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2011年03月11日の記事は以下のとおりです。

東北地方太平洋沖地震とマスコミの過熱報道

2011年3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震により、東北・関東地方で大きな被害が発生しています。

http://megalodon.jp/2011-0311-1954-42/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000572-san-soci

幸い私は熊本在住なこともあり何も問題はないのですが、タナウツでは地震があった時間頃からサイトへのアクセス数が激減しています。
主に東北・関東地方からのアクセスが壊滅状態になったことが原因で、全く意外な形で地震の被害と脅威を目の当たりにすることになりました。
タナウツに御訪問下さっている北海道・東北・関東地方の方々の安否は大丈夫なのか心配です。
田中芳樹と「らいとすたっふ」メンバーの安否は、社長氏のツイートによればどうやら大丈夫だったようで、こちらは何よりでしたが。

現在、地震に関する情報は錯綜しており、一刻も早い現状把握と救助&復旧活動が求められます。
しかし、ここで問題となるのがマスコミの過熱報道。
2011年2月にニュージーランドのクライストチャーチで発生した地震でも、日本のマスコミの手段を選ばぬ報道ぶりは国際的に多大な非難を浴びました。

http://megalodon.jp/2011-0226-2215-51/www.47news.jp/CN/201102/CN2011022401000578.html

また、阪神大震災をはじめとする日本国内の地震や火山噴火等の災害でも、日本のマスコミは現地の救助活動にロクに協力しないばかりか、何機ものヘリを飛ばして爆音を轟かせて妨害行為に及んだり、無茶な突撃取材で現地の負担を悪戯に増やしたり顰蹙を買ったりしています。
今回もマスコミが同じことをしないという保証が一体どこにあるというのでしょうか?
ここぞとばかりに過熱報道に精を出すマスコミが、大迷惑な取材を敢行したり救助活動を妨害したりしても充分に対処できるよう、一定の警戒が必要です。
ただでさえ被災地および被災者は自分のことで手一杯なのに、愚劣なマスコミの相手までしなければならないのですからたまったものではないのですけどね。

菅直人ことカンガンスが在日韓国人から献金を授受

大臣を辞任した前原誠司に続き、民主党の菅直人ことカンガンスが在日韓国人から献金を受けていた事実が発覚しました。

http://megalodon.jp/2011-0311-1250-24/www.asahi.com/national/update/0311/TKY201103100625.html

正直この報道、朝日のスクープということもあって「本当のことなのか?」と信憑性について疑問を抱かざるをえなかったのですが、当のカンガンスが事実関係を認めてしまったようでして↓

http://megalodon.jp/2011-0311-1111-17/sankei.jp.msn.com/politics/news/110311/plc11031109030010-n1.htm

献金の際には「通名」である日本名が記載されており、「在日による日本人成りすまし」の献金がまたしても行われたことになります。
政治資金規正法では、政治家が外国人から献金を受けることを禁止しています。
にもかかわらず、在日韓国・朝鮮人達が「通名」を駆使して献金を行うというのは、不正行為で日本の政治に干渉しようとする意思の表れ以外の何物でもありません。
「通名」が使われるから日本人か否かの判別がつきにくい、というのであれば、通名制度の全面的な見直し、場合によっては廃止まで含めた検討をすべきでしょう。
通名制度は一般的な日本人にとっては何の意味もないばかりか、日本人偽装や犯罪に悪用される危険性すらあることが実地で証明されてしまっているのですから。
まさか民主党も、自分達が骨を砕いて献身しているはずの在日に陥れられるとは考えてもいなかったでしょうね。
まあ、そうなったところで民主党の自業自得でしかないのですけど(苦笑)。

あと、今回の件がカンガンスの進退問題に直結するのは確実でしょうね。
4~5年間で総計20~25万程度の献金だった前原誠司が辞任したにもかかわらず、2006年と2009年の2回で104万円の献金を受け取っているカンガンスが辞任しないのは筋が通りません。
立て続けの不祥事続きで党内からさえそっぽを向かれつつあるのですし、いくら当人が強がってみせたところで、普通に辞任という方向に行かざるをえないのではないでしょうか。
民主党の存在自体が日本にとって害なのですから、できれば民主党自体も壊滅の方向へ持っていける形で職を投げて欲しいところなのですけどね(爆)。

映画「わさお」感想

ファイル 297-1.jpg

映画「わさお」観に行ってきました。
青森県西津軽郡にある鰺ヶ沢町(あじがさわまち)を舞台に、ネットで有名になった秋田犬長毛種のブサかわ犬・わさおの半生を描いたハートフルドラマ。
薬師丸ひろ子が22年ぶりに主演を演じ、また主人公である「わさお」を、代替犬を使うことなく本物のブサかわ犬である「きくやわさお」が自ら演じたということでも話題になった作品です。

物語は、過去に行われた鯵ヶ沢町のトライアスロン大会の際、両親と姉弟の4人家族が映し出されるところから始まります。
その中の末っ子の少年アキラは片手にシロという白い子犬を、片手に赤いボールを持ち、選手達の応援をしていました。
しかしその時、ふとした拍子に赤いボールが道路に転げ落ち、それを取ろうとシロが道路に飛び出してしまいます。
そこへ、お約束のように登場し、シロを跳ね飛ばさんと迫ってくる車。
事態に気づいた母親が道路に飛び出してシロを庇い、結果、シロの代わりに母親が交通事故に遭い半身不随となってしまいます。
そのことにショックを受けたアキラは子犬を飼う気を無くしてしまい、シロに対して半泣きになりながら「おまえなんかどっかに行っちゃえ!」という罵倒を投げつけ、子犬は東京の親戚にもらわれていってしまいます。
しかし、アキラのことが忘れられないシロは、親戚のオバサンが玄関先で配達人?の相手をしている隙を突いて空いていた窓から脱走し、鯵ヶ沢町までの長い旅に出ることになります。

月日は流れ、鯵ヶ沢町では畑が何者かに荒らされる被害が出ていました。
被害状況から見てクマか大きな野犬ではないかという疑惑が駆け巡り、住民が対処に追われる中、白いライオンのような犬が町のあちこちで目撃されるようになります。
鯵ヶ沢町の海辺でイカ焼き屋を経営し、元捨て犬だった4匹の犬を飼っていた薬師丸ひろ子演じる菊谷セツ子の前にも、この白いライオンのような犬が現れます。
もちろん、この犬の正体は、東京から鯵ヶ沢町までの長い旅を経て成長したシロだったりするのですが。
菊谷セツ子が初めてシロを見た際の感想は「ギリギリな犬」「わさわさしてる」。
菊谷セツ子はこれまで拾ってきた犬達と同じように「ギリギリな犬」と接し、当初は餌をやろうとしても拒否されていた「ギリギリな犬」も、ナギサという老犬が普通に食べる様子を目撃したからなのか、やがて餌を食べるようになります。
菊谷セツ子はこの「ギリギリな犬」に「わさお」という名前をつけ、なにかと世話をしていくことになるのですが……。

内容を見る限り、映画「わさお」はわさおファンを意識して製作された作品、というイメージがありますね。
作中で展開されるわさお関連のエピソードは、明らかにわさお関連のブログで取り上げられたネタを元に作られています。
たとえば、菊谷セツ子がわさおと初めて出会うシーンなのですが、これはわさおがブサかわ犬として全国的に有名になる発端となったブログ記事をベースにしていたりするんですよね↓

イカの町で出会ったモジャモジャ犬「わさお」 ― メレンゲが腐るほど恋したい
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20080526/p1

両者が出会った場所からして、上記のブログ記事に掲載されているこの画像の風景そのものでしたし↓

ファイル 297-2.jpg

また、わさおとの初対面の際における菊谷セツ子の第一声もまた、件のブログ記事を執筆したブログ主であるメレ子さんの第一声「なんか犬としてもギリギリな感じの犬がいるー!」とほぼ同じものだったりします。
「わさお」という名前自体もこの時メレ子さんが仮に名付けたものですし。
実際のわさおは国道沿いで捨てられていたのを拾われたらしく、最初は「レオ」と名付けられていたようなのですが、飼い主である菊谷節子さんが「わさお」という名前を一発で気に入り、正式名称も2009年初頭に「わさお」へ改名したのだとか。
その辺りの経緯はこちらに載っています↓

レオがわさおになった理由(わけ) ― わさお通信:今日のしっぽ
http://www.toonippo.co.jp/blog/wasao/2009/01/24213145.html

さらに作中では、菊谷セツ子が元々飼っていた4匹の犬のうち、ナギサという老齢の犬が天寿を全うすることになるのですが、こちらも実際に菊谷商店でわさおと一緒に飼われていたチビという老犬のエピソードをベースにしたものです。
元ネタはこちら↓

チビ永眠 ― わさお通信:今日のしっぽ
http://www.toonippo.co.jp/blog/wasao/2010/05/02194623.html

ここでは、ナギサの死期が近いことを悟った菊谷夫妻がつきっきりで見守りつつも、夜も遅いこともあってついうたた寝してしまった間にナギサが逝ってしまうのですが、夜中にどこからともなく出てきたわさおがナギサの死を看取り、菊谷夫妻も朝になって残された毛からそのことを知る、というストーリーが展開されます。
ちょっと目を離してしまった間に老犬が逝ってしまい最期を看取りそこなう、というパターンは、実は私の実家でも似たようなことが過去にあったので、この辺りの話は個人的に他のシーンよりも飼い主に感情移入して観ていましたね。
この話の元ネタとなった老犬のチビは、昼過ぎ頃に永眠したということもあってか、飼い主とわさおにきちんと看取られての最期だったようですが。

作中に登場した動物達は、本犬役を演じた「きくやわさお」のみならず、菊谷商店で飼われていた4匹の犬や、菊谷商店の周囲にたむろしていた猫達も含めて、皆自由にのびのびしている感がありましたね。
飼い主が海岸で犬達の放し飼いにして好きに走らせたりする描写がありますし、菊谷商店に居つくようになって以降のわさおも基本は放し飼いです。
製作者達も、犬達の自然な様子を撮りたいという意図から、あえて訓練を受けていない犬を選んだとのことで、その辺りはさすが上手く表現できているのではないかと思いました。
ただ、主演という割には、思ったよりもわさおの出番が少なかったような印象は否めませんね。
特に物語中盤付近における鯵ヶ沢トライアスロン大会などでは、わさおはほとんどストーリーに絡むことがありませんでしたし、それ以外にも小さなエピソードを大量に詰め込み過ぎているような感もあります。
この辺りに「訓練された犬」ではなく本犬自身が出演、ということで生じる問題や限界などがありそうですね。

動物映画でありながら悲劇的な結末で終わらない、という点において、映画「わさお」は愛犬家にとってはある意味「安心して観れる作品」だったりします。
忠犬ハチ公や今年の6月公開予定の映画「星守る犬」などのように「飼い主・飼い犬のどちらか、もしくは双方共に死をもって終わる」的な悲劇的結末だと、確かに感動的ではあるかもしれませんが同時に悲しくもなってくるので、個人的にはあまり好きにはなれないんですよね。
悲劇で終わらない動物映画って最近少ないので、そういう観点から見ると、映画「わさお」は動物映画としては希少な部類の作品と言えるのかもしれません。

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