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2011年12月20日の記事は以下のとおりです。

金正日の死去と朝鮮有事の可能性

北朝鮮の金正日が死去したと、朝鮮中央テレビと朝鮮中央放送・平壌放送が一斉に報じました。

http://megalodon.jp/2011-1219-1922-22/sankei.jp.msn.com/world/news/111219/kor11121912050003-n1.htm
>  【ソウル=加藤達也】北朝鮮の朝鮮中央テレビと朝鮮中央放送、平壌放送は19日正午からの「特別放送」で、最高指導者の金正日総書記が死去した、と伝えた。69歳だった。葬儀の日程などは不明。
>
>  北朝鮮は昨年から金総書記の三男で朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長を務める金正恩氏を中心とする三代世襲態勢への移行を推進していた。金総書記の死去が今後の北の核活動を含む対外政策にどのように影響するか、米韓など各国は不測の事態に備え情報の収集と分析に全力を挙げる。

後継には金正日の三男・金正恩が有力視されていますが、その権力基盤は極めて不安定であると内外から評価されており、今回の事件が発端となって権力闘争や内乱が勃発する可能性も囁かれています。
また一方では、国内の不協和音や国民の不満をそらすために、韓国や日本に対する挑発的な軍事行動などに打って出る危険性も考えられますね。
北朝鮮は2010年11月に韓国西方にある延坪島に陸上砲撃を敢行していますし、日本に対しても拉致事件その他の所業を働いていた前科があるのは周知の事実です。
そして、北朝鮮は日本にも韓国にも朝鮮総連等の出先機関を持っており、本国の意を受けたそれらの出先機関が何らかの破壊工作等を行ってくる危険性もないとは言い切れません。
既に韓国軍は、北朝鮮の暴発に備えて全軍が非常警戒態勢に突入しているのとのことで、日本も何らかの警戒態勢を布くべきなのではないかと。
まあ、北朝鮮を心の祖国と仰いでいる議員が多いと言われる民主党政権にそんなことができるのかと問われれば、大きな疑問符をつけざるをえないところなのですけどね。

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