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2011年03月06日の記事は以下のとおりです。

テレビドラマ「SP 革命前日」感想

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2011年3月4日に再放送されたテレビドラマ版「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズのスペシャルアンコール特別編、および翌3月5日放送のテレビドラマ「SP 革命前日」を観賞しました。
3月12日公開予定の映画「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」の事前復習&予習にはもってこいの番組だったので、久々のテレビ番組観賞になりましたね。
何しろ、前回観賞した映画「SP 野望篇」は、それまでのSPシリーズを全部観ていないと世界観すら理解できないストーリーになっていましたし。

スペシャルアンコール特別編は、テレビドラマ版SPシリーズのエピソード0~4までのストーリーおよびメインの場面をダイジェストにまとめたもの。
私の場合、事実上の開始点となるエピソード0だけは全く観賞できていなかったので、この点はありがたかったですね。
ちなみに、DVDを借りて観賞したエピソード1~4に関する私の感想はこちら↓

エピソード1&2
https://www.tanautsu.net/blog/archives/weblog-entry-181.html
エピソード3&4
https://www.tanautsu.net/blog/archives/weblog-entry-188.html

一方、「SP 革命前日」の方は、前半50分ほどが映画「SP 野望篇」のこれまたダイジェスト版で、後半が革命前日本編となります。
映画のダイジェスト版といっても、映画自体が1時間38分しかないこともあり、内容の把握には充分な分量がありましたが。
ただ、今回はエピソード1~4を予め観た上での復習となりましたので、以前映画を観賞した際にはよく分からなかった人物関係が今度は明確に理解できたのは収穫でした。

21時50分を過ぎた頃から革命前日本編が始まります。
こちらは、前回負傷した傷もある程度回復して束の間の休日を楽しむSP4人組と、来るべき「革命の日」に向けて着々と準備を進めていく黒幕達が描かれています。
高校時代から付き合っている彼女と久々に出会い、映画を観に行ったりラーメン屋?で外食したりしつつ、彼女からSPを辞めるよう言われる山本隆文。
久々に自分の妻子と再会しつつ、幼い娘と1日を共に過ごし、夕方また別れる際、子供のためにやはりSPの仕事を辞めるよう妻から催促されるSP第四係サブリーダー格の石田光男。
彼らはSPの仕事を続ける理由として、主人公である井上薫のことが心配だからしばらく見守りたいという主旨の主張を展開しますが、真剣味があった後者はともかく、前者は微妙に言い訳を探していたかのような雰囲気が否めませんでしたね。
まあどちらも言っていること自体は嘘ではないと思うのですが。

一方、主人公の井上薫は、エピソード2で検査してもらった病院で、脳内活性の状態が一段と悪化していることを告げられます。
症状改善のために女性医師から休養を進められますが、井上薫は「まだ現場を離れるわけにはいかない」とそれを拒否。
病院から引き上げる途中、井上薫は病院のロビーでSP第四係の紅一点である笹本絵里とばったり遭遇します。
井上薫と上司である尾形総一郎の関係がおかしいことを心配していた笹本絵里は、「息抜き」という名目で井上薫を強引に連れ回します。
バッティングセンターで球を打ちまくったり、大仏を眺めて心を和ませたりと、何とも奇妙な「デート」と言えるものでしたが(苦笑)。
それでも帰りの電車の中、井上薫に笹本絵里に説得されてその心情の一部を告白することになります。

作中で何やら画策しているらしい悪役達に目を向けてみると、尾形総一郎は自室?で
「革命」を決行する同志達の準備完了報告のメールをたびたび確認しつつ、何かの手紙を書いていたりします。
終盤の場面で、その手紙が井上薫宛に書かれていたものであることが判明。
尾形総一郎が井上薫に何を伝えたかったのかは、映画「SP 革命篇」のお楽しみといったところですね。
また尾形総一郎は、「革命当日」における国会議事堂の警備の配置について、当初決められていた配置を修正し、井上薫らSP4人組を警備に追加させるよう上層部に働きかけています。
作中における他の登場人物達の会話から察するに、これは「革命」の予定には全く含まれていないもののように思われるのですが、さて、これが一体どのような結果を招くことになるのやら。

また、今ひとりの黒幕と目される与党幹事長の伊達國雄もまた、奇妙な言動を披露しています。
尾形総一郎の行動に不審を抱き、監視をつけるべきだったのではないかと主張する側近に対し、伊達國雄は「これでいいんだ」という反応を返し、「あいつは絶対に裏切らない」と呟いたりしています。
「私を信用していますか?」と質問した側近に対して「信用なんかするわけないだろ、誰も彼も」みたいな主張をしていた言動を直前に披露していたこともあり、伊達國雄が尾形総一郎に何らかの信頼感を抱いていることは間違いないようです。
伊達國雄と尾形総一郎は一体どのような関係にあるのか?

さらに、警視庁公安部所属で尾形総一郎一派の調査を密かに行っていた田中一郎は、尾形総一郎の実家で何やら驚くべき情報を掴んだ模様。
ただ、彼自身も密かに監視されており、尾形総一郎の実家を出て帰途につく途中で襲撃を受けてしまいます。
突然の襲撃で彼は殺される直前まで行ったのですが、たまたま目撃者に見られたことからかろうじて一命を取りとめ、病院に収容されることになります。
秘密の真相はこちらもやはり「SP 革命篇」を待つことになりますね。

テレビドラマ版から続く登場人物達の謎と因縁、そして作中に張り巡らされた伏線が果たしてどのように収束・昇華されていくのか、楽しみなところではありますね。
私も映画「SP 革命篇」は映画館へ観に行く予定です。

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