薬師寺シリーズ9巻の2012年3月15日時点執筆状況
https://twitter.com/wrightstaff/status/180176399456411648
<田中芳樹情報です。『薬師寺涼子の怪奇事件簿』新刊の原稿受け渡しがおこなわれました。あとひと息です。順調なら、今月中に脱稿できるかもしれません。>
これまた物凄く早い進展ですね。
去年の年末時点でわずか第一章が完了していただけという進捗状況だったことを考えれば、わずか3ヶ月で飛躍的に筆が進んだことを意味するわけですから。
まあ筆が早いのは良いことですし、最近は「病気&後遺症」を口実に筆が遅くなっていた感も多々ありましたから、これはこれで歓迎すべきことではあるのですけどね。
「髑髏城の花嫁」の脱稿から半年程も一体何をしていたんだとか、そんなに早く完成するなら最初からエンジンかけとけよとか、ツッコミどころは多々あるのですが。
ただ、仮に3月中に脱稿したとしても、出版社の対応が遅い昨今の事情から考えると、著書の刊行は早くても7月~8月といったところにならざるをえないのではないかと。
まあ脱稿すれば、すくなくとも薬師寺シリーズに田中芳樹がかかりきりになるという状況から解放され、次回作「タイタニア」の執筆をいよいよ開始することができるのですから、すくなくとも今回の場合は出版社の対応自体は二の次以下の問題でしかないのですが。
極端なことを言えば、出版社が田中芳樹の原稿を全部紛失して薬師寺シリーズが流産したとしても、田中芳樹サイドや出版社としては大事件であっても読者的には大した問題ではないのですしね(苦笑)。
いっそのこと、垣野内成美女史に原作の権利を全部移譲して続きを書いてもらった方が、読者のみならず薬師寺シリーズそのものにとっても幸せなのではないかとすら思いますし(爆)。
ところで今回の薬師寺シリーズ新刊では、サーベルタイガーが何らかの形で登場するらしいですね。
社長氏がこんなツイートと画像をアップしているようなのですが↓
https://twitter.com/adachi_hiro/status/180107098888216576
<田中さんが「今度の『薬師寺…』の資料に使うんだ。」と言って持ってきたサーベルタイガーの人形。わざわざ買ってきたらしい。 http://twitpic.com/8weyi5>
相も変わらず「オカルトに依存しながらオカルトを全否定する」という構図が繰り広げられることになりそうで(-_-;;)。
非常に不思議なことに、薬師寺シリーズにおける警察機構やマスメディアなどは、自分の目の前で超常現象が繰り広げられていてさえ、ただひたすらに「そんなことは科学的にありえない!」の一点張りだったりしますからねぇ(苦笑)。
薬師寺シリーズ4巻「クレオパトラの葬送」で、オカルトの存在がマスメディアによって世界的に報じられて以降でさえ、相変わらずの反応なのですから。
お前らの反応の方が科学的にありえないよ、と一体何度ツッコミを入れたことやら。
こういうバカな反応を何度も見せつけられると、田中芳樹はオカルト小説向きの人間ではないし、いっそミステリー小説でも書いていた方が却って良かったのではないかとすら思えてならないのですけどね。