指桑罵槐な中国が繰り出す日本の駐中国大使襲撃事件
中国の北京で、丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が中国人と思しき人物に襲撃され、日の丸を奪われるという事件が発生し、物議を醸しています↓
http://megalodon.jp/2012-0828-1907-17/sankei.jp.msn.com/world/news/120827/chn12082721230002-n1.htm
> 【北京=川越一】北京の日本大使館によると、27日午後4時(日本時間同5時)過ぎ、北京市内の環状道路上で、丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が2台の車に強制的に停車させられ、中国人とみられる男にフロント部分に立ててあった日の丸を奪われた。丹羽大使にけがはなかった。
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> この事件を受け、日本大使館は中国外務省の羅照輝アジア局長に対し厳重に抗議し、再発防止と刑事事件として捜査するよう求めた。羅局長は「このような事件が発生したことは極めて遺憾である。中国政府としては事件の再発防止に全力を尽くしたい」と謝罪。法に基づいた対処を約束したという。
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> 沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をめぐって日中関係が悪化しており、中国国内では香港の活動家らによる尖閣諸島上陸以降、中国の領有権を訴える反日デモが各地で続発している。大都市での抗議行動は中国当局に押さえ込まれてきたが、今回の事件も尖閣問題に絡む抗議行動の一環である可能性が高い。
現在の駐中国大使である丹羽宇一郎は親中な人物として知られ、何かと言えば中国を持ちあげたり肩入れしたりする発言をやらかすことで知られています。
その親中ぶりは生半可なものではなく、東京都の尖閣購入の話が持ち上がれば断固反対を主張し、対中ODAの削減問題でも逆に増額を主張し、挙句の果てには「中国の属国になることこそが、日本が幸福かつ安全に生きる道です」などという持論まで開陳するといった筋金入りぶりを披露していたりします。
とても日本の国益を代弁する外交大使としての任には全くふさわしくない人物であり、それ故逆に中国にとってはこれ以上ない理想的な日本大使でもあるはずなのですが、今回、こともあろうにその親中な人物が中国人による襲撃の標的にされてしまったわけです。
中国人も、何と恩知らずかつ他人の「功」に報いることのない人種かと、ついつい思わずにはいられないですね(苦笑)。
丹羽宇一郎ほどの親中どころか隷中とすら評しえる人物ですら、中国人にとっては反日のシンボルでしかなく、己の利益のために襲撃することに躊躇すらしないときているのですから。
まあ、さすがに中国政府にとっても今回の襲撃は寝耳に水だったようで、日本に対し事件の真相究明と再発防止を約束したようなのですが、一方ではこんな事情もあるそうで↓
http://megalodon.jp/2012-0828-1908-05/sankei.jp.msn.com/world/news/120828/chn12082811200005-n1.htm
> 【北京=川越一】丹羽宇一郎駐中国大使の乗った公用車が中国人とみられる男に襲われ、日の丸を奪われた事件について、中国外務省は28日までに、国営新華社通信を通じて「真剣な捜査」を進めていることを強調した。沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題に絡んで反日感情が高まる中、“英雄”の摘発は当局批判に転化しかねず、捜査の行方は不透明だ。
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> 大使館側は、公用車の走行を妨害した2台の車のナンバーを控え、写真も撮影した。これらの情報はすでに北京市公安局に提出しているという。捜査機関が正常に機能していれば、偽造ナンバーでない限り、犯行に使用された車両の特定に時間はかからない。同局が器物損壊容疑などで捜査に着手したとの情報もある。
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> しかし、中国のインターネット上で襲撃の是非を問う簡易アンケートでは、回答者の約85%が「嘉悦」(うれしい)を選択。国民の「愛国主義」がさらに高まっている現状では、今秋の共産党大会を控え国内の安定を最優先させる指導部の意向が捜査の進展に影響を及ぼしかねない情勢だ。
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> 党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(英語版)は事件について、「襲撃は外交の助けにならない」「子供のような行為」と戒める姿勢をみせているが、一方では、「もし男が中国人だと確認されても、男が精神状態に異常をきたしていたかどうかは不透明」などとも主張。犯人の責任能力の有無を論じており、今後の曖昧な終結を暗示しているようにも映る。
こんな事情を鑑みると、日本大使を襲撃した中国人(と思しき人物)は、実は反日ではなく中国政府を窮地に追い込むことを目的に事件を起こした可能性もあるでしょうね。
自国に駐在する他国の大使の、それも公用車が襲撃されるという事実は、下手すれば戦争勃発の案件にもなりえます。駐在大使は現地における外交の窓口でもあり、その安全が侵害されるという事実は、その国に宣戦布告をしているも同然の状態です。
日本大使を公然と襲撃することで、日本をはじめとする諸外国から中国政府が非難を浴びさせると共に、それに対して日本に軟弱な(と見做されかねない)態度を取れば、今度は中国国内から「弱腰」「臆病者」的な非難を浴びせる、というパターンで、どちらに転んでも中国政府は政治的に追い込まれることになります。
反日活動が実は反政府活動のカモフラージュ手法の一環として行われている、というのは、真性の反日国家たる韓国はいざ知らず、指桑罵槐の風土がある中国ではよく行われている光景でもありますし。
案外、今回の事件で声高に中国政府に非難の声を上げることで何らかの利益が得られる中国人の中に襲撃犯がいる可能性もありえるのではないか、と思えてならないのですが。