変更を決断するに至ったわけです。
しかし、いざ検索アルゴリズムを変更してみたら、肝心の「Demand Media」はほとんど影響らしい影響を受けず、一方でgoogleが救済するはずだったサイトやブログが大打撃を受けるという逆効果かつ本末転倒な事態に(T_T)。
検索順位が下がってしまったサイトやブログにしてみれば、自分の責任でもないのに検索順位が下がり、それによって訪問者が大きく減少する羽目になったのですからたまったものではなかったでしょうね。

また、今回の検索アルゴリズム変更では、タナウツ界隈でもささやかながら検索順位に変化が発生しています。
これまでのgoogleにおける「田中芳樹」検索の順位は、1位がWikipediaの田中芳樹記事、2位が「らいとすたっふ」公式サイト、そして3位がタナウツというポジションでここ数年ずっと固定されていました。
ところが、今回の検索アルゴリズムの変更によって1位の2位のポジションが逆転し、「らいとすたっふ」公式サイトが検索1位を獲得するに至ったのです。
ほとんど不動だったポジションが変動したのもさることながら、ロクにSEOというものをやっている気配すらなかった「らいとすたっふ」公式サイトが、Wikipediaを抜いて1位になるとは正直全く考えていなかったので驚いたものでした。
ちなみにタナウツを含めた3位以下は全く変動がなく、タナウツ的には「良くもなく悪くもなく」というある意味無難な結果を迎えることになったようです。

如何に「良質」かそうでないかを判断するのは難しいところではありますが、集客の多くをサーチエンジンに依存するサイト&ブログの運営者にとって、「検索アルゴリズムの変更に伴う検索順位の大幅ダウン」は死活問題とすら言えるものです。
ほんのちょっとした仕様の変更でその脅威が現実のものになるというのですから、何とも怖い話ではあります。

まだ書く気「だけ」はあるらしい創竜伝

http://twitter.com/adachi_hiro/status/42588198303580160
書く気はあるのよ。 RT @sako0321: お、おとーさん、書く気は…!? RT @adachi_hiro 残念なことに今年の予定には『創竜伝』の文字はありません。 RT 秘書さんに直訴 RT @kijisuket:

「書く気はある」ものが、何故「予定が遅れた」どころか「予定がなくなった」ということになってしまうのですかねぇ>社長氏。
2006年に一度は「書く」と宣言していた創竜伝執筆スケジュールが、翌年一言の公式発表すらもなく勝手に撤回された事実を、私は一度として忘れたことはないのですが↓

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2007/05/13_0a49.html
https://www.tanautsu.net/kousatsu21_02_aa.html

まあ正直、今の田中芳樹にとって、創竜伝が「書きたくても書けない」シロモノに堕しているであろうことは手に取るように分かるのですが(苦笑)。
「二〇世紀の終わりを数年後にひかえた年」という作中設定がありながら21世紀に突入してしまった創竜伝13巻の出来は最悪もいいところでしたし、その際に出してきた「京都幕府」とやらの政策提言が、実は大多数の国民からの支持を受けるものでは全くないという事実を、現与党の民主党が証明してしまう始末ですからねぇ(爆)。
あそこまで破綻してしまったらもう手の施しようなどないのですから、もう開き直って作品放棄を宣言してもらった方が、一読者としてはありがたい限りなのですけどね。
作家個人のストレス解消作品としては薬師寺シリーズもあるわけですし(本当はこれもさっさと産廃として放棄して欲しいところなのですが)、無残に壊れ果てた創竜伝にそこまでこだわる必要もないでしょうに。

田中芳樹の執筆能力は稀少なレアメタル資源のごとく限りがあるのですから、その全てをアルスラーン戦記とタイタニアの完結に注力して欲しいところなのですがねぇ(-_-;;)。

Facebookを活用した宣伝戦略と今後の課題

ここ最近、Facebookと企業・団体の提携が相次いでいますね。
ユニクロがFacebook連動のスナップ投稿サイト「UNIQLOOKS」をオープンしたかと思えば、

プレスリリース
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2011/02/021714_web.html
UNIQLOOKS
http://uniqlooks.uniqlo.com/

自民党が日本の政党としては初となるFacebookの公式ページを開設したり、

自民党がFacebookページ 日本の政党で初
http://megalodon.jp/2011-0302-0922-40/news.nifty.com/cs/technology/internetdetail/itmns-20110222-20110222070/1.htm
自民党Facebook公式ページ
http://www.facebook.com/pages/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A/130801753656106

さらには、大手広告代理店の電通とFacebookが、プレミア広告枠の独占販売や企業向けのFacebook活用支援サービスなどを展開する業務提携契約を締結したりするなど、

http://megalodon.jp/2011-0302-0020-32/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110301-00000033-mycomj-sci

企業・団体によるFacebookを活用した宣伝戦略が日本でも活発化しつつあります。
これらの動きに触発される形で、企業や団体のFacebook参入が今後も増えることが予想されます。

Facebookの問題点としてたびたび指摘される実名登録ルールや言語問題なども、企業や団体が相手であれば個人ほどには高い壁にはならないでしょう。
むしろ、ユニクロなどのように日本国内のみならず世界中の人間を顧客対象にするような世界的企業であれば、Facebookが抱える億単位の、それも全世界に広がるユーザー数は大きな魅力です。

また、Facebookと日本企業の提携が増えれば、これまで発展どころか停滞すらしていた感がある日本語対応のアプリケーションが充実してくる可能性も考えられます。
そして、日本語対応アプリが充実すれば、それを目当てにFacebookに参入するユーザーも増えてくることでしょう。
Facebook内における日本人ユーザーが増えれば、日本人同士による対話が容易になり、それによってFacebookの言語問題を、すくなくとも当面は沈静化させる効果も期待できます。
Facebookの言語問題というのは、大多数の外国人と会話できるスキルが要求されることと、あまりに少ない日本人同士での対話ができないという2つの要素に集約されるのですから、後者がなくなるというのは大きな前進と言えます。
もちろん、言語問題の一番根本的な解決方法は、やはり前者の問題をも解決しえる多言語翻訳システムでも開発導入するのが一番だとは思うのですが、こちらはまだまだ技術的にもコストパフォーマンス的にも難しいものもあるでしょうからねぇ(^_^;;)。

ただ、企業・団体がFacebookと提携する理由は、顧客を求めることが第一の目的であるわけです。
その最大のターゲットとなるのは当然のことながら個人ユーザー。
彼らがFacebookに参入するためには、やはりFacebookの実名登録ルールの改定や有名無実化がないと、すくなくとも日本ではやはり難しいものがあるのではないでしょうか?

現時点におけるFacebookは、匿名や偽名のアカウントを強制削除する方針を、実力行使という形で明確に打ち出してしまっています。
実名でしかFacebookに参入できないとなれば、特にHNでサイト&ブログを運営したり、掲示板やコミュニティで活動してきた人達は、参入に二の足を踏むことにもなりかねません。
実名登録に大きなリスクがあるという理由ももちろんあるのですが、特に彼らの場合は、実名よりもHNの方にこそ「ネット上における社会的ステータス」があると言っても過言ではないわけです。
他ならぬ私自身、10年以上も使ってきた自分のHNにはそれなりに愛着もありますし、HNに付加されている認知度や知名度といったものもあるわけですから、それを捨てて実名にしろというのは抵抗感を感じずにはいられないところがあるものでして(^^;;)。

実名をはじめとするFacebookのプライバシー公開方針はアメリカ本国でさえ問題になりつつあるという事情もありますし、

http://jp.techcrunch.com/archives/20100427senators-call-out-facebook-on-instant-personalization-other-privacy-issues/

また、実名推奨主義を採用していたかつてのmixiでさえ、個人情報の漏洩およびリアル個人特定などといった事態の頻発により変遷を余儀なくされていった事例を鑑みれば、Facebookも実名登録ルールにこだわるべきではないと思えてならないのですけどね。

それでもあえて今の実名登録ルールを維持したままFacebookが日本で拡大するというのであれば、それにはどんな方法があるのか?
前述の事情から、個人ユーザーが自発的にFacebookに登録することに大きな期待はできません。
ならばいっそのこと発想を転換し、企業や団体・学校等が「上から管理する」システムとして組織の構成員達にFacebookの登録を義務付け、その上で企業間の連絡網や、それこそ高校や大学等の学生間コミュニケーションツールとして活用する、といった辺りの用途に特化でもした方が却って効果的なのではないでしょうか?
元々Facebookは「ハーバード大学の学生間コミュニケーションツール」から出発した歴史がありますから、ある意味「原点に立ち返る」ことになるわけです。
自発的に参加するのではなく、上からの圧力で登録させ管理するというのが大きな違いではありますが、日本の風土的にはこちらの形態の方が合っているのではないかと。
企業や団体・学校などであれば、むしろ実名の方がビジネスや管理の観点からも望ましいと考えるでしょうし、この手の組織が持つSNSに対する偏見や忌避感を和らげる効果も期待できると思うのですが、どんなものでしょうか。

第83回アカデミー賞の結果発表

2010年に公開された映画の中で最高の作品と俳優を決定する第83回アカデミー賞の授賞式が行われました。
作品賞は「英国王のスピーチ」が選ばれ、同作品は他にも監督賞・主演男優賞・脚本賞を受賞し4冠を達成。

http://megalodon.jp/2011-0228-2154-42/www.wowow.co.jp/extra/academy/news/index02.html?N0030720

事前予想ではあまり期待されていなかった「インセプション」も、撮影賞・音響賞・音響編集賞・視覚効果賞を獲得し、「英国王のスピーチ」と同じく4冠に輝く健闘を見せました。
一方、当初は「英国王のスピーチ」と並ぶ有力候補とされた「ソーシャル・ネットワーク」は予想に反してあまり奮わず、脚色賞・作曲賞・編集賞の3冠という結果に。
その他に私が映画館で観賞したことのある作品としては、「ウルフマン」がメイクアップ賞を獲得していますね。

しかし、アカデミー賞受賞作品のラインナップを見ていると、「ハリウッド映画はアメリカ万歳ばかり」などという俗説がいかに的外れなシロモノであるかが良く分かりますね。
上で私が挙げた4作品はいずれも「アメリカ万歳」的な要素は微塵も入っていませんし、他の作品についても「アメリカ万歳」的なものがあるようには到底思えませんし。
私が去年観賞した洋画一覧を見ても、アメリカ万歳どころか、むしろ逆にアメリカ政府を批判したりコケにしたりしているような作品の方が目立つくらいなのですが。
個人的には、ハリウッド映画はアメリカが作るものなのだからアメリカを肯定・称揚する内容があってもむしろ当然ではないかとすら思いますし、実際にはそういう作品の方が少数派でしかないのですからね。
「ハリウッド映画はアメリカ万歳ばかり」などという事実に基づかない偏見が何故幅を利かせているのか、ますます理解に苦しむばかりです。

今回のアカデミー賞は、去年観賞した映画本数が過去最多を記録したこともあり、個人的に名前も内容も把握できている映画が並びましたね。
今まではあまり知らない映画ばかりが軒を連ねるというパターンばかりだったこともあって、アカデミー賞はあまり楽しめませんでしたし。
今年は去年以上の観賞本数を記録しそうですし、来年のアカデミー賞がまた楽しみですね。

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