田中芳樹のサヨク思想と怠惰思想
http://twitter.com/adachi_hiro/status/68804117979594752
<田中芳樹さんが左翼思想って時々聞くけど、本人をよく知る身としては、そんなこと言うと左翼の人に怒られるぞ、と心配になってしまう。RT @shachi RT @kanose: 『銀英伝』で政治に目覚めるという中二病あるあるネタがあったけど、今なら佐藤大輔左の田中芳樹、右の佐藤大輔>
http://twitter.com/adachi_hiro/status/68805786008162305
<田中さんは、単におちょくる相手は弱いモノより、政府とか国家とか、強いモノにしたほうが面白いだろ、っていうだけだからなあ。>
http://twitter.com/adachi_hiro/status/68812841091727361
<@kyosuke_mori 作品に作家個人の思想が反映されるのは当然だとは思いますし、作品から読者が何を読み取るかは自由だと思うのですが、エンターテインメント作品なんだから、もっと気楽に楽しんでくれれば良いのになあ、という気もしますねえ。>
作品設定やストーリー的には何の関係もないはずの「南京大虐殺」だの「従軍慰安婦強制連行」だのといった「左なヨタ話」を作中に堂々と書き綴ったりしている時点で「左翼(サヨク)」のレッテルを貼られても文句は言えないのではないですかねぇ(苦笑)。
創竜伝でしばしば展開されている愛国心や国旗国歌の問題なども、日教組辺りが掲げているスローガンそのまんまだったりしますし、創竜伝13巻で掲げていた政策提言の内容も今のサヨクな民主党政権のそれと全く同じシロモノなのですが。
対談本「イギリス病のすすめ」やコラム本「書物の森でつまずいて…」などでも同種の主張が垣間見られますし、田中芳樹が「どちらかと言えば左」な思想の持ち主であることはまず間違いありますまい。
そしてそれ以上に問題なのは、それこそ「エンターテインメント作品」の中に、しかもストーリーの必然性もなく、作中の設定にすらも反する形でそれらの思想が挿入されることです。
アレらの愚劣な社会評論の挿入で、創竜伝や薬師寺シリーズが「エンターテインメント作品」としてどれほどまでのダメージを被ったのか、まさか知らないわけではないでしょうに。
「エンターテインメント作品なんだから、もっと気楽に楽しんでくれれば良いのになあ」というのであれば、「エンターテイメントに徹した作品」をちゃんと書いて欲しいものなのですが。
http://twitter.com/adachi_hiro/status/68854863286640641
<いや。そんな立派なものじゃない。RT @mikaponta: 三年寝太郎思想? RT @adachi_hiro: 怠惰思想だね。RT @Keitakamikita: 無欲思想家だと思う。 RT @adachi_hiro: 田中さんが左翼思想?そんなこと言うと左翼の人に怒られるぞ>
http://twitter.com/adachi_hiro/status/68855013241393153
<誰かが書いてくれるなら、自分が書く必要はないなあ。早く誰か書いてくれないかなあ。って、いつも言ってる。RT @kp_pu239: @adachi_hiro @Keitakamikita 怠惰って思想なのか?>
ならば「キング・コング」のリメイク小説を書くに当たって、田中芳樹が一体どう考えていたのか、是非とも知りたいところではありますね。
「キング・コング」のリメイク小説なんて、原作の知識がありさえすれば田中芳樹以外の作家や翻訳家でも書くことは充分に可能でしょう。
実際、集英社から刊行された田中小説版以外にも「キング・コング」のリメイク小説が、2005年12月のリメイク映画公開に合わせる形で複数種類刊行されていますし。
角川文庫版
http://www.amazon.co.jp/dp/4042808026
創元推理文庫版
http://www.amazon.co.jp/dp/4488569013
偕成社版
http://www.amazon.co.jp/dp/4037906503
ハヤカワ文庫NV版
http://www.amazon.co.jp/dp/4150410984
田中芳樹が「キング・コング」の小説版を書くなどと言い出した時、私は相当な違和感を覚えていましたし、読んだ後の感想も「何故こんな駄作を書いたんだよ」と言いたくなったくらいだったのですが。
「キング・コング」のリメイク小説なんて「誰かが書いてくれるなら、自分が書く必要はない」典型的な作品だったのではなかったのですかね、田中センセイ。