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2011年03月04日の記事は以下のとおりです。

google検索アルゴリズム変更に伴う「とばっちり」な影響

以前にお知らせしたgoogleの検索アルゴリズム変更についての続報になりますが、良質でないとされるサイトの多くが格下げになる一方、良質なサイトの一部が「とばっちり」を受けて検索順位がダウンする事態が発生しているようです↓

http://wiredvision.jp/news/201103/2011030318.html

元々、googleが検索アルゴリズム変更を決断するに至った最大の理由は、「Demand Media」という会社が展開するSEO戦略にあります。
「Demand Media」は、独自の予測アルゴリズムと万単位ものフリーランサーや編集者を駆使して1日に数千単位ものコンテンツを作成・公開する「コンテンツミル」という手法を使い、google検索で常に上位表示されることによって広告による利益を獲得しています。
しかしこの手法は、必ずしもプロではない人間に低賃金で雇いつつ、とにかく物量に依存した文章を作成させていることから、質に問題のあるコンテンツも少なくなく、それによって他の「質の高い」サイトやブログの検索順位が著しく低下するという問題が発生していました。
そこでこの由々しき事態を打開し、「Demand Media」以外のサイトの検索順位を向上させることを目的に、今回googleは検索アルゴリズム変更を決断するに至ったわけです。
しかし、いざ検索アルゴリズムを変更してみたら、肝心の「Demand Media」はほとんど影響らしい影響を受けず、一方でgoogleが救済するはずだったサイトやブログが大打撃を受けるという逆効果かつ本末転倒な事態に(T_T)。
検索順位が下がってしまったサイトやブログにしてみれば、自分の責任でもないのに検索順位が下がり、それによって訪問者が大きく減少する羽目になったのですからたまったものではなかったでしょうね。

また、今回の検索アルゴリズム変更では、タナウツ界隈でもささやかながら検索順位に変化が発生しています。
これまでのgoogleにおける「田中芳樹」検索の順位は、1位がWikipediaの田中芳樹記事、2位が「らいとすたっふ」公式サイト、そして3位がタナウツというポジションでここ数年ずっと固定されていました。
ところが、今回の検索アルゴリズムの変更によって1位の2位のポジションが逆転し、「らいとすたっふ」公式サイトが検索1位を獲得するに至ったのです。
ほとんど不動だったポジションが変動したのもさることながら、ロクにSEOというものをやっている気配すらなかった「らいとすたっふ」公式サイトが、Wikipediaを抜いて1位になるとは正直全く考えていなかったので驚いたものでした。
ちなみにタナウツを含めた3位以下は全く変動がなく、タナウツ的には「良くもなく悪くもなく」というある意味無難な結果を迎えることになったようです。

如何に「良質」かそうでないかを判断するのは難しいところではありますが、集客の多くをサーチエンジンに依存するサイト&ブログの運営者にとって、「検索アルゴリズムの変更に伴う検索順位の大幅ダウン」は死活問題とすら言えるものです。
ほんのちょっとした仕様の変更でその脅威が現実のものになるというのですから、何とも怖い話ではあります。

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