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2011年09月15日の記事は以下のとおりです。

鉢呂吉雄の経済産業大臣辞任におけるマスコミと民主党の問題

鉢呂吉雄の経済産業大臣辞任問題で、マスコミと政府それぞれの対応が問われています。
マスコミの方では、鉢呂吉雄辞任の記者会見の際、ヤクザのような口調で質問した記者が問題視され、当の記者が逆に鉢呂吉雄に謝罪する事態にまで発展しています↓

http://megalodon.jp/2011-0915-0011-29/www.j-cast.com/2011/09/14107299.html?p=all

民主党は民主党で情報管理体制を構築すると宣言する始末。

http://megalodon.jp/2011-0914-1317-46/sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/stt11091323200013-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0915-0008-31/sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/stt11091323200013-n2.htm

かつての自民党政権時代には「共通の敵」を前にタッグを組んだ挙句、カップラーメンの値段当てクイズや漢字テストを実施してまで政権批判を展開しまくっていた民主党とマスコミが、鉢呂吉雄の経済産業大臣辞任問題で仲違いするというのも何だか皮肉な話ですね。
全体の文脈から特定のキーワードだけを殊更抽出して問題視する、相変わらずなマスコミの「山本弘的」言葉狩り報道姿勢には、「またかよ」といいかげんウンザリさせられるところではあります。
あんな「挙げ足取り」的なやり方では、編集次第で何でも問題にすることができてしまうわけで、それでは政治家だって「これでは何も発言できない」と悲鳴を上げたくもなるでしょう。
しかし、民主党はそのマスコミの「習性」を利用してかつての自民党政権を叩き潰した過去があるわけで、「どのツラ下げてお前らがマスコミを批判できるんだ?」という感は否めないんですよね。
かつて自分達が自民党政権に対して行ってきたことがどれほどまでに理不尽極まりないシロモノだったのか、他ならぬ自分達自身にふりかかってきたことでさすがに少しは理解もできたのではないですかね?
まあ「バカは死んでも治らない」わけですし、あの厚顔無恥な民主党のことですから、相も変わらず「他人には厳しく自分には甘い」を地で行くであろうことは確実でしょうけど(苦笑)。

我らが田中芳樹御大も、マスコミの記者クラブ制度などについては批判的言辞を披露していたものの、報道姿勢についてはむしろ民主党と同じく無条件に信奉していたところがありますからねぇ。
森元総理の「神の国」発言問題とか、麻生元総理に対する「マンガしか読まない政治家」評とか、読んでいた読者側が「(政治家ではなく田中芳樹の方が)本当に大丈夫か?」と疑問を呈さざるをえなかったレベルでしたし。
加えて最近は、毎日こと変態新聞絡みの問題やフジテレビの韓流問題など、ネット発のマスコミ事件もしばしば発生しているのですが、新聞とテレビがメインの情報源でネットには関心がないと堂々と公言している田中芳樹がこの手の事件を知っているようにも見えないところが何とも…。
薬師寺シリーズの最新刊でさえ、作者個人のライフスタイルが作中キャラクターにも露骨に反映されていましたし(苦笑)。
ネットの重要度が日々増しているこのご時勢に、ネットを無視して現代物小説を、それも中高生向けに書くのは相当なまでに至難の業だと言わずにはいられないのですが、いつまで既存マスコミの情報源に依存しネットについて無関心を決め込むつもりなのでしょうかね、我らが御大は。

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