震災の被災者救援活動で露呈していく民主党政権の無能
海外からの救援物資が、日本政府から断られたり足止めを食らったりするケースが続出しています。
タイはタイ米1万トンおよびもち米5000トンの支援を日本政府に打診したものの、「輸送先などの明確な返答がなく」支援自体を断念。
インドネシアは輸送した毛布約1万枚を送ったものの「(毛布の厚みなど)仕様が合わない」と説明され、支援のやり直しをする羽目になる始末。
外務省によれば、これまでに134の国&地域および39の国際機関が支援の意思を表明しているにもかかわらず、その中で日本が受け入れた国&地域および機関は約30程度にとどまるのだそうです↓
http://megalodon.jp/2011-0403-2321-35/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040314450022-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0403-2322-31/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040314450022-n2.htm
また、国内における救援物資の輸送についても、民主党政権の無能と無責任ぶりは想像を絶するものがあります。
現地はそれどころではないのに、「被災地から要請がない」という理由から電池190万個もの支援物資の輸送を滞らせたり↓
青森県知事から震災で無事だった青森港を使ってくれと要請があったにもかかわらず聞き入れず、結局自民党が官邸抜きで独断行動に出なければならない状況になってしまったり↓
http://twitter.com/konotarogomame/status/47982530409934848
<ガソリン続報。青森港に海路運び、南下始めます。被災地向けのタンクローリーは緊急車両の許可証がすぐ出るようになりました。各県と経団連のホットラインを立ち上げ、官邸を通さずに直接要望が産業界に入り、対応できるようになりました。>
もちろん、福島第1原発問題の対応はボロボロもいいところ。
今更ながら、民主党政権の存在自体が救援活動の妨害になっている実態が浮き彫りになってきています。
被災者支援における民主党の無能・無責任ぶりは、阪神大震災の社会党政権レベルと同等、いや国内限定の支援さえも滞らせている点では、むしろ退化すらしているといっても過言ではありません。
こういう非常時【だからこそ】、これ以上の人災を拡大しないようにするために民主党政権を叩き潰すべきではないのでしょうか?
ところで、一連のグダグダな被災者支援の惨状を、次に書かれることになるであろう薬師寺シリーズの新刊辺りで田中芳樹はどのような記述をすることになるのでしょうか?
田中芳樹は阪神大震災における救援活動について、かつてこんなことをのたまっているのですが↓
創竜伝13巻 P84下段
<一九九五年、阪神・淡路大震災の直後、アメリカ軍は病院船マーシーを派遣したいと日本政府に申しこんだ。マーシーは最新式の手術室一二とベッド一〇〇〇以上をそなえていたが、日本政府はなぜかせっかくの厚意を拒絶した。そのため、多くの被災者が緊急治療を受けることができず、死に至った。>
創竜伝世界では「ただの一度も政権交代が行われていない」という作中設定があるにもかかわらず、「政権交代して発足した社会党政権の失策エピソード」が堂々と記載されているわけです。
薬師寺シリーズ最新刊である8巻時点では安倍・麻生体制モドキな政権によって日本は運営されているのですが、過去の事例を鑑みれば、今回の民主党の失態や福島第1の放射能漏れ事故についても、当然彼らがやったということにされてしまうのでしょうね。
まさかこのエピソードを盛り込むだけのために作中で政権交代を実現させるなど手間もいいところでしょうし、かといって作者個人のストレス解消という観点から言えば、こんな「美味しい」政府叩きのエピソードを盛り込まないわけにはいかないわけで(爆)。
民主党を熱心に支持しているであろう田中芳樹にとって、民主党政権が次々とやらかす失態の数々は「自身の政治家を見る目のなさ」「選挙権行使の誤り」を証明するものでもあるわけですから、さぞかし苦々しく思っていることでしょう(苦笑)。
もちろん、完全無欠の自業自得なわけですし、一片たりとも同情する気にはなれませんが。