民主党という沈没船から逃亡するネズミ達の避難先とその動向
民主党の離党者がついに100人を突破したそうです。
離党者自体は2012年末から既に頻出してはいましたが、野田佳彦こと野駄目カンタービレの衆議院解散が最後のトドメとなってしまったようで。
http://megalodon.jp/2012-1123-1238-27/sankei.jp.msn.com/politics/news/121123/stt12112311370001-n1.htm
> 衆院解散後も民主党の崩壊に歯止めがかからない。14日の野田佳彦首相の衆院解散表明以降、11人が党を離れ、気がつけば政権交代以降の離党者は102人と、ついに大台を突破した。衆参両院で423人いた国会議員は激減。しかも、離党者の行き先は保守系からリベラル系の政党までばらばらだ。ある意味、「寄せ集め集団」と言われた民主党らしい結末なのかもしれない。
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> 首相が14日に解散を明言して以降、閣僚経験者の小沢鋭仁元環境相が日本維新の会に、民主党躍進の象徴だった福田衣里子前衆院議員は脱原発が旗印の「みどりの風」に入党した。反増税の「減税日本」や「みんなの党」、最大のライバルでもある自民党に入る離党者もいる。
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> 振り返れば、首相の消費税増税方針を批判した小沢一郎元代表に近い衆院議員9人が昨年末に離党し、新党きづなを結党したのが民主崩壊の第一幕。7月には小沢氏を含む49人が「国民の生活が第一」を立ち上げるなど、離党者は昨年9月の野田政権発足以降に集中した。
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> 平成10年の結党時から「右から左までの寄り合い所帯」「理念なき選挙互助会」と揶揄されていた民主党。野党時代は「政権交代」という合い言葉で「大異」に目をつぶることもできたが、いざ政権を担当してみると、基本政策の違いが一気に表面化。党内の混乱は内閣支持率と政党支持率の低迷を招き、「選挙」の声が近づくとともに、政策の違いを理由に、生き残りを図る議員たちの脱走劇が相次いだ。
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> 憲法改正に消極的な民主党を批判し、自民党入りする長尾敬前衆院議員はブログでこう心情をつづった。
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> 「いつも孤独でした」
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> (内藤慎二)
ネズミが逃亡していく沈没船のごとき惨状を呈している、としか評しようがないですね、今の民主党は。
まあ、崩壊したところで今更惜しむ人間など圧倒的少数派でしかないでしょうし、むしろ大多数の国民は「早く消滅してくれ」とすら考えてもいることでしょうけど(苦笑)。
次回の衆議院選挙で、民主党には文字通り完全に消滅してもらいたいところなのですが、さてどうなることやら。
ただ問題なのは、民主党から逃亡していったネズミな議員達が他党へ入っていく結果、その他党自体が民主党的な性格を帯びる危険性があることですね。
元々民主党自体、旧社会党系の議員達を中心に構成されていて、旧社会党の悪行を隠蔽するための隠れ蓑的な存在と化している始末だったのですから。
民主党を離党する議員達も、その動機は文字通り「沈没船から離れる」的なものでしかなく、別に自分の思想信条が間違っていたと悔い改めたりするわけでもないのですからねぇ。
その弊害が一番激しくなるであろう政党は、やはり第三極として台頭し大量の民主党離反者を受け入れつつある日本維新の会なのではないかと。
あの政党って、基本理念すら全く異なる者同士の野合といい、維新八策に象徴される経済・社会政策の内容といい、どう見ても「第二民主党」と化しそうな気配が濃厚ですからねぇ。
たとえ将来的には有望な政党となる可能性があるにしても、現時点で政権を委ねるには何とも不安過ぎる存在です。
日本維新の会の真価は、その烏合の衆な集まりを如何にしてまとめるかにまずはかかっているでしょうし、支持をするのはその結果を見てからでも遅くはないのではないかと思えてならないのですが……。