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2012年06月22日の記事は以下のとおりです。

九州新幹線による旅客流動の増大効果

熊本県がまとめた2011年度の各種公共交通機関の旅客流動によると、関西地方の旅客流動が2010年度比54%増の140万人となっており、中でもJR利用者数は前年度の3倍に増大しているとのこと↓

http://megalodon.jp/2012-0622-1941-27/kumanichi.com/news/local/main/20120621006.shtml
>  県は21日、2011年度にJR(新幹線)や航空機、高速バスなどを利用して県内へ出入りした人数(旅客流動)をまとめた。関西地方との旅客流動は140万人で、前年度比54%の増加。特にJR利用数は10年度の28万5千人から82万2千人と3倍に増えており、新幹線効果が表れた。
>
>  九州新幹線鹿児島ルートの開業効果を把握するのが目的。JR利用数は各新幹線駅の乗降客数をもとに、開業後に2回実施したアンケート結果などから推計した。
>
>  一方、関西と鹿児島県の旅客流動は168万人で前年度比33%増加。内訳では航空機の利用が53%を占めており、JR利用数は熊本を下回る63万9千人にとどまった。
>
>  ただ、
中国地方との旅客流動を比較すると、熊本県の43万2千人(前年度比162%増)に対し、鹿児島県は終着駅効果などもあり56万4千人(同407%増)。福岡県との旅客流動でも、高速バスが定着している熊本は前年度比28%増(402万4千人)にとどまったのに対し、鹿児島県は50%増(270万1千人)だった。
>
>  また、熊本県内の新幹線4駅で利用目的調査も実施。「出張」32・7%、「帰省」17・1%、「観光」13・1%で、その他は買い物や通学通勤、冠婚葬祭など多岐に渡った。
>
>  県交通政策課は「関西方面は県の交流人口拡大を図る戦略が功を奏した。新幹線の終着駅として強みがある鹿児島県と比べても善戦した」と話している。(福井一基)

2011年3月12日に全線開業した九州新幹線の効果が如実に表れていると言える結果ですね。
九州新幹線が全線開業するまでの熊本駅は、鹿児島本線という交通路の中間点という絶好の条件に恵まれているにもかかわらず、九州ブービー賞などという不名誉な地位を享受する羽目になっていたのですから(T_T)。
新幹線も含めたJR利用者数はやはり増大傾向にはあるようで、まずは何よりですね。
ただ、やはり近距離、特に福岡県との旅客流動では高速バスに押されて伸び悩み気味ではあるようで。
まあ、熊本と福岡の場合、新幹線では距離が近すぎる上に高速バスの方が利便性も高いのですから、当然予測される結果ではありましたが。
南の鹿児島だと、高速を走っても2~3時間近くかかるわけですから、新幹線の方が利便性が高い面もあるのですけど。

熊本駅自体の利便性の悪さを鑑みると、熊本駅は長距離の地域との連携を強化して観光戦略を前面に打ち出していった方が理に叶っているのではないかと思えてならないですね。

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