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2012年05月04日の記事は以下のとおりです。

タイタニック2号?の建造計画発表

映画「タイタニック(3D版)」の上映にあやかってのものなのか、今年がタイタニック沈没からちょうど100年目の節目に当たるからなのかは知りませんが、何と「タイタニック2号」の建造計画が進められているみたいですね。
何かの冗談かとしか思えないところなのですが↓

http://www.afpbb.com/article/economy/2875417/8877814
> 【5月1日 AFP】オーストラリアの大富豪クライブ・パーマー(Clive Palmer)氏が4月30日、100年前に沈没した英豪華客船タイタニック(Titanic)号の21世紀版、「タイタニックⅡ(Titanic II)」を中国で建造する計画を発表した。初航海は初代の足跡をたどり、2016年末に英国からニューヨークへの航路を予定している。
>
>  鉱業で成功した実業家のパーマー氏は、すでに中国国営造船会社の長航重工金陵船廠(CSC Jinling Shipyard)に、初代タイタニック号とまったく同じ仕様でタイタニックⅡの建造を依頼したと語った。声明では「オリジナルのタイタニック号と隅々まで豪華さは同じで、しかし、もちろん21世紀の最先端のテクノロジーや最新のナビゲーション・システム、安全システムなどを搭載する」と述べている。また初航海の護衛役に中国海軍を招いたとも述べた。
>
>  豪華客船タイタニック号が北大西洋上で氷山に衝突し沈没したのは、100年前の1912年4月15日。当時、世界最大だった客船は、初航海で英サウサンプトン(Southampton)を出航し、米ニューヨークへ向かう途上だった。事故では1514人の命が失われた。
>
>  パーマー氏は今回、タイタニックⅡの建造にあたり自らの船会社を創設。タイタニック号を所有していた英海運企業ホワイトスターライン(White Star Line)にちなみ、「ブルースターライン(Blue Star Line)」と社名をつけた。
>
>  タイタニックⅡの仕様は、初代タイタニック号と同じく全長270メートル、高さ53メートル、重量4万トン。客室840室と9か所のデッキを備え、時代検証チームとの共同作業でデザインワークを進めている。図書館や高級レストランとともに、現代版ならではのスポーツジムやプールも設ける。また初代では石炭ボイラー室だった場所は、パーマー氏の地元、豪クイーンズランド(Queensland)州を紹介する展示室となる。
>
>  パーマー氏はオーストラリアで5番目の資産家とされ、その資産価値は50億豪ドル(約4120億円)以上と推計される。クイーンズランド州やウエスタンオーストラリア(Western Australia)州に広大な炭鉱や鉱山を所有しているほか、最近では観光業にも進出し、サンシャインコースト(Sunshine Coast)に高級リゾートを所有し、メディア産業への参入にも関心を示している。
>
>  金陵船廠はパーマー氏の他の客船も手がける予定。今回、パーマー氏がタイタニックⅡの建造を中国企業に依頼した背景には、自らが所有する鉱山から産出される石炭や鉄鉱石の主要な買い手である中国との関係を強化するとみられる。パーマー氏は
「中国は貨物船やコンテナ船の建造では定評があるが、豪華船では欧州が75%を占めているのに対し、中国は2~3%。中国の造船業はわれわれの支援を得て、客船の市場でも世界の上位に立つことを目指している」と語っている。(c)

空前の海難事故を引き起こした船の名前をそのまま採用することも驚きならば、処女航海で全く同じ航路を取る予定も、船の建造を中国で行うという発表も驚愕の一言に尽きます。
建造する前から沈没させる気満々なようにしか思えないのですが(苦笑)。
しかも、当の中国からすらこんな声が出てくる始末ですし↓

http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012050300765
>  【上海時事】オーストラリアの資産家クライブ・パーマー氏が先月30日、中国の造船会社に発注したと発表した豪華客船「タイタニック2号」に対し、中国国内で実現性を疑問視する見方が浮上している。世界一の造船大国になったとはいえ、中国の造船会社が豪華客船を建造した実績はなく、技術もないことを業界も認めているためだ。
>  3日付の中国紙・毎日経済新聞によると、造船業界団体、中国船舶工業協会の張広欽会長はこのほど、「豪華客船建造に求められる技術はとても高く、わが国にはまだ能力がない。大手企業でも技術を蓄積している段階だ」と明言した。(2012/05/03-18:24)

ただでさえ中国の製品には「安かろう悪かろう」のイメージが付き纏っているというのに、さらに肝心の造船実績と技術がこれではねぇ……。
中国では以前、進水式でいきなり沈没した船が笑いのネタになっていたこともありましたし↓

本当に「タイタニック2号」を造船する気なのか、完成したとして客はちゃんと乗るのか、そもそも安全性は大丈夫なのか、様々な理由で不安な部分が多々ある企画ではありますね。
何でもかんでも爆発する「チャイナボカンシリーズ」が勇名を轟かせている中国製だと、氷山が無くても洋上で突然爆発するとか、乗客満載の救命ボートが全て吹き飛ぶとか、身体を張ったお笑いネタが出てきそうなところが何とも言えないところで(笑)。

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