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2013年01月08日の記事は以下のとおりです。

トヨタが自動運転システムを搭載した実験車を公開

トヨタ自動車が、自動運転システムを搭載した実験車をラスベガスのホテルで公開しました。
完全な無人走行を目指しているのではなく、信号や周囲の車&人を検知し自動で危険を回避することに主眼が置かれているとのこと↓

http://megalodon.jp/2013-0108-1950-50/sankei.jp.msn.com/economy/news/130108/biz13010808400007-n1.htm
>  トヨタ自動車は7日、自動運転システムを搭載した実験車をラスベガスのホテルで公開した。自動制御で衝突を防ぐことで、走行の安全性を高めるのが狙い。米IT大手グーグルなども同様の研究を進めており、開発競争が活発化しそうだ。
>
>  トヨタは高級車「レクサスLS」に、カメラやレーダー、衛星利用測位システム(GPS)などを搭載。車の周りの人や物体を感知したり、信号を認識したりして、安全な走行を支援する。実用化の時期は未定。
>
>  米国トヨタの幹部は「自動運転の安全技術で業界を新しい時代に導く」と述べた。
完全な無人運転を目指しているわけではないという。
>
>  国際家電見本市「インターナショナルCES」の開幕を前に、自動車関連技術として発表した。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディもCESで記者会見し、同様の技術を公表する見通し。(共同)

往年のアメリカTVドラマ「ナイトライダー」の世界よろしく完全無人の自動走行を目指すわけではない、というのは少々残念な話ではあるのですが、まあそちらについては技術よりもむしろ政治的に解決すべき問題が山積しているというのが実情なのでしょうね。
単純に考えても、自動走行時に事故が発生した際には誰が責任を負うのか、自動走行と手動走行の判別はどうするのか、保険はどのように適用されるのか、などといった事態を想定したガイドラインは必要不可欠なのですし。
また、クルマの完全無人自動走行は、当然のごとくバスやタクシーやトラックなどの運転手の雇用を奪ってしまうという社会問題を惹起させる懸念もあります。
事故の際の責任をメーカー側が全面的に負わなければならなくなるとすれば、自動走行というだけでクルマの車体価格が飛躍的に高くなる可能性もありえるでしょう。
手動走行しているクルマもあれば歩行者や自転車なども普通に走行している以上、公道上での事故の数を完全にゼロにすることは不可能でしょうし。
その点では、まずは安全走行面を固めることから始めるというのは、企業利益どこかリスクマネジメントの観点から言っても賢明な判断であると言えます。
技術的な問題解決と同時並行する形で法整備も急務となるでしょうね、完全無人自動走行の普及については。

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