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2011年12月16日の記事は以下のとおりです。

中国の環境汚染を象徴する「真っ赤な水が流れる川」

ファイル 478-1.jpg

世界第2位の経済大国と史上最悪の環境汚染国を一身に兼ねる中華人民共和国こと中国。
その中国の河南省洛陽市で、市内を流れる川の水が真っ赤に染まるという問題が発生しました。

http://megalodon.jp/2011-1216-2210-05/news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1215&f=national_1215_060.shtml
>  中国河南省洛陽市で13日、市内を流れる川の水が赤く染まっているのが発見され、環境保護当局が汚染源の調査に乗り出した。中国新聞社が報じた。
>
>  現地時間13日午前11時ごろ、同市の市街地を流れる川で「まるで血に染められたような」赤い水が流れているとの通報があった。
赤い水は川の北側にある暗渠(あんきょ)から流れてきたもので、150メートルほどの階段状の水路を経て川に合流していた。付近の住民によると、前日までは特に異変が見られなかったという。
>
>  所轄の環境保護当局担当者らは真っ赤に染まった川の写真を見て驚いたという。同日午後に現場を訪れた同市環境保護局の黄保軍副局長は、赤い水が流れた暗渠は雨水管であることを指摘したうえで
「上流にある企業の汚水と雨水が混ざって起きた可能性が高い」と推測した。
>
>  中国メディア各社は、衝撃的な「赤い川」の写真を報じた。写真は中国新聞社のウェブサイト、中国新聞網の掲載記事。
>
>  当局は原因や発生源について調査を進めているが、詳細は明らかになっていない。(編集担当:柳川俊之)

画像も掲載されていましたが、普通ではありえないくらいに真っ赤な水ですね。
一体どうやったらこんな色の水ができるのか、むしろそちらの方が知りたいくらいです(苦笑)。

以前から中国では水も大気も土壌も汚染が深刻を極めていると囁かれてきました。
経済成長を重視し、ひたすら効率を重視するあまり、中国の企業や工場が汚染物質を浄化する費用と手間を惜しんで何もせず垂れ流しにしていたのは有名な話です。
そして、その汚染された水と土壌をベースに中国国内で生産される農作物などは、都市部の人間ですら「毒菜」と評するほどに汚染されまくっている曰くつきのシロモノだったりします。
しかも、環境汚染の実態が広く知られるようになってさえ、当の中国の環境保護に対する意識は救いようがないほどに低く、いくら法で規制を行っても、法の目を掻い潜り手段を問わず環境汚染に邁進する企業や団体が少なくないのです。
環境保護をしようとすれば、浄化のためのカネと手間がかかり、目先の利益が減るからやりたくない、というのが本音なわけです。
そればかりか、その手の取り締まりをする側の中国政府でさえ、環境汚染をネタにして特に日本から経済的・技術的支援をタカるようなことすら平然と行ったりする始末です。
あの国でマトモな環境保護ができるとしたら、それによって【短期的】かつ【何よりも莫大な利益と利権】が獲得できると【誰もが確信できる】という前提条件が絶対に必要でしょうね。
もっとも、そんな夢物語的な技術ないし儲け話が簡単に実現しえるのであれば、誰も苦労などしないのですが。

こんな国が日本の隣にあるということ自体、日本にとっては傍迷惑以外の何物でもありませんね。
中国の環境汚染は日本のそれにも大きな影響を与えているのですし。

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