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2012年02月の記事は以下のとおりです。

華麗に蘇る再生怪人、ルーピー鳩山&カンガンス

民主党は、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めたとのこと。
それはまだ良いとして、外交をルーピー鳩山が、新エネルギー政策を菅直人ことカンガンスが担当するって一体何の冗談なのでしょうか?

http://megalodon.jp/2012-0208-2026-58/sankei.jp.msn.com/politics/news/120208/stt12020811090001-n1.htm
>  民主党は7日、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めた。
>
>  
最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当し、幹事長室に提言する。輿石東幹事長が発案し、両氏も了承した。
>
>  ただ、首相時代に鳩山氏は普天間飛行場移設問題で、菅氏は東京電力福島第1原子力発電所事故に絡むエネルギー問題で迷走した経緯があるだけに「ミスキャスト」との声も出そうだ。

これ以上ないほどに最低最悪の人事をカマしてきましたね、民主党は。
外交を担うルーピー鳩山は、沖縄の普天間基地問題を悪戯にこじらせた日米関係を悪化させた張本人。
一方の新エネルギー政策を担当するカンガンスは、東日本大震災で原発問題を深刻化させた元凶そのもの。
両名共に、本来ならば政治家生命に終止符を打つどころか、世が世なら自決を命じられたり、革命なりクーデターなりを起こされたりして、文字通りの生命すらも奪われているであろう程に無能無責任な人間なのです。
それを承知で、しかもこの期に及んでなお、両名に政治の要職を担わせなければならない民主党って、それほどまでに人材が枯渇しているとでもいうのでしょうか?
一昔前の特撮ヒーロー物ではあるまいし、無能と低能な頭しか持ち合わせていない再生怪人なんて必要ないのですけどね。

野田佳彦こと野駄目カンタービレなどは、自身の内閣のことを「最強内閣」などと自画自賛しているようですが、確かにある意味「最強」と呼ぶにふさわしい体制ではあるでしょうね。
「史上最低」と「史上最悪」を兼ね備えた「史上最凶」の内閣は、日本および日本国民に災いをもたらすという点においてはまさに「最強」であること間違いないのですから。
一体いつまで続くのでしょうかね、この一連の茶番劇は。

映画「エクスペンダブルズ2」が2012年10月に日本公開決定

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ハリウッド映画で活躍する新旧アクションスターが集結することで話題を呼んだ映画「エクスペンダブルズ」の続編「エクスペンダブルズ2」が、2012年10月に日本公開されることが正式に決定しました↓

http://megalodon.jp/2012-0207-2010-10/www.cinematoday.jp/page/N0039149
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] シルヴェスター・スタローンによる、アクションオールスター大集合映画の続編『エクスペンダブルズ2』の日本公開が今年の10月に決定しシュワルツェネッガーやブルース・ウィリスに加え、チャック・ノリスにジャン=クロード・ヴァン・ダムまで登場する、アクション映画ファン感涙ものの特報が公開された。
>
>  本作は、スタローンが自らメガホンを取り、アーノルド・シュワルツェネッガーにブルース・ウィリス、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンにジェイソン・ステイサムなど、新旧アクションスターが集結した映画『エクスペンダブルズ』の続編。今回はこれまでのキャストに加え、チャック・ノリスにジャン=クロード・ヴァン・ダムという、さらなる大物たちの参戦も報じられ、ファンの期待が高まっていた。
>
>  そんな本作の日本公開が今年10月に決定、同時に日本版特報が公開された。映像は、スタローン演じるバーニーとブルース演じるチャーチが敵対するかと思わせる、緊迫の場面からスタート。そして、ジェイソン、ジェット、ドルフら不死身の傭兵(ようへい)軍団「エクスペンダブルズ」メンバーと共に、貫禄を漂わせながら悠然と歩くチャックに、悪役らしいふてぶてしい表情を見せるヴァン・ダムが登場する。
>
>  特報だけに短いものではあるが、奇跡の共演の実現を目の当たりできる映像は、まさにファン待望といったところ。すでに本作では、ヴァン・ダムが悪役にふんすることや、シュワルツェネッガーとブルースが前作以上にアクションシーンに参戦することが判明しているが、これから公開に向けてさらに詳細が明かされるはず。それまでこの映像を観ながら、筋肉と爆発、そして男気ですべてを解決する、最高のチームの活躍を見る日を楽しみに待ちたい。(編集部・入倉功一)

ちなみに日本で公開された特報映像というのはこういうものなのだそうで↓

「エクスペンダブルズ」シリーズを巡っては、盗作疑惑が持ち上がって訴訟沙汰にまで発展したり、続編映画の撮影中にスタントマンの死亡事故が発生したりと、何かとトラブルが頻発しており、一時は公開延期や中止の声すらも囁かれていました。
それだけに、何とか無事に続編公開が決定したのは何よりですね。
前作ではチョイ役での登場でしかなかった(にもかかわらず、その部分が前作一番の売りになったのは皮肉もいいところですが)ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーも是非見てみたいところですし。
当然、私も「エクスペンダブルズ2」は映画館で観賞する予定です。

タナウツサイト本家の全面リニューアル裏事情

2012年2月5日付で全面的にリニューアルされたタナウツサイト本家。
実は今回のサイト更新は、いわゆる「手作業」で行ったのではなく、HTMLファイルを全て自動生成させる専用のツールを動作させて実現させたものなんですよね。
ブログや掲示板、サイト内&リンク登録検索エンジンなどは、ネット上で公開されているフリーのCGIをダウンロードしてカスタマイズしたものを使っているのですが、今回の専用ツールは全て私が1からオリジナルで作成しています。

今回のサイトリニューアルを決断した理由は主に2つあります。
ひとつ目は、サイトを更新するに際しての労力と手間があまりにも煩雑になりすぎていること。
たとえば、過去ログが溜まってきたということで新規にHTMLファイルをタナウツサイトで作ろうとすると、以下のような手順が必要となるんですよね。

過去ログを収録するHTMLファイルの作成と編集

作成したHTMLファイルに隣接するファイルにリンクを追加

作成したHTMLファイルを参照する一覧ページにもリンクを追加

更新履歴ページに新しい履歴内容を記載

サイトトップを編集

2つのRSSファイルにも更新内容を記載

作業自体は既に長年行い続けていて半ばマニュアル化されていることもあり、そんなに難しいものではないのですが、更新の度にいちいち上記手順を実行するための手間と時間が正直面倒でならなかったんですよね。
また、一連の更新手順は「手作業」でやっていることもあり、手順が漏れてしまってリンクを貼り忘れたり、間違ったURLとリンクしてしまったりなどといったミスもしばしばあり、整然とした綺麗なレイアウトを構築したい私としてはこれも悩みの種になりました。
しかもそういうミスは、一度見逃すとなかなか気づかないものだったりしますし(T_T)。
過去ログ投稿自体の改行修正などの最低限な編集作業を行った後は、一連のファイル編集手順を全て自動的に、かつノーミスで行えるようにはできないのか?
そう考えたのが、プログラム作成を考えるようになった最初のきっかけでした。

そして2つ目は、サイトのレイアウトそのものが旧式化してきたことにあります。
2012年2月5日更新前のタナウツサイト本家HTMLレイアウトの基本フォーマットは、2002年に構築して以来、ほとんど変わることがなかったんですよね。
私がタナウツの2代目管理人になってからは、ページのタイトル部分などに若干の手を加えたり、サイトトップのデザインを変更したりして申し訳程度のメンテナンスを重ねてきたのですが、基本フォーマットそのものはほとんど変わることがなかったのです。
しかし2002年から時代は進み、HTMLのレイアウト形態も大きく変わってきました。
ブログなどのようなテンプレートデザインが主流になり、また企業などのサイトレイアウトなども、より洗練された技術やデザインが登場するようになったわけです。
一番大きな問題は、サーチエンジンからの検索による来訪者が増大した結果、サイトトップではなく、検索に引っかかったサイトの末端ページなどからタナウツにアクセスしてくるユーザーが増えたことです。
そうなると、これまでのサイトレイアウトでは、今アクセスしているページがタナウツである、という基本的な情報すらもユーザーに対して満足に提供できていない状況が発生することにもなりかねないんですよね。
タナウツサイト内のどのページからアクセスしても、そこがタナウツであることを来訪者が理解することができるサイトレイアウトを再構築する必要に迫られたわけです。

専用ツールはMicrosoft AccessのデータベースとVBAを元に作成しています。
Accessは以前から仕事で使っていたこともあって慣れているというのが何よりも大きかったですし、タナウツの過去ログデータを全てデータベース化した方が管理もよりやりやすくなるという事情もありました。
その実績も既に、5代目掲示板を立ち上げる際に初代~4代目掲示板までの全過去ログをHTML化して公開した前例がありましたし。
まあ、Accessを使ってサイトを管理運用しているケースなんて、かなりの少数事例ではあるのでしょうけどねぇ(苦笑)。
それでも専用ツールの構築に当たっては、Accessだけでなく最新のHTMLの知識も必要だったこともあってかなりの苦戦を余儀なくされましたが、まあその苦労に見合った成果を出すことはできたのではないかと自負しております。

さて今回、サイト更新の専用ツールを作るに当たって、私は大きな達成目標を2つ掲げました。
ひとつは、作成するページのほぼ全てが「Another HTML-lint」の文法チェックで最低でも95点以上、サイトトップなどの主要ページでは100点満点を獲得できるようにすること。
ふたつは、「Facebookいいね!ボタン」などのSNS連動ボタンやブックマーク送信ボタンを必ず導入すること。
実は普通にサイト構築をやっていたら、この2つを同時に達成するのはほぼ不可能だったりします。
何故この2つの目標の同時達成が困難を極めるのか、そして私はその命題をどう乗り切ったのか?
それについてはまた別の機会に語ってみたいと思います。

2月5日(アメリカ時間2月4日)はFacebookの誕生日

日本時間2月5日(アメリカ時間2月4日)は、世界最大のSNS「Facebook」の誕生日なんですね。
2004年のこの日に、マーク・ザッカーバーグによってFacebookが設立されたのだとか。
実は登録しているFacebookページに、英文で
「Happy 8th birthday to Facebook! Send your birthday wishes at https://www.facebook.com/facebook
というメッセージが届いたことから、この事実を知ることになりました (^^;;)。
全く偶然ながら、今日はたまたま私の誕生日でもあったりするんですよね(^_^;;)。
365~6分の1の確率とはいえ、こういうことってあるんですねぇ。

世界最大のSNSとして君臨するFacebookですが、不思議と日本では今ひとつパッとしない印象がありますね。
一応ユーザー登録者数としては、2011年9月時点で全世界8億人、日本国内限定では1000万人を突破したとのことではあるのですが。
Twitterが2chなどで「バカ発見器」などと揶揄されるほどにトラブル発言が相次いでいるのに対し、Facebookではそういう話をあまり聞かず、かといって「こういう用途に使えます」「私はこんな使い方で楽しんでいます」的な報道や口コミなどもこれまたあまり聞きませんからねぇ。
やはり実名公開方針のために、日本ではmixi以上に実生活と密着したものになっているが故に、却って大人しい動きにでもなっているのかなぁ、と。

本日付のタナウツサイト本家の更新では、Facebook・Twitter・mixi、そして新規に参入したGREEの各種SNS対応ボタンが全ページに付加されることになりましたし、情報拡散に優れているSNSとは今後も連携を深めていきたいところではあるのですが、さてこれが吉と出るのか凶と出るのか……。
このボタン導入には色々と苦労させられただけに、是非とも良い方向に動いてもらいたいものではあるのですけどね。

映画「ペントハウス」感想

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映画「ペントハウス」観に行ってきました。
「ナイトミュージアム」シリーズのベン・スティラーと「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズのエディ・マーフィという、アメリカの著名なコメディ俳優2人が初めて共演を果たした、これまたコメディタッチなノリのクライム・アクション作品。

ニューヨーク・マンハッタンの一等地にそびえ立つ、全米一の超高級マンション「ザ・タワー」。
一戸当たりの平均物件価格数百万ドル以上、65階建ての高層ビルから眺望できる景観と最新鋭のセキュリティシステム、さらには居住者の生活をサポートする専属のスタッフによる最上のサービスが受けられるという、まさに金持ちのためにあるようなマンションです。
今作の主人公ジョシュ・コヴァックスは、その「ザ・タワー」の専属スタッフをまとめ、「ザ・タワー」に居住する人々からの要望や苦情を的確に処理することを生業とする管理マネージャー。
「ザ・タワー」居住者の誕生日や好み、性格などに至るまで把握し尽くしているジョシュは、居住者達からも専属スタッフからも頼られる存在でした。
なかでも、「ザ・タワー」の最上階(ペントハウス)に居住し、屋上のプールをも独占的に使用している大富豪アーサー・ショウは、自身の趣味であるチェスの相手をさせるほどにジョシュを信用し、「君を引き抜いてホテルの支配人にしたい」と高く評価していました。
ジョシュもまた自分に目をかけてくれるアーサー・ショウを尊敬しており、2人はまさに理想的な人間関係を具現化しているかのように思われました。
……ショウの正体が判明するまでは。

ある日、ジョシュがいつものように住人からの要望や苦情を処理している中、スタッフのひとりから不審な黒ずくめの車が2日前から「ザ・タワー」の前に駐車されているという報告を受けます。
ジョシュが問題の車を玄関先で確認すると、その車からこれまた怪しい人物が4人、車から降りて「ザ・タワー」の方へと向かってきます。
ジョシュはただちに正面玄関にカギをかけるようスタッフに指示すると、自身は警備室へと向かいます。
そこでは何と、ペントハウス在住のショウが裏口に停められていた別の車に乗せられ、その場から離れる場面が捉えられていました。
これを要人誘拐だと判断したジョシュは、一大事とばかりに警備室を飛び出し、走って車の追跡にかかります。
人と車では最初から勝負になどなりようもないはずでしたが、地の利を熟知していたジョシュは、車が通れない道を使って先回りすることで何とか車を捕捉できていました。
ところがその追跡劇の最中、通りがかりの女性からラリアット?を食らい沈没してしまうジョシュ。
それとほぼ同時に、逃走していた車もまた曲がり角を曲がりきれず横転、そこへ先ほど見かけた黒ずくめの車が停止、逃走車を確保するのでした。
実は黒ずくめの車はFBIのもので、ショウは証券詐欺の容疑をかけられ逃走を図ろうとしていたのです。
のみならず、ショウはジョシュを介して「ザ・タワー」の従業員達全員の年金運用を請け負っていたにもかかわらず、その資金を全て私的流用してしまっていたのでした。
「ザ・タワー」の仕事を辞めて年金生活をするはずだったスタッフのひとり・レスターは、長年働いて稼いだはずの7万ドル以上の積立金をショウに預けたことで全てパーになったことを知ってショックを受け、地下鉄に飛び込もうと自殺未遂に走り、病院に運ばれてしまいます。
ショウを信頼して年金運用を任せてしまった責任もあり、ジョシュは保釈金1000万ドルを支払って保釈されたショウの下へ、従業員達から巻き上げたカネを返すよう直談判へ赴きます。
ところがショウは自責の念を感じるどころか、「投資に失敗はつきもの」と開き直る始末。
この発言に怒りを爆発させたジョシュは、その場でショウがリビングに大事に飾っていた旧型のフェラーリをゴルフクラブで叩き壊してしまいます。
当然のごとく、ジョシュはその日のうちに「ザ・タワー」の総支配人にクビを言い渡されてしまうのでした。
しかし、そんなジョシュの言動に何か感じ入るものでもあったのか、FBIの女性捜査官であるクレアは、酒場でジョシュと顔を合わせ、ショウが逃走資金として用意していたはずの2000万ドルが見つからないという情報を提供します。
使用人としての知識と経験から、ジョシュはショウの部屋が改装された際にも手付かずの状態で残された壁が怪しいと睨むと共に、そのカネを奪取して失われた年金の補填に当てる計画を考えつくのでした。
計画を実行せんと、早速ジョシュは計画遂行のための仲間を集め始めるのですが……。

映画「ペントハウス」でショウの隠し資金を奪取すべく一大作戦を繰り広げる主人公とその仲間達は、しかしジョシュの幼馴染で収監されていたスライド以外は元々が「ザ・タワー」の使用人ということもあり、盗みのノウハウなど最初から全く持ち合わせてもいないズブのド素人集団です。
それどころか、基本的なチームワークすらも皆無に近く、作戦を練っている段階から勝手に離反したり、作戦にない単独行動に出たりする人間が続出した挙句、互いにいがみ合いを始めたりする始末。
さらには、大事なフェラーリを叩き壊されたことに腹を立てたショウが、週末にはジョシュを告訴し、逮捕拘禁させる旨まで明言しており、入念な準備を行うための時間的余裕すらもないという状況だったりします。
そんな彼らの唯一の武器は、「ザ・タワー」の構造や警備体制などといった、元使用人であるが故に身についた経験と知識のみ。
あまりにも悲惨な条件から考えれば、成功するのがいっそ不思議なくらいの奪取作戦ではありましたが、しかしいざ計画が実行されると、決行日がちょうど感謝祭で「ザ・タワー」周辺がお祭り騒ぎになっていたことも手伝ってか、序盤は意外と順調に推移していたりします。
監視カメラが侵入者の姿をバッチリ捕らえているのに、肝心の警備員達は監視映像の方を見ることすらなく雑誌に夢中になる始末でしたし。
順調に行き過ぎて、逆に「これって警備体制の方に重大な問題があるのでは……」などと考えてしまったくらいです。
まあ、凶事が来るかどうかも分からず、そもそも何事もない平穏な日々が長く続いている状況下で、しかもお祭り騒ぎで世間が沸いている時期に、四六時中緊張感を保ち続ける方が無理な相談ではあるのかもしれませんが。

また、ジョシュ達はショウの隠し資金を探し出す過程で、序盤でジョシュが叩き壊したフェラーリの中から、ひとつの元帳を発見します。
それはショウがこれまで行ってきた不正取引の全記録を綴ったもので、それは証拠不十分で無罪になろうとしていたショウを有罪にするだけの動かぬ証拠でもありました。
そして物語終盤、ジョシュはその元帳を使ってFBIに交渉を持ちかけ、元帳を提供する代わりに自分達を無罪放免にしてくれと、一種の「司法取引」を申し出るんですよね。
しかも、ショウを証券詐欺で立件したいFBIはこれに応じて、計画の首謀者であるジョシュを除く全員を無罪放免にしてしまうんですよね(ジョシュは懲役2年)。
この辺りは「司法取引」が当たり前であるアメリカならではの光景ですね。
仮に日本で同じようなケースがあった場合、警察は当然のごとくそのような取引には応じることなく、計画の首謀者にも共犯者達にも刑法通りの重罰を裁判で求刑するでしょうし、また元帳は問答無用で接収された挙句、下手すればその証拠能力が裁判で認められない事態すらも充分に起こりえるのです。
元帳は合法的な手続きに基づいて入手した証拠物品ではないから裁判の場で提出することすら認められない、そういう話になってしまうわけです。
法理論的な観点だけから言えば、むしろ日本のような行政・司法のあり方こそが正しくはあるわけなのですが、現場は当然のことながら理論だけで動いているわけではありません。
日本のような(すくなくとも表面的には)コチコチの法理論最優先の行政・司法形態が望ましいのか、それともアメリカなどのようにある程度の柔軟性があるものが良いのかについては正直微妙な話ではありますね。
もっとも、司法取引が法制化・マニュアル化されていない日本では、警察が一種の誘導尋問を意図して「釈放」「この案件については不起訴にする」などを餌に司法取引モドキなことを容疑者相手にやらかした挙句、裁判の場で堂々と取引内容を覆して被告と新たな紛糾の種になる、といった事例も多々あったりするのですが。

コメディ俳優としての有名どころ2人が共演しているだけあって、作中ではしばしばコメディ的なやり取りがかわされる場面もあったりしますが、基本的には「オーシャンズ11」シリーズばりのシリアスな展開がメインですね。
「オーシャンズ11」シリーズのような「盗みの頭脳戦」が好きという方にはオススメできる作品ですね。

映画「日本列島 いきものたちの物語」感想

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映画「日本列島 いきものたちの物語」観に行ってきました。
カメラマン達の実に2年半にも及ぶ動物達の観察と記録を元に製作されたドキュメンタリー映画。

映画「日本列島 いきものたちの物語」の内容は、イギリスのBBCが製作し、日本では去年公開された映画「ライフ -いのちをつなぐ物語-」の日本国内限定版、といったところですね。
ただ、「ライフ -いのちをつなぐ物語-」が、世界各国に生息する様々な動物10数種類およびその特徴をひたすら紹介していく進行だったのに対し、今作では主要なスポットが当てられる動物は以下の6種に限定されます。

北海道 知床半島 ヒグマ(双子の兄弟)
北海道 釧路湿原 キタキツネ
北海道 襟裳岬  アザラシ
青森県 下北半島 ニホンザル(人を除く霊長類で世界最北端に生息)
兵庫県 六甲山地 イノシシ
鹿児島県 屋久島 ヤクシマザル(ニホンザルの亜種)

これら以外にも紹介されている動物や海洋生物は一応いることはいるのですが、それらの生物達は上記6種の動物紹介の幕間に、ほんの一場面を紹介される程度の内容しか紹介されていないんですよね。
メインはあくまで上記6種で、彼らは冬の終わり頃から翌年の春頃までの生態の様子が紹介されています。
子育て関係は「ライフ -いのちをつなぐ物語-」でも描かれた部分ですが、親から離れて独立していく過程は今作オリジナルですね。

見ていて対照的だったのは、台風に耐えられず死んでしまった自分の子供を、まるで生きているかのように毛繕いをし続けた挙句、死んだ子供の後を追うように死んでいった屋久島ヤクシマザルの母ザルと、子育て5ヶ月で子供に噛み付いて自分のところから叩き出した釧路湿原キタキツネの母キツネですね。
一見正反対に見える母親としての行動ですが、これはどちらも立派な母性本能の産物なのです。
単独で生きていくことが不可能な子供の時期は、もちろん親として子供を外敵から守り育てていく。
そして子供が一人前に育ち、自立できる時期になると、子供を自立させるために自分の子供をあえて攻撃し自分から引き離す。
どちらも、生き抜くために必要不可欠となる動物的な母性本能の為せる業であるわけです。
母キツネの元から追い出された子ギツネは、同じように追い出された異性のキツネを探して子作りを行い、産まれた子供に対してまた同じことを繰り返すわけですね。
キタキツネの子供追い出し行動は奇異なものに映るかもしれませんが、動物一般における母性本能としてはこちらの方が普通なのです。
むしろ、人間のように「子供が成長してもなお子供を保護し続けようとする心理」が母性本能に備わっているような生物の方が極めて稀だったりします。
これは、人間が他の動物に比べて子育ての期間を長く必要とすることが影響しているのでしょうね。
人やサルなどの霊長類系は寿命が長いこともあってか子育ての期間も長いのですが、キタキツネは一般的な寿命が5~6年で子育て期間5ヶ月、イノシシやヒグマなども子育て期間は半年程度と作中でも明示されていましたし。

今作は映画「ライフ -いのちをつなぐ物語-」と同じく、動物をドキュメンタリー的に見せるのがメインの作品なので、物語としての面白さやハリウッド系のような迫力ある演出などとは全く縁がありません。
動物がとにかく好きという方や、誰かに動物を見せたいという人には必見の価値もあるのでしょうが、一般受けする映画とはやはり言い難いですね。

国内SNSの大手「mixi」が2年連続の減益

国内SNSの大手「mixi」が2011年4-12月期決算を発表しました。
それによると、同社の4-12月期連結最終利益が前年同期より61.6%減少となり、通期最終利益も減益が確実視されているとのこと↓

http://megalodon.jp/2012-0203-2005-08/sankei.jp.msn.com/economy/news/120203/its12020315530001-n1.htm
>   ミクシィが3日発表した4-12月期決算は、連結最終利益が前年同期より61.6%少ない4億7400万円となり、2年続けて最終減益となった。
>
>  売上高も1.7%減の95億2900万円と減った。営業利益は13億8500万円とちょうど半減した。
>
>  売上高のうち88億円余を占めるソーシャルネット事業では、課金収入が26億円で40%増えたが、主力の広告収入が61億円で15%減収となったのが響いた。
>
>  今3月の通期最終利益は5-11億円の間と予想している。減益幅は20.4-63.8%となる。

ところが一方で、「mixi」と同様に国内SNSの大手「グリー」がこれまた同じく発表した2011年7-12月期決算では、前年同期の3倍にも達する営業利益を獲得しているのだそうです↓

http://megalodon.jp/2012-0203-2018-36/www.j-cast.com/2012/02/03121098.html
>  ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)大手のグリーが2012年2月2日に発表した11年7~12月期連結決算によると、営業利益が391億円となり、前年同期(単体決算で131億円)の実質約3倍になった。
>
>  「海賊コロンブス」「聖戦ケルベロス」など自社製のカードバトルゲームでヒットが相次いだほか、スクウェア・エニックス・ホールディングスやコナミなど他社が提供するゲームの利用も拡大した。ゲームを有利に進めるための「武器」など、アイテム課金収入の増加が業績を押し上げた。
>
>  また同社は、12年6月期通期の連結業績予想を上方修正し、営業利益が前期(311億円)の2倍超の800億~900億円となる見通し。従来の会社予想は600億~700億円だった。

コミュニケーションツールとしての用途をメインにしてきた「mixi」と、携帯ゲームおよびアイテム課金などを主力にしてきた「グリー」では、同じSNSサイトでも内容は大きく異なるのでしょうが、それにしてもSNSサイトとしてのmixiの凋落ぶりは悲惨の一言に尽きますねぇ。
かつては飛ぶ鳥を落とす勢いを誇っていたというのに。
「mixi」が2年連続の大幅減益となるまでに凋落した原因としては、実に色々なものが考えられます。

・早々にゲーム配信分野に進出したグリーやモバゲーと比較して、mixiが同分野に乗り遅れたこと。
・海外SNSであるTwitter・Facebookの台頭で客を取られたこと。
・足跡機能などのシステム改変やそれに伴う反対運動などのゴタゴタがユーザー離れを起こしたこと。
・出会い系や複数アカウントを厳しく規制した結果、ユーザーの新規参入までもが難しくなった上にSNSとしての魅力が著しく損なわれたこと。

私の場合、一応mixiを使ってはいるのですが、その用途は事実上「Twitterとの連携」と「ブログのRSS配信」に限定されていて、それ以上は今のところ発展の余地がないというのが実情だったりします。
まあこれについてはFacebookもそうなのですが(^^;;)。
ただでさえ「身内や知り合いだけで固まりやすい」傾向が強いmixiは、不特定多数への情報配信を目的にしている私にとっては使い勝手が悪いということもありますし、年を追うにつれてその傾向は改善どころか、むしろ悪化すらしている始末ですからねぇ(T_T)。

あっという間に有名になったかと思ったらあっという間に衰退した「mixi」の軌跡は、まさに「栄枯盛衰」という格言をリアルに体現する存在ですね(苦笑)。
できればmixiも、これまでとは違う何か別の「売り」を見つけて復活してもらいたいところではあるのですが……。

映画「ドットハック セカイの向こうに(3D版)」感想

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映画「ドットハック セカイの向こうに(3D版)」観に行ってきました。
2002年から始まり、マンガ・アニメ・ゲームその他多彩にメディアミックス展開されてきた「.hack(ドットハック)」シリーズの3Dアニメ映画。
当初、今作は私の映画観賞予定リストには含まれていなかったのですが、たまたま休みとなった2月1日がちょうど「映画の日」で映画料金が割安だったこともあり、急遽映画館へ足を運ぶことになりました。
3D版しか上映されていなかったので泣く泣く3D料金での観賞となりましたが、相変わらず2Dとどこら辺が異なるのかよく分からない映像で、その点については「何故こんなことに余計なカネを使わなければならないのか?」といつものことながら嘆かざるをえなかったですね(T_T)。

物語は2024年、何故か数匹のクジラとそれを取り囲んでいる数隻の船の様子が描かれている有明海の描写がひとしきり映し出された後、とある中学校で行われている学力テストの風景から始まります。
作中における2024年の学校では、机に固定されている?iPadの発展型のような端末を使って授業やテストが行われているらしく、また黒板もチョークで書き込むものではなく「黒板型電光掲示板」のようなシロモノに変えられています。
また、テストが終わったら後ろの席から解答用紙を集めていくのではなく、教師の端末に答案内容を送信するという形になっています。
ただ、この一見「未来」を感じさせるハイテクの数々にも問題がないわけではなく、テストの問題を解くのに難儀していたらしい今作の主人公・有城そらの席では、端末の調子が悪いのか教師の下へなかなかデータが送信されないといった不具合が発生したりもしていました。
ああいうのって意外に大きな問題になりそうな気もするのですが、それはさておき、テストが終わったクラスでは、冒頭に出てきた有明海に流れ着いたというクジラの話題で持ちきりになっていました。
ちなみにクジラの描写は、今後の物語で何らかの伏線として機能するのではないかと思ったのですが、結局序盤でクラスメイト達に話題を提供した以上の役割はありませんでした(T_T)。
話題となっている有明海が中学校からほど近いこともあり、友人達から一緒にクジラを観に行こうと誘われる有城そらですが、有城そらは迷った末にこれを断り、そのまま自宅への帰路に着きます。
その帰り道、有城そらは街の水路にあるベンチに座り込んでいる熱中しているクラスメイト・田中翔に出会います。
彼は「FMD」と呼ばれている特殊なメガネをかけ、携帯でも出来るオンラインゲーム「THE WORLD」に没頭していたのでした。

実は有城そらのクラスでは「THE WORLD」が流行しているらしく、「THE WORLD」をプレイしたことがないのは有城そらひとりだけという状況でした。
有城そらは頑固一徹の祖父の影響もあり、その手のゲームに全く近づこうとはしなかったのです。
他のクラスメイトとの会話でもしばしば「THE WORLD」の話が持ち出され、ひとり全くゲームをプレイしていない有城そらは、どこか話題から取り残されたような感覚を覚えるようになっていました。
幼馴染の岡野智彦および田中翔と一緒に福岡市の天神へ遊びに行った際も、「THE WORLD」絡みで新型「FMD」を購入するため家電ショップへ向かう友人達と途中で別れてしまうことに。
ところがその家電ショップで岡野智彦と田中翔は、ちょうど買い物を済ませて店から出てこうとする有城そらの祖父・有城武生を発見。
近くのマクドナルド?で問い詰めた結果、有城武生もまた「THE WORLD」にハマっていることを告白したのでした。
有城武生と出会ってすぐに再度合流するよう携帯で連絡を受けた有城そらもこの事実を知るところとなり、これが有城そらが「THE WORLD」の世界に踏み込むひとつの大きなきっかけとなります。
そんな中、ホームサーバー情報収集ロボ「まことさん」から「THE WORLD」のお試しが届いたという連絡を受け、さらに田中翔から「FMD」を貸してもらったことなども手伝い、有城そらは「THE WORLD」の世界へ足を踏み入れることになるのですが……。

この映画では、オンラインゲーム「THE WORLD」と、福岡県柳川市を主要舞台に物語が展開されます。
「THE WORLD」はあくまでも架空の存在ですが、作中に登場する現実世界の施設などは、現実にあるものがそのまま使われています。
たとえば、主人公達が通っている中学校のモデルは柳川市立柳城中学校で、体育館や校舎といった外観もそっくりに描写されています。
また、主人公達が福岡市の天神へ遊びに行く際に使用していた鉄道は、作中で走行している列車内にある電光掲示板に「福岡(天神)行き 次は花畑」と表示されていたことから、福岡市天神から福岡県南端の大牟田市までを結ぶ西鉄天神大牟田線であると簡単に特定できます。
福岡(天神)駅も花畑駅も共に西鉄天神大牟田線にある駅であり、特に西鉄久留米駅の南隣に位置する花畑駅は西鉄天神大牟田線にしか存在しないのですからね。
これが西鉄天神大牟田線の駅一覧↓

http://www.nishitetsu.co.jp/train/rosen/o.htm

さらに、天神で主人公達が街を歩いていた際に描写されていた大通りや建物などといった諸々の風景も、実際に天神で見られるそれをそのままベースにしていますし、作中に出てくる家電ショップでは、九州大手の家電量販店「ベスト電器」オリジナルの店内放送BGMが流れていたりします。
アレを聞いた時は、映画「ニューイヤーズ・イブ」および映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」で、「TOSHIBA」という実在の企業名がしばしば登場していた事例をついつい思い出してしまったものでした(苦笑)。
物語後半に登場する病院に至っては、そのものズバリ「長田病院」という固有名詞がデカデカと描写されていましたし、その外観もまた、福岡県柳川市に実在している長田病院そのものだったりします。

柳川市の内科専門病院:清和会長田病院(ながたびょういん)
http://www.seiwakai.info/nagata/index.html

公式サイトのプロダクションノートによれば、今作の映画制作者達は、作中に登場している店や施設のほとんどから実際に許可を取って描写していたのだそうです。
西鉄天神大牟田線と福岡天神は個人的に馴染み深いものだったこともあり、風景などはよく覚えているだけに「ああ、ここは見覚えがあるな、あそこら辺だろう」とあちこちで何度も感慨を抱いたものでした。
現地を知っている九州の人間としてそう感じるわけですから、その作りこみぶりは相当なまでに気合が入っているものなのではないかと。
ただ、肝心の柳川市はロクに行ったことがないので、柳川市のシンボルにして観光名所にもなっているはずの水路と川下りは、すぐには「柳川のことか!」と連想することができなかったのですが(^^;;)。
一応知識としては柳川にもそういう名所があることを知ってはいたのですけど、個人的に「川下り」と言ったら、一度も行ったことのない柳川の川下りよりも、過去に実際に乗ったことのある球磨川のそれの方が先に結びつくものだったりしますからねぇ(苦笑)。

九州ローカルネタ以外で印象に残ったことと言えば、2012年時点の水準から見ればとてつもなく高性能なのに、作中の基準的には2世代前の旧型らしいホームサーバーの「まことさん」の存在ですね。
IT絡みについては何も知らない主人公を完璧にサポートできる機能がある上に、主人公の命令や質問に対しても受け答えができるという高性能なAI機能が搭載されているときています。
今から僅か12年後でああいうのが一般化するというのはまさに夢のような世界ではありますね。
ただ、いずれはAI機能が実用化されるにしても、今から僅か12年で、それも一般家庭でも普通に購入できるというところまで発展できるのかと言われれば、かなり疑問と言わざるをえないところではあるのですが。
「ナイトライダー」シリーズを観ていた頃からああいうのは好きではあるのですけど、いつになったら作中のようなAI機能が一般的な商用実用化のレベルにまで到達するのかなぁ、と。

映画「ドットハック セカイの向こうに」は、良くも悪くも「オンラインゲームについて知っている人向けの内容」で構成されていますね。
一応主人公を「オンラインゲーム初心者」に設定した上で、何も知らない人間の視点からオンラインゲームにハマっていく過程を描いてはいますが、オンラインゲームのことを知らなかったり、偏見を抱いていたりする層に受けるような作品ではないのではないかと。
客層をかなり限定しそうなので、大ヒットは難しいと言わざるをえない映画ですね。

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