冠婚葬祭を避けたがる人達の本音
結婚しても結婚式を挙げないカップルが年々増えているのだそうです。
全国の主要8都市における結婚式の数は、2000年で9万件だったのに対し、2011年では5万件余にまで減っているのだとか。
http://megalodon.jp/2012-0223-2108-39/www.j-cast.com/2012/02/20121949.html?p=all
> 結婚しても結婚式を挙げないカップルが、年々増えている。その背景には、社会や経済の大きな変化があるようだ。
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> 「結婚式・披露宴ってやらないと後悔しますか?」「結婚式を挙げないのは非常識ですか?」…
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> 「お金をかける価値を感じない」
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> ネット上のQ&Aサイトでは、こんな質問が次々にアップされ、ちょっとした議論になっている。
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> それを反映するように、統計上でも、結婚式をしないカップルの割合が増えてきた。
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> 経産省の特定サービス産業動態統計調査によると、全国の主要8都市について、結婚式の件数は、調査を始めた2000年は、約9万件だった。それが、11年には、5万件余と半分近くになっている。結婚した数は、厚労省の人口動態統計によると、2000年の80万組から11年の67万組へと2割弱しか減っていないため、結婚しても式を挙げないカップルの割合が高くなっていることが分かる。
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> 全国における動向は、最新の2005年をみると、結婚が71万組あったのに対して結婚式は35万件と、半分に留まっている。最近は、さらにこの率が低下している可能性が高いようだ。
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> こうした「結婚式離れ」が起きているのは、一体なぜなのか。
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> 結婚情報サイト「エン・ウエディング」が11年4月に未婚の女性約900人に聞いたアンケート調査によると、式を挙げない理由について、「お金をかける価値を感じない」「あまり目立ったことをしたくないので」という答えが複数回答可で最も多い6割を占めた。そのほかは、「主賓という立場が気恥ずかしい」(4割)「いわゆる結婚式・披露宴が好きではないので」(3割)などの順だった。
実は私も、結婚については「婚姻届は必要だが、結婚式をする必要はない」というタイプの人間だったりします(^^;;)。
結婚式はとにかくカネがかかる上、主賓としても招かれる側としても人付き合い&儀式が面倒でならないし、そこまで多大な労力を「浪費」してまで結婚式などやることに一体何の意義があるのか、とは何度も自問せざるをえなかったところで。
また最近では、結婚だけでなく葬式についても「葬儀はカネがかかる」「儀式や準備が面倒」などの理由から、身内のみ集まり火葬だけを行う「直葬」という形態が多くなっています。
遺体の埋火葬は法律で義務づけられていますが、葬式は別に「何が何でも行わなければならない」と法文化されているわけではないのですからね。
結婚式や葬式におけるこのような傾向は、昔と比べて人付き合いが薄くなってきた世相を象徴する光景ではあるのでしょうが、案外、「余計な冠婚葬祭をしなくても良くなった」と喜んでいる人は多いのかもしれませんね。
冠婚葬祭は、当事者ではなく参加者のためにある儀式である、とはよく言われていることですし。
日本に比べて宗教の力が強い欧米その他の国々では、この手の冠婚葬祭についてどのような本音を抱いているのでしょうかね?
こちらも日本と同様に「そんなことをして何になる」と考える人自体は少なからずいるとは思うのですが……。