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2012年08月の記事は以下のとおりです。

ロンドンオリンピックにおける韓国サッカーチームの犯行声明

ロンドンオリンピックで何かとスキャンダルが持ち上がる韓国が、超弩級の犯行声明を繰り出してきたようですね。
何でも「韓日戦は理由を問わずどんな手段を使っても必ず勝たなければならない」のだそうで↓

http://megalodon.jp/2012-0808-1855-26/japanese.joins.com/article/120/157120.html?servcode=600§code=67
>  「韓日戦は理由不問で勝たなければならない!」
>
>  日本と3位決定戦を控えた韓国代表は悲壮だった。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる五輪サッカー代表チームは韓国時間8日に行われたロンドン五輪男子サッカー準決勝でブラジルに0対3で敗れた。韓国はこの日メキシコに1対3で逆転負けした日本と11日に銅メダルをめぐり3位決定戦を行う。
>
>  ブラジル戦が終わった後ミクストゾーンで会った選手たちは悲壮だった。ライバル日本戦には負けられないと声をそろえた。
日本に勝てば銅メダルと兵役免除という戦利品も確保できる。ゴールキーパーの李範永(イ・ボムヨン、釜山)は、「ほかでもない日本だ。日本に絶対負けてはいけない」と話した。具滋哲(ク・ジャチョル、アウクスブルク)も「あえてなにか言わなくてもどれだけ重要な試合なのかわかっている。日本に勝ちもしたし負けもした。覚悟は格別だ」と話した。奇誠庸(キ・ソンヨン、セルティック)も「ライバル戦と兵役優遇がプレッシャーであることは事実だ。精神的に強くならなければならない」と必勝を叫んだ。
>
>  現役・元Jリーガーも勝利に念を押した。最近セレッソ大阪から英カーディフシティに移籍した金甫ギョン(キム・ボギョン)は、「より大きな意志を持って臨み、当然勝たなければならない。セレッソでチームメートだった清武に気を付けなければならない」と話した。大宮アルディージャから中国・広州恒大に移籍した金英権(キム・ヨングォン)も「大宮の東は良い選手だ。だが、日本はブラジルや英国ほど強いチームではない。メンタルが弱い」と話した。
>
>  ジュビロ磐田の白星東(ペク・ソンドン)は、
「日本は短いパス中心の組織的なチームだ。韓日戦は理由を問わずどんな手段を使っても必ず勝たなければならない」と話した。京都サンガ所属鄭又栄(チョン・ウヨン)も「日本はボール占有率が高いが一発がない。韓国は組織力が強いだけに十分に勝算があるとみている」と話した。

韓国は元々「日帝36年」とやらで日本をやたらと敵視していますから、たとえサッカーの試合と言えど、負けようものならば国民からどんな目に遭わされるやら知れたものではありません。
その逆に、試合に勝ちさえすれば「国家の英雄」のごとき賞賛の嵐な上に兵役免除という特典まで得られ、なおかつこれがロンドンオリンピック最後の出場サッカー試合となれば、後先考えぬラフプレーや反則の嵐が吹き荒れるであろうことは確実です。
実際、今回のロンドンオリンピックでも,無気力試合をやらかし相手国共々失格となったバトミントン、ラフプレーが横行しまくった女子バスケットボール、明らかに審判を買収していたとしか思えない柔道など、韓国がスポーツルールやフェアプレー精神などかなぐり捨ててとにかく勝利に走る事例には事欠かないのですから。
日韓戦は2012年8月10日に行われるとのことですが、果たして何人の選手が五体満足で帰って来ることができるのでしょうかねぇ(-_-;;)。

格安航空会社(LCC)の戦略に見る「合理化」の弊害

格安航空会社(LCC)の航空機が本格的に日本の空を飛ぶようになりましたが、安い価格を売りにしているが故のトラブルが頻発していますね。
1回事故を起こすだけで連鎖反応的に遅れが生じたり何便も欠航になったりと、サービス開始早々、あまり幸先の良くないスタートを切っている始末です↓

http://megalodon.jp/2012-0807-2058-18/www.j-cast.com/2012/08/07142010.html?p=all
>  国内を拠点とする格安航空会社(LCC)3社が出そろい、本格的な日本の空の価格破壊が始まった。だが、最後発のエアアジア・ジャパンでは、「初便満席」という「ご祝儀相場」もなく、就航初日には搭乗率50%台の便も続出した。
>
>  最終便は予定よりも1時間以上遅れるなど、
「一度遅れると影響が長引く」というLCC特有の弱さも改めて明らかになった。
>
> 一度遅れが出ると後の折り返し便まで影響残る
>
>  エアアジア就航初日の最終便は1時間以上遅延した。「主に各便の搭乗時における人数確認に時間を要したため」だと説明している
>
>  
LCCが抱える問題のひとつが、「折り返し問題」。LCCでは1日に飛べる回数を増やすために、目的地に着いてから折り返すまでの時間は30分程度で、従来の航空会社よりも15分ほど短い。CAは短期間で機内清掃や乗客の搭乗案内をこなす必要があるが、一度遅れが出ると後の折り返し便まで芋づる式に影響が残ってしまう。
>
>  例えば、2012年8月1日に就航したエアアジアの路線では、同日初便の成田発新千歳行きは定刻の7時に出発できたものの、最終便の新千歳発成田行きが成田に到着したのは、定刻よりも1時間8分遅い21時18分。エアアジアでは、遅れの理由を、
>
> 「主に各便の搭乗時における人数確認に時間を要したため」
>
> と説明している。
>
>  この問題は、エアアジアと競合するジェットスター・ジャパンでも起こっている。同社就航初日の7月3日に、最終便の新千歳発成田行きが欠航を余儀なくされ。福岡や成田の折り返し作業で遅れが積み重なり、この飛行機が新千歳に着いたのが定刻より1時間22分遅れの21時32分。成田の運用が終わる23時までに着陸することが絶望的になり、欠航となった。
>
>  乗客の多くは、ジェットスターが手配したホテルに宿泊し、翌朝の臨時便で新千歳から成田に向かっている。この便は、7月12日にも同様の理由で欠航しており、構造的な問題だと言える。これを受け、ジェットスターでは7月23日から一部ダイヤを20分前倒す対策をしたが、それでも問題は解決せず、8月6日には成田と福岡を往復する計2便が同様の理由で欠航している。
>
> 1回のトラブルで何便も欠航が出る
>
>  もうひとつの問題が、機材手配の問題だ。大手航空会社であれば、仮に1機にトラブルが発生したとしても、別の飛行機を現場に向かわせて影響を少なくできる。ところが、
LCCでは少ない飛行機を使い回してコストを下げているため、1回のトラブルで大きな影響が出る。
>
>  例えばピーチでは3月28日、CAが長崎空港でドアの操作を誤り、脱出用の滑り台を作動させてしまった。LCCでは修理用備品の在庫を最小限に絞っているため、新品の滑り台を取り寄せるのに時間がかかり、3日間で計13便の欠航を余儀なくされた。
>
>  ジェットスターは、7月28日にはバードストライクが原因で1便が大幅に遅れ、2便が欠航している。
>
>  これらの問題について、エアアジア・ジャパンの岩片和行社長は、
>
> 「今持っている(2機の)機材を出来る限り有効に活用しながら、1日のうちの飛行時間を最大化してコストを下げるというのが基本的なLCCの考え方だ」
>
> として、予備機を導入する考えを否定。その上で、
>
> 「10機ぐらいに増えてくる間に余裕が出てくると思う。しばらくは申し訳ないが、限られた機材の中で運航していきたい」
>
> と理解を求めた。

LCCのような安値を売りにする商売では、元々から安全性や信頼性をある程度犠牲にすることで成り立っている面が多々あります。
しかし元来、世界的に見ても神経質過ぎるほどにスケジュール管理や納期にうるさく、しかも「水と安全はタダ」「そこにあるのが当然のもの」と大多数の国民が当然のように考えている感すらある日本で、果たして「スケジュールと安全性を犠牲にした、何の保証もない安値」というものを素直に認められる土壌があるものなのか、大いに疑問であると言わざるをえないところです。
牛丼屋のごとく、デフレスパイラルの象徴のごとく安値戦争を繰り広げているような市場ですら、客に対するサービスが当然のごとく求められ、クレームが飛ぶことも珍しくない日本で、安値と引き換えにサービスが削られることに寛容でいられる人はかなりの少数派であると言わざるをえないでしょう。
「たとえどんなに安くても、安全性や信頼性は付属して当たり前」
それが一般的な日本人の「世界的な非常識な常識」なのですから。
そんな風土を持つ日本の航空市場で、早くも問題を露呈しているLCCが、如何にその安値をアピールしたところで、果たして積極的に乗りたいと考える人がどれだけいるのだろうかと。
すくなくとも、ビジネス関係ではまるで使い物にならないでしょうし、大型連休の旅行などでも積極的に使いたいと考える人なんて果たしているのかどうか……。

LCCに限らず、昨今の日本の企業はどこもかしこも、効率と利益追求の観点から経営の合理化や価格破壊に奔走しています。
いや、企業どころか政府ですら、ここ10年ほどは「事業仕分け」だの「構造改革」だのといった美名の下、無駄を削除することに狂奔していますし、マスコミなどもそのような傾向に喝采を浴びせるような御時世ですらあります。
しかし、そのような「無駄を許さない」スタンスは、結果的にいざという時の臨機応変かつ柔軟な対応能力を犠牲にすることで成り立っているものなのではないでしょうか?
安価な航空運賃と引き換えに、点検やメンテナンスの時間と費用を犠牲にし、結果的に安全性や利便性に多大な問題が生じてしまっているLCCなどはまさにその典型ですが、同じような事例は他にも山ほどあります。
人件費節減の観点から深夜営業の際に店員をひとりしか配置しなかったことで、結果的に強盗の被害が多発した上、社会的非難を浴びて方針を転換せざるをえなくなった、大手牛丼屋チェーン店のすき屋。
「経営の合理化を図る」と称して、人件費の安い国に基盤を移したり、地方の工場を閉鎖したり、大量の人員のリストラに明け暮れたりする多数の企業群。
人を新規に雇用しない一方で、既存の社員にはサービス残業を強いるブラック企業。
そして、「無駄を無くす」という大義名分の下、将来貢献しえるであろう技術の研究開発費をごっそり削り取る「事業仕分け」その他諸々。
これらが、一方ではどれほどまでの犠牲を払い、中長期的な損失となって日本社会に跳ね返っているのかについては、誰もが知っているようで実は意外に知られていないのではないでしょうか?
頭では知っていても実感がわかない&他人事と考えている人なんて、かなりの数いそうではありますしねぇ。
実際、この手の経営合理化だの構造改革だのを賞賛する人々というのは、それによって自分が被害を被ることが全くない人間であることがほとんどだったりするのですから。
大手マスコミですらその例外でないことは、かつての自民党政権下で新聞の再販制度の撤廃や広告税の導入が行われようとした際、ヒステリックに反対した挙句に「何が何でも自民を潰す」と言わんばかりのネガティブキャンペーンが繰り広げられた過去の事例を見ても明らかなのですし。
所詮は他人事に過ぎないからこそ、当事者としての感情を排して「客観的に」改革を称揚できる一面もあるわけで。
自分が害を被ることがないのであれば、そりゃ経営合理化や構造改革ほどに面白くかつ利益になるエンターテイメントショーもまたとないのでしょうけどねぇ(苦笑)。

それにしても、昨今の日本で繰り広げられている経営合理化や構造改革などの実態を見て見ると、どうにも戦前の「贅沢は敵だ!」「欲しがりません勝つまでは」を連想せずにはいられないですね。
今後状況が良くなる見込みなどどこにもないのに、とにかく切り詰められるところは徹底的に切り詰めて社員(国民)に我慢を強い、さらに状況の悪化を招く、という悪循環に陥っている点が全く同じですし。
経営合理化や構造改革それ自体が悪いわけでは必ずしもなく、時と場合によってはむしろ必要不可欠とされることもあるでしょう。
しかし、不況な現状での経営合理化や構造改革は、「貧すれば鈍ずる」「貧乏が貧乏を招く」という悪循環に陥っているだけなのではないでしょうか?
身も蓋もない言い方をすれば、回復の見込みもなく余命幾許もない末期患者を、多額の費用と手間をかけて必死になって延命処置を行っているに等しい行為であるようにすら見えますし。
まあ延命処置に走っている組織的には、どんな犠牲を払おうとも延命措置を施さないわけにはいかないのでしょうけど。
合理化によって需要が減り、経営が悪化することで更なる合理化を迫られる、という悪循環な構図は、決して誰も幸福になどしないのではないのかと。
こんな悪循環を断つためには、個々人や企業ではなく、国単位の経済政策が求められるのではないかと思うのですが、今の民主党政権では論外もいいところですしねぇ(T_T)。

反原発な方々が持ち上げる韓国の電力事情

お隣の韓国で大規模停電発生の恐れがあるとのことです。
韓国では原発絡みで事故や不祥事が頻発し、ほとんどの原発が停止を余儀なくされているそうで、その悪影響が出てきた形です↓

http://megalodon.jp/2012-0806-2257-54/sankei.jp.msn.com/world/news/120806/kor12080613030002-n1.htm
>  韓国で6日午前、電力供給の余力が300万キロワット(能力全体の約4%)を一時下回り、大規模停電発生の恐れがあるとして、韓国電力や政府が急きょ節電を呼び掛けた。
>
>  供給余力が4%前後にまで下がったのは、昨年9月に各地で大規模停電が起きて以来。エアコンの使用で電力需要が増加、ソウルは6日、晴れで最高気温36度と予想されているため、午後にかけて電力供給の危機的な状況が続く可能性がある。
>
>  一方、
知識経済省は同日、夏場の電力供給力を高めるため、全電源喪失事故とその隠蔽が発覚し3月から運転を停止していた南部釜山郊外の古里原発1号機を再稼働させると発表した。同日午後にも運転を始める見通しだが、電力供給の開始時期は不明。同機の出力は59万キロワット弱で、フル稼働しても大幅な供給能力向上にはつながらないとみられる。(共同)

日本の反原発な方々は、日本の原発を罵る一方で韓国の原発を不自然なまでに持ち上げる傾向があります。
震災後、自社のデータセンターを韓国に移転させたソフトバンク社長・孫正義などは、まさにその典型ですね↓

http://megalodon.jp/2012-0806-2258-22/news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0621&f=national_0621_171.shtml
>  訪韓したソフトバンクの孫正義社長は20日、青瓦台(大統領府)を表敬訪問し、李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談した。孫社長は席上、「脱原発は日本の話。韓国は地震が多い日本とは明らかに異なる」とし、「安全に運営されている韓国の原発を高く評価している」と話した。複数の韓国メディアが報じた。
>
>  孫社長はグローバルグリーン成長サミットに出席するため訪韓。大統領府によると、孫社長は「(韓国とは異なり)日本が地震地帯が多い太平洋沿岸に原発を立てたことは大きなミス。予想外の危険が発生した時はなすすべがない」と指摘したという。
>
>  さらに、中国やインドのエネルギー需要が急増していることから、日本と韓国が再生可能エネルギー分野で協力し合えば大きな成果を得られると述べ、
「韓国は太陽光分野でサムスンとLGが、風力がヒュンダイがあり、韓国の勢いがあれば世界最強になれる」との考えを示した。
>
>  孫社長は、中国のゴビ砂漠で大規模な再生可能エネルギー団地を建設するプロジェクト「(Gobi Tech)」について説明。「このプロジェクトを成功するためには、政治指導者でありグローバルなビジネスリーダーである李大統領の協力が必要」と述べ、推進するよう提案した。
>
>  李大統領は、「韓国は化石燃料の比重を減らしながら原発の安全を強化し、再生可能エネルギーへの比重を高める必要がある」と述べ、エネルギー開発を積極的に進める考えを示した。(編集担当:新川悠)

その後1年近くも経って、孫正義は上記の報道の自身の発言が誤りであるとTwitter上で発言しています↓

https://twitter.com/masason/status/203715555348320256
<私の発言ではなく完全な誤報です。RT @Ka_______Makoto: 去年のこの話は何だ、ってみんな疑問に思ってます。 http://news.livedoor.com/article/detail/5651268/ … #ldnews>

ただそれにしても、「何故1年近くも経ってから訂正を?」という疑問は尽きないですね。
本当に発言内容が事実と異なるのであれば、報道されてすぐに訂正を入れるべきだったはずなのですし。
しかも当の孫正義は、電力事情が不安定で、しかも本質的には反日国家でもある韓国に、わざわざ自社のデータセンターを作り、なおかつそのデータセンターの運営を韓国企業に委ねていたりするわけです。
日本の顧客から預かっている大事なデータを韓国の運用に委ねている時点で信用がなりませんし、電力不足が深刻な韓国ではセキュリティやバックアップ面でも多大な不安が常に付き纏います。
そこに来てのこの「ブラックアウトの危機」では、孫正義が声高に唱える反原発の実態も知れようというものでしょう。

孫正義の件はマヌケな事例の典型のようなものですが、そもそも昨今どころか昔から行われ続けてきた日本の反原発運動の中で、中韓朝やロシア(旧ソ連)の原発や核開発に反対したケース自体が皆無に等しいのです。
それどころか、「韓国で原発事故が発生していた」というニュースすら、日本ではベタ記事か全く報道しないかという扱いでしたし。
韓国や中国の沿岸部で原発事故が発生すれば、対岸の日本もそれなりの被害を蒙りかねないのですけどね。
さらに遡れば、そもそも中国が行った大気中での核実験で飛散した放射能が少なからず日本にも降下していたという事実もロクに知られていませんし。
国によって態度が異なる「反原発」なんて、ためにする運動以外の何物でもないと思うのですけどね。

地元は意外と冷静?オスプレイの日本配備

MV-22オスプレイの日本配備について、相も変わらず「安全性に疑問がある」と反対運動のボルテージが上がっています。
しかし、オスプレイの搬入先である当の岩国市では、そこまで反対一色というわけではないようです↓

http://megalodon.jp/2012-0806-2211-02/sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120806/waf12080607010000-n1.htm
>  米海兵隊の垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」の米軍岩国基地(山口県岩国市)への陸揚げを7月22、23日、現地で取材した。それまでの報道は、各地で起こった墜落事故などを取り上げ、安全性を疑問視する記事がほとんど。陸揚げは「民意無視」だとするものが大半だった。ただ、ニュースで見る限り、オスプレイとは無関係とみられる団体のぼりや横断幕も見えていた。搬入を迎えた岩国の実態はどうなのか、気になっていた。
>
>  最初に取材したのは新岩国駅のタクシー運転手。
「不安といえば不安」としながらも「安保関係もあり陸揚げは仕方ない。尖閣諸島の問題もあるしね」と冷静な反応。前日までに「予習」していた内容と違い、とても新鮮に感じられた。
>
>  その後、約1100人(主催者発表)が参加した反対集会などを取材。「オスプレイは『未亡人製造機』」といった過激な言葉が飛び交うなど、搬入に反対するボルテージは最高潮になっていた。
>
>  そして23日の陸揚げ。混乱もなく粛々と行われたが、基地対岸には反対する各地の市民団体が駆けつけ、早朝からシュプレヒコールで力強く抗議。広島市から参加した男性は「オスプレイも日米同盟もいらない」と語気を強めた。
>
>  ところが、こうした「活動」の外では様相が違った。夜の岩国の街で話を聞いたところ、飲み会帰りという男子大学生は「実は関心がない」と打ち明けた。また、別の男子大学生は「怖いとは思うけど(米軍に)断れるわけがない」と話した。
>
>  2日間の取材だったが、岩国市民は決して反対一色ではないようだ。
「オスプレイの搬入や運用を不安を感じながらも見守っている」というのが岩国の実態ではないだろうか。
>
> (府警担当 細田裕也)

この手の市民運動の実態というのは、肝心の地元民がまるで参加することなく、余所から大挙してきた自称プロ市民な運動家達が勝手に盛り上がっているだけでしかないことがほとんどだったりするんですよね。
全国各地で繰り広げられてきた往年の環境保護運動や、昨今の原発再稼働反対運動などでも、そういう光景が普通に繰り返されてきたのですし。
沖縄などでは、米軍基地反対運動のために、ハンカチ程度の土地を購入して「地主」と称しゴネまくる「一坪反戦地主」なるものが跳梁跋扈していますが、この一坪反戦地主の大半が沖縄県外の人間とされています。
運動によって何かの目的を実現するのではなく、運動を続けることそれ自体が自己目的化した市民運動の末路とも言えるシロモノですが、オスプレイの反対運動の実態もこれに近いのではないかと。
まあオスプレイの反対運動は、背後に中国政府の意向があると囁かれていますし、反対派にしてみれば、安全性や騒音の問題など「反対運動のための体の良い道具」でしかないのでしょうけどね。
反対の理由など、今掲げているスローガンがなくなればまた作るだけの話でしかないわけで。

プロ市民達が現地・地元の意向を無視して傍迷惑な反対運動を繰り広げるこの構図、いい加減どうにかならないものなのでしょうかねぇ……。

映画「アナザー/Another」感想

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映画「アナザー/Another」観に行ってきました。
ベストセラー作家・綾辻行人の同名小説を実写映画化した学園ホラー作品。
映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」で真犯人役を演じた山崎賢人と、映画「HOME 愛しの座敷わらし」「スープ ~生まれ変わりの物語~」にも出演した橋本愛の2人が、今作の主演を担っています。
なお今作は、人間の首がワイヤーロープで切断される映像や、スプーンが眼球に突き刺さり頭を貫通するシーンなどといった「残虐な死」の描写が作中で展開されるため、PG-12指定されています。
ちなみに、私が映画館でホラー映画を観賞するのは、実は今作が初めてだったりします(^^;;)。
今週はこれといった映画観賞候補作が、今作以外何もなかったものでしてねぇ(-_-;;)。

物語の舞台は1998年。
父親の一時的な海外出張という期間限定で、地方都市である夜見山市の夜見山北中学校へ転校してきた今作の主人公・榊原恒一(さかきばらこういち)。
しかし4月26日、彼はクラスへの編入直前になって、自然気胸という病を患ってしまい、地元の病院への入院を余儀なくされてしまうのでした。
意識が朦朧とする中、彼は全く見覚えのない「左目に眼帯をつけている美少女」に導かれ、幼い頃に死んだ母親と出会う夢を見ることになります。
やがて夢から覚め、病院で1週間以上にわたる病院生活を送ることになった榊原恒一でしたが、病院の中を散歩している中、夢の中に出てきた「左目に眼帯をつけている美少女」を見かけることになります。
夢のこともあり、彼女を追った榊原恒一は、霊安室へと入っていく姿を目撃することになるのでした。

5月6日。
病院から退院し、元々転校予定だった夜見山北中学校3年3組のクラスへ編入することになった榊原恒一は、そこでまたしても「左目に眼帯をつけている美少女」と再会することになります。
しかし3年3組のクラスメイト達は、確実に存在するはずの彼女を、あたかも最初から存在しないものとして扱うという不可解な対応に終始していました。
それでも「左目に眼帯をつけている美少女」のことが気になる榊原恒一は、何とか彼女に接触しようと行動するのですが、何故かそれを止めにかかるクラスメイト達。
それでも何とか見崎鳴(みさきめい)という名前を突き止めることに成功した榊原恒一は、なおも接触を図ろうとするのですが、その光景を発見したひとりの女子生徒が悲鳴を上げます。
そしてその直後、彼女は偶発的な事故に巻き込まれ、首に致命傷を受けて死んでしまうのでした。
しゃがれた声で「あなたのせい」というメッセージを残して。
その現場に集まったクラスメイト達は、「ルールを破ったからだ」などという謎めいた言葉を呟き、死者となった女子生徒と同じように榊原恒一と見崎鳴を責め、さらには榊原恒一同様に「最初からいなかった」かのごとく扱われるようになるのでした。
榊原恒一は見崎鳴を問い質し、3年3組に纏わる謎の「現象」を知ることになるのですが……。

映画「アナザー/Another」では、次々と人が死んでいく「現象」が何故発生したのか、具体的な真相とその抜本的な解決策については全く何も語られていません。
作中で語られているのは、26年前の1972年に夜見山岬(よみやまみさき)というひとりの女子生徒の死後、当時の3年3組のクラスメイト達が彼女の死を受け入れず「生きている人」であるかのごとく振る舞った翌年から「現象」が始まった、という解説なのですが、本当にそれが原因なのかは全く不明です。
実際には全く別の理由があるにもかかわらず、当時者達が夜見山岬の件を「現象の原因」であると思い込んでいる可能性も否定できないところですし。
また作中では、榊原恒一と見崎鳴の旧校舎探索で、1983年当時の3年3組卒業生によるテープが発見されるのですが、それには「3年3組には死者がひとり紛れ込んでいる」「その死者を殺せばその死体は消滅し、それ以降は『現象』は収まる」という内容のメッセージが録音されていました。
これが、映画のキャッチフレーズにもなっている「死者は誰?」の本当の意味でもあるわけですね。
しかし「現象」が発動している最中は、当時者達の記憶どころか、過去の死者の記録なども全て改竄されてしまうため、新聞記事などの過去の記録を元に死者を探すことは全く不可能。
しかもその死者自身、「自分が死んでいる」という自覚は全くなく、見た目も記憶も普通の人間と何も違わないため、その特定どころか、実際に殺してみるまでは真偽を判定することすらもできないのです。
それどころか、下手にこのことが露見しようものならば、クラス全体が「死者探し」に狂奔した挙句、クラス内における凄惨な殺し合いが勃発する危険性すらあります。
実際、物語終盤では、部分的ながらもクラスメイト達が互いに猜疑し合い、殺し合いに狂奔する場面も見られたわけですし。
これでは真相が分かっても、普通であれば「バトルロワイヤル」のごとき虐殺が始まってしまい、却って事態を悪化させるだけでしかないですね。
ただ今回の場合、「人の死の色が見える」という特殊能力を左目に秘めている見崎鳴の活躍で、死者の存在が判明することになるわけですが。

ただこの「現象」、実は記憶&記録操作に抵触することのない形で意外と簡単に解消できてしまえるのではないか、とは思わなくもなかったですね。
非常に簡単な方法で、夜見山北中学校3年3組を名目だけの存在にしてしまい、誰もそのクラスに所属しないようにしてしまえば良いのです。
作中で発生している「現象」は、あくまでも夜見山北中学校3年3組に所属する(&していた?)生徒・教師およびその血縁者に対してのみ発動するものなのですから、その3年3組に所属する人間が誰もいなくなってしまえば、当然「現象」を止めることも簡単に行えるわけです。
作中の描写を見る限りでは、いくら人間の記憶や過去の記録を改竄するといっても「現象」の存在そのものまではさすがに隠蔽できていないようですから、学校関係者が「現象」の元を断つことは充分に可能でしょう。
何なら、3年3組として使われている教室そのものをも完全に閉鎖し、立ち入り自体を禁止してしまっても良いでしょうし。
第一、毎年毎年3年3組という特定のクラスで大量の死者が出るというのであれば、いくら表面的には偶発的なものに見えるにせよ、保護者も学校側も当然不安を覚えるようになるでしょうし、特に生徒の管理指導の責任が問われるであろう学校側がその手の対策を検討しても何ら不思議なことではないと思うのですが。
3年3組に死者が紛れ込むといっても、肝心の3年3組に誰もいなければ、その時点で死者の正体は簡単に露見するわけですし、当然「現象」も発動の停止を余儀なくされてしまうでしょう。
まあひょっとすると、「現象」が纏わる記憶&記録改竄の中には、この手の「3年3組そのものを根絶する」という発想をも封じ込める機能も備わっているのかもしれないのですが、「『現象』の存在を誰もが知っている時点で対策も打たれてしまうのではないか?」とは正直思えてならないのですけどね。
この手の「災いの元を根元から根絶する」的な対策を打たれないようにするためには、「現象」の存在そのものが3年3組の当事者達以外誰も知らない&他者に知らせることもできない、しかも卒業すると同時に全ての人間の記憶と記録媒体から「現象」および死者&死亡事故等の存在そのものが完全に抹消されてしまう、というところまでいかないと無理なわけですが、作中ではそこまで徹底されていませんでしたし。
「バトルロワイヤル」のごとき凄惨な殺し合いや、見崎鳴の特殊能力に依存するよりも、3年3組の存在そのものを有名無実化する方が非常に簡単な解決方法に見えてならない、と思うのは私だけなのでしょうか?
この辺り、原作ではきちんとした説明があるのでしょうかね?

映画自体は、学園ホラー要素以外にも、犯人探しのミステリーやサスペンス要素もあり、意外に見応えのあるものにはなっていると思います。

銀英伝外伝舞台版「輝く星 闇を裂いて」の公演決定

銀英伝舞台版公式サイトで、2012年8月3日から10日間公演されている「撃墜王編」に続く舞台が発表されました。
舞台のタイトルは「輝く星、闇を裂いて」。

銀英伝舞台版公式サイト
http://www.gineiden.jp/
「輝く星 闇を裂いて」公式ページ
http://www.gineiden.jp/kagayaku/

個人的には、次の舞台の発表は「撃墜王編」の舞台公演が終わった直後辺りになるのではないかと考えていたのですが、予想よりも早い発表で少々意表を突かれました(^^;;)。
ストーリー紹介を見る限りでは、原作の銀英伝外伝3巻をシェーンコップの視点から見たものになりそうですね。
キャストについては、「撃墜王編」と同一キャラクターについては「撃墜王編」と同じ人が担う、ということになりそうですが。
シェーンコップのキャストが「自由惑星同盟編」から変わっていたのは、この公演を行うためでもあったのでしょうね。
もっとも、キャストのスケジュール的な都合などの「大人の事情」から、「撃墜王編」のキャストをまた入れ替える、という可能性も否定できないところではあるのですが(-_-;;)。

この流れから考えると、また今年の10月か11月頃に今度は本編の第三章が発表される、という流れになるのでしょうか?
銀英伝本編の舞台も、すくなくとも「両雄の対決」というハイライトな部分を飾れるであろうバーミリオン星域会戦がある銀英伝5巻までは確実に進むつもりではあるでしょうし、これまでの傾向を見る限りでは来年の4月頃に第三章の公演が行われる可能性が高いのですから。
帝国編と自由惑星同盟編でそれぞれ「客寄せパンダ」的な役割を担っていた松坂桃李と河村隆一のダブルキャスト、というだけでも、集客力は充分に期待できるわけですし。
ただ、回廊の戦いやロイエンタールの叛乱、ラインハルトの崩御などまで公演されるのかどうかは、正直かなり微妙なところではあるのですけどね。
あの辺りのストーリーは、「そのまま舞台にして『絵』になるのか?」という疑問もありますし。
第四章以降は果たして公演されるのか、要注目ですね。

Facebookアクティブユーザーの8.7%が偽物と判明

アメリカ最大手のSNS「Facebook」のアクティブユーザー数の8.7%に偽物の可能性があることが、同社がアメリカ証券取引委員会に提出した年次報告書で明らかになりました。
なお、2012年6月時点におけるFacebookの全世界アクティブユーザー数は約9億5500万人、偽物の可能性が指摘されたユーザー数は約8300万人となります↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120803-00000024-zdn_n-inet
>   米Facebookは2012年6月時点のアクティブユーザー数を9億5500万人と数えているが、このうち約8.7%(約8300万人)は偽物の可能性がある――。Facebookが米証券取引委員会(SEC)に提出した7月31日付の年次報告書で明らかにした。
>
>  報告書によると、Facebookは月間アクティブユーザー数(MAU)をアクティブユーザー数として発表している。MAUは、1カ月の間にWebサイトあるいはモバイル端末経由でFacebookにログインしたか、サードパーティーのWebサイトで「いいね!」ボタンをクリックするといった操作を行ったユーザー数。
>
>  同社は報告書の「主要指標の制限事項」の項目で、
MAUの約4.8%は重複アカウント(1人のユーザーが複数のアカウントを登録している)、約2.4%は個人が企業や組織、ペットのアカウントとして作ったもの、約1.5%はスパムなど利用規約に違反する目的で作られたものである可能性があるとしている。
>
>  また、報告書では成長が鈍化していることを認めている。アクティブユーザーの増加と維持は同社の業績に大きな影響を持つが、今後ユーザー増加率は鈍化するとしている。
>
>  Facebookの株価は2日、初めて20ドルを割り込んだ。同社株は19ドル82セントまで下落し、20ドル4セントで引けた。同社は5月にNASDAQ市場に公募価格38ドルで上場した。

そりゃ、10億人にも届こうかというレベルの会員数がいれば、複数アカウント等の不正に走るユーザーもいるでしょう。
往時の日本の最大手SNS「mixi」なども、複数アカウント所持の防止に奔走しまくった挙句、会員登録の際に「携帯電話からの登録必須」などというハードルの高すぎる条件を付加して、結果的に自ら衰退のきっかけを作ってしまったくらいなのですし。
Facebookがどれだけ規約で不正なアカウント取得の禁止を謳い、抑止のための摘発に精を出そうとも、その規約の網の目を掻い潜る輩はどこにでもいる、という当たり前の事実が明示されただけのことでしかないわけで。
これをきっかけに、Facebookもまたmixiと同じく、アカウント取得の手順を厳格化する「衰退への道」を歩んでいくことになったりするのでしょうかねぇ。
まあ、ユーザー数10億人にも達しようとしている状態では、どの道これ以上のユーザー数増加は嫌でも鈍化せざるをえないところなのでしょうけど。

SNS系のサイトにとって、ユーザーアカウント数と不正アカウント取得の抑止は死活問題ではあるのでしょうね。
Twitterみたいに「複数アカウントの取得OK」などというルールを掲げているところは、かなり例外な部類に入るみたいですし。
飛ぶ鳥を落とす勢いで勢力を拡大し続けてきたFacebookも、株式上場以降の低迷ぶりで、いよいよ本格的な正念場を迎えることになりそうです。

銀英伝外伝舞台版「撃墜王編」の舞台公演が本日スタート

銀英伝外伝舞台版「撃墜王編」の舞台公演が、いよいよ本日から2012年8月12日までの10日間開催されます。

銀英伝外伝舞台版「撃墜王」公式ページ
http://www.gineiden.jp/gekitsui/

公式サイトの紹介を見る限りではオリビエ・ポプランが主人公となる今回の舞台は、銀英伝原作の1巻から外伝2巻辺りまでをカバーするストーリーとなるようですが、果たしてその出来は一体どんなものになるのでしょうかねぇ。
ラインハルト・キルヒアイス・シェーンコップの配役が本編と変わっていたりする辺り、少々不安な一面を覗かせてもいるのですが。
あと、銀英伝舞台版第二章の製作発表記者会見によれば、今回の上演の他にもうひとつ舞台が用意されているとのことでしたが、そちらは一体どうなるのでしょうかね?
今回の舞台が一通り上演し終わった後に発表、という流れにはなるのでしょうけど……。

以前から述べているように、私は地理的な事情から現地への観賞は無理ですので、DVD版が出てからの観賞ということになります。
……しかし、私が本番の銀英伝舞台を観賞できる日って果たして来るのだろうかと、自分でも少々暗澹たる気分になってしまう今日この頃(T_T)。
いつかは直に観に行きたいとは考えているのですけどねぇ……(-_-;;)。

インドの大規模停電と日本の「反原発」問題

インドで数億人単位が停電の被害に遭う事態が発生しています。
その原因は、中間層の増大による電力需要の増加および電力不足にあるとされています↓

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120730/asi12073017490001-n1.htm
>  【ニューデリー=岩田智雄】インド北部の送電系統で30日未明、トラブルが発生し、デリー首都圏など約3億人が居住する北・中・西部8州で大規模な停電が発生した。詳しい原因は不明だが、電力会社は、電力需要が発電能力をオーバーした可能性を指摘している。新興国インドで、インフラ整備が急速な経済成長に追いついていないという事情が背景にありそうだ。
>
>  トラブルは現地時間の午前2時半ごろ、ウッタルプラデシュ州アグラ付近で発生。ニューデリーでは、政府庁舎付近などを除くほとんどの地域で停電し、地下鉄6線全線が朝、ストップした。給水設備も停止するなど影響は市民生活全体に及んだ。政府は別の送電系統を使い、正午までに約6割が復旧した。
>
>  インドでは、電力不足のため、停電や断水は日常的に発生しており、国民の約4割は電力の恩恵を受けていないとされるが、これほどの大規模な停電が発生したのは約10年ぶりという。
>
>  
政府は電力不足の要因を、現在2億人以上いるとされる中間層の増大にあるとしている。2010年度の国民1人当たりの電力使用量は約820キロワット時と日本人の約10分の1だが、6年間で34%も増えた計算。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120731/asi12073120240000-n1.htm
>  インドの5カ所の主要送電系統のうち、北・東・東北部の3カ所で31日、トラブルが発生し、地元メディアによると、印全土29州のうち6億人以上が住む22州が停電に見舞われた。大規模停電は前日の北部の送電系統のトラブルによるものに続き2日連続で、被害は大幅に拡大。首都ニューデリー当局は「インドで過去最悪の事態」としている。ニューデリーでは再度、地下鉄全線がストップするなど市民生活に影響が出た。(ニューデリー 岩田智雄)

経済発展が著しいインドは、その一方で慢性的な電力不足に常に悩まされています。
インドの主要な電力供給は、石炭資源が豊富ということもあり石炭火力発電が担っているのですが、人口の増大と経済の発展は、その石炭火力ですら全く追いつかないほどの電力需要の増大をもたらしています。
経済が発展すれば、それに比例する形で電力を使用する層も増大の一途を辿るのは当然のことで、そのせいもあってか、インドは原発導入に最も前向きな国のひとつでもありました。
ところが福島第一原発の事故後、インドでも原発反対の運動が活発になり、また原発の製造メーカーに無限責任を課す原子力賠償責任法が成立したため、原発の推進が難しくなりました。
そんなことが続いた挙句、今回の超大規模停電事故が発生してしまったわけです。
インドでは自然エネルギーの活用も積極的に行われていますが、インドのごとく急激な経済発展と巨大な人口を抱え込む国では、自然エネルギーの導入程度では到底電力需要を賄いきれるものではありません。
これでインドでも、さすがに多少は原発の導入について前向きな世論に変わっていくのでしょうかねぇ。

インドの停電事故は、日本にとっても決して他人事ではありません。
東日本大震災および福島第一原発事故以来、電力の問題が話題に上がらない日はなく、毎日毎日「節電」が叫ばれる「空気」が蔓延しているのですから。
挙句の果てには、「たかが電気のために原発を稼働させるな」などというトンデモスローガンまで飛び出してくる始末。
しかし「たかが電気」と電力問題を舐めてかかった結果、インドのような停電事故を招来してしまうのでは本末転倒というものでしょう。
製造業などは、一瞬でも停電しようものならば製造ラインに甚大な被害と悪影響を蒙りかねないのですし、現状でも無理な節電を強いられているのが実情なのですが。
たとえ電力が足りていたとしても、電力製造コストが上昇して電気料金が値上げされるのでは、国民生活に負担がかかることに変わりはないでしょう。
代替案もなしに「原発は即時全廃しろ! ただし停電はさせるな!」では、御都合主義な無責任もいいところなのではないかと。

ところで、このような停電問題は、創竜伝7巻の作中でも描かれている箇所がありますね。
9月後半の東京で、夜間の気温ですら32.5度・湿度75%以上にも達する猛暑の中、大規模かつ人為的な停電と、それに連動した何者かに煽動された在日外国人の暴動が、東京全域で発生するという筋書きでした。
作中では、この大規模停電を奇貨として原発の増設と建設利権にあやかろうとする首相の思考が描かれたりしているのですが、今となってはその実現も甚だしく困難であると言わざるをえないでしょうね。
何しろ日本の自称プロ市民な反原発運動家の方々は、そういう事態に至った瞬間に反原発をかなぐり捨て「政府や電力会社は何をやっているんだ! この役立たずが!」的なことを堂々とのたまえる厚顔無恥さと無責任さを兼ね備えているのですから。
オウム心理教関連の事件や北朝鮮の拉致事件などでも、彼らはそのような才幹を如何なく発揮しているのですし。
何が何でも自分に対する責任追及を回避しようとするが故のその自己保身と、悪質クレーマーまがいの他罰主義の才覚「だけ」は、某エー●ッヒ・ヴァ○ンシュ○インのごとく、なかなかに非凡なものを持ち合わせていると言わざるをえないところでして(苦笑)。
こんな連中が正反対な方向に寝返っても、今度は正反対な方向で有害なだけでしかありませんし、自身の言動に責任を取らせるという観点から言っても、連中にその手の「反省・総括なき転向」を許すべきではないと思えてならないのですけどね。

シー・シェパード代表ポール・ワトソンのシーチキンなスタンス

ドイツで保釈中に国外へ逃亡したシー・シェパードの代表ポール・ワトソンが、逃亡先で声明を出し、今後も日本の調査捕鯨の妨害を継続する考えを表明しました。
しかしまあ、他国の当局から日本へ移送されるのを恐れて逃亡した割には、これまたずいぶんと威勢の良いことで↓

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120731/crm12073114400013-n1.htm
>  中米コスタリカ当局が出した危険航行容疑の逮捕状によりドイツで逮捕され、保釈中に出国した反捕鯨団体「シー・シェパード」代表のポール・ワトソン容疑者(61)は30日、同団体を通じて支援者向けの声明を発表、日本の調査捕鯨の妨害を継続する考えを表明した。
>
>  ワトソン容疑者は、出国したのは日本政府がドイツとの間で同容疑者引き渡しに向け交渉していることが分かったためだと説明。
「日本で拘束されれば二度と釈放されない」として、やむを得なかったと訴えた。
>
>  ドイツ政府についても「日本やコスタリカと共謀して私を拘束したのは明らかだ。強く失望した」と批判。「日本の密漁者たちはあらゆる手段で妨害をやめさせようとするだろうが、私は彼らの一歩先を行く」と述べた。(共同)

そもそも、日本はドイツやコスタリカとは逃亡犯罪人引き渡し条約を締結していないため、引き渡し要請には何ら強制力がなく、両国内でシー・シェパード関係者を取り調べることもできないのですが……。
ドイツやコスタリカ側が引き渡し要請を拒否すれば、日本はそれ以上何もできない状況にあるというのに、ポール・ワトソンは一体何をそんなに恐れているというのでしょうか?
しかも日本の法律というのは、殺人などの重犯罪を犯した人間に対してすらもやたらと「ぬるい」ところがあるのですし、シー・シェパードに対してすらも執行猶予か、下手すれば無罪判決が出てくる可能性も否定できないところなのですし。
実際、和歌山県太地町でイルカ搬送作業に従事していた男性に暴行を働いたとされるシー・シェパードの構成員に対して、和歌山地裁は「証言の信用性に疑問が残る」として無罪を言い渡し、補償金まで渡していたりしているわけなのですが↓

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120515/trl12051513250007-n1.htm
>  和歌山県太地町でイルカ搬送作業を監視中の会社員の胸を突いたとして、暴行の罪に問われ、無罪が確定した反捕鯨団体「シー・シェパード」関係者のオランダ国籍の男性(42)に対し、和歌山地裁は15日までに、刑事補償法に基づく補償金80万円を交付する決定をした。決定は4月5日付。
>
>  支給額は請求通りで、逮捕、勾留された2011年12月16日~2月17日までの64日間分の金額で、1日当たり刑事補償法で定められた上限の1万2500円。
>
>  男性は2月、和歌山地裁から「会社員の証言の信用性に疑問が残る」として無罪判決を受け、和歌山地検が「訴訟手続きが困難になった」と控訴を見送り、3月に無罪が確定した。

これほどまでにシー・シェパードに甘すぎる対応に終始している日本を相手に「日本で拘束されれば二度と釈放されない」などと怯えまくるポール・ワトソンって……。
第一、日本の調査捕鯨に対してあそこまで犯罪紛いの妨害行為を繰り返しているのですから、自分達が捕まった際の覚悟と責任くらい、当然持ち合わせて然るべきではないのかと。
これではシー・シェパードは、反捕鯨の立場からではなく「日本の対応がぬるくて暴力的パフォーマンスがやりやすいから」日本の調査捕鯨を妨害している、と自分から公言しているも同然ではありませんか。
欧米の反捕鯨支援者達は、こんなシー・シェパードのチキンぶりを目の当たりにしてさえ、まだシー・シェパードを支援するつもりなのでしょうか?
こんなカネと自己保身しか眼中にない「無能な働き者」連中に支援などしたところで、反捕鯨という活動自体に大きな傷がつくだけなのではないかと思えてならないのですけどねぇ(-_-;;)。

暴力的パフォーマンスしか能のない反捕鯨な連中が自滅するのは自業自得でしかありませんが、これまでやらかしてきた犯罪行為の数々の落とし前はきっちりとつけてもらいたいものです。

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