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2011年10月13日の記事は以下のとおりです。

かつて邦画を壊滅に追いやったはずのテレビの衰退

2011年10月3日~9日までのテレビ番組視聴率1位が、18.1%(日本テレビの笑点)と史上最低を記録したとのことです。

http://megalodon.jp/2011-1013-1948-23/www.j-cast.com/2011/10/12109785.html?p=all

視聴率低下の要因としては、ネット利用の増加やケーブルテレビ・衛星放送などとの競合などが挙げられるのだそうで。
ただそれにしても、この驚愕の数値は、ここのところ様々な不祥事をやらかしているテレビの品質劣化と衰退ぶりを象徴していますね。
テレビはほんの20年前と比較してさえ劣化が著しく進行しています。
ゴールデンタイムでは、各局ほぼ横並びで芸能人のバラエティートーク番組ばかりやっていますし、ニュース番組も低レベルなワイドショー化と偏向報道で見るに耐えないシロモノに成り下がっています。
そこへきて最近では、韓流番組垂れ流しの問題なども表面化しているわけです。
他ならぬ私自身、かつては特定の番組を毎週楽しみに観賞していたものだったのですが、ここ10年ほどは「継続して見たい面白い番組」が全くないと言って良い状態が続いているんですよね。
ニュースなどは速報性の観点から言ってもネットの方がはるかに勝りますし、最近だと、劇場公開間近の映画関係の番組くらいしか観ることがないですねぇ、テレビは。

面白い番組を作るにはそれなりのリスクもあればカネもかかる。
この当然の鉄則を無視して安易な視聴率稼ぎだけが目的の番組作りに邁進したことが、昨今のテレビの衰退に拍車をかけていると言えるのではないでしょうか。
かつてテレビの普及によって壊滅的な打撃を受けた挙句、「駄作の代名詞」とまで酷評されていた邦画などは、テレビ局が積極的にテコ入れしていることもあってか、現在ではすくなくとも以前と比べれば数も品質も充実するようになってきているというのに。
邦画の復権には他ならぬテレビ局も少なからず関与しているわけですし、テレビを復興するための解決策が理解できないはずはないと思うのですけどね。

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