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2011年07月18日の記事は以下のとおりです。

スポーツナショナリズムが全面肯定される不思議な光景

世界女子サッカーW杯ドイツ大会決勝で日本のなでしこジャパンが見事優勝を飾り、日本中が沸きに沸いています。

http://megalodon.jp/2011-0718-0800-15/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000010-mai-socc

しかしまあ、こういう日本応援系のスポーツ記事を見る度に考えてしまうのですが、日教組や朝日新聞、その他サヨクな皆様方は、こういう時こそ「危険なナショナリズム」「軍靴の足音が聞こえる」などといった警鐘を積極的に鳴らしまくるべきではないのでしょうか?
常日頃から小中高で行われる卒業式や入学式の度に常に日の丸・君が代を敵視し、愛国心教育を「危険なナショナリズム」として排除し続けてきた日教組や朝日新聞その他サヨクな方々が、スポーツナショナリズムが如何に危険なシロモノであるのかについて、まさか知らないはずはないと思うのですけどねぇ(苦笑)。
各国のサッカーチームのサポーター達が暴動を繰り広げる様は有名ですし、サッカーの試合の遺恨が直接のきっかけとなってエルサルバドルとホンジュラスとの間で勃発したサッカー戦争という事例もあります。
危険度は卒業式や入学式の比ではないのですけどね、スポーツナショナリズムは。

また、事業仕分けでスポーツ振興費を削減し、「2位じゃダメなんですか?」などという【名言】を吐いた蓮舫やそれを後押しした民主党などは、当然なでしこジャパンについても同じことを述べ、更なるスポーツ振興費の仕分け作業に精を出すことを誓わなければならないでしょう。
蓮舫的には「1位を取るような実力や技術は不要」ということになるはずですし、現行のスポーツ振興費でも1位が取れるということは、そこに少なからぬ「無駄」があるということにならざるをえないのですから。
危険なナショナリズムの台頭を抑止し、無駄を削減する。
自分達の正当性を主張するのに、なでしこジャパン優勝で日本が沸いているこの時期ほど千載一遇の好機はないではありませんか(爆)。
常日頃から勇ましい主張を展開しておいでの民主党およびサヨクな方々には、是非この機会に八面六臂のご活躍を期待したいところなのですけどねぇ(笑)。

まあもちろん、実際は国民の顔色を伺うしか能のない蓮舫や民主党のお歴々に、そんな毅然とした一貫性のある対応を求めるなど無意味というものではあるのですが↓

http://twitter.com/renho_sha/status/92723047978647553
http://megalodon.jp/2011-0718-2313-43/media.yucasee.jp/posts/index/8302?la=0003

さらに菅直人ことカンガンスに至ってはこんなバカ騒ぎも↓

http://megalodon.jp/2011-0716-1427-58/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000086-yom-pol
http://megalodon.jp/2011-0718-2316-21/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000052-jij-pol

なでしこジャパンも、こんな奴らには応援されたくないだろうよ、と私としては言いたくもなるのですが(-_-;;)。
日教組や朝日新聞などが常日頃主張する「君が代・日の丸反対運動」の類にしたところで、結局のところは反権力などという立派なシロモノではなく、単に「権力という名の弱者に逆らっている」だけの弱い者イジメでしかないですからねぇ。
こういう熱狂的な「空気」をものともせず民衆に冷水を浴びせる「正論」を唱えるのが「社会の木鐸」の面目躍如というものではないのかと、まあ連中に述べても無駄な話ではあるのですがね(苦笑)。

ただこの点、我らが田中芳樹御大においては見事に首尾一貫して冷淡な視点を維持していたりします↓

薬師寺シリーズ6巻「夜光曲」 祥伝社ノベルズ版P40上段~下段
<一夜明けて。
 新宿御苑の怪事件も、人食いホタルの出現も、新聞のトップニュースにはならなかった。私が官舎のDKでトーストをくわえたままひろげた朝刊の一面トップは、つぎのようなおめでたい記事だった。
「やったぞニッポン大金星!
 王者ブラジルを撃破!
 列島興奮! 感動をありがとう!」
 前日、つまり東京で怪事件があいついだ日のことだが、名古屋でサッカーの「五大陸杯」とやらが開催され、日本代表チームがブラジル代表を二対一で破ったのだ。スポーツの世界では壮大なる快挙にちがいないが、スポーツ新聞ならともかく、一般紙でトップニュースにすることもないだろう、と思ってしまう。日本のメディアは、国営放送協会(KHK)をはじめとして、とっくに報道機関ではなくイベント広報機関になってしまっている、というイヤミな指摘は、真実かもしれない。>

正直、「これは危険なナショナリズムの兆候だ!」とか「軍国主義の再来だ!」とか「こんな記事に踊らされるのはイベント大好き日本人の発露!」とかいった類の電波を飛ばすところまでいかない辺りが少々「甘い」ところではあるのですが(他の社会評論ではちゃんとそういうことを述べているのに(苦笑))、それでもまた巷のマスコミやサヨクな方々と比べればまだ一貫性はある方なのではないかと。
まあ実際のところ、この手のスポーツ記事に田中芳樹は興味も関心もあまり抱いてなさそうですから、素で他人事としか考えていないのかもしれないですけどね。

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